2024年3月5日更新日:2024年4月12日
ほうれい線にヒアルロン酸注射をした場合のダウンタイムは?
「最近なんだか頬のたるみが強くなって、ほうれい線が前より目立つようになったわ」
年々深まる、肌の悩みとほうれい線…。
鏡に映った顔を見て、そんなふうに感じる瞬間ってありますよね。
ほうれい線の改善を期待するなら、ヒアルロン酸注射がおすすめです。
このコラムでは、ほうれい線に対するヒアルロン酸注射に期待できる効果とダウンタイムについて解説します。
ダウンタイムの症状を、長引かせないためにできる対策についてもお伝えしますので、参考にしてくださいね。
目次
ほうれい線へのヒアルロン酸注射で期待できる効果
ヒアルロン酸注射とは、医療用に開発されたヒアルロン酸を、注射器で皮膚の真皮や皮下組織に注入する美容治療です。
ほうれい線に対するヒアルロン酸注射は、真皮に注入されたヒアルロン酸が皮膚をふっくら持ち上げ、溝の深さを目立たなくする効果が期待できます。
真皮のボリュームが物理的にアップするため、施術と同時に効果を実感できるのが特徴です。
ほうれい線にヒアルロン酸注射をした場合のダウンタイムは?
ほうれい線にヒアルロン酸注射をした場合の、ダウンタイムは数日です。
ダウンタイムには個人差がありますが、日常生活に支障をきたすことはありません。
注入するのは医療用のヒアルロン酸ですが、もともと人体にはヒアルロン酸が存在するため、アレルギー反応などの重篤な症状を起こすことは稀です。
皮膚にメスをいれるような美容法に比べて、ダウンタイムが短く効果を実感しやすいため、ほうれい線へのヒアルロン酸注射は人気の高い治療法です。
ほうれい線のヒアルロン酸注射でダウンタイムに生じやすい症状
ダウンタイムの期間には、どのような症状が予想されるでしょうか。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射では、以下のような症状が見られることがあります。
- 痛み
- 赤み
- 内出血
- むくみ
ひとつずつ、解説します。
痛み
ヒアルロン酸注射で注入するヒアルロン酸製剤には大抵、麻酔成分が含まれています。
施術後、麻酔が切れてくると、ジンジンとした鈍い痛みを感じることがあります。皮膚に薬剤を注入したことで、内圧が上昇し鈍痛を感じるのです。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射の痛みは、通常2~3日でおさまります。
赤み
ほうれい線のヒアルロン酸注射後には、皮膚が赤くなることがあります。
痛みと同様、皮膚の内圧が上がることによる、軽い炎症のため赤みが生じるのです。
皮膚の赤みは、炎症の沈静化とともに2~3日で消失します。
内出血
ほうれい線にヒアルロン酸を注入した後、内出血が見られる場合があります。
ほうれい線に対するヒアルロン酸注射は、真皮の深い層に薬剤を注入しますが、真皮の浅い層には毛細血管が集中しているため、注射針が毛細血管を損傷すると内出血するのです。
施術後に冷やすことで、内出血の悪化を防ぐことができます。1~2週間で内出血は目立たなくなりますが、それまでの間メイクで隠すことが可能な程度の出血量です。
むくみ
ヒアルロン酸を注入すると、むくみが生じることがあります。
むくみは、ヒアルロン酸の特徴によるものです。ヒアルロン酸は吸水・保水能力が高いため、真皮に注入されると皮膚の水分を吸収しようとします。
注入したヒアルロン酸が馴染むと、むくみは改善します。施術から、1週間から10日がむくみの目安です。
ヒアルロン酸は1~3週間ほどで、皮膚に完全に浸透します。もし、むくみが1か月経っても取れない場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。
ほうれい線ヒアルロン酸注射で起こるダウンタイムの特徴
ほうれい線にヒアルロン酸を注入後、痛み・赤み・腫れ・内出血などの症状は2~3日で落ち着きます。
注入部位が硬くなる場合がありますが、数日で柔らかく戻るため、触らないように意識して過ごしましょう。
ヒアルロン酸の注入後、ほうれい線に沿ってみみず腫れのような皮膚症状が表れた場合は、速やかに受診することをおすすめします。
ごく稀にアレルギー反応が出ることがあり、傷跡になる恐れがあります。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射でダウンタイム中にできる対策
ほうれい線にヒアルロン酸注射を受けた後、ダウンタイムの症状を軽減するために役立つ、3つの対策をお伝えします。
- 熱感・痛み・腫れがある場合はアイシング
- 注射した部位を刺激しない
- 体に負荷をかけない
順番に解説します。
熱感・痛み・腫れがある場合はアイシング
施術後当日、注入部に熱感・痛み・腫れといった症状がある場合は、アイシングがおすすめです。
注入したヒアルロン酸の物理的刺激や、注射による炎症症状の軽減に役立ちます。
保冷剤をティッシュに包んで、痛みや腫れのある部分に当てましょう。保冷剤を肌に直接当てると冷えすぎるので、ティッシュやハンカチに包んで使用します。
施術部位の熱が下がり、皮膚が冷えたら保冷剤を離しても大丈夫です。しばらくして、痛みや熱感が戻るようなら、再度冷やします。
施術の翌日以降は、熱感がある場合にはアイシングしても構いませんが、必要以上に冷やすと毛細血管の血流が悪くなり、回復に影響を与える可能性があります。
