しみ・そばかす・肝斑|美容コラム

2024年4月2日更新日:2024年4月12日

目の下のシミは放置しないで!今すぐできる対策と治療法を紹介

シミ 目の下

季節の変わり目、当たり前だったマスク着用の毎日からノーマスクの生活へ。友達とランチや、カフェに行く機会も増えてきた。いつからだろう…マスクを外した自分の顔に、なんだか自信が持てなくなったのは。

鏡で見る自分の顔に、ふとシミが増えていることに気づく。仕事が忙しくて、日頃のスキンケアがおろそかになっていたのかも。「どうせマスクするから、誰に見られるわけでもないし」と思っていたのも事実。手を抜かずに、ケアしておけばよかったなぁ。

目の下のシミが増えていることに気づいて、愕然とする瞬間ってありますよね。「いつの間にできたんだろう?」と思うのも無理はありません。その目の下のシミ、今すぐ対策に取り組みましょう!シミについての知識を深めて、自分のシミにあったケアをするのがポイントです。

この記事では目の下にできるシミの種類・シミができる原因・今すぐできる対策と、プロに任せる「美容皮膚科」のシミ治療についてご紹介します。あなたのシミのタイプを見分けてデイリーケアと美容医療のダブルアプローチで、目の下のシミ問題を解決しましょう。

目の下にできるシミには種類がある

シミ 目の下

ひとことに「目の下のシミ」といっても、シミにはいくつかの種類があるのをご存知でしょうか。ここでは目の下のシミとして、代表的な6つを解説します。

  • 老人性色素斑
  • 雀卵斑
  • 肝斑
  • 後天性真皮メラノサイトーシス
  • 茶クマ
  • 脂漏性角化症

ひとつずつ特徴をお伝えしますので、ご自分がどのシミのタイプに当てはまるかチェックしましょう。

老人性色素斑

「老人性色素斑」とは、一般的によく見られるシミのことです。性別に関係なく、30代以降に発症します。明るい茶色から茶褐色をしていて、紫外線が当たった部位にできます。

原因は紫外線や老化と考えられていますが、太ももなどのあまり日光にさらされない箇所にも出現することがあり、詳しい理由はわかっていません。シミの形は円形をしたものが多く、大きさにばらつきがあります。

30代より若い10代、あるいはそれ以前に現れた場合は「扁平母斑」という茶あざとの判別が必要です。また30代以降に出現した目の下のシミでも、色の濃さによっては皮膚の悪性疾患ではないか、鑑別を要するケースもあります。

老人性色素斑は、皮膚の比較的浅い「表皮」に色素沈着が生じたもので、治療に対する反応の良いタイプです。

雀卵斑

「雀卵斑」は「じゃくらんはん」と読みます。いわゆる、そばかすです。3~5歳頃の幼少期ごろに発症し、目元や鼻を中心に5mm以下の薄茶色の小さなシミが左右対称に広がります。成長とともにそばかすの色が濃くなり、思春期に色の濃さはピークとなります。成人すると、シミの色が次第に薄くなるのが特徴です。

正確な原因は不明ですが遺伝的な傾向があり、体質的なメラノサイト(色素細胞)の異常と考えられています。紫外線に当たることや、妊娠によって悪化するケースもあり、ホルモンの関与もありそうです。

雀卵斑がある場合は体質的にメラノサイトが多いため、治療効果が持続しにくく再発しやすいと考えるケースもありますが、IPL光療法など反応の良い治療法もあります。色素沈着の色が濃ければ、レーザー治療により改善を図ることができるため、美容皮膚科に相談してみることをおすすめします。

肝斑

「肝斑(かんぱん)」は、30代以降にできるシミです。正確な原因は不明ですが、紫外線・皮膚への刺激・ストレス・ホルモンなどが悪化のきっかけになります。

特にピルの内服・妊娠中・更年期など、ホルモンバランスに変化があったときに発症することも多く、肝斑の原因を女性ホルモンの乱れと考える医師もいます。肝斑は女性に多く認められますが、稀に男性でも出現します。

肝斑は目の下以外にも、頬・おでこ・口の周りに出現します。左右対称に出やすいのも、特徴です。トラネキサム酸の内服治療と美容治療を組み合わせることで、肌のトーンをコントロールできます。

