しわ・たるみ|美容コラム

2024年3月11日更新日:2024年4月12日

おでこのたるみの原因は?改善方法やセルフケアも解説

おでこ たるみ

おでこのたるみと言えば、40代や50代でようやく現れるイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実は、20代でもおでこにたるみがみられることがあります。

おでこのたるみが気になる場合は、原因を理解したうえで適切な対策を行うことが大切です。

結論から言うと、セルフケアだけでおでこのたるみを大きく改善することはできません。

しかしながら、たるみの悪化予防には役立つため、セルフケアについても確認しておくことをおすすめします。

今回は、おでこのたるみの原因や改善方法、セルフケアについて詳しく解説します。

おでこのたるみの影響

おでこがたるむとシワが形成され、実年齢よりも老けて見える可能性があります。

また、表情の変化によっておでこにシワが入ったときに、以前よりも目立ってしまうこともあるでしょう。

さらに、眉間や目尻などにもシワがあると、おでこのシワと重なることで、より一層老けた印象を与える恐れがあります。

おでこのたるみの原因

おでこ たるみ

おでこのたるみの原因は、次のように多岐にわたります。

  • 肌のハリや弾力の低下
  • 紫外線による肌の老化
  • 前頭筋の衰え
  • 頭皮のたるみの影響
  • 眼輪筋の衰え

それぞれ、解説します。

肌のハリや弾力の低下

皮膚は、外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」で構成されています。

そのうち、肌のハリや弾力に大きく関わるのは真皮です。真皮の大部分はコラーゲンが占めており、さらに、エラスチンもそこに加わることで、ハリと弾力のある肌を保っています。そのすき間をヒアルロン酸が満たしています。

しかし、加齢とともに線維芽細胞というコラーゲンやエラスチンを生成する細胞の機能が衰えたり、紫外線の影響を受けたりすることで、肌のハリや弾力が低下しておでこがたるんでしまうのです。

紫外線による肌の老化

紫外線は、コラーゲンやエラスチンを破壊したり変性させたりすることに加え、線維芽細胞の機能の低下を招きます。

若い頃から紫外線対策をせずに夏場のプールや海辺に行ったり、買い物や遊びで外出したりしていると、少しずつダメージが蓄積されていっておでこがたるみやすくなります。

前頭筋の衰え

前頭筋は、おでこの上部から眉の上・鼻の根元にかけて延びる筋肉で、眉、おでこを動かすときに使います。

表情の変化が乏しく前頭筋をあまり使わない場合は、自然に衰えてきます。また、使っていたとしても、加齢の影響で衰えてくるため、前頭筋の機能低下を完全に防ぐことはできません。

前頭筋が衰えると皮膚や皮下組織を支えきれなくなり、重力に従って垂れることでたるんでしまいます。さらに、皮膚への血流も悪くなることでコラーゲンやエラスチンの生産量が減少し、皮膚のハリと弾力が低下してたるみが進行します。

頭皮のたるみの影響

顔と頭は1枚の皮膚でつながっているため、頭皮がたるむと、たれさがった皮膚に押される形で、おでこにもたるみが生じます。

頭皮のたるみの原因は、おでこのたるみと同じく、加齢や紫外線などです。

また、生活習慣の問題によって頭皮への血流が低下し、コラーゲンやエラスチンの生産量が減少することでたるむ可能性もあります。

眼瞼挙筋の衰え

眼瞼挙筋は、まぶたを引き上げる筋肉で、まぶたから眉にかけてに存在します。この眼瞼挙筋が紫外線や加齢などの影響で衰えることも、おでこにもたるみに間接的に関わっています。

眼瞼挙筋が衰えると、まぶたが下垂し目が開きにくくなります。そうすると、前頭筋を使ってまぶたを持ち上げるようになり、結果的におでこの皮膚に負担がかかります。その結果、皮膚のハリや弾力に悪影響がおよび、おでこのたるみが促されるのです。

おでこのたるみの治療法

おでこ たるみ

おでこのたるみは、セルフケアでは十分な改善が期待できません。おでこのたるみを解消したい場合は、次の治療を受けましょう。

  • ヒアルロン酸注射
  • ボトックス注射
  • 医療HIFU
  • 糸リフト

それぞれ紹介します。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を肌に注入することでたるみによって生じたシワを埋め、若々しい見た目を取り戻す治療法です。ヒアルロン酸は真皮だけではなく、目や関節などにも存在する成分で、注入後は少しずつ体内に吸収されていきます。

