しみ・そばかす・肝斑|美容コラム

2024年1月3日更新日:2024年4月1日

シミとくすみの違いは?原因について理解を深めて適切に対処する

シミ くすみ

「顔のシミはずっと気になっていたんだけど、最近なんだか顔のトーンが暗くなった?」

「これって、ひょっとしてくすみ?」

年齢を重ねるうちにシミだけでなく、顔のトーンが気になり始めるときがありますよね。シミではないけど、なんだか色味が暗くて、これはどうにかなるのかしら?と鏡を見れば見るほど気になるものです。

実際のところ、シミとくすみはどのように違うのでしょうか?

この記事ではシミとくすみの違い、それぞれの原因と治療法について紹介します。シミ・くすみは原因を的確に把握し、効果的なケアにつなげることが大切です。顔のトーンアップの方法を検討しておられる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

シミとくすみの違い

シミ くすみ

シミとくすみの大きな違いは、シミが限局的に肌の色が茶褐などに変化した状態であるのに対し、くすみは顔全体のトーンが暗く見える状態を指す点です。

シミはさまざまな原因でメラニンが皮膚に沈着し、ピンポイントで肌の色が濃くなります。

くすみにも複数の原因があり、皮膚にメラニンが蓄積したり、顔の血色や透明感が低下したりして、顔全体の肌トーンが暗くなるのです。

皮膚の色が局所的に濃くなったものは「シミ」、全体的に色調が変化したものを「くすみ」と理解しておくとよいでしょう。

シミができる5つの原因

シミ くすみ

シミについての理解を深めるため、シミができる5つの原因について考えましょう。

  • 紫外線によるダメージ
  • ターンオーバーの乱れ
  • 摩擦・炎症などの刺激
  • ホルモンバランス
  • 遺伝的要因

ひとつずつ解説します。

紫外線によるダメージ

シミができる1つ目の原因は、紫外線によるダメージです。

紫外線には、肌の表面に影響を及ぼす「UV-B」と、皮膚の真皮まで届く「UV-A」があります。UV-Aは波長が長い光線のため、肌のより深い層に入り込みます。UV-Bは波長が短いですが、肌が真っ赤に日焼けしたり、皮めくれを引き起こす点が特徴です。

シミの原因となるのは、UV-Bの影響が大きいですが、UV-Aも無関係とはいえません。

肌に紫外線が当たると、細胞を守るための防御反応が働いて、表皮の基底層にあるメラノサイト細胞がメラニンを生成します。通常生成されたメラニンは、肌のターンオーバーによって表層に押し出され、垢として体外に排出されます。

ところが、ターンオーバーが何らかの原因で遅れると、メラニンの排出も進まず、皮膚に沈着しシミとなるのです。

紫外線を浴びる機会が多ければ多いほど、メラノサイト細胞によって生成されるメラニンの量も増加するため、肌にシミができやすくなります。

ターンオーバーの乱れ

シミができる2つ目の原因は、ターンオーバーの乱れです。

ターンオーバーとは、表皮の細胞が古い細胞から新しい細胞に置き換わるサイクルのことです。20代の肌はおよそ28日周期で、ターンオーバーが起こります。

ところが、年齢が進むにつれターンオーバーは遅れがちになります。30〜40代になるとターンオーバーの周期は、およそ45日かかるといわれています。

また、不規則な生活・睡眠不足も、ターンオーバーの乱れを引き起こしかねません。十分な睡眠をとり、ある程度規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

ターンオーバーの乱れの原因は、加齢・不規則な生活・睡眠不足などです。

摩擦・炎症などの刺激

シミができる3つ目の原因は、摩擦・炎症などの刺激です。

マスクなどで肌が持続的に擦れる、つまり摩擦を受ける状態になると、シミができやすくなります。摩擦によりメラノサイト細胞が、メラニンを生成するよう刺激されるからです。