後天性真皮メラノサイトーシス

「後天性真皮メラノサイトーシス」は、ADM(Acquired Dermal Melanocytosisの頭文字)と呼ばれることもあります。20歳以降に、目の下に左右対称に現れます。ADMは、通常のシミやソバカスと異なる色が特徴です。青っぽい薄紫からグレーの色調をしています。正確な原因は不明です。

典型的なADMはシミの色調以外に、シミが現れる年齢で見分けることができます。例えば、そばかすは3~5歳ごろの幼少期、老人性色素斑・肝斑は30代頃に現れるため、20歳ごろに現れたシミはADMの可能性が高いと考えられるのです。

またADMの出やすい部位が肝斑と類似しているため、混同されるケースもありますが発症年齢とシミの色調で判断することが可能です。ただし、20代からピルを内服しているケースなどでは、肝斑とADMが混在している場合もあります。肝斑とADMは治療方針が全く異なるため、自己判断はおすすめできません。皮膚科専門医の診察が必要です。

目の下にできるADMは帯状の形が多いですが、頬の外側や小鼻ではポツポツとした斑状をしています。老人性色素斑や雀卵斑は皮膚の浅い「表皮」に色素沈着が起こりますが、ADMでは表皮より深い層の「真皮」にメラニンや色素細胞が見られます。

このため「青あざ(太田母斑)」と間違われやすいシミです。太田母斑は片側だけにシミが出現することが多く、ADMは左右対称に見られるため、色素が沈着する層が似ていても異なる病態と考えられます。

ADMの色素は真皮に存在するため、表皮に存在するシミと比較すると、治療回数を重ねる必要があります。しかし一度真皮層のメラニンや色素細胞を除去すると、再発する可能性は低く、治療満足度が高いタイプです。

茶クマ

「茶クマ」は目の下に色素が沈着し、茶色や褐色に見えるシミです。目の下を擦ることが原因で色素沈着を起こすため、癖や習慣によって男女問わず、さまざまな年齢で起こります。

特に「目の下のクマが気になるから」とコンシーラーなどでしっかりメイクをすると、クレンジングの際にも皮膚を擦ることになり、悪循環に陥るパターンが多いシミです。自分のシミのタイプが「茶クマ」の可能性がある場合は、目の下を擦り過ぎないように注意し、オイルクレンジングなど摩擦の少ないスキンケア商品を選びましょう。

脂漏性角化症

「脂漏性角化症」は、「老人性イボ」とも呼ばれます。老人性色素斑のような茶色い色合いの膨らみが特徴です。老人性色素斑が加齢とともに脂漏性角化症に移行することもあります。目の下以外に、こめかみ・フェイスラインが好発部位です。

イボの色が濃い場合は、ホクロとの鑑別が必要です。また脂漏性角化症と似た症状に、ウイルス性の「扁平疣贅(ゆうぜい)」があります。触って刺激すると悪化したり、広がることがあります。扁平疣贅は顔の中ではおでこにできやすく、平たい表面に小さなぶつぶつがたくさんできるのが特徴です。

扁平成疣贅の治療には「ヨクイニン」という、肌のターンオーバーを正常化する漢方薬が保険適用で処方されます。シミに似たイボですが、脂漏性角化症と見分けがつきにくいため、皮膚科の受診がおすすめです。

シミはなぜ目の下にできる?

シミ 目の下

人目につきやすい目の下に、なぜシミはできるのでしょうか。ここでは3大原因を解説します。

  • 紫外線の影響
  • 皮膚の摩擦
  • 年齢による変化

 

シミの原因についての理解を深め、今以上にシミを増やさないよう知識を役立てていきましょう。

紫外線の影響

シミができる3大原因の1つ目は「紫外線の影響」です。紫外線は必ずしも有害な光線ではありません。「日光消毒」という言葉があるように、殺菌作用を持っています。身体に必要なビタミンを生成するためにも、紫外線は必要な光です。しかし紫外線には肌の細胞に侵入し、DNAを壊したり癌化させたりするという作用もあります。

