ケミカルピーリング|美容コラム

2024年3月22日更新日:2024年4月12日

ケミカルピーリングのデメリットとは?必要な対策やトラブルを防ぐ方法も解説

ケミカルピーリング デメリット

ケミカルピーリングは、肌の古い角質を取り除くことでニキビやニキビ跡、毛穴開きなど、さまざまな肌トラブルを改善に導く施術です。ケミカルピーリングを受けるかどうか検討しているものの、デメリットはあるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、ケミカルピーリングのデメリットや必要な対策、トラブルを防ぐ方法などについて詳しく解説します。ケミカルピーリングが自分に合うかどうかを見極めるために、メリットだけではなくデメリットも確認しておきましょう。

ケミカルピーリングのデメリット

ケミカルピーリング デメリット

ケミカルピーリングには、次のデメリットがあります。

  • 薬液の刺激による痛みが出ることがある
  • 肌のバリア機能が一時的に低下する
  • 施術後に乾燥や赤みなどが起きる
  • 複数回の施術が必要なことが多い
  • 過度に施術を受けると敏感肌になるリスクがある

詳しくは後述しますが、いずれのデメリットも適切な対策によって解消できます。デメリットが多いからといって、ケミカルピーリングが自分に合わないと判断するのではなく、対策方法も確認したうえで判断しましょう。

それでは、ケミカルピーリングのデメリットについて、詳しく解説します。

薬液の刺激による痛みが出ることがある

ケミカルピーリングでは、古い角質を溶かす作用がある薬剤を使用します。使用する薬剤は肌への刺激に配慮したものですが、それでも皮膚に少なからずダメージが及ぶため、ピリピリとした痛みを感じることがあります。

しかしながら、痛みの程度は我慢できる程度で済むことが多いため、「ケミカルピーリングは痛い施術」とは言い切れません。

ただし、痛みの程度は使用する薬剤の種類や濃度、肌の状態、そのほかさまざまな要因によって決まります。痛みが苦手な方、痛みを感じやすい方は、ケミカルピーリングがどの程度の痛みなのか、カウンセリング時に詳しい話を聞くことが大切です。

なお、ケミカルピーリングの痛みが起きるのは施術中のみで、施術が終われば痛みは消失します。ただし、後述する肌のバリア機能が一時的に低下することにより、多少の痛みが生じる場合があります。

肌のバリア機能が一時的に低下する

ケミカルピーリングは、肌を守る角質層を取り除く施術のため、施術後は肌のバリア機能が一時的に低下します。

古い角質であっても、取り除けばバリア機能は低下するため、これは仕方のない反応です。肌のバリア機能が低下すると、空気の乾燥・摩擦・紫外線・アレルゲンなど、さまざまな影響を受けやすくなります。

そのため、日焼けしやすくなったり、アレルギー症状が現れやすくなったりする可能性があります。肌トラブルを防ぎたい時期を避けて、ケミカルピーリングの施術スケジュールを決めることが大切です。

施術後に乾燥や赤みなどが起きる

ケミカルピーリングの施術後は、肌のバリア機能が一時的に低下し、乾燥や赤みなどが起こりやすくなります。肌が乾燥するとキメが乱れて粉を吹く状態になったり、皮脂の分泌が増加してニキビができやすくなったりします。

特に、ケミカルピーリングの施術によって肌の状態が大きく変化する初回~2回目に、ニキビをはじめとするトラブルが起こりやすい傾向があります。

ただし、このような反応は一時的なうえに、回数を重ねることでトラブルの程度も小さくなっていくため、安易に施術を途中で辞めないことが重要です。

複数回の施術が必要なことが多い

ケミカルピーリングの効果を実感できるようになるまでには、複数回の施術が必要です。2週間以上の間隔を開けると、次回の施術を受けることができます。

必要な施術回数は、治療の目的や肌の状態、体質などさまざまな要因によって決まるため、医師の診察を受けたうえで大体の回数を想定することになります。

施術回数が多くなれば、それだけスケジュールの調整やダウンタイム中のケアなどが必要になるため、忙しい方や人と会うことが多い方にとっては、デメリットといえるかもしれません。

過度に施術を受けると敏感肌になるリスクがある

ケミカルピーリングは角質を剥がす作用があるため、過度に施術を受けると肌のバリア機能が低下して、敏感肌になるおそれがあります。例えば、1週間ごとにケミカルピーリングを受けたり、自宅でのピーリングを併用したりすると、肌に過度な負担がかかります。

自宅でのピーリングはマイルドな薬剤を使用するものの、角質に作用することで肌に少なからず負担がかかるため、ケミカルピーリングとの併用は避けた方がよいでしょう。

ケミカルピーリングのデメリットの対策方法

ケミカルピーリング デメリット

ケミカルピーリングのデメリットは、次の対策によって影響を抑えることができます。

  • 施術後は十分に保湿する
  • 施術後は紫外線対策を徹底する
  • 痛みや施術回数について情報を入手しておく
  • 自身に必要な回数だけ施術を受ける

それぞれの対策方法について、詳しく見ていきましょう。

施術後は十分に保湿する

施術後は、肌が乾燥しがちな状態になるため、十分な保湿ケアが必要です。自分の肌質に合った保湿剤や乳液を使い、肌に潤いを与えましょう。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれた化粧水や乳液を使用すると効果的です。

また、施術後に以前使っていた化粧品が肌に合わなくなることがあるため、もし赤みやかゆみなどが現れた場合は、化粧品の使用を中断して肌の状態を落ち着かせましょう。

施術後は紫外線対策を徹底する

ケミカルピーリングの施術によって肌が乾燥しがちな状態になると、肌のバリア機能の低下のために紫外線の影響を受けやすくなります。

日焼け止めを塗布して肌を保護するだけではなく、帽子や日傘などを利用して日光をなるべく避けることが大切です。特に、屋外にいる時間が長い場合は、より一層の紫外線対策が必要です。