また、シミの原因となる別の要因は、引っかき傷やニキビによる炎症です。炎症が起こると白血球などから、サイトカイン・活性酸素・ケモカイン・プロスタノイドなどが放出されます。炎症によって放出された、生理活性物質は「炎症メディエーター」と呼ばれます。

炎症メディエーターがメラノサイト細胞を活性化させ、メラニンが大量に生成されるのです。結果として、ターンオーバーで排出が追いつかない量のメラニンが生成され、シミの原因となります。

ホルモンバランス

シミができる4つ目の原因は、ホルモンバランスです。

ホルモンバランスが変化すると、メラニンの生成が増えます。

ライフイベントにおいて、ホルモンバランスに変化が生じやすいのは、以下のようなときです。

  • 妊娠・出産
  • ピルの内服
  • 更年期

シミの中でも「肝斑(かんぱん)」は、ホルモンバランスとの関係が指摘されています。頬などにモヤモヤしたシミが表れたら、ホルモンバランスが原因かもしれません。

遺伝的要因

シミができる5つ目の原因は、遺伝的要因です。

シミの中でも、遺伝的要素が大きいと考えられているのが「そばかす(雀卵斑)」です。色白・黒目の色素が薄いなどの特徴とともに、そばかすも遺伝することがあります。

遺伝的な要因が原因のそばかすは、幼少期に表れはじめ、10代でピークを迎えた後は、成人すると目立たなくなることもあります。

くすみが起こる5つの原因

シミ くすみ

くすみは20代後半から気になりはじめ、40代になると代表的な肌の悩みのひとつとして挙がります。

くすみが起こる原因を、5つ紹介します。

  • 肌全体にメラニンが蓄積
  • 角質の肥厚
  • 肌の乾燥
  • 血流の低下
  • タンパク質の糖化

ひとつずつ、見ていきましょう。

肌全体にメラニンが蓄積

くすみの1つ目の原因は、肌全体にメラニンが蓄積することです。

肌は紫外線や摩擦など、常に刺激にさらされています。紫外線などの刺激は、表皮のメラノサイト細胞を活性化させ、メラニンの生成を促進します。

ターンオーバーで排出しきれなかったメラニンは表皮に蓄積し、肌のトーンが暗くなるくすみの原因となります。

シミはピンポイントでメラニンが沈着し皮膚の色が変わりますが、くすみの場合は顔全体にメラニンが蓄積し、細かな色ムラによって肌色のトーンが暗くなります。

角質の肥厚

くすみの2つ目の原因は、角質の肥厚です。

角質の肥厚とは、古い角質・皮脂・落としきれなかった汚れなどが、肌の表面に厚く蓄積した状態のことです。

肌のターンオーバーによって排出されることなく角質として残り、分泌された皮脂と酸化を起こして、顔全体が暗く見えるようになります。

肌の乾燥

くすみの3つ目の原因は、肌の乾燥です。

肌が乾燥すると「肌のキメ」が粗くなり、透明感が低下します。健康な肌の表面は「皮溝(ひこう)」という溝と、「皮丘」というふっくらした部分で形成されています。肌のキメとは、皮溝と皮丘が規則的な三角形をしていることです。

キメが「細かい」と皮溝と皮丘の三角形が細かく整列しており、キメが「粗い」と規則正しさが失われます。

肌が乾燥すると、膨らんでいるはずの皮丘が小さくなり、皮溝が大きく開いたり消失したりするために、キメが粗くなります。キメが粗くなると、皮膚の表面に凹凸ができ影になりやすいため、全体的に肌色が暗い印象になるのです。

血流の低下

くすみの4つ目の原因は、血流の低下です。

もともと色白肌の場合、顔の皮膚の血流は顔色を大きく左右します。皮膚の毛細血管は、表皮と真皮の間にある基底膜のすぐ下の、乳頭層に豊富に存在します。基底膜はスパイク状に波打つ構造をしているため、毛細血管の血流が低下すると、顔のトーンにも変化が表れるのです。