肌は紫外線を浴びると、強い影響から肌を守ろうとします。表皮にある「メラノサイト」という細胞から、メラニンが生成されます。メラノサイト細胞に含まれる、チロシンというアミノ酸がメラニンに変換されるのです。

通常肌を守る目的で生成されたメラニンは、肌のターンオーバーとともに役目を終え、垢として剥がれ落ちて排出されます。しかし、何らかの原因で表皮にメラニンが蓄積すると、シミになります。目の下のシミを増やさないための第一歩として、紫外線対策が重要です。

皮膚の摩擦

シミができる3大原因の2つ目は「皮膚の摩擦」です。特に目の下の皮膚は薄いため、摩擦に注意が必要です。皮膚の構造を簡単な表に表すと、以下のようになります。

表皮角質層
顆粒層
有棘層
基底層
真皮基底膜以下の組織

表の上の層ほど外側にあり、下の層は肌から深くなります。表皮の一番外側にある角質層は、とてもデリケートで「こする」「すれる」といった刺激で簡単に剥がれ薄くなります。角質層が薄くなると、弱くて未熟な細胞が肌表面に表出し、肌のバリア機能が低下します。成熟していない細胞は肌に水分を十分に蓄えられず、肌の乾燥・肌荒れの原因になるのです。

肌の乾燥・肌荒れが起こると、皮下では小さな炎症が生じます。小さな炎症がメラノサイト細胞を刺激して、メラニンが生成されるのです。過剰にメラニンが生成されたり、ターンオーバーが乱れたりしていると、メラニンが排出できずシミとなります。

以下のような習慣に心当たりはありませんか。

  • 肌を強く擦るマッサージ
  • クレンジングをガシガシ
  • 化粧水を強めにパッティング
  • 目元をこする癖
  • 洗顔後ゴシゴシタオルで拭く

その習慣、あなたの肌の角質層を薄くして、肌のバリア機能を低下させているかもしれません。汚れをしっかり落とそうとしたり、保湿を十分にしたいという意識が、色素沈着の原因になることもあるのです。皮膚の摩擦を控えるスキンケアで、シミが増えないように対策していきましょう。

年齢による変化

シミができる3大原因の3つ目は「年齢による変化」です。

年齢によって変化するもののひとつは「肌のターンオーバー」です。個人差はありますが、20代では約28日で済んでいたターンオーバーが、40代になると55日かかります。活発に行われていたターンオーバーが鈍くなることで、順調に排出されていた表皮のメラニンが皮膚に留まりやすくなります。色素沈着が起こり、シミになるのです。

年齢によって変化する別の要素は「ホルモンバランスの乱れ」です。40代が近づく頃、多くの女性は仕事での責任が増え、ストレスを感じることも多くなります。ストレスによって、ホルモンバランスが乱れることがあります。

また40代半ばになると、女性ホルモンにも変化が生じます。ホルモンバランスの乱れは、肌のターンオーバーを遅らせます。ホルモンバランスの乱れによってシミができやすくなるのは、ターンオーバーの乱れが関係しています。加えて、シミの中でも肝斑は、女性ホルモンの影響により発症しやすいタイプです。

加齢により変化する肌のターンオーバーを意識した対策や、ホルモンバランスの乱れ・ストレス対策で、目の下のシミが増えないようケアしていきましょう。

シミを目の下に見つけたら対策を

シミ 目の下

意識してはいても、加齢には逆らえません。気づいたらできていた、目の下のシミを発見することもあります。シミを見つけたら、すぐに対策をしましょう。シミを濃くしないため、増やさないためです。

今日からできる、3つの対策を紹介します。

  • メイク落としと洗顔を丁寧に
  • 洗顔後の保湿も抜かりなく
  • 意識的に目を休ませる

どれも、簡単に取り組める対策です。日々の生活の中で意識し、シミ対策に役立てていただければ幸いです。

メイク落としと洗顔を丁寧に

目の下のシミ対策、1つ目は「メイク落としと洗顔を丁寧に」です。

キレイに見せた後のアイメイクは、正しい方法でクレンジングしましょう。リキッドタイプのリムーバーは、コットンに染み込ませて1分間ほど目元にのせます。メイクや油分が浮き上がってきたら、優しくコットンで拭き取るのがポイントです。

