しみ・そばかす・肝斑|美容コラム

2024年3月3日更新日:2024年4月12日

フォトフェイシャルのデメリット?期待したほどシミが消えない?

フォトフェイシャル デメリット

「シミ、そばかす、肌のトーンがなんとなく暗い…」

「フォトフェイシャルは、肌の複合的な悩みに対応できるって聞いたけど、本当のところどうなんだろう?」

美容医療の機器も、次々と最新機種が導入され「自分の肌には合うだろうか?」「試してみたいけど、どんなデメリットがあるかも知っておきたい」と思いますよね。

このコラムではフォトフェイシャルのデメリット・メリット、フォトフェイシャルのデメリットを抑える秘訣について解説します。

フォトフェイシャルの施術が気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

フォトフェイシャルとは?

フォトフェイシャル デメリット

「フォトフェイシャル」は、以前は特定の機種での施術を指していましたが、最近はIPL光治療のことを指す用語として馴染みのある言葉になりつつあります。

このコラムでは、フォトフェイシャル=IPL光治療として記載します。

フォトフェイシャル、つまり、IPL(Intense Pulsed Light)光治療は、幅のある波長の光を肌に照射して治療する方法です。キセノンランプを光源とするフラッシュランプで、カメラのフラッシュなどにも使用されている身近な光です。

レーザーは単一の波長の光しか照射できませんが、フォトフェイシャルでは、悩みに合わせてフィルターを選択し、複数の波長を使用できるのが特徴です。

顔の薄いシミ・そばかす・赤みなどの、肌の色ムラを均一に整える効果が期待できます。

フォトフェイシャルのデメリット

フォトフェイシャル デメリット

フォトフェイシャルの施術を受けるにあたって、理解しておきたいのがフォトフェイシャルのデメリットです。

これから以下の、5つのデメリットを紹介します。

  • 1回の施術では効果を感じにくい
  • メラニンがシミのように浮き上がる
  • 肝斑が濃くなる場合がある
  • すべてのシミに効果があるわけではない
  • 副作用が生じるリスク

ひとつずつ、解説します。

1回の施術では効果を感じにくい

フォトフェイシャルの1つ目のデメリットは、1回の施術では効果を感じにくいという点です。

レーザーによるシミ取りは、一般的なシミ(老人性色素斑)であれば、1回の照射で終了することがほとんどです。しかし、フォトフェイシャルの光はレーザーに比べてマイルドなため、1回で劇的な変化を期待することは現実的ではありません。

レーザーによるシミ取りは、皮膚のメラニンにレーザーを照射し、高温の熱エネルギーによってメラニンを破壊します。

対照的に、フォトフェイシャルの光によってダメージを受けたメラニンは、ターンオーバーに伴ってゆっくりと肌の表面に押し上げられ、排出されます。

フォトフェイシャルの施術の効果を1回で感じにくいのは、フォトフェイシャルの光がレーザーと比較するとマイルドだからといえるかもしれません。

メラニンがシミのように浮き上がる

フォトフェイシャルの2つ目のデメリットは、メラニンがシミのように浮き上がることです。

実は、メラニンがシミのように浮き上がること自体は、失敗ではなくフォトフェイシャルの効果がしっかり発揮されている証拠なのです。

しかし、予備知識がなければ、シミが濃くなったり、なかった部位にシミができたのではないかと驚くのも無理はありません。

フォトフェイシャルの光でダメージを受けたメラニンは、表皮の表面へと押し上げられます。シミの色素がより表層に押し上げられれば、シミが濃くなった印象を受けます。

表皮の深くにあって、シミとして認識していなかったメラニンが押し上げられると、シミが増えたように感じるかもしれません。

メラニンがシミのように押し上げられて、肌の色が一時的に濃くなることはありますが、フォトフェイシャルの施術回数を重ねるうちに、メラニンは排出されます。

「シミが濃くなった」「新しいシミができた」と、フォトフェイシャルの施術を中途半端にあきらめてしまうと、せっかく押し上げられ排出されようとしていたメラニンは表皮内にとどまります。