皮下の毛細血管の血流が低下すると、顔全体が青黒い印象になります。

毛細血管に血行不良があると、表皮のターンオーバーにも影響を与えるため、血行は良い状態に保っておきたいですね。

タンパク質の糖化

くすみの5つ目の原因は、タンパク質の糖化です。

糖化とは、コラーゲン・エラスチン線維などのタンパク質が、体内の余分な糖と結合することです。

皮膚の真皮には、コラーゲン・エラスチン線維が多く存在します。真皮のタンパク質で糖化が生じると、肌が黄色っぽくくすむことが、近年解明されました。

タンパク質の糖化に加え「カルボニル化」にも、注意が必要です。カルボニル化とは、真皮のタンパク質が、過酸化物質によって変性することです。カルボニル化も糖化と同様、肌を黄色っぽくくすませる原因となります。

40代以降になると、コラーゲンやエラスチン線維などのタンパク質の糖化・カルボニル化によって真皮が黄色化を起こし、黃ぐすみの原因になるのです。

シミ・くすみを予防するセルフケアと注意点

シミ くすみ

ここからはシミ・くすみを予防する、セルフケアや注意点についてお伝えします。シミとくすみの原因は共通するものもあれば、異なる原因によって生じる状態もあります。

以下に紹介する方法は、シミあるいはくすみのみならず、肌のたるみや老化を予防するためにも役立つセルフケアです。ぜひ、できそうなものからひとつずつ、生活に取り入れてくださいね。

  • 肌をいたわるスキンケア
  • 保湿で肌を乾燥から守る
  • UVケアで肌のダメージを軽減
  • 食生活の改善で糖化・酸化を予防
  • 十分な睡眠でターンオーバーを保つ
  • 運動や入浴で血流を促進

順番に取り上げます。

肌をいたわるスキンケア

この記事を読んでおられるあなたは、きっとスキンケアにも気を使っておられるでしょう。ドラッグストアで手に入るスキンケア用品や、デパコスとも呼ばれる化粧品を使って、肌に合うものを選ぶかもしれません。

選んだアイテムを使用するときに、肌をいたわることを意識するのも大切です。

例えば、角質肥厚によるくすみが気になるからと、ピーリング成分入りの洗顔料で「ゴシゴシ」洗顔すると、肌の表面を傷つける可能性があります。表皮が傷つくと、肌のバリア機能が低下し、敏感肌になったり皮脂が過剰に分泌されやすくなったりします。

スキンケアアイテムの選択も大切ですが、ゴシゴシ洗いは避けましょう。洗顔後にタオルで擦りながら水分を拭き取ると、肌への負担になります。コットンで化粧水をポンポン叩き込むよりは、やさしく肌になじませるほうが刺激が少ないのでおすすめです。

肌をいたわるという点で、自分の癖にも注意が必要です。この記事を書いている私の癖ですが、考え事をしているときに頬づえをついたり顎を触ったりします。うつ伏せに寝て顔にあとがついたり、仰向けに寝ているときに手をおでこにのせてしまったりすることもあります。

無意識のうちに顔に手を触れるくせに気づいたら、なるべく肌に負担をかけないよう心がけたいですね。

保湿で肌を乾燥から守る

乾燥によって肌のキメが崩れてくすんで見えたり、肌のバリア機能が低下して紫外線の影響を受け、シミの原因となったりすることがあります。

洗顔後には化粧水・乳液・美容液などで、水分・油分を補給しましょう。

化粧水と乳液は、ライン使いすることで乳化しやすく、肌なじみがよくなるよう設計されたものもあります。オールインワンタイプは肌に触れる回数を減らせるため、効率よく保湿できるアイテムです。自分の肌に合ったスキンケアアイテムで、肌を乾燥から守ります。

乾燥する季節は、スプレータイプの保湿ケア用品を携帯するのも、よい方法です。室内の湿度が低い場合は加湿器を活用すると、湿度をコントロールしやすくなります。ペットボトルを利用した加湿器、USB給電できる卓上のパーソナル加湿器などが役立つかもしれません。

