2024年3月12日更新日:2024年4月12日
フェイスラインのたるみに効く即効性が高い方法は?注意点も解説
フェイスラインのたるみは、実年齢よりも老けて見える原因のひとつです。フェイスラインのたるみに気づくと、すぐにでも解消したいと思う方は多いのではないでしょうか。
結論からいうと、フェイスラインのたるみをすぐに解消させることはできません。ただし、フェイスラインを、すっきりとさせることは可能です。
そこで今回は、フェイスラインのたるみの軽減に即効性が高い方法とその注意点、クリニックでの治療法などについて詳しく解説します。
目次
フェイスラインのたるみにはマッサージが早く効く
フェイスラインのたるみをすぐにでも改善したい場合は、マッサージがおすすめです。
正しいマッサージの方法と留意点について、詳しく見ていきましょう。
正しいマッサージの方法
マッサージすると、フェイスラインで滞っている血液や、リンパ液の流れを改善できます。いわゆる、むくみが原因でフェイスラインがたるんでいる場合には、マッサージで解消できるでしょう。
肌を摩擦しないよう、クリーム・オイルで指のすべりを良くしてから、耳の前、顎下、鎖骨、首筋などを中心に軽くほぐして、リンパ管の流れを促すことがたるみの改善に役立ちます。ただし、力を入れすぎたり長時間行ったりすると肌に負担がかかり逆効果になるため、正しい方法で行いましょう。
以下に、マッサージによってフェイスラインのたるみが改善する理由と方法について解説します。
顔に流れ込んだリンパ液はすべて、耳の前にあるリンパ節を通って首へ戻ります。
そのため、まずは耳の前・下のあたりをやさしく指全体を滑らせます。顔からリンパ液を排出する部分のリンパ節の流れを良くするためです。
リンパ管は血管より細いため、強く圧迫する必要はありません。クリーム・オイルで肌との摩擦を減らした状態で、リンパ管に沿って指の腹や手のひらを滑らせるだけでも、リンパ液の流れを改善することは可能です。
耳の周囲をマッサージしたら、鼻の両サイドから耳、口角から耳、顎から耳へ向けてそれぞれ指全体・手のひらを顔の凹凸に沿って滑らせます。
顔で滞っているリンパ液を、耳のリンパ節に向けて押し流すイメージでマッサージするとよいでしょう。
フェイスラインのたるみの解消効果は一時的
フェイスラインへのマッサージの効果は、あくまでも一時的なものです。また、血液やリンパ液の滞留ではなく、加齢によってコラーゲンが減少し、肌が重力に従ってたるんでいる症状は、マッサージでは解消できません。
しかしながら、血液やリンパ液は多少は滞留しやすいため、フェイスラインを少しでもすっきりさせたい場合は、マッサージを習慣づけるとよいでしょう。
フェイスラインのたるみの悪化を予防する方法
フェイスラインのたるみの悪化を予防するためには、スキンケアや紫外線対策、生活習慣などを見直すことが大切です。
スキンケアを見直す
正しいスキンケアによって肌への負担を軽減すると、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンといった、肌のハリ・弾力・うるおいに関わる構造の減少を抑えることができます。
肌が乾燥するとバリア機能が低下し、紫外線の影響を受けやすくなります。
スキンケアは毎日の習慣だからこそ、正しく行えるかどうかがたるみに大きな影響を及ぼすのです。
洗顔はぬるま湯で顔を濡らしてから、よく泡立てた洗顔料でやさしくマッサージするように洗いましょう。洗顔後はタオルで水分をやさしく拭き取り、なるべく早く化粧水や乳液、美容液で保湿ケアをします。目や口の周りなど、皮膚が薄くて乾燥しやすい部位はクリームで仕上げるのがおすすめです。
紫外線対策を徹底する
紫外線は、肌の弾力やハリに関わるコラーゲンやエラスチンを変性させたり、これらの成分を作り出す線維芽細胞にダメージを与えたりします。
長年にわたり蓄積されてきた紫外線ダメージがたるみとして現れるため、若い頃から紫外線対策を継続することが大切です。
日焼け止めや、UVカット機能つきの帽子・衣類・日傘などを使用しましょう。日焼け止めは汗で流れ落ちるため、こまめに塗り直す必要があります。
生活習慣を見直す
生活習慣は、たるみに大きな影響を与えます。
例えば、睡眠不足は肌のターンオーバーの周期を乱し、肌の乾燥・シミ・くすみなどのリスクを高めます。ターンオーバーの乱れによって肌は紫外線や摩擦などのダメージを受けやすくなり、結果的にたるみが起こりやすくなるでしょう。
さらに、ストレスも自律神経のバランスを崩す原因のひとつです。血行が悪くなり、肌の代謝が低下することで、ターンオーバーの乱れにつながります。
正しい姿勢を心がける