治療経過に不安がある場合は、医師や施術者に相談して、不安を解消しましょう。

肝斑が濃くなる場合がある

フォトフェイシャルのデメリットの3つ目は、肝斑が濃くなる場合がある点です。

レーザーによるシミ取りと同様、フォトフェイシャルの光が肝斑に当たると、肝斑が悪化して、シミの色が濃くなる可能性があります。

肝斑の正確な原因はわかっていませんが、フォトフェイシャルの光がメラノサイト細胞に照射されると、メラニンの生成が活発になります。

また、フォトフェイシャルの光が表皮の「ケラチノサイト」を刺激すると「プラスミン」というメラノサイト細胞の活性化因子が、メラノサイト細胞にメラニンを生成するよう働きかけ、メラニンが異常に増産されるのです。

フォトフェイシャルの光によってメラノサイト細胞が刺激され、メラニンが過剰に生成される結果、肝斑が濃くなる場合があります。

すべてのシミに効果があるわけではない

フォトフェイシャルのデメリットの4つ目は、すべてのシミに効果があるわけではないという点です。

浅くて薄めのシミ・そばかすには効果を発揮しやすいフォトフェイシャルですが、深い層にある濃いシミの治療にはあまり向きません。

フォトフェイシャルは、顔全体の色ムラを均一にすることを得意としています。

薄めのシミ・そばかす・赤みはキレイになっても、濃いシミの色調に変化がなければ、肌の全体的なトーンが明るくなるのに対し、濃いシミとのコントラストが強調されて、フォトフェイシャルは失敗だったと感じるかもしれません。

濃いシミがある場合は、フォトフェイシャルの施術開始前に、レーザー治療で先にシミ取りをしてしまうなどの段階的なアプローチが効果的かもしれません。

医師の診察時に、気になる点は遠慮なく相談しましょう。施術を重ねる中でのカウンセリングで、相談することも可能です。何よりも、不安を一人で抱え込まないのが一番です。

副作用が生じるリスク

フォトフェイシャルのデメリットの5つ目は、副作用が生じるリスクです。

副作用は、美容医療であれ薬物療法であれ、作用があるものには付きものです。

フォトフェイシャルでは、以下のような副作用が生じることがあります。

  • 赤み・腫れ・水ぶくれ
  • ほてり・かゆみ・むくみ
  • かさぶた
  • 色素沈着
  • 瘢痕(はんこん)