自分の肌を保湿することと、湿度にも気を配ることで、肌を乾燥から守りましょう。

UVケアで肌のダメージを軽減

シミの最大の原因は、紫外線です。紫外線のダメージにより顔全体にメラニンが蓄積すれば、くすみの原因になります。UVケアを徹底することは、シミ・くすみ予防に欠かせません。

外出時には、UVクリームを塗って出かけましょう。曇の日でも、UVクリームは2~3時間ごとに塗り直すと効果的です。

また、室内でも日当たりの良い部屋にいると、床・壁に光が反射し、紫外線を浴びる場合があります。窓の近くなど直射日光に当たらない場所でも、UVクリームを使いましょう。

食生活の改善で糖化・酸化を予防

くすみの原因となるタンパク質の糖化や、酸化脂質によるカルボニル化は、肌の老化につながるため、ぜひ避けたいものです。

糖化・酸化を避けるために重要なのが、食生活の改善です。

糖化を避けるために、以下の点を心がけます。

  • 野菜・肉から食べることで血糖値の急上昇を避ける
  • ぶどう果糖液糖などの糖化スピードの早い果糖を避ける
  • ビタミンC・鉄分・カテキン・乳酸菌など抗糖化作用のある栄養素を摂る

加工食品・飲料など、手軽に口に入れられる食品には、糖化の原因となる成分が多く含まれていることがあります。余裕のあるときには自炊して、肌に良い食事で自分をいたわりたいですね。

続いて、抗酸化のために、以下の点を意識します。

  • ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを積極的に摂る
  • ポリフェノールなど抗酸化作用のある食品を取り入れる

ビタミンAは緑黄色野菜、ビタミンCは果物など、ビタミンEはごまやナッツに豊富に含まれています。食後に何かつまみたくなった場合には、果物やナッツがおすすめです。旬の果物であれば、比較的安く手に入れることができ、栄養価もシーズン外より高くなります。

菓子パン・甘いおやつ・スナック系のお菓子など、誘惑に負けてしまうこともあります。そんなときは楽しく美味しく食べて、次の食事から栄養を意識した食事に切り替えれば大丈夫です。

食生活において糖化・酸化を予防し、くすみ対策を行いましょう。

十分な睡眠でターンオーバーを保つ

睡眠不足は、肌のターンオーバーが乱れる原因のひとつです。十分な睡眠で、ターンオーバーを維持しましょう。

就寝前にスマートフォンやパソコンで、ネットサーフィンが習慣になっていませんか?実は、電子機器からのブルーライトは、肌に浸透します。長時間浴びると色素沈着を起こし、シミの原因になります。

良質な睡眠のため、就寝前にブルーライトを長時間浴びるのは避けましょう。眠りにつきやすくするため、軽いストレッチをしてリラックスし、自律神経を整えることが役立つかもしれません。

特に、入眠後3時間に熟睡できるかどうかが大切です。部屋の温度・湿度を快適に保ち、朝まで十分な睡眠が取れるように心がけます。

運動や入浴で血流を促進

運動や入浴で汗を流すと、全身の血流が良くなり、皮膚の血行不良の回復につながります。顔の皮膚の血流が低下して、青っぽくくすんでいる場合は、湯船にしっかり浸かる方法もおすすめです。

好みの入浴剤を入れれば、香りでリラックス効果も期待できます。忙しい毎日に追われているからこそ、入浴時間は大切に過ごせるといいですね。

平日は仕事で、運動のための時間がなかなか取れない場合には、週末にウォーキングに出かけるとよいかもしれません。テクテクと歩くだけでも、太ももやふくらはぎの筋肉が収縮し、全身の血流がよくなります。

