2024年8月22日更新日:2024年9月1日
鼻の白い角栓が取れないのはなぜ?正しいケアや対処法について解説
洗顔を終えたのに、鼻の毛穴に白いポツポツが目立つことってありますよね?実はそれ、角栓なのです。
かゆみや痛みはないものの、顔の目立つ場所に密集してできるので、見た目の美しさに影響してきます。
そこで本記事では、鼻の白い角栓が取れない理由や角栓ができる原因、取り方について詳しく解説します。
目次
鼻の白い角栓が取れないのはなぜ?
洗顔をしていると、鼻のまわりの毛穴に白いポツポツが付着しているのに気づくことがあります。放置するのも気になるので、指でぎゅっと毛穴を圧迫すると、中からにょろっとしたものが出てきます。これが角栓です。
角栓は、毛穴に詰まった皮脂と、代謝の過程で剥がれた皮膚の古い角質からできています。角栓は水分を吸収しやすい性質があるため洗顔時に膨らみ、毛穴から飛び出すようになります。これが白いポツポツの正体です。
こうした角栓がなかなか取れないのは、毛穴のまわりの皮膚が硬くなってしまっているからで、洗顔をしても毛穴から出にくくなります。
また、ターンオーバーの乱れも考えられます。ターンオーバーが正常に進めば、皮脂や角質が毛穴に詰まって角栓ができても、自然と剥がれ落ちるはずです。しかし、さまざまな理由でターンオーバーが乱れると角栓が剥がれにくくなると考えられます。
鼻に白い角栓ができる原因
鼻にできる白い角栓は、普段の生活習慣を見直すことで改善できるものが多いです。
- 肌に残ったメイク汚れ
- ターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰分泌
これらについて、解説します。
肌に残ったメイク汚れ
ファンデーションや化粧下地には油性成分が含まれており、その日のうちにしっかり洗い落とさないと角栓の原因になります。
疲れて帰宅したときなどは、洗顔だけで済ませたくなるときもあるでしょう。しかし、洗顔料には皮脂や古い角質を落とす役割があるものの、油性成分を多く含んだメイクを完全に落とすことはできません。
そのため、その日のうちにメイク落としを使って綺麗にメイクを落としましょう。クレンジングが不十分であったり、ダブル洗顔を行わなかったりすると、毛穴に汚れが溜まりやすくなります。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーのサイクルが乱れ、古い角質が剥がれ落ちずに残った結果、角栓となることがあります。通常、肌はターンオーバーによって肌表面の古くなった角質が剥がれ落ち、新しい角質へと入れ替わります。
しかし、肌が乾燥していたり、紫外線のダメージを受けたりしていると、ターンオーバーのサイクルが乱れ、古い角質をスムーズに排出できなくなることがあります。
ターンオーバーの乱れはストレスや加齢、睡眠不足、食生活の乱れなどからも起こるため、改善できるものから対処することが重要です。
皮脂の過剰分泌
皮脂の分泌が過剰になると、古くなった角質や汚れ、産毛などと一緒に固まり、角栓になることがあります。皮脂は肌の水分が蒸発するのを防ぐために分泌されるため、乾燥した肌では皮脂が大量に作られます。
そうした大量の皮脂は、スムーズに排出できない場合、毛穴に詰まって角栓の原因となるのです。
冬など気温・湿度の低い季節は肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアを念入りに行う必要があります
鼻の白い角栓を放置するとどうなるのか
白い角栓は、時間の経過とともに黒くなり、目立つようになります。また、ニキビの原因ともなるため、適切なスキンケアが必要です。
毛穴に黒ずみができる
鼻の白い角栓が毛穴に長時間とどまると、やがて酸化して黒くなります。黒い角栓は触るとザラザラした質感で、見た目にも目立つようになります。このように毛穴が黒ずんだ状態は、「いちご鼻」と呼ばれるものです。
黒い角栓を放置していると、時間の経過とともに大きくなり、毛穴が広がります。押し広げられた毛穴には皮脂などの汚れが溜まりやすい状態となり、悪循環が生まれます。
また、黒い角栓は通常の洗顔だけでは取り切れなくなってしまうため、毛穴が黒ずんできたらすぐにケアが必要です。
ニキビができる
角栓で毛穴が詰まると、ニキビができやすくなります。塞がれた毛穴の内部では皮脂が溜まり、この皮脂をエサにしてアクネ菌が繁殖します。
アクネ菌の増殖は皮膚の炎症を引き起こし、これがニキビへと進行していくため注意しましょう。