クリームやジェルのメイク落としは指にのせて、優しく目元につけてメイクとなじませます。クリームやジェルの量が少なすぎると、顔の皮膚と指の間に摩擦が起きてしまうため、スルスルと滑る量をつけてメイクを落とすのがポイントです。

洗顔も固形石けん・クリーム・ジェルなどタイプが様々ありますが、ゴシゴシこすらず優しく洗います。泡立つタイプの洗顔料は泡立て用ネットを活用したり、手のひらで少量のお湯となじませて柔らかく泡立ててから肌にのせます。目元を洗うときは、ゆっくり優しくがポイントです。

洗顔後の保湿も抜かりなく

目の下のシミ対策、2つめは「洗顔後の保湿も抜かりなく」です。メイク落としと洗顔で肌の汚れや老廃物を落としたら、保湿が欠かせません。目の周りの皮膚は顔の他の皮膚と比べて薄く、保湿成分をキープするのが難しいという性質があります。目元には、意識的な保湿ケアが必要です。

肌にあった化粧水や刺激の少ない化粧水を、たっぷり染み込ませたコットンを目元に貼ります。3分を目安に、コットンをはがしてください。コットンが乾いてしまうと、逆に肌の水分がコットンに吸収され効果が薄れます。

水分を補ったらビタミンC誘導体などの美白成分や、セラミドなどの保湿成分が含まれた乳液・クリームを目元に塗ります。この時も肌をひっぱらず、優しく塗るのがポイントです。

意識的に目を休ませる

目の下のシミ対策、3つ目は「意識的に目を休ませる」です。朝起きてスマートフォンでニュースを見たり仕事でパソコンを使ったりと、気づかずに電子機器によって目を酷使することがあります。睡眠不足も肌によくありません。

目の周りには、毛細血管がたくさんあります。目を酷使する習慣や睡眠不足によって、目の周りの毛細血管の血行が悪くなることがあります。シミではありませんが、目の下の青クマは、毛細血管の血行不良が原因です。顔色が悪く見えてしまうので、印象も損なわれます。血行不良により新陳代謝が低下すると、シミの原因である色素沈着も起こりやすくなるので、意識的に目を休ませることは大切です。

以下のような方法で、目を休ませることができます。

  • 就寝ギリギリまでスマートフォンを触らない
  • 仕事の休憩時間に手のひらをそっと目に当てじんわり温める
  • 温かくなるアイマスクなどのアイテムを活用する

毛細血管の血流を良くすることを意識しながら、目を閉じて目を休ませる習慣を取り入れていきましょう。

目の下のシミを解決する美容皮膚科

シミ 目の下

そばかすや肝斑など、ある一定の年齢を過ぎれば消えるシミもあります。しかし、肝斑は消えるとしても、更年期が終わって女性ホルモンの変化がなくなる時期です。そばかすは、妊娠を機に悪化することもあります。一度できてしまったシミは、なかなか手強いのが現状です。

目の下のシミを解決するため、美容皮膚科はいかがでしょうか。表皮の浅い位置のシミであれば、1回の治療で解決できることをご存知ですか?ここでは目の下のシミを解決するために役立つ、2つの選択肢をご紹介します。「レーザー治療」と「IPL光治療」です。

ご自分のシミのタイプには、どちらが向いているかチェックしてみましょう。

レーザー治療

シミ治療に使われるQスイッチヤグレーザーは、メラニンに反応し熱エネルギーを生じさせて色素を破壊します。色素のみに反応するので、シミ以外の周辺組織への影響を最小限に抑えることが可能です。通常Qスイッチヤグレーザーには、532nmと1,064nmの波長のレーザーを選択して照射する機能があります。シミの深さやタイプに合わせて波長が選べるため、効果的なアプローチです。

Qスイッチヤグレーザーの532nmでの治療に向いているのは、以下のタイプのシミです。

  • 老人性色素斑
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 茶クマ

以下のタイプのシミは、表皮の深層にレーザーが届く1,064nmでの治療が向いています。

  • 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

この記事で紹介した他のタイプのシミには、以下の治療が適しています。

  • 肝斑:Qスイッチヤグレーザーの「レーザートーニング」
  • 脂漏性角化症:炭酸ガスレーザー

いずれの治療を受けるにしても、医療レーザーには医師の診察が必要です。これは正確にシミのタイプを診断し、最適な治療を決定するのに欠かせません。また、シミの種類によっては、異なる波長を組み合わせて治療するほうが効果的な場合もあります。上記の情報を参考に美容皮膚科を受診なさってください。