赤み・かさぶた・水ぶくれは、5~10日で症状が収まります。かさぶたは無理に剥がさないようにしてください。

色素沈着・むくみ・瘢痕は、1~2週間で回復します。

肌が弱い場合は、上記のようなリスクも考慮し、事前に医師に伝えて診察してもらうことをおすすめします。

フォトフェイシャルのメリット

フォトフェイシャル デメリット

フォトフェイシャルのデメリットを理解したら、メリットについても考えましょう。

フォトフェイシャルのメリットは、以下の3つに集約されます。

  • 複数の肌の悩みにアプローチできる
  • ダウンタイムがほとんどない
  • 施術が比較的安価

順番に解説します。

複数の肌の悩みにアプローチできる

フォトフェイシャルの最大のメリットは、複数の肌の悩みにアプローチできることです。

薄いシミ・そばかす・くすみ・赤みなど、多様な肌の悩みに対応可能です。

これは解剖学的に解説すると、皮膚の表皮・真皮・毛細血管などの治療が可能であることを意味します。

特に、美容治療機には治療対象が限定的なものも多く存在する中で、フォトフェイシャルの治療ターゲットの広さは魅力といえます。

ダウンタイムがほとんどない

フォトフェイシャルの2つ目のメリットは、ダウンタイムがほとんどないことです。

フォトフェイシャルのマイルドな光は、メラニンなどの色素に反応するため、組織の損傷を最小限に抑えられます。

副作用が強くなければ、施術直後から洗顔・メイクが可能です。日常生活上の制限も、ありません。

ただし、赤み・腫れ・水ぶくれなどの炎症症状が見られる場合は、当日の入浴・サウナ・汗をかくような激しい運動を避け、炎症が長引くことを避ける必要があります。

施術が比較的安価

フォトフェイシャルの3つ目のメリットは、施術が比較的安価という点です。

施術価格は、各クリニックによりますが、他の美容メニューと比較すると、安価に設定されていることが多いようです。

フォトフェイシャルを避けたほうがよいケース

フォトフェイシャル デメリット

以下のようなケースでは、フォトフェイシャルを避ける、あるいは時期をずらすことをおすすめします。

  • 強く日焼けした肌・日焼け予定がある場合はNG
  • ハイドロキノン・トレチノイン使用中
  • 光過敏症やその他の疾患がある場合

それぞれ、説明します。

強く日焼けした肌・日焼け予定がある場合はNG

フォトフェイシャルを日焼けした肌に照射したり、施術後に紫外線を浴びると、肌は大きなダメージを受けます。

施術の効果を最大限に引き出すためにも、日焼けには注意が必要です。

フォトフェイシャルの施術間隔の期間も、しっかりと紫外線対策を講じましょう。

ハイドロキノン・トレチノイン使用中

ニキビ・シミ・シワの治療として、ハイドロキノン・トレチノインを外用している場合には、使用期間が終わってからフォトフェイシャルの施術を受けることをおすすめします。

トレチノインは外用終了1週間後、ハイドロキノンは外用終了3日後を目安にフォトフェイシャルの施術を受けましょう。

シミの治療薬を使用中にフォトフェイシャルの光を照射すると、シミが悪化する可能性があるからです。

ハイドロキノン・トレチノインなど、外用薬の使用が終了している場合も、診察時には医師にいつまで外用していたかを伝えておくと、余計なトラブルを避けやすくなるので、おすすめです。

光過敏症やその他の疾患がある場合

フォトフェイシャルは、光を照射する治療法です。

そのため、光過敏症があるとアレルギー症状を発症する可能性があります。

さらに、以下のようなケースでは、フォトフェイシャルが受けられない場合があります。

  • 妊娠の予定がある・妊娠中・授乳中
  • 皮膚病・口唇ヘルペスの症状がある
  • 糖尿病・心臓疾患・脳疾患・悪性腫瘍
  • ケロイド体質
  • てんかん発作の既往がある
  • タトゥー(アートメイク)の部位

上記に記載のないケースでも、医師の診察により、施術を控える場合があることをご了承ください。

フォトフェイシャルのデメリットを抑えるために

フォトフェイシャル デメリット

フォトフェイシャルでの失敗を避け、デメリットを抑えるために何ができるでしょうか?

大前提として大切なことは、値段だけを比較して選ばないことです。安さのみを売りにするよりも、施術の内容を重視しているクリニックを選びましょう。

さらに、フォトフェイシャルのデメリットを抑えるためのポイントを、4つお伝えします。

  • 診察・カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ
  • 適切な回数の施術を受ける
  • 採用している機器を確認
  • 施術前後の紫外線対策・保湿

ひとつずつ、解説します。

診察・カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ

フォトフェイシャルのデメリットを抑えるための1つ目のポイントは、診察・カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶことです。

皮膚の悩み・状態はさまざまです。そのため、皮膚をしっかり診察し、適切な治療法を提案できる医師が必要です。

また、カウンセリングが丁寧であることは、施術を重ねる必要があるフォトフェイシャルを継続する上で重要なポイントとなります。

治療で気になることや変化を、遠慮なく伝えられる信頼関係が築けそうかどうかを意識して、クリニックを選びましょう。

加えて、フォトフェイシャル(IPL光治療)は、サロンやエステでも提供されている施術です。

しかし、医療機関以外で採用されている機器は出力が低かったり、医師がいないため施術によるトラブルに即座に対応できなかったりします。

肌をキレイにするために優先すべきは何かを検討して、どこで施術を受けるか決定しましょう。

適切な回数の施術を受ける

フォトフェイシャルのデメリットを抑えるための2つ目のポイントは、適切な回数の施術を受けることです。

フォトフェイシャルは中途半端に施術を終えてしまうと、シミが濃くなったり、新たにシミができたような印象を受ける可能性があります。

フォトフェイシャルで失敗したと感じるのを避けるためにも、医師と相談し適切な回数の施術を受けることが重要です。

「このままフォトフェイシャルを続けていて、効果が出るのだろうか?」と不安に思うことがあるかもしれません。

だからこそ、1つ目のポイントに挙げた、信頼関係の築きやすいクリニックを選択することが重要です。遠慮なく、感じていること・疑問を尋ねられるスタッフがいるクリニックに通いましょう。