効果を持続させるには定期的な施術が必要なものの、メスを使わずにたるみを改善できることから人気があります。

ヒアルロン酸注射は、どこにどれだけの量を注入するかで仕上がりが決まるため、他の治療法と同じく医師の知識や技術、経験が重要です。

なお当院では、おでこへのヒアルロン酸注入は行っておりません(2024年3月現在)。

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボツリヌス菌が作り出す毒素を無害化したものを前頭筋に注入し、筋肉の働きを緩めることで、たるみやシワを目立たなくする治療法です。

ただし、ボトックス注射の効果が期待できるのは、表情の変化によって刻まれるおでこの横ジワです。

加齢や紫外線によってたるみが強い場合、すでにシワが深く刻まれており、ボトックス注射では十分な改善につながらない可能性があります。ヒアルロン酸注入を提案されたり、併用を推奨されたりすることもあるでしょう。

おでこのたるみの状態に応じて、どの治療法が適しているかは自分では判断ができないため、まずは医師に相談することが大切です。

医療HIFU

医療HIFUは、超音波によって真皮や皮下組織、SMAS筋膜に熱エネルギーを与えることで、コラーゲンの増加や熱凝固による引き締めなどを実現する治療法です。

たるみやシワなどの改善に役立ちます。また、メスを使わずに行えるためダウンタイムが短く、皮膚に与えるダメージも抑えることができます。

医療HIFUの利点は、本来ならばメスを使わなければアプローチできなかったSMAS筋膜にアプローチできることです。SMAS筋膜は、表情筋全体を覆う筋膜のことで、顔のたるみに深く関わっています。

糸リフト

糸リフトは、メスを使わずに糸で皮膚を引き上げて留めることで、おでこのたるみを改善する治療法です。

引き上げる方向や部位を綿密にシミュレーションし、個々にあった方法で施術を行います。使用する糸は自然に溶けて吸収されるため、効果を維持したい場合は定期的に施術を受ける必要があります。

なお、当院では糸リフトの施術は取り扱っていません。

おでこのたるみのセルフケア

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おでこのたるみをこれ以上悪化させないために、セルフケアを行いましょう。

すでにできたたるみの改善は難しいですが、加齢以外の原因によるたるみを防げる可能性があります。おでこのたるみのセルフケアの方法について、詳しく見ていきましょう。

  • 頭皮マッサージをする
  • 保湿を徹底する
  • 紫外線対策をする

ひとつずつ取り上げます。

頭皮マッサージをする

頭皮と顔の皮膚はつながっているため、頭皮の状態はおでこの状態に影響を与えます。頭皮マッサージで血液やリンパ液の流れを促すことで頭皮のたるみを防ぐと、結果的におでこのたるみの予防につながる可能性があります。

頭皮マッサージは、頭を10本の指の腹で軽くつかんだ状態で、くるくると円を描くようにほぐしていきます。また、生え際から頭頂部にかけて、指を少しずつずらし、血液やリンパ液を流すイメージを持ちましょう。側頭部と後頭部も同じように行います。

保湿を徹底する

保湿ケアを怠ると、乾燥や紫外線などの影響でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少しやすくなります。保湿ケアを徹底し、少しでも肌の構造の変化への影響を抑えることが大切です。

保湿ケアの基本は、化粧水・乳液・美容液・クリームなどを使用することです。

このとき、低分子のヒアルロン酸やセラミドのほか、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など、シミやくすみなどのケアに役立つ成分が含まれたものを選ぶと、複数の悩みに対処できます。

紫外線対策をする

紫外線は、コラーゲンやエラスチン、線維芽細胞にダメージを与えるため、少しの外出でも十分に対策することが重要です。

日焼け止めを塗るだけではなく、帽子や日傘などで紫外線を防ぎましょう。UVカット機能つきのものであれば、紫外線をより効果的に防止できます。

なお、日焼け止めはSPFや数値の値が大きいものでも汗で流れ落ちるため、こまめに塗り直すことが大切です。

梅田すずらんクリニックではおでこのたるみ治療を行っています

おでこ たるみ

おでこのたるみを改善したい場合は、ヒアルロン酸注射やボトックス注射、医療HIFUなどの治療で効果が期待できるとされています。

ただし、おでこのたるみやシワの状態、原因などで推奨される治療法が異なります。まずは、医師に相談し、自分に合った治療について提案を受けましょう。

梅田すずらんクリニックでは、今回紹介したヒアルロン酸注射や医療HIFU、糸リフトなど、さまざまな治療法の中から、ご来院者さまに合った治療法をご提案しておりますので、おでこのたるみにお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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