運動時には、汗で流れないウォータープルーフのUVクリームや、帽子などの紫外線対策を忘れないようにします。

シミにおすすめの美容治療

シミ くすみ

予防していても、シミができることがあります。できてしまったシミをセルフケアで解決するのは、なかなか難しいのが現状です。

ここでは、シミにおすすめの美容治療を紹介します。施術のしくみや特徴を知って、治療の選択に役立ててくださいね。

  • QスイッチYAGレーザー
  • IPL光治療
  • 内服治療

ひとつずつ解説します。

QスイッチYAGレーザー

QスイッチYAGレーザーによるシミ治療は、老人性色素斑という一般的なシミであれば、1回の施術で治療が完了します。

シミの部分にレーザーを照射すると、皮膚のメラニンに反応し熱エネルギーが発生します。熱エネルギーによりメラニンは破壊され、ターンオーバーに伴って垢として体外に排出されるしくみです。

施術後、数日経つと治療部位にかさぶたができ、1週間から10日ほどは保護テープを貼って過ごす必要があります。かさぶたが自然に剥がれた部分に、きれいな薄ピンクの肌が再生します。

毎日シミを隠すためのメイクに悩んでいるなら、QスイッチYAGレーザーでのシミ取りがおすすめです。

IPL光治療

IPL光治療は、波長の異なる光を照射して、ゆっくりとシミを薄くする治療法です。浅く薄いシミに効果があり、中でもそばかすの治療におすすめです。

IPL光治療機のハンドピースから出る光を肌に当てると、皮膚のメラニンに反応します。レーザー治療と異なるのは、照射によって生じる熱エネルギーの大きさです。照射されたメラニンはダメージを受け、施術を繰り返すうちに色素が薄くなり目立たなくなります。

施術後にかさぶたができる場合もありますが、レーザー治療後のように保護テープを貼る必要がなく、ダウンタイムがほとんどないのが特徴です。

IPL光治療は、色の薄いシミやそばかすの治療、ダウンタイムをなるべく短くしたい方におすすめです。

内服治療

内服薬を使って、シミを治療するという選択肢もあります。シミのうち、肝斑の治療でよく選択される方法です。

内服薬には、シミの原因となるメラニンの生成を抑制する薬、メラニンの色素を還元する(薄くする)薬、メラニンの生成過程をブロックする薬などがあります。

肝斑の正確な原因は不明ですが、メラノサイト細胞が異常に活性化され、大量にメラニンが生成されてシミとなります。

内服薬により、過剰にメラニンが生成される状態を抑制すると、肝斑は徐々に薄くなるというしくみです。

皮膚に物理的刺激を与えて治療することに抵抗がある方や、ゆっくりシミを薄くしたい方に、内服治療はおすすめです。

くすみにおすすめの美容治療

シミ くすみ

ここからは、くすみにおすすめの美容治療を紹介します。それぞれ特徴があるので、自分のくすみに合いそうな治療を選ぶための参考にしてくださいね。

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、角質の肥厚・肌の乾燥が原因のくすみにおすすめの治療法です。

ハイドラフェイシャルは、美容成分が含まれた渦巻き水流の力で古い角質をピーリングし、毛穴の詰まりや皮脂を除去します。保湿成分の含まれた美容液を導入するため、肌のキメを整える効果が期待できるのが特徴です。

ダウンタイムがほとんどないため、施術を気軽に受けられます。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、肌の乾燥が原因のくすみにおすすめです。

エレクトロポレーション(電気穿孔法)とは、電気パルスで肌の細胞に小さな孔を開け、美容成分を導入する施術です。通常の皮膚には小さな分子の美容成分しか浸透しませんが、エレクトロポレーションなら小さな孔から分子の大きな美容成分を導入できます。

ビタミンやヒアルロン酸、成長因子などの導入が可能です。電気パルスで開けた小さな孔は、長くても数時間後にはふさがるため、基本的にダウンタイムはありません。

また、エレクトロポレーションは、他の施術と組み合わせて同日に実施できるため、クールダウン目的で利用されることも多い施術です。

導入剤にもよりますが、ハイドラフェイシャルよりもお手頃価格で提供しているクリニックも多いため、肌の乾燥に悩んでいるなら試してみてはいかがでしょうか。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、角質の肥厚が原因のくすみにおすすめの治療です。