IPL光治療

美容皮膚科でのシミ治療は、レーザー治療の他に「IPL光治療(フォトフェイシャル)」もあります。IPL光治療とはレーザーよりもマイルドな光を照射して、浅く薄いシミやそばかすなどの症状を治療する方法です。

レーザーと異なり、420〜1,200nmの多種の波長を選択できます。個々のシミのタイプに合わせて波長を選べるため、複数の悩みに対応することができます。メラニンに加え、赤色の色素に対する反応もよいため、雀卵斑(そばかす)の治療におすすめです。

レーザー治療に比べて刺激が弱いため、ダウンタイムが少ないのも魅力です。自分の目の下のシミ治療にどの方法が向いているのか、ぜひ美容皮膚科にご相談ください。

目の下のシミを増やさないために

シミ 目の下

目の下の皮膚は薄く、刺激に弱いこともありシミができやすい部位です。美容皮膚科でシミ治療を行なった後も、目の下のシミを増やさないよう心がけることが役立ちます。以下の方法は、シミ治療を行っていなくても、役立つ内容ですのでシミ治療に備えている方も参考になさってください。

  • 紫外線対策が大切
  • スキンケアを怠らない
  • ライフサイクルを整える
  • 健康的な食習慣を維持する

上記の、4つのポイントをお伝えします。

紫外線対策が大切

目の下のシミ対策の最重要なポイントが、紫外線対策です。シミは紫外線の強い影響から肌を守ろうとして、メラトニン細胞がメラニンを生成し、メラニンが表皮内に蓄積することで生じます。

メラトニン細胞が過剰にメラニンを生成しなくて済むよう、肌を覆うなど直射日光にさらす機会を減らしましょう。UVカットの日焼けどめクリームや、UVローションを活用するのも手です。

以下に日常生活で浴びる紫外線と、UVクリームの表示の目安を紹介します。活動に合わせた、紫外線防止用の化粧品を選びましょう。

SPF値PA値耐水性
日常生活(散歩・買い物)SPF10から20PA+から++耐水性表示なし
屋外でのレジャー・軽い運動SPF20から40PA++から+++UV耐水性★
屋外での激しい運動・炎天下でのアウトドア・マリンスポーツSPF40から50+SPF40から50+UV耐水性★★

(日本化粧品工業会「紫外線防止の基本」を元に作成)

「SPF:Sun Protection Factor」とはシミの原因となる、紫外線B波をカットする効果が持続する時間を表します。数字が大きくなるほど、日焼けの防止効果が高いことを表します。

「PA:Proteciton Grade of UVA」はシワ・たるみの原因となる、紫外線A波の防止効果を表します。PAのあとに「+」が多いほど、紫外線A波で皮膚が黒くなる反応を防御する効果が高いという意味です。

「UV耐水性」は水に触れない条件で測定したSPF、つまり日焼け防止効果が、濡れたときにどれだけ保持されるかを表示したものです。「UV耐水性★(ワンスター)」「UV耐水性★★(ツースター)」の2段階で表示されます。

活動量やアクティビティーの種類に応じて、2~3時間おきに日焼け止めクリームを塗り直すなど、こまめな紫外線対策で目の下のシミを増やさないようにします。

スキンケアを怠らない

目の下のシミ対策、2つ目のポイントは「スキンケアを怠らない」です。何かと忙しい毎日ですが、シミ対策には、基本的なスキンケアが欠かせません。

この記事で紹介した、丁寧なメイク落としと洗顔の方法を実践します。汚れや浮いている角質などの老廃物を洗い流したら、保湿も行いましょう。化粧水を染み込ませたコットンを貼り付ける目安は、3分です。顔全体にも、保湿効果のある化粧水がおすすめです。乳液や美白クリームを目元に塗るのもいいですね。