アイシングは基本、施術当日のみと心得ておきましょう。
注射した部位を刺激しない
施術後、注入したヒアルロン酸の違和感が気になって、触りたくなるかもしれません。皮膚が固くなっていると、気になるのは当然です。
しかし、施術当日に皮膚を触りすぎると、炎症が増悪する可能性や、感染を起こす可能性があります。
また、注入部を強く圧迫するとヒアルロン酸が移動し、ほうれい線の見た目を、狙ったとおりに改善できなくなる恐れがあります。
注射した部位に、メイク・クレンジング・洗顔で触れるときは、圧迫しないように心がけましょう。
施術部位へのマッサージは、1か月ほど控えることをおすすめします。
体に負荷をかけない
ダウンタイムで炎症症状が出ている数日間は、体に負荷をかけないことが大切です。
汗をかくような活動は患部への血流量を増大させ、赤み・腫れ・痛みを増悪させる可能性があります。
具体的には、長時間の入浴・サウナ・激しい運動・飲酒などは、施術後数日は控えます。施術直後には見られなかった、内出血が生じる可能性もあるからです。
施術部位の赤み・腫れを感じる期間は、シャワーのみで入浴は控え、激しい活動は避けるようにしましょう。
ヒアルロン酸注射後のダウンタイムが長引く場合は受診を
施術後1週間経っても、痛みや腫れが続く場合は、施術を受けたクリニックを受診しましょう。
また、強い腫れや強い痛みは感染症・血行障害の可能性があるため、早めにクリニックに相談することをおすすめします。
施術後の皮膚をむやみやたらに触ることは、刺激になりますが、触覚が保たれているかは確認してください。肌に触れても感覚が全くない、あるいは、ほとんど感じない場合、感染症の可能性を否定できません。
施術後のダウンタイムの症状が強かったり、長引いたりする場合は、施術を受けたクリニックを受診しましょう。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムを軽くするためにはクリニック選びが大切
ヒアルロン酸注射は、自由診療で行われます。また、注入部位や注入する薬剤の量は、施術する医師の技術にかかっています。
そのため、値段だけを比較してクリニックを選ぶのは、賢明とはいえません。
無料カウンセリングを受け、施術内容・治療方針・リスクなどを丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。少し難しくても、解剖学の知識に基づいた治療方針を説明してくれる医師は、施術経験が豊富と判断する目安になるかもしれません。
ほうれい線の治療に期待することなど、施術を受ける側の希望を聞きつつ治療方針を決定できるクリニックなら、ダウンタイムで気になる症状が出た場合にも相談しやすいでしょう。
必要を判断してすぐに対応できるクリニックを選ぶことは、ダウンタイムの症状を軽減する近道になるのです。
ヒアルロン酸注射が受けられないケース
以下のようなケースは、ヒアルロン酸注射を受けられないことがあります。
- 妊娠の可能性がある・妊娠中・授乳中の方
- ヒアルロン酸製剤の成分・アミド型局所麻酔剤に過敏症の既往があるケース
- グラム陽性菌由来タンパクに対し過敏症の既往があるケース
上記に含まれないケースでも、医師がリスクが高いと判断した場合には、施術を控えることがあります。
ほうれい線に対するヒアルロン酸注射の効果を維持するために
ほうれい線にヒアルロン酸を注射すると、施術直後から見た目の変化を実感することができます。
注入したヒアルロン酸のボリュームは、時間の経過とともに少しずつ減っていきます。注入する薬剤にもよりますが、効果の持続期間は6か月から1年です。
ヒアルロン酸のボリュームが減ると、ほうれい線の溝が施術直後より深くなります。ヒアルロン酸注射の効果を維持するためには、数回施術を受けることが役立ちます。
注入したヒアルロン酸は完全に吸収されないように開発されているため、注入回数を重ねるごとに、効果の持続期間は長くなります。
ヒアルロン酸注射の施術を、期間を開けて2~3回受けて、ほうれい線への効果を長期的に維持する方法がおすすめです。
ほうれい線に対するヒアルロン酸注射についてよくある質問
ほうれい線のヒアルロン酸注射について、よくある3つの質問にお答えします。
- 施術時間はどのぐらいですか?
- ヒアルロン酸注射は痛みますか?
- メイクはいつからできますか?
それぞれ取り上げます。
施術時間はどのぐらいですか?
ほうれい線のヒアルロン酸注射の施術時間は、10分程度です。
ヒアルロン酸注射は痛みますか?
注射針を刺すため、針の刺入時に痛みがあります。
また、皮膚にヒアルロン酸を注入するため、押し広げられるような違和感や痛みを感じることがあります。
メイクはいつからできますか?
施術後、出血がなければ当日より可能です。
施術部位への圧迫・刺激をなるべく減らすため、クリームやリキッドタイプのファンデーションよりも、ブラシでのせるパウダータイプのものがおすすめです。
ほうれい線のヒアルロン酸注射は梅田すずらんクリニックへ
ほうれい線へのヒアルロン酸注射は、ほうれい線がより深くなる前に実施すると、効果を感じやすくなります。
鏡を見ながら、なんとなく悩み続けるのは、もうおしまいにしませんか?
ほうれい線の悩みは、美容治療で解消しましょう。
梅田すずらんクリニックに、お気軽にご相談ください。