2024年9月2日
エクソソーム注入によるポテンツァの効果とは?マックームとの違いも詳しく解説
近年では、美容医療や化粧品、再生医療の分野で「エクソソーム」の名前を耳にすることが増えました。
ポテンツァのエクソソーム注入は、最新の美容技術を活用して肌の若返りにアプローチする、注目の治療法です。
本記事の前半では、シワやたるみ、ニキビ跡などエクソソーム注入によるポテンツァの効果について説明し、後半ではマックームとの違いやエクソソームのメリット・デメリットについて紹介します。
目次
エクソソーム注入によるポテンツァの特徴
エクソソームとは、私たちの体にある細胞の全てから分泌される小胞(しょうほう)であり、「細胞外小胞」のひとつです。大きさは直径30~150ナノメートルでウイルスほどの微小な物質です。
エクソソームは全身を循環して遺伝子情報を伝達すると考えられており、エクソソームを受け取った細胞は活性化し、皮膚再生・血管再生作用、抗炎症作用などを示すことが確認されています。
ポテンツァのマイクロニードルで皮膚に穴を開けてエクソソームを注入すれば、真皮層までダイレクトにエクソソームを届けられます。
エクソソームは微小な粒子であるため細胞の隅々にまで行き渡り、ポテンツァの効果を高めることが期待できるのです。
エクソソーム注入によるポテンツァの効果
エクソソーム注入によるポテンツァには、以下のような効果が期待できます。
- ニキビやニキビ跡の改善
- 毛穴開きの改善
- シワ・たるみの改善
- 赤ら顔の改善
- 肝斑の改善
それぞれポテンツァがどのように作用するのか詳しく説明します。
ニキビやニキビ跡の改善
ポテンツァはニキビに直接、高周波であるラジオ波(RF)を照射し、皮脂腺を破壊することでニキビの根本治療に効果が期待できる施術です。
そもそもニキビは過剰な皮脂分泌が原因で毛穴が詰まり、炎症が起こることで発生するため、この過剰分泌を抑制することによりニキビができにくくなるのです。
また、エクソソームには皮膚再生効果があるため、既にできてしまったニキビ跡の改善も期待できます。
つまり、ポテンツァでエクソソームを注入することにより、新しいニキビの発生を抑えながら、同時にニキビ跡にもアプローチできるのです。
ポテンツァがクレーターやニキビ跡にも効果がある理由については、関連記事もご覧になってください。
毛穴開きの改善
毛穴が開く原因として最も多いのが、過剰な皮脂の分泌です。毛穴は皮脂腺と繋がっており、皮脂腺から分泌された皮脂は毛穴を取って皮膚表面へと排出されます。
そのため、皮脂が過剰に分泌されると皮脂の出口としての毛穴が押し広げられ、これが毛穴の開きとなるのです。
さきほど「ニキビやニキビ跡の改善」で説明したように、ポテンツァは皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。
皮脂の分泌が抑えられると毛穴を押し広げるものがなくなるため、毛穴の開きが改善します。
ポテンツァが毛穴改善に効果があるかについて説明した記事も、必要に応じて参考にしてください。
シワ・たるみの改善
シワやたるみは年齢を感じさせ、美容の大敵となる問題です。
ポテンツァは皮膚にマイクロニードルを刺し、さらにラジオ波を照射して熱エネルギーを伝えるため、真皮層にある線維芽細胞を活性化させる効果があります。
活性化した線維芽細胞は、皮膚のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンを生成し、肌の弾性を回復させます。
弾力を取り戻して引き締まった肌には、シワやたるみができにくくなるため、ポテンツァによりこれらの改善が可能になるのです。
赤ら顔の改善
顔がほてったように見える赤ら顔は、皮膚表面の毛細血管が拡張し、透けて見えることで赤くなっている状態です。
ポテンツァは毛細血管がある真皮にラジオ波を照射し、熱エネルギーを加えることで、赤ら顔の原因となる新しい血管の増生を抑制し、毛細血管の拡張を改善します。
その結果、赤ら顔を効果的に治療することが可能です。
赤ら顔になる皮膚症状のひとつとして「酒さ(しゅさ)」があります。軽度の酒さを悪化させない方法は、関連記事を参考にしてください。
肝斑の改善
ポテンツァは、これまで治療が難しいといわれていた肝斑の改善効果も期待できます。
肝斑とは、女性ホルモンのバランスが乱れることで発生しやすいシミの一種で、頬骨あたりで左右対称に見られることが多く、茶褐色をしているのが特徴です。
ポテンツァで照射するラジオ波は、肝斑の原因であるメラノサイトに直接作用し、メラニン色素の生成を抑制します。
また、マイクロニードルが肌の創傷治癒を促し、肌のターンオーバーを促進することによっても、肝斑が徐々に薄くなる効果が期待できます。
ポテンツァにはエクソソームとマックームのどちらが良い?
