2024年9月2日
マイクロボトックスとは?施術前に知っておきたい効果やメリット・デメリット
ボトックス注射は広く知られている美容施術ですが、マイクロボトックスをご存知でしょうか?マイクロボトックスは、通常のボトックス注射と比べ、より自然で効果をもたらしてくれます。
シワの改善や毛穴の引き締め効果を求めている人にとって、マイクロボトックスは良い選択肢となるでしょう。
本記事では、マイクロボトックスの特徴と、その具体的な効果について詳しく解説します。
美しく自然な仕上がりを目指すなら、マイクロボトックスをぜひ検討してみてください。
目次
マイクロボトックスとは
通常、ボトックス注射は表情筋に注射をし、筋肉の動きを抑制することでシワ改善や小顔効果を得ます。
それに対して、マイクロボトックスは微量のボツリヌストキシンを、筋肉ではなく皮膚の浅い層に細かく注射する施術で、筋肉の機能は温存したまま皮脂腺や汗腺にも作用します。
マイクロボトックスは表情筋への影響が少なく、自然な表情を保ちやすいのが特徴です。
また、通常のボトックス注射は弛緩させても大きな問題のない表情筋にのみ注射をするため、施術部位は眉間や目尻、額などに限定されますが、マイクロボトックスはどの部位にも注射ができるため、幅広い肌の悩みを改善できます。
マイクロボトックスに期待できる効果
マイクロボトックスは、ボツリヌストキシンを浅く広い層に注射し、筋肉の働きは保ちつつ、皮膚の表面にアプローチする施術です。
その結果、小ジワの改善、汗や汗腺の抑制、毛穴の引き締めなどの効果が期待できます。
小ジワの改善
顔面の細かな小ジワは、皮膚の浅い層で真皮と繋がっている表情筋の動きが、皮膚表面に伝わることであらわれます。
そこで、真皮や表情筋など皮膚の浅い層に微量のボツリヌストキシンを注射することで表情筋の動きを妨げることなく、表面の小ジワ改善を期待できるのです。
ただし、深いシワやほうれい線などに対しては、マイクロボトックスより通常のボトックス注射のほうが向いています。
ボトックス注射とほうれい線について詳しくは、関連記事もご覧ください。
汗や皮脂の抑制
ボツリヌストキシンは、汗腺や皮脂腺にもアプローチでき、汗や皮脂を抑制します。そのため、肌をさらさらに保ち、ニキビやテカリなどの肌悩みに効果的です。
汗腺や皮脂腺は真皮層に存在しており、真皮層にマイクロボトックスを注射することで汗腺や皮脂腺に送られる神経伝達物質の働きを抑えられます。
その結果、汗腺や皮脂腺の活動が弱まり、過剰な皮脂の分泌が抑えられ、ニキビのできにくい肌に近づくのです。
毛穴の引き締め
ボツリヌストキシンが汗腺や皮脂腺に作用し、汗や皮脂が減少するとそれらの分泌腺が縮小し、ボリュームダウンすることによって毛穴の引き締め効果が期待できます。
また、注射針による創傷の自己治癒の過程において真皮層でコラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌のハリや弾力が増します。この作用によっても、広がった毛穴の引き締め効果が期待できます。
マイクロボトックスのメリット
マイクロボトックスには、以下のようなメリットがあります。
- 自然な表情を保ちやすい
- 痛みが少ない
- 施術に時間がかからない
これらについて見ていきましょう。
自然な表情を保ちやすい
マイクロボトックスはボツリヌストキシンを皮膚の浅い層に少しずつ注射していくため、表情筋への影響が少なく、不自然な表情になりにくいのがメリットです。
この作用を利用し、ボトックス注射とマイクロボトックスを組み合わせることで高い効果が期待できる場合があります。
例えば、エラボトックス注射では食べ物を噛むときに使う咬筋(こうきん)のボリュームを減らせますが、皮膚のたるみが目立ちやすくなることがあります。
そこで、マイクロボトックスを併用することでフェイスラインをシャープに保つことができるのです。
エラボトックス注射の効果はいつからあらわれるのかについては、関連記事も参考にしてください。
痛みが少ない
マイクロボトックスは極細針を使用するため、針が皮膚に刺さる際の痛みがほとんど感じられません。施術時間も短いため、痛みや不快感が続く時間も短くなります。
ただし、痛みの感じ方は個人差が大きいため、痛みに敏感な人はカウンセリング時に伝えておくことが大切です。
施術に時間がかからない
マイクロボトックスは、注射をするだけなので施術は短時間だけで済みます。そのため、仕事や学校で忙しい人でも気軽に受けやすいです。
仕事の合間やショッピングのついでなど、ちょっとした空き時間を利用して施術を受けられるため、時間に余裕がない人でも負担なく美容ケアを行えます。
施術が短時間で終わるだけでなく、ダウンタイムもほとんどありません。施術後に特別な休息期間を設ける必要がないため、施術直後から普段の生活に戻ることができるでしょう。
マイクロボトックスのデメリット
マイクロボトックスのデメリットとして挙げられるのが、以下の点です。
- 効果を実感するまでに時間がかかる
- 効果の持続には複数回の施術が必要
それぞれについて説明します。
効果を実感するまでに時間がかかる
マイクロボトックスの効果を実感するまでには、施術から3日ほどかかります。即効性があるとはいえない点を理解しておくことが肝心です。
注入されたボツリヌストキシンが筋肉に作用し始めるまでに一定の時間が必要で、通常3日ほどかかり、その後徐々に効果があらわれてきます。
特別なイベントなどに間に合わせたい人は、イベント直前に注射をしても十分な効果が得られない可能性があるため、注意してください。
効果の持続には複数回の施術が必要
マイクロボトックスの効果は、永続するわけではありません。1回の施術で効果が持続する期間は3〜4か月程度であり、効果を持続させるには複数回の施術が必要になります。
ただし、繰り返しの施術によって効き目が良くなり、1回目よりも2回目のほうが、効果が長続きすることがあります。
このように、マイクロボトックスの効果を長期間にわたって保つためには定期的な施術が必要になり、適切な施術頻度については医師と相談して決めるのが良いでしょう。
マイクロボトックスのダウンタイム
マイクロボトックスには、ダウンタイムがほとんどありません。そのため、施術当日からメイクが可能で、施術後はすぐに帰宅もできます。
しかし、稀に副作用として内出血や赤み、かゆみといった症状が見られることがあります。そのため、施術してから数日〜1週間ほどは安静を心がけてください。
マイクロボトックスによる副作用を避けるにはダウンタイムの間、飲酒や激しい運動などを体温の急上昇により血行が良くなる行動を控えるようにするのが大切です。
マイクロボトックスがおすすめな人
マイクロボトックスは、以下のような人におすすめできる施術です。
- 顔の小ジワやたるみが気になる人
- 毛穴が目立つ人
- 負担の少ない施術を受けたい人
マイクロボトックスは、顔の小ジワやたるみ、毛