ケミカルピーリングの効果とは?期待できる肌悩みと回数・頻度
ドラッグストアのピーリングジェルと、クリニックのケミカルピーリングは、名前は似ていても別のものです。市販品にできるのは、洗い流したり拭き取ったりして古い角質を落とすところまでです。クリニックのほうは、医師が肌を診たうえで、薬剤を使って角質をはがす治療になります。
そのぶん、繰り返すニキビや小さなシミ、小ジワには、ケミカルピーリングの効果が期待できます。一方で、ニキビ跡のへこみや肝斑はピーリングだけでは変わりにくく、ニキビでも2週間に1回ほどのペースで何回か通うのが前提です。
どの肌悩みにどこまで期待できるのか、何回・どのくらいの頻度で通うのかを整理しました。
ニキビや小さなシミが気になるかたへ
大阪・梅田でケミカルピーリングをご希望なら、梅田すずらんクリニックにご相談ください。
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ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングとは、肌に薬剤を塗って古い角質をはがし、新しい肌への入れ替わりを助ける治療です。ピーリングで落としていくのは、毛穴に詰まった角質や、肌の表面に残った古い角質。
医師が肌の状態を見て、薬剤の種類やはがす深さを決めるのが、医療機関で受けるピーリングです。薬剤にはグリコール酸やサリチル酸などがあり、深くはがすほど肌への負担も大きくなります。
梅田すずらんクリニックで使用するのは、角層だけに作用するとされるサリチル酸マクロゴールです。なお、別の薬剤を肌になじませながらマッサージするマッサージピールもピーリングの一種で、「マッサージピールの効果は肌から毛穴まで!」で紹介しています。
ケミカルピーリングの効果が期待できる肌悩み

ケミカルピーリングで効果が期待できるのは、次の肌悩みです。
- ニキビ
- 毛穴の黒ずみ
- くすみ
- 小さいシミ
- 小ジワ
ケミカルピーリングで古い角質をはがすと、毛穴に詰まった角質やニキビの芯が外に出て、シミのもとになるメラニンも角質と一緒に落ちていきます。
ニキビ
ケミカルピーリングは、白ニキビや黒ニキビだけでなく、炎症を起こした赤ニキビにも使われます。毛穴に詰まった角質を取り除き、新しいニキビができにくい肌に整えるのがねらいです。
国内で左右の頬を比べた試験でも、2種類の薬剤でニキビの数が減っています。
- グリコール酸:2週間ごとに5回の施術で、1回目のあとから減少
- サリチル酸マクロゴール:2週間ごとに6回の施術で、2か月後に減少
どちらの試験も、白ニキビや黒ニキビ、赤ニキビのいずれも減っていて、比べた相手は偽の薬を塗った側の頬です。
参考:グリコール酸のピーリングをニキビの患者26人の顔の半分ずつで比べた試験(Dermatologic Surgery・英語)
アダパレンや過酸化ベンゾイルなど保険がきく塗り薬で治りきらないときや、塗り薬が使えないときに、日本皮膚科学会のニキビのガイドライン(2023年)はピーリングをすすめています。
ニキビが治ったあとの赤みや茶色の跡に使われることもありますが、刺激で色が濃くなることもあるので、使うかどうかの判断は医師にまかせてください。
毛穴の黒ずみ
古い角質や皮脂が詰まって黒く見える毛穴の黒ずみも、ケミカルピーリングで変化が期待できます。浅いピーリングで角質が取れると、詰まっていた毛穴が通るようになるためです。
参考:日本皮膚科学会|皮膚科Q&A ケミカルピーリング Q4
毛穴の開きは皮脂の多さや肌のたるみなど原因がいくつかあるので、毛穴の種類によってはほかの施術との組み合わせも考えてみてください。
くすみ
肌がどんよりと暗く見えるくすみは、グリコール酸のピーリングなら4〜5回ほどで変わってくるとされています。
参考:日本皮膚科学会|皮膚科Q&A ケミカルピーリング Q5
乾燥や色素沈着など原因が重なっていることもあるので、何が原因なのかを診察で確かめてから始めてください。
小さいシミ
紫外線でできた小さなシミ(老人性色素斑)は、ケミカルピーリングで少しずつ薄くしていけます。ただ、変化が目に見えてくるまでには数か月から年単位かかり、ほかの治療との組み合わせが効果的です。
大きなシミは別の治療で考えることが多く、皮膚がんとまぎらわしいものもあるので、まずは医師に見てもらってください。
小ジワ
浅い小ジワには、ケミカルピーリングが向いています。ケミカルピーリングのガイドラインが対象を小ジワに絞っているのも、深く刻まれたシワには効果が認められていないからです。
たるみや深いシワが気になるときは、別の治療も視野に入れておきましょう。
ケミカルピーリングだけでは効果が出にくい肌悩み

ケミカルピーリングのガイドラインでも、次の3つは現時点ではすすめられていません。ピーリングだけで変えようとせず、ほかの治療との組み合わせや別の治療も考えてみてください。
ニキビ跡のへこみ
ニキビ跡の種類のうち、クレーターのようにへこんだ跡は、ピーリングを続けてもなかなか埋まりません。針を使う治療や高周波の機器など、別の治療を検討することになるでしょう。
ケミカルピーリングでニキビ跡がどこまで薄くなるかは、跡の型によって違います。
肝斑
肝斑は紫外線や女性ホルモンの影響で悪化しやすく、ピーリングの薬剤も今のところどれもすすめられていないため、ピーリングだけで治すのは難しいです。肝斑の治療法は「シミ取りレーザーで肝斑(かんぱん)は治療できる?」で取り上げています。
そばかす
そばかすは、ピーリングで薄くしても紫外線を浴びるとまた出てくるので、日焼け止めを毎日欠かさないでください。
ケミカルピーリングの効果はいつから