ポテンツァで注入できる薬剤として、エクソソームのほかにマックームがあります。ポテンツァの施術では、どちらの薬剤が良いのかと悩む人もいるでしょう。
ここでは、エクソソームとマックームの違いやどちらがおすすめかについて解説します。
マックームとは
マックームとは、ポテンツァ専用に開発されたPLLA(ポリ乳酸)製剤のひとつです。
PLLA製剤は「溶けるコラーゲン」としても知られ、体内で吸収される性質があります。医療分野で幅広く使用されていますが、大量に注入すると肉芽腫などのリスクがあると報告されています。
そこで、安全性を高めるために粒子を極限まで細かく分解して改良したものがマックームです。
マックームを皮膚に注入すると、コラーゲンの生成を促し、肌の弾力を取り戻す効果が期待できます。
エクソソームとマックームの効果の違い
エクソソームは肌の細胞を活性化し、シワ・たるみの改善など若々しい肌に導く効果が顕著です。
一方で、マックームは肌のハリを向上させる効果に優れ、特にニキビ跡やクレーターの改善に効果的です。
エクソソームとマックームは両者とも美肌に効果が期待できる薬剤ですが、その効果には違いがあるため、どちらがより自分に適しているかは医師と相談して決めるのが良いでしょう。
エクソソームとマックームがおすすめな人
以下の表に、エクソソーム・マックームがおすすめな人をまとめました。
エクソソームがおすすめな人 | マックームがおすすめな人 |
・小ジワやたるみが気になる ・毛穴の開きが気になる ・若々しい肌を取り戻したい | ニキビ跡を改善したい凸凹肌を改善したい |
ポテンツァでエクソソーム注入をするメリット
ポテンツァでエクソソーム注入をすることにより、以下のようなメリットがあります。
- 短期間で美肌効果を得られやすい
- ダウンタイムが短い
それぞれについて見ていきましょう。
短期間で美肌効果を得られやすい
ポテンツァは治療目的に応じて、機械の先端に取り付けるチップを変更できます。
ポンピングチップは、目的の部位に効率良く肌に薬剤を導入でき、必要な成分が皮膚の深層まで効果的に浸透します。そのため、肌トラブルを迅速に改善することが可能です。
また、ポテンツァはラジオ波を利用して肌に熱エネルギーを与えることで、コラーゲンの生成を促進します。
この熱エネルギーが真皮層の線維芽細胞を刺激し、新しいコラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌の弾力性とハリが増し、シワやたるみが短期間で改善されます。
このように、ポテンツァは治療後、短期間で効果を実感できる点が特徴です。
ダウンタイムが短い
ポテンツァのもうひとつのメリットは、ダウンタイムが短いことです。
ポテンツァはマイクロニードルから高周波の熱エネルギーを照射しながら施術を行います。この熱エネルギーは、施術中の出血を抑える役割があります。
そのため、例えばダーマペンなどと比較しても、施術後の傷が非常に少なくて済みます。
出血や腫れが抑えられるため、治療後すぐに日常生活に戻ることが可能です。
ポテンツァでエクソソーム注入をするデメリット
エクソソームなどの薬剤を使用すると追加の費用が発生し、料金が割高になるのは、デメリットといえるかもしれません。
ポテンツァはラジオ波を使用して肌の再生を促進する優れた治療法ですが、さらに効果を高めるためにエクソソームなどの薬剤を併用することが効果的です。
しかし、薬剤を追加すれば治療の総費用は上がることは避けられません。そのため、治療を受ける前に、予算や期待する効果を考慮し、詳細なカウンセリングを受けることが重要です。
エクソソーム注入でポテンツァの効果を高められる
ポテンツァは、ニキビやニキビ跡、シワ・たるみ、赤ら顔、肝斑といった多岐にわたる肌トラブルに効果を期待できる施術として人気です。
エクソソームの注入すれば、さらにこれらの効果が高まり、短期間で美しい肌を手に入れられます。
当院は、大阪でポテンツァを実施しているクリニックです。
ポテンツァの効果を最大限に引き出して理想の肌を手に入れるために、ぜひ梅田すずらんクリニックまでご相談ください。