鼻の白い角栓の取り方
白い角栓の取り方は、大きく以下の流れで行います。
- ホットタオルで毛穴を開ける
- クレンジングで角栓をやわらかくする
- 洗顔で汚れを取り除く
では、順番に解説します。
① ホットタオルで毛穴を開ける
ホットタオルで顔を包めば、熱と蒸気の作用で肌に水分が浸透し、毛穴が開くと同時に、角栓がやわらかくなります。このような状態にすれば、角栓を潰すことなく取り除くことが可能です。
具体的には、以下のような流れで行います。
- 洗ったタオルを電子レンジで1分間あたためる(ホットタオルを作る)
- ホットタオルで10〜20秒ほど顔を優しく覆う
- 上記を2、3回繰り返す
ただし、タオルが熱すぎるとやけどのリスクがあるのと、毛穴の乾燥の原因にもなりえることから、顔に押し当てる前に手の内側で適度な温度を確かめてから行うようにするのが大切です。
② クレンジングで角栓をやわらかくする
ホットタオルで毛穴を開いた後は、クレンジングオイルを使用して角栓をやわらかくします。角栓や毛穴の黒ずみが気になる鼻の部分に、しっかりとなじませましょう。
クレンジングオイルを肌に乗せてから数十秒ほどで角栓がやわらかくなり、落としやすい状態となります。
③ 洗顔で汚れを取り除く
クレンジングオイルで角栓をやわらかくした後は、洗顔料で丁寧に洗い流しましょう。洗顔料は泡で顔を洗うように、しっかりと泡立てます。
ホットタオルで毛穴が開いているうちに、毛穴の奥の古い角質や皮脂まで取り除きます。ただし、ゴシゴシと強く擦るのはNGです。肌が傷つき、メラニン色素が過剰に分泌されて黒ずみの原因が増えることにもなりかねません。
最後は冷たい水で洗い流し、汚れを残さないようにしましょう。
鼻の角栓に効果が期待できる美容医療
角栓を効果的に除去するには、美容クリニックで治療を受けるのも良いでしょう。
ここでは、鼻の角栓に効果が期待できるケミカルピーリング・エレクトロポレーション・フォトフェイシャルについて説明します。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、古くなった角質を取り除き、毛穴の開きや黒ずみの改善に効果を期待できる施術です。特別な薬剤を肌に塗り、皮膚の表面から余分な皮脂や角質を浮かせて洗浄します。ケミカルピーリングの歴史は古く、その始まりは古代エジプトのクレオパトラともいわれています。
他の美容医療と比べてリーズナブルな価格であるため、気軽に施術を始められるでしょう。
ケミカルピーリングのデメリットについては、関連記事も参考にしてください。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーション(ケアシスS)とは、皮膚に高電圧パルスをかけることで一時的に細胞膜に孔を開け、皮膚の深部にまで美容成分を浸透させる施術です。毛穴の開きや黒ずみの改善が期待できます。
注射を使用せずに有効成分を肌に届けることができるため、痛みが少なく、ダウンタイムもほとんどないのが特徴です。
エレクトロポレーション(ケアシスS)の効果については、関連記事をご覧ください。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとは、顔全体にIPL(Intense Pulsed Light)という光を照射する施術を指しており、IPL光治療ともいわれます。
フォトフェイシャルの光は皮膚の深くにある真皮層にまで届き、コラーゲン・エラスチンなど肌のハリ・弾力に関係する成分の生成を促します。
肌にハリが生まれるとたるみが解消され、毛穴が開きにくくなるのです。
IPL光治療は、薄いシミや赤ら顔、ニキビなど幅広い肌トラブルに対応できます。詳しくは、IPL光治療の効果について記載した関連記事をご覧ください。
まとめ:鼻の白い角栓が取れなくなる前に梅田すずらんクリニックにご相談ください
本記事では、鼻の白い角栓が取れない理由や原因、取り方について説明しました。
既に説明したとおり、白い角栓は放置すると黒くなり、目立つようになってしまいます。こうなると、なかなか普段のスキンケアだけで取り除くのは難しくなってきます。
そんなときは、美容医療がおすすめです。梅田すずらんクリニックでは、記事で紹介したケミカルピーリングやエレクトロポレーション、フォトフェイシャル(IPL光治療)を実施しています。
どれを選んだら良いか分からないときは、お気軽にご相談ください。ひとりで悩まずに、専門家のアドバイスを受けて一緒に解決していくのが大切です。