変化を感じる時期は、肌悩みによって違います。
- ニキビ:早ければ1回目の施術のあとから
- くすみ:4〜5回ほど
- シミ:数か月から年単位
肌の手触りや化粧ノリは早い段階で変わったと感じる人もいますが、ニキビやシミの変化は、上の時期まで様子を見てから判断してください。
施術のあとの赤みや乾燥は、たいてい2〜3日でおさまります。ケミカルピーリングのダウンタイムの日ごとの経過を知っておけば、施術の日も決めやすいはずです。
効果がどのくらい続くかは、はっきりした目安が示されていません。
ケミカルピーリングの回数と頻度

ケミカルピーリングの回数を決めるのは、どの肌悩みを、どこまで変えたいかです。
1回だけの効果
1回でも変化が出ることはあります。ただ、1回目のあとからニキビが減りはじめた試験でも施術は2週間ごとに5回まで続けていたので、1回で区切らずに続けてください。
肌悩みごとの回数
日本皮膚科学会の一般向けQ&Aでは、グリコール酸のピーリングを続けると、中くらいのニキビなら平均6回、重いニキビなら平均10回ほどのあとに、新しくできるニキビがぐっと減ってくると紹介されています。くすみは同じグリコール酸で4〜5回ほど、シミだと数か月から年単位の期間を見ておいてください。
当院で使うサリチル酸マクロゴールでは回数が違うこともあるので、何回通うかは診察で相談して決めましょう。
施術の頻度
はじめは2週間に1回ほどのペースで、続けるうちに間隔をあけていくのが一般的です。当院でも、ピーリング同士は2週間あけています。
早く変えたくて間隔を詰めると、ケミカルピーリングのデメリットとして挙げられる乾燥や赤みにつながるので、焦らず続けてください。
ケミカルピーリングの効果を感じにくい理由

変化を感じにくいときは、次の理由が考えられます。
| 感じにくい理由 | 見直したいこと |
|---|---|
| 判断が早い | シミは数か月以上かけて見る |
| ピーリングだけでは変わりにくい肌悩み | へこみ・肝斑・そばかすはほかの治療も考える |
| 回数が足りない | 1回で決めずに続けて受ける |
| 紫外線対策が足りない | 日焼け止めを毎日使う |
それでも変化が見えないなら、回数を増やす前に医師に相談してください。見直し方は「ケミカルピーリングの効果がないと感じたときはどうする?」でも紹介しています。
ケミカルピーリングの副作用

ケミカルピーリングは薬剤で角質をはがすため、肌に刺激や反応が出ることがあります。ケミカルピーリングを受ける前に、よく出る反応と施術後のケア、受けられない人を確かめておきましょう。
よく出る肌の反応
施術中はピリピリとした刺激を感じる人がほとんどで、施術のあとには赤みや乾燥が出ることもあります。当院が案内している副作用は、赤みや熱感、乾燥、かゆみ、水ぶくれ、むくみ、ニキビです。
まれに色素沈着や傷あと、口唇ヘルペスの再発が起きることもあるので、気になる変化があれば早めに医師に伝えてください。
施術後のケア
施術のあとの肌は角質が薄くなり、乾きやすい状態です。日焼け止めに加えて、保湿も毎日欠かさないでください。
メイクは翌日から、入浴は当日からできます。前日の顔剃りやパック、スクラブ洗顔は、薬剤が必要以上に深く届く原因になるので控えましょう。
受けられない人
当院では、妊娠中や妊娠の可能性がある人、授乳中の人は施術を受けられません。サリチル酸やアスピリンのアレルギーがある人、脂漏性皮膚炎の人、施術する部分に傷や細菌・真菌の感染、ヘルペスがある人も同じです。
日焼けを避けられない人やケロイド体質の人も、ピーリングを受ける前に医師に相談してください。
ケミカルピーリングの効果でよくある質問
市販のピーリングとは何が違いますか?
いちばんの違いは、医師が肌を見て薬剤とはがす深さを決めるかどうかです。化粧品は法律で作用がおだやかなものに限られ、化粧品業界の広告の基準でも、ケミカルピーリングという言葉は使えません。
ニキビの塗り薬を使っていても受けられますか?
受けられますが、ベピオやデュアック、ディフェリン、エピデュオは施術の1週間前から休んでください。自分の判断でやめず、処方した医師にもピーリングを受ける予定を伝えておきましょう。
背中にも受けられますか?
はい。当院では顔のほかに首や背中、お尻にも対応していて、体にできたニキビにも使われます。
ほかの施術と同じ日に受けられますか?
組み合わせしだいです。当院では、エレクトロポレーションやハイドラフェイシャル、医療ハイフ、注入治療なら同じ日に受けられ、レーザーや光治療、顔の脱毛は日をあけます。
保険はききますか?
ケミカルピーリングは保険の対象外です。当院も自由診療だけを行っています。
まとめ
この記事では、ケミカルピーリングに期待できる効果や、効果があらわれるまでの期間、施術回数と頻度について解説しました。施術を検討する際は、次の点を押さえておきましょう。
- ニキビや毛穴の黒ずみ、くすみ、小さいシミ、小ジワの改善に用いられる
- ニキビは塗り薬などの治療で足りないときにも検討される
- ニキビ跡のへこみや肝斑、そばかすはピーリングだけでは改善しにくい
ケミカルピーリングは市販のピーリングとは法律上の位置づけも異なり、医師が肌を見て薬剤やはがす深さを決めます。期待する効果が得られるかは肌の状態によっても変わるため、自分に合った施術かどうかを診察で確認しましょう。
大阪・梅田でケミカルピーリングを検討しているかたは、梅田すずらんクリニックへご相談ください。