背中を曲げたり首を前に突き出したりする姿勢は、フェイスラインのゆがみにつながる可能性があります。
近年は、うつむいた状態でスマホを長時間操作することによるストレートネック(スマホ首)、パソコンの長時間使用による猫背などが問題視されています。
スキンケアや生活習慣と同じく、毎日の習慣はフェイスラインのたるみに大きな影響を与えるため、今日から正しい姿勢へと改善することが大切です。
正しい立ち姿勢とは、耳・肩・脚の付け根・くるぶしまでが一直線になった状態です。このとき、肩の力は抜き、胸を軽く張って下腹部を少し引っ込めます。また、天井から伸びた糸によって頭頂部から吊られているイメージを持ちましょう。
座っているときは、背筋を伸ばして、おへそを引っ込めるように腹筋に少し力を入れ、背中を丸めないようにしてください。スマホを操作する際は目線をなるべく下げないように、持つ位置を調整します。
美容治療を受ける
フェイスラインのたるみを早く改善したい場合は、クリニックで美容治療を受けるのがおすすめです。
たとえば、医療HIFUの熱によってコラーゲンの生成を促すことで、肌にハリと弾力を与えることができます。
自分に合った治療法は症状や肌の状態、希望などによって異なるため、まずは実績豊富なクリニックに相談しましょう。
フェイスラインに早く効く美容治療
フェイスラインに早く効く美容治療について、32つ紹介します。
- 医療HIFU
- ヒアルロン酸注射
- 糸リフト
それぞれ、解説します。
医療HIFU
医療HIFUは、「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の略称で、皮膚の奥深くにあるSMAS筋膜・皮下組織・皮膚を超音波の熱によって引き締めるとともに引き上げて、たるみを改善する治療法です。
従来では、SMAS筋膜にアプローチするには切開を伴う手術が必要でした。医療HIFUは超音波によってメスを入れずにフェイスラインを引き締めることができます。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、眼球・関節・肌などに存在するヒアルロン酸を、たるみが気になる部分に注射器で直接注入することで、若々しい印象を取り戻す治療法です。
ヒアルロン酸を注入したところはふっくらとするため、フェイスラインのさまざまな箇所に適切な量を注入することで、理想的なラインを形成できます。
糸リフト
糸リフトでも、頬やフェイスラインのたるみを改善できます。
糸リフトは医療用の糸を顔の皮下組織に挿入し、その部分の皮膚や筋肉を引き上げることに寄ってリフトアップする治療法です。
糸リフトで使用する糸には多数のトゲがついており、このトゲが重力で皮膚が下がるのをくい止めます。
そのため、たるみを改善して顔全体が引き締まることにより小顔を保ち続けることができるのです。
フェイスラインのたるみの原因
フェイスラインのたるみは、複数の原因が重なることで生じます。たるみの原因を理解したうえで、対策しましょう。
過度な脂肪
フェイスラインの皮下脂肪が増えると、表情筋や皮膚が支えきれなくなり、重力に従ってたるみます。
皮下脂肪が増える理由は、摂取カロリー過多です。高カロリーなものに偏った食事、低カロリーでも大量に食べると、消費カロリーを摂取カロリーが上回り、結果的に脂肪として蓄積されます。
また、皮下脂肪が急激に減った場合も、皮膚が余ってたるむ場合があるため、過度なダイエットは禁物です。
筋力の低下
表情筋は、フェイスラインだけではなく、頬や目元などさまざまな部位を支えています。表情筋が衰えるとフェイスラインの皮下脂肪や皮膚を十分に支えられなくなり、重力に従って下垂したるみます。
表情筋が衰える原因は、加齢だけではありません。無表情で過ごす時間が長いと、表情筋が少しずつ衰えていくため、人とコミュニケーションを取るようにすることが大切です。
骨の萎縮
骨に含まれるミネラル成分は加齢によって減少し、骨が萎縮します。その結果、頬や顎のボリュームが失われ、顔の筋肉を支える靭帯が緩みます。骨の変化に伴って、皮膚がたるんでフェイスラインが崩れるのです。骨の萎縮はどうしても起こるため、他の原因についてしっかりと対策しましょう。
梅田すずらんクリニックではフェイスライン治療を行っています
マッサージでも一時的にたるみを解消できますが、効果は限定的です。日々のスキンケアや姿勢、生活習慣などを見直して、フェイスラインのたるみをなるべく抑えることも大切です。
フェイスラインのたるみをすぐに解消したい場合は、クリニックでたるみ治療を受けましょう。
梅田すずらんクリニックでは、フェイスラインのたるみのご相談、治療提案が可能です。まずはお気軽にご相談ください。