2024年3月13日更新日:2024年4月12日
ヒアルロン酸は馴染むまでどのぐらいかかる?ふくらむ理由も解説!
「最近、鏡を見ると、目の下とほうれい線が気になってしまう…」
加齢によってどうしても避けられない、見た目の変化が気になるのは当然です。
ちょっとお高めのケア用品を使ってみても、変化を実感するのは難しいですよね。
そんなときは、美容医療の力に頼っちゃいましょう!
この記事では、加齢による見た目の変化に即効性がある、ヒアルロン酸注射について取り上げます。ヒアルロン酸注射をしてから馴染むまでに必要な期間や、施術部位がふくらむ理由も解説します。
ヒアルロン酸注射が気になっている方は、ぜひ知識として役立ててくださいね。
目次
ヒアルロン酸が馴染むまでの期間は?
ヒアルロン酸は、注入後およそ1週間ほどで馴染みます。個人差はありますが、3週間も経てば違和感なく過ごせるようになります。
ヒアルロン酸が完全に周囲の組織と馴染むのは、施術1か月後が目安です。
ヒアルロン酸を注入してから馴染むまで、皮膚の表面に違和感・引きつれを感じる場合がありますが、徐々に気にならなくなりますので、過度に心配する必要はないでしょう。
ヒアルロン酸注射とはどのような施術?
ヒアルロン酸注射は、皮膚や骨膜(こつまく)上に、医療用ヒアルロン酸製剤を注入する施術です。
加齢に伴い、皮膚の弾力低下・皮下脂肪の減少・骨萎縮などが複合的にからみあって、皮膚がたるんだり、顔がこけて見えたりします。
ヒアルロン酸注射は、加齢によって減少した軟部組織のボリュームを補ったり、骨萎縮による見た目の変化を、ふっくらハリのある印象に変えたりする美容法です。
ほうれい線・目元・頬骨の下・リップなどの施術部位が、よく選ばれています。
ヒアルロン酸は、人体の中に存在する成分であるため、医療用ヒアルロン酸でアレルギー反応が起こりにくいというメリットがあります。
また従来、ほうれい線・ゴルゴラインなどのたるみが原因で生じる溝の治療は、外科手術が主流で、長いダウンタイムがありました。しかし、ヒアルロン酸注射はメスで皮膚を切る必要がなく、ダウンタイムの症状も外科手術に比較して大幅に軽くなっています。
「ほうれい線に対するヒアルロン酸注射のダウンタイム」の記事も、ご覧ください。
外科手術に比べて気軽に施術を受けられ、体への負担が少ないにも関わらず、効果が実感しやすいため、身近な美容アプローチとして人気です。
ヒアルロン酸注射とハイフの組み合わせ施術は、シワの改善目的としておすすめです。
「ヒアルロン酸注射とハイフ」についての記事も、ご参照ください。
ヒアルロン酸が馴染むまでの注意点
ヒアルロン酸注射の施術後は、以下の2つの注意点に留意して過ごすことが大切です。
- 注入部位を刺激・圧迫しない
- 血流が良くなる活動を控える
それぞれ、解説します。
注入部位を刺激・圧迫しない
ヒアルロン酸を注射した部位を触りすぎると、感染を起こすリスクがあります。感染を起こすと、痛み・腫れなどの炎症症状が強くなり、ダウンタイムが長引きかねません。
また、注入した部位を圧迫すると、ヒアルロン酸が変形したり、移動したりする可能性があります。せっかく見た目を整えたのに、皮膚に不自然な凹凸ができる原因になるかもしれません。施術部位のマッサージは、注入後1か月は避けます。
皮膚や骨膜上にヒアルロン酸が注入されることによって違和感はありますが、注入部位への刺激・圧迫は施術の効果を妨げないために避けましょう。
血流が良くなる活動を控える
ヒアルロン酸注射の施術当日は、入浴を避けてシャワーにします。
ヒアルロン酸注射の施術後に血流が良くなる活動を行うことで、痛み・腫れ・内出血が生じる可能性があるからです。
痛み・腫れ・赤みなどの炎症症状がある数日間は、入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は避けましょう。
ヒアルロン酸注射の効果持続期間
ヒアルロン酸注射の効果が持続する期間には、個人差があります。また注入する薬剤によっても、効果の持続期間が異なります。
梅田すずらんクリニックでは、アラガン・ジャパン社製と韓国Meditox社製のヒアルロン酸製剤を取り扱っています。
以下の表は、それぞれのヒアルロン酸製剤の効果持続期間を示したものです。
メーカー | 製品名 | 持続期間 |
---|---|---|