目を意識的に休ませることも大切です。目元の血流を促すように、手のひらで温めたり、市販のアイマスクを活用してもいいかもしれません。目の下のシミを増やさないためには、毎日のこまめなお手入れがポイントです。

ライフサイクルを整える

目の下のシミ対策、3つ目のポイントは「ライフサイクルを整える」です。先ほど紹介した、皮膚の構造をもう一度ご覧ください。ターンオーバーについて、解説します。

表皮角質層
顆粒層
有棘層
基底層
真皮基底膜以下の組織

皮膚は表皮の深層にある「基底層」の細胞が分裂して、より上層の細胞が押し上げられます。「有棘層」や「顆粒層」の細胞は、最終的に細胞核のない「角質層」になり、剥がれ落ちるのが垢です。

20代ではおよそ28日のサイクルで、表皮が変わります。メラノサイト細胞や生成されたメラニンは、基底層以上の表皮の層に存在します。表皮のターンオーバーとともに、メラニンも垢として排出されます。

ところがライフサイクルが乱れると、ターンオーバーのサイクルも乱れます。新陳代謝が停滞しメラニンが排出されなくなると、色素沈着として表皮内にメラニンが滞積しシミになるのです。

睡眠不足やストレスはライフサイクルの乱れ、ひいては肌のターンオーバーの乱れにつながります。美白化粧品もシミ対策にはなりますが、体のサイクルを整えることで、内側からシミを作らない身体に整えていきたいですね。

スマートフォンなどの電子機器を見る時間を制限したり、浴槽につかって身体を温めて睡眠の質を改善することもできます。毎日、6~8時間の睡眠時間を確保するのも役立ちます。ストレスを溜め込まないようにも、心がけると良いでしょう。

健康的な食習慣を維持する

目の下のシミ対策、3つ目のポイントは「健康的な食習慣を維持する」です。健康的な食生活も、肌のターンオーバーを整えるのと同様に身体の内側からできるシミ対策です。

以下の表を参考に、自分にあった食材を食生活に取り入れるよう意識します。

期待される作用栄養素代表的な食材
抗酸化作用ビタミンC・ビタミンE・βカロチン(ビタミンA)キウイ・かぼちゃ・ブロッコリー・ゴーヤ・アボカド・豆類・鮭・蕎麦
メラニンの沈着を抑制L‐システイン・リコピン牛肉・魚介類・牛乳・豆類・トマト・スイカ・柿・さくらんぼ
新陳代謝を促進ビタミンB2玄米

果物や加熱調理しなくても食べられる食材もあれば、牛乳などの手軽な食品もあります。まずは食べ慣れた食材を積極的に取り入れて、健康的な食生活を維持し、シミ対策にも役立てていきましょう。

目の下のシミなら美容皮膚科の梅田すずらんクリニック

梅田すずらんクリニック 目の下 シミ

ここまで目の下のシミについて、取り上げてきました。一般的なシミやソバカスに加え、肝斑・ADM・茶クマ・脂漏性角化症などのシミをご紹介しました。あなたの目の下のシミはどのタイプか、見当がついたでしょうか?なんとなくイメージはできても、確信までは至らないケースもあります。迷うときは、皮膚科に相談するのが一番です。

梅田すずらんクリニックでは、美容皮膚科を専門とする院長が診察します。医学的な見地より、シミの種類・深さ・最適な治療法をご提案できるのが強みです。レーザー治療による「全顔シミ取り」は、個数制限・エリア制限なし・追加料金無しで「トライビーム プレミアム」を使用した、ドクターによる施術が受けられます。「全顔シミ取り」は、税込9,900円でご提供しています。

そばかすや小さなシミにおすすめの「IPL光治療」は、当院に導入している「セレックV」を使用して、ダウンタイムの少ないシミ治療が可能です。「IPL光治療」は全顔、税込5,940円です。

思ったより長引いたマスク生活で、うっかりできてしまった目の下のシミを、美容皮膚科の力でスッキリさせませんか。鏡を見るたびに沈んでいた気持ちを、数回の治療で吹き飛ばせるかもしれません。ご質問・ご相談はお気軽に、LINE登録でお待ちしております。自信を持ってマスクを外せる肌を、ぜひあなたのものにしてくださいね。

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