ただし、複数回の施術が必要であるとはいえ、フォトフェイシャルのやりすぎには注意しましょう。

採用している機器を確認

フォトフェイシャルのデメリットを抑えるための3つ目のポイントは、採用している機器を確認することです。

IPL光治療器には、さまざまな種類があります。

「フォトフェイシャル」「フォトブライト」「ライムライト」は、どれもIPL光治療を指します。

IPL光治療器の、採用機種を確認しておくことは重要です。

例えば、フォトフェイシャルは、肌の悩みに合わせて波長フィルターを選択するため、自分の肌に合う波長フィルターが装備されていそうか、という視点でチェックできます。

当院では「セレックV」を採用しています。

セレックVの特徴は、9種類の波長フィルターが備え付けられており、より一人ひとりの肌に合ったアプローチが可能な点です。

さらに、セレックVのハンドピースには強力な冷却装置がついているので、火傷のリスクを最小限に抑えられます。

このように、フォトフェイシャルの機器にはそれぞれの特徴があるため、自分が選ぼうと思っているクリニックで、どの機種が採用されているかをリサーチすることをおすすめします。

施術前後の紫外線対策・保湿

フォトフェイシャルのデメリットを抑えるための4つ目のポイントは、施術前後の紫外線対策・保湿です。

4つ目のポイントは、施術を受ける自分に大きく関わる部分です。

フォトフェイシャルはレーザー治療に比べて、光線がマイルドとはいえ、肌は一時的にダメージを受けます。そのため、治療前後の保湿や、紫外線対策はどうしても欠かせません。

紫外線対策に自信がなければ、まずはUVケアの習慣づけからスタートするとよいでしょう。

抜かりない紫外線対策と保湿ケアで、フォトフェイシャルの効果を最大限に引き出してくださいね。

フォトフェイシャルは回数を重ねるごとに効果を実感しやすい

フォトフェイシャルは、施術回数を重ねることで、薄いシミ・そばかす・赤ら顔・くすみ・ニキビ跡などの、肌トーンの悩みの改善が期待できる美容治療です。

回数を重ねながら、周波数フィルターを活用し、表皮・真皮にアプローチできます。

期待しているよりも肌に現れる効果が遅いと、施術の意味がないのではないかと感じてしまいますよね。

治療を続けるべきか迷ったら、医師に相談しましょう。カウンセリングの際にスタッフに尋ねるのも、いい方法ですね。

ぜひ、クリニックのスタッフと信頼関係を築いて、肌の悩みを解消しましょう。

フォトフェイシャルは美容皮膚科の梅田すずらんクリニックへ

フォトフェイシャル デメリット

フォトフェイシャル(IPL光治療)はダウンタイムが短く、さまざまな肌の悩みにアプローチできるため、人気の美容治療です。

一方で、正確な予備知識がなければ「失敗した?」と感じてしまうケースが多い治療法ともいえます。

このコラムでは、フォトフェイシャルのデメリットとその理由、フォトフェイシャルのメリット、フォトフェイシャルのデメリットを最小限に抑える方法について解説しました。

避けては通れない、肌トーンの悩み・そばかす・くすみ…。

うまくフォトフェイシャルで解決したいですよね。

フォトフェイシャルを成功させるには、皮膚のスペシャリストの見立てが欠かせません。

梅田すずらんクリニックは、美容皮膚科です。皮膚の専門家がいます。

もしフォトフェイシャルに迷っているなら、ぜひ、梅田すずらんクリニックにご相談ください。あなたのご来院、お待ちしております。

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