日焼け止めは汗で流れ落ちるため、2~3時間おきに塗り直しましょう。

痛みや施術回数について情報を入手しておく

痛みや複数回の施術が必要なことをデメリットに感じる場合は、事前に痛みや施術回数に関する情報を入手しておくことが重要です。施術時にどの程度の痛みが伴うか、また施術回数や期間はどれくらいかなどを確認しておくと、心の準備ができます。

また、心にゆとりを持てるスケジュールで施術日を決めることも大切です。施術後に疲れを感じたり、特別なケアが必要になったりする場合に備えて、施術直後に重要な予定を入れないことをおすすめします。

自分に必要な回数だけ施術を受ける

ケミカルピーリングを過度に受けることによるリスクを避けるために、施術頻度と回数について医師の指示に従うことが大切です。適切な施術回数は、肌の状態や施術の種類によって異なるため、まずは医師に相談する必要があります。

また、2回目以降の施術では、施術日の肌の状態によっては延期したり、他の美容施術に切り替えたりすることも検討しましょう。

ケミカルピーリングが向いていない人

ケミカルピーリング デメリット

ここまで解説したデメリットを踏まえると、ケミカルピーリングは以下の人には向いていません。

  • ダウンタイムをまったく取ることができない人
  • 日焼けをしている・する予定がある人
  • 重度の乾燥肌・敏感肌の人
  • アレルギー体質の人

ケミカルピーリングが向いていない理由について、詳しく見ていきましょう。

ダウンタイムをまったく取ることができない人

ケミカルピーリングはダウンタイムがほとんどないものの、赤みや痛みなどが現れる場合があります。また、かさぶたができたときは、回復に1~2週間程度かかります。一切のダウンタイムを取ることができない人には、ケミカルピーリングは向いていないでしょう。

ただ、ヒアルロン酸注射やボトックス注射などと同じく、美容施術の中ではダウンタイムは短い部類のため、本当にケミカルピーリングは避けるべきか、慎重に検討することが大切です。

「ケミカルピーリングのダウンタイム」についてもご覧ください。

日焼けをしている・する予定がある人

ケミカルピーリングは、日焼けをしている、または日焼けをする予定がある人には向いていません。日焼けをしている場合、肌が既にダメージを受けており、ケミカルピーリングによってさらなる刺激を受けると、肌トラブルや色素沈着のリスクが高まります。

夏の海や山などへ日常的に行く習慣がある人は、肌が十分に回復する前に施術を受けることになります。その結果、肌が過剰な刺激を受けてしまうため、ケミカルピーリングは避けた方がよいでしょう。

重度の乾燥肌・敏感肌の人

ケミカルピーリングは、重度の乾燥肌や敏感肌の人には向いていません。肌のバリア機能が低い状態のため、ケミカルピーリングによってさらなる刺激を受けることで、肌トラブルを引き起こす可能性が高まります。

したがって、重度の乾燥肌や敏感肌の人は、ケミカルピーリングを控えるか、別の肌治療で状態を整えることが先決です。

アレルギー体質の人

アレルギー体質の人が、ケミカルピーリングを受けること自体がNGというわけではありません。使用するサリチル酸に対するアレルギーを持っている人は、ケミカルピーリングを受けるとアレルギー反応が起こる可能性があります。

また、アスピリンアレルギーを持っている場合もサリチル酸でアレルギー症状が起きる可能性があるため、ケミカルピーリングは受けることができません。

アレルギー体質の人は、事前に医師と相談し、自分のアレルギーに関する情報を伝えることが大切です。

ケミカルピーリングを受けられない人

ケミカルピーリングは、次の人は受けることができません。

  • 妊娠中・妊娠の可能性のある方・授乳中の方
  • サリチル酸にアレルギーがある方
  • アスピリンアレルギーの方
  • 脂漏性皮膚炎の方
  • 皮膚に傷がある方
  • 皮膚に細菌・真菌感染のある方
  • ヘルペスウイルス感染中の方
  • 妊娠中・ 妊娠の可能性のある方・授乳中の方

皮膚の傷・感染症・アレルギー・妊娠中・授乳中の方は、他の施術を検討するか、受けられる状態になってから医師に相談することが大切です。

ケミカルピーリングの魅力

ケミカルピーリング デメリット

ケミカルピーリングには、デメリットを上回る魅力があると考えられる場合は、前向きに検討することをおすすめします。ケミカルピーリングは、角質層を剥がすことで、シミ・そばかす・肌の色ムラなどを改善する施術です。

また、毛穴の奥の皮脂や汚れが取り除かれて毛穴が引き締まり、角栓やニキビもできにくくなります。同時に化粧ノリもよくなったり、肌のハリや潤いが保たれるようになったりと、さまざまな美容効果が期待できます。

これらの魅力とデメリットを比較して、ケミカルピーリングを受けるかどうか検討しましょう。

梅田すずらんクリニックではサリチル酸マクロゴールを使用しています

ケミカルピーリング デメリット

ケミカルピーリングは、施術後にバリア機能の一時的な低下や赤み、ピリピリとした痛みなどが起きることがあります。

梅田すずらんクリニックでは、サリチル酸が肌の奥へと過剰に浸透するのを防ぐマクロゴールを用いた「サリチル酸マクロゴール」のケミカルピーリングを行っています。従来の薬剤と比べて副作用が少なく、施術回数も抑えることができます。

ケミカルピーリングのデメリットを抑えつつ、肌のハリや色素沈着、くすみなどのトラブルに対処したい方は、当院までお気軽にご相談ください。

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