ケミカルピーリングは、ピーリング剤を顔全体に塗り、皮膚表面の古い角質を剥がす施術です。古い角質が取り除かれることで、表皮のターンオーバーを活性化し新しい細胞への置き換わりを促進する効果が期待できます。

ターンオーバーは約28日ごとに生じるため、ケミカルピーリングを何度か繰り返して受けることでリズムが整い、角質の肥厚によるくすみの改善をはかります。

当院のケミカルピーリングは「サリチル酸マクロゴール」を使用します。マクロゴールという薬剤に、サリチル酸(BHA)を30%配合したピーリング剤です。BHAは表皮の角質層までしか浸透せず、肌への負担が抑えられた成分です。

敏感肌の場合施術後に薄皮が剥けることがありますが、ほとんどの場合、ダウンタイム・痛みが少ない施術です。

マッサージピール

マッサージピールは、角質の肥厚が原因のくすみ・血流低下が原因のくすみ・メラニンの蓄積が原因のくすみにおすすめの治療法です。

マッサージピールは、顔全体に薬剤をマッサージしながら塗り込み、洗い流すという施術です。

当院では、マッサージピールに「PRX-T 33」というピーリング剤を使用しています。PRX-T 33は、高濃度トリクロロ酢酸(Trichloroacetic Acid:TCA)・過酸化水素・コウジ酸の3つが主成分です。

TCAは真皮まで浸透し、線維芽細胞を刺激してコラーゲン・エラスチン線維の生成を促すため、肌のハリの改善が期待できます。また、表皮のターンオーバーを促進する働きもあります。

コウジ酸の役割は、メラニンが生成される過程に関わる、チロシナーゼの活性化を抑えることです。メラニンの生成が抑制されるため、メラニンの蓄積が原因のくすみにも役立ちます。

マッサージピールはその名の通り、薬剤をマッサージしながら塗り込むのが特徴です。マッサージにより、血流が促進されるため、血流の低下が原因のくすみにも効果が期待できます。

施術後に、軽度の赤み・皮剥けが生じる場合がありますが、痛み・ダウンタイムがほとんどない治療法です。

角質の肥厚が原因のくすみならケミカルピーリング、角質だけでなくメラニンの蓄積・血流の低下によるくすみや、肌のハリまでケアしたい場合には、マッサージピールを選択するとよいでしょう。

QスイッチYAGレーザー

QスイッチYAGレーザーは、メラニンの蓄積が原因のくすみにおすすめの治療法です。

QスイッチYAGレーザーのモードを変更し、レーザートーニングに切り替えると、通常より弱い出力でレーザーを照射できます。

レーザートーニングのマイルドな光線は、皮膚のメラニンに反応し、熱エネルギーを発生させます。熱エネルギーによってメラニンは破壊され、ターンオーバーによって体外に排出されるしくみです。

レーザートーニングは、シミ取り治療の時のレーザーよりも出力が弱いため、繰り返し施術を受けることで徐々に皮膚のメラニンが減っていき、肌の色が明るくなります。

くすみとともに肝斑が気になる方は、QスイッチYAGレーザーを使用した、レーザートーニングがおすすめです。

IPL光治療

IPL光治療は、メラニンの蓄積が原因のくすみの治療におすすめです。

レーザーが単一の波長の光線を使用するのに対し、IPLの光は複数の異なる波長の光線を照射します。レーザーよりも、皮膚への負担が少ないことが特徴です。

IPLを照射すると、皮膚のメラニンがダメージを受けます。施術を繰り返すと、徐々にメラニンが減少し、肌のトーンアップが期待できます。色の濃いシミにはレーザー治療が向いていますが、薄いシミならIPL光治療で改善する場合もあります。

くすみを改善し、ハリ・ツヤのある肌を期待するなら、IPL光治療がおすすめです。

シミ・くすみの治療に迷ったら梅田すずらんクリニックへ

シミ・くすみの原因は、さまざまです。自分の肌の状態に合わせた治療を選択することが近道ですが、治療方法も豊富になった今、自分に最適な治療がわからないと感じることもあります。

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