2024年8月16日更新日:2024年9月1日
ポテンツァはクレーターやニキビ跡にも効果がある?
いつの間にか顔にクレーター状のニキビ跡ができ「外出すると周りの視線が気になるようになった」という経験はありませんか。
ニキビの炎症が強かったり、長引いたりすることでニキビ跡になり、そのうち肌に凸凹ができるのがクレーターです。
本記事では、ポテンツァがクレーターに効果がある理由や必要な治療回数、ダーマペンとの比較などについて解説します。
目次
ポテンツァがクレーターに効果がある理由
ポテンツァがクレーターやニキビ跡にも有効な理由として、以下の3つが挙げられます。
- マイクロニードルで肌の創傷治癒力を高める
- ラジオ波の熱エネルギーが真皮層にまで届く
- ドラッグデリバリーで薬剤をダイレクトに注入できる
それぞれについて詳しく説明します。
マイクロニードルで肌の創傷治癒力を高める
ポテンツァは、超極細の針であるマイクロニードルを皮膚に刺し、その針先からラジオ波を照射して熱エネルギーを発生させる治療です。
マイクロニードルが肌に微細な傷をつけると、肌本来の性質である創傷治癒力が働き、肌の表層部である表皮ではターンオーバーが活発化します。
肌のターンオーバーが促進されることで、古い角質が取り除かれ、新しい肌が表面にあらわれるため、クレーターの見た目が滑らかになるのです。
また、ポテンツァは皮脂の過剰分泌を防ぐ効果もあります。皮脂の過剰分泌はニキビの主な原因のひとつであり、これを防ぐことで新たなニキビの発生を抑えることができるため、クレーターの予防にもつながります。
ラジオ波の熱エネルギーが真皮層にまで届く
ポテンツァのマイクロニードルから照射されるラジオ波による熱エネルギーは、真皮層にまで届きます。深部まで到達する熱エネルギーにより、真皮層でも創傷治癒力が促され、線維芽細胞が活発化します。
その結果、コラーゲンやエラスチンといった肌にハリや弾力を与える成分が生成され、クレーターやニキビ跡の凹凸が改善されるのです。
ポテンツァはこのように、肌の深部から再生を促進することで、クレーターの目立ちにくい滑らかな肌を実現します。
ドラッグデリバリーで薬剤をダイレクトに注入できる
ドラッグデリバリーとは、薬剤を狙った部位や組織に届ける技術を指します。マイクロニードルを抜くときに生じる空気圧を利用し、肌に薬剤を浸透させることができるため、真皮層にまで多くの薬剤を届けられます。
ドラッグデリバリーで導入できる薬剤で、クレーター治療におすすめの薬剤がマックームです。マックームはポテンツァ専用に開発されたPLLA(ポリ乳酸)製剤と呼ばれる薬剤で、皮下において分解される過程でコラーゲンを生成します。
これにより肌にハリと弾力が生まれるため、クレーターの改善が期待できるのです。
ポテンツァはさまざまな種類のクレーターに効果が期待できる
クレーターはニキビを潰したり、炎症の強いニキビを放置したりすることで炎症が真皮にまで到達し、肌の表面にクレーターのような凸凹ができた状態を指します。
クレータは大きく以下の3つに分類できます。
- ローリング型
- ボックス型
- アイスピック型
ローリング型は直径4〜5mm程度で、ゆるやかな凹みが見られるものです。クレーターの底が癒着により引っ張られることにより、肌に凹みができます。
ボックス型は辺縁がハッキリして垂直に凹んだニキビ跡です。クレーターのニキビ跡としてはよく見られるもので、より大きく深い凹みが特徴です。
アイスピック型は真皮層よりも奥までダメージが到達している状態です。表面は、アイスピックで刺したような小さい穴が特徴です。
このようなクレーター全体に対して、ポテンツァは効果を期待できます。マイクロニードルによる創傷治癒力の促進、真皮にまで届くラジオ波の熱エネルギー、効率的に薬剤を届けられるドラッグデリバリーシステムによりクレーターの凸凹を改善します。
ただし、クレーターの状態によっては他の施術も適応となるため、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
ポテンツァのクレーターへの効果は何回の治療が必要?
ポテンツァは1回の治療でも効果を実感しやすい治療ですが、クレーターの状態やダメージが及んでいる深さによっては、複数回の治療が必要になることもあります。
クレーターの症状と、ポテンツァの治療回数の目安は、以下のとおりです。
軽度 | 1〜2回 |
中程度 | 2〜4回 |
重度 | 4〜6回 |
ただし、クレーターの状態や必要な回数には個人差があるため、最終的には医師の診察のもと適切な診断が欠かせません。
クレーターの深さや年齢、肌質などがポテンツァの治療回数に影響を与えると考えられます。
ポテンツァのクレーターへの効果を高めるには
ポテンツァの施術後、アフターケアが適切でなければ十分な効果を見込めず、クレーターの改善が限定的になる可能性があります。
ポテンツァ本来の効果を発揮し、かつ維持するためには、以下の点に注意してください。
- 紫外線対策を怠らない
- 適切なスキンケアを行う
- 健康的な生活習慣を意識する
施術直後は肌がデリケートな状態になっているため、特に注意が必要です。当日はシャワーのみとし、入浴は控えましょう。メイクも施術当日は控えるようにします。
紫外線対策や適切なスキンケアは、施術直後から治療期間の全体にわたって必要です。また、十分な睡眠、適度な運動、さらに栄養バランスの取れた食事を日常生活に取り入れることが大切です。
ポテンツァとダーマペンならどちらがクレーターに効果的?
ポテンツァと同じマイクロニードル治療であるのが、ダーマペンです。では、ポテンツァとダーマペンはどのように違い、どちらがクレーター治療に適しているのでしょうか。
ポテンツァとダーマペンの大きな違いとして、ラジオ波照射とドラッグデリバリーの有無が挙げられます。また、ダーマペンには線維芽細胞を刺激するラジオ波の照射はありません。ダーマペンで穴を開けた肌には手動で薬剤を塗布します。
これらをまとめたのが、下表です。
ポテンツァ | ダーマペン | |
治療方法 | マイクロニードル+ラジオ波 | マイクロニードル |
ドラッグデリバリー | 可能 | 不可 |
肌の引き締め | あり(ラジオ波による) | なし |
深部のクレーターへの効果 | 高い(ラジオ波による) | 中程度 |
このように、ダーマペンでもクレーターの改善効果は期待できますが、より深部にできた重症度の高いクレーターにはポテンツァのほうがおすすめといえるでしょう。
費用はポテンツァのほうがダーマペンより高くなりますが、治療に要する回数を比較するとポテンツァのほうが少なることが予想されるため、最終的な費用はポテンツァもダーマペンも同程度になることもあります。
まとめ:ポテンツァでクレーター改善するなら梅田すずらんクリニックにご相談ください
本記事では、ポテンツァがクレーターに効果的であることや必要な治療回数、ダーマペンとの違いについて解説しました。
クレーターやニキビ跡は、軽度であればセルフケアで改善できる場合もありますが、重度になると治療が必要です。
ポテンツァなら、クレーターのような肌の奥深くにまで及んだダメージにもアプローチできます。
当院(梅田すずらんクリニック)は、大阪でポテンツァが受けられるクリニックです。クレーターでお悩みのかたは一度ご相談ください。