アラガン・ジャパン | ジュビダームビスタ ボリフトXC | 約1年半 |
ジュビダームビスタ ボリューマXC | 約2年 | |
Meditox社 | ニューラミス ディープリドカイン | 約1年 |
ニューラミス ボリューム | 約1年 |
表を見るとわかるように、薬剤によって1年のものから、長いものでは2年と差があります。
さらに、注入部位によっても、効果が持続していると感じられる期間に違いが出ます。
ヒアルロン酸は注入されて馴染むと、少しずつ吸収されてボリュームが減少するため、十分な効果を感じられる期間は、約1年と考えておくとよいでしょう。
ヒアルロン酸の仕上がりに満足できなかったら
ヒアルロン酸注射の施術後に、仕上がりに満足できない場合は「ヒアルロニダーゼ」という、ヒアルロン酸を分解する酵素の注射で施術前の状態に戻すことが可能です。
ヒアルロニダーゼは注入部に浸透するため、ヒアルロン酸注射の効果は全く残りません。
また、再度同じ部位にヒアルロン酸注射をやり直す場合は、2週間程度の期間をあける必要があります。ヒアルロニダーゼの注入後、赤み・腫れなどの症状が現れる可能性があることも、念頭に置いておきましょう。
ヒアルロン酸によって不自然なふくらみができる理由
ヒアルロン酸注射でボリュームをプラスしたら、不自然なふくらみができてしまったと感じることがあるかもしれません。
不自然なふくらみができる理由には、以下の5つの要因が考えられます。
- 施術後の腫れ
- 左右差が生じている
- ヒアルロン酸の注入量が多い
- 注入されたヒアルロン酸が水分を吸収するため
- ヒアルロン酸製剤の硬度が高い
ひとつずつ取り上げます。
施術後の腫れ
注入したヒアルロン酸のボリュームに加え、施術の影響で生じた腫れのために、想定していたよりもふくらみが大きく感じることがあります。ヒアルロン酸は注射針を刺すため、皮膚に軽い炎症が生じるからです。
施術後の腫れは、注入部の炎症のおさまりとともに消失します。1週間から10日程度、様子を見てみましょう。
腫れが強く、内出血が広範囲に及ぶ場合や、アレルギー反応が疑われる場合は、施術を受けたクリニックに早めに相談します。
左右差が生じている
ヒアルロン酸の注入後に、顔の左右差が強調されていると、ふくらみを不自然に感じることがあります。
そもそも、顔の形は完全に左右対称ではありません。骨格に左右差があったり、表情や噛み方のくせによって筋肉のボリュームに左右差が生まれるからです。
熟練した医師は、顔の左右差に合わせて、注入するヒアルロン酸量を調節します。
ところが、左右同量のヒアルロン酸を注入してしまうと、顔の左右非対称な形状が強調されてしまい、不自然なふくらみに感じられるのです。
左右差からくる不自然なふくらみは、涙袋・唇などの皮膚の薄い部位で目立ちやすくなります。
ここがヒアルロン酸注射に、医師の技量が求められる所以です。
ヒアルロン酸の注入量が多い
ヒアルロン酸の注入量が多すぎれば、不自然なふくらみになるのは当然です。
ヒアルロン酸の注入量をうまく調節できない原因は、医師の技術力が挙げられます。
加えて、施術を受ける側の希望するイメージを医師と共有できていなければ、仕上がりもイメージ通りとはいきません。
診察の時点で、自分のイメージを具体的に医師に伝えましょう。不明な点は、遠慮なく医師に確認します。具体的にどうしたいのか、どの部位が気になっているのか、医師と話し合いイメージを伝えるのがポイントです。
注入されたヒアルロン酸が水分を吸収するため
ヒアルロン酸は保水力の高い成分です。そのため、体内に注入されると、周囲から水分を吸収してふくらみます。
ヒアルロン酸が馴染むと、ヒアルロン酸製剤が水分を吸収したことによるふくらみは落ち着きます。
施術後に、不自然にふくらんだように感じた場合は、落ち着いて数週間経過を観察しましょう。
ヒアルロン酸製剤の硬度が高い
ヒアルロン酸製剤の違いによって、不自然なふくらみや、皮膚が引っ張られるような違和感を感じることもあります。
特に、ヒアルロン酸製剤の高度が高いと、ふくらみが不自然に思えるかもしれません。
注入したヒアルロン酸が、容易に周囲に広がったり、形成したボリューム・高さを失ったりしないように、ヒアルロン酸製剤は開発されています。
ヒアルロン酸が馴染むにつれて、不自然さは解消されます。しばらく様子を見るとよいでしょう。
ヒアルロン酸を早く馴染ませる方法は?
施術後はヒアルロン酸の注入による違和感もあり、早く馴染ませたいと感じますが、手っ取り早く馴染ませる方法はありません。
ヒアルロン酸の馴染み方には、個人差があります。
施術から1か月経っても馴染まなければ、施術を受けたクリニックに相談しましょう。
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるために
お金を払って施術を受けたからには、効果を長持ちさせたいですよね。
ヒアルロン酸注射の効果を持続させるための、2つのコツを紹介します。
- 施術後1か月はマッサージ・美顔器を避ける
- 複数回の施術を受ける
それぞれ、お伝えします。
施術後1か月はマッサージ・美顔器を避ける
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるためには、施術後が肝心です。
ヒアルロン酸が完全に馴染むまでの、施術後1か月はマッサージや美顔器の使用を控えましょう。
施術後、ヒアルロン酸が馴染んでいない時期にマッサージをすると、ヒアルロン酸の形状が崩れたり周囲に広がったりする場合があります。
せっかくイメージ通りに注入したヒアルロン酸が、変形しては元も子もありません。
また、美顔器を使用し皮膚の血流が良くなると、皮膚に注入したヒアルロン酸が吸収されやすくなる可能性が指摘されています。
血流が良くなったからといって、注入したヒアルロン酸がすぐにペタンコになることはありませんが、ボリュームを維持することが施術の効果を長持ちさせることにつながります。
ヒアルロン酸が体に馴染むまでは、マッサージ・美顔器の使用は避けるのが賢明です。
複数回の施術を受ける
ヒアルロン酸注射は、複数回の施術を重ねることで、効果の持続期間が長くなるという特徴があります。
同じ部位に一定の期間をあけてに、施術を受けるとヒアルロン酸注射の長期的な効果を期待できます。
ヒアルロン酸注射の効果を長期的に維持したい場合は、医師と施術間隔を相談し、複数回の注入を受けましょう。
ヒアルロン酸注射はクリニック選びにこだわるべき3つの理由
ヒアルロン酸注射の仕上がりを、満足のいく結果にするには、クリニック選びにこだわることが欠かせません。
クリニック選びにこだわるべき、3つの理由をお伝えします。
- 医師の技術に左右されやすい施術だから
- イメージを医師に伝えられるかが仕上がりに影響するから
- 施術後の疑問・トラブルに対応できるから
ひとつずつ、解説します。
医師の技術に左右されやすい施術だから
ヒアルロン酸注射は、注入する量・部位などの自由度がとても高い美容医療です。ヒアルロン酸を適切な深さに、適切な量を注入するには、医師の高い技術が欠かせません。
医師の腕が試される施術だからこそ、クリニック選びが重要です。
気になる美容クリニックのホームページなどから、ヒアルロン酸注射の施術についての記載をチェックしてみましょう。
イメージを医師に伝えられるかが仕上がりに影響するから
ヒアルロン酸注射の仕上がりを、自分の理想に近づけるためには、医師とのコミュニケーションとイメージの共有が必要不可欠です。
イメージを、伝えやすい環境かどうかが重要です。
無料カウンセリングに足を運んでクリニックのスタッフに話を聞いたり、診察で実際に医師と会話してみることは、その医師とのイメージ共有が可能かどうかを確認するのに役立ちます。
思ったことを言い出しにくいと感じたり、ふとした疑問を尋ねるのをためらったりする雰囲気では、ヒアルロン酸注射の仕上がりイメージについて、率直に伝えるのを難しく感じるでしょう。
「医師との話しやすさ」はヒアルロン酸注射のイメージを、理想に近づけるために重要です。
施術後の疑問・トラブルに対応できるから
施術を受けたクリニックのスタッフが話しやすければ、施術後に気になることや疑問が湧いても、相談しやすくなります。
また、思わぬ症状や皮膚トラブルが出た場合にも、気兼ねなく問い合わせられます。ごく稀ですが、アレルギーを発症した場合には、すぐに受診する必要があります。
無料カウンセリングを受ける際には「何かあったときに、相談しやすいクリニックだろうか?」という視点でクリニックを比較するのも一つの方法です。
ヒアルロン酸注射なら梅田すずらんクリニックへ
ヒアルロン酸製剤が馴染むまでの期間には、個人差がありますが、注入後1~3週間ほどで周りの組織に馴染みます。
注入直後は違和感を感じることもありますが、外科手術よりダメージは小さく、効果の持続期間も比較的長い施術です。
目の下のくたびれた印象や、ほうれい線が気になっているなら、ヒアルロン酸注射を試してみませんか?
梅田すずらんクリニックでは、あなたの悩みに合わせてヒアルロン酸製剤を選び、お顔に合わせた施術が可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。当院のヒアルロン酸注射のページも、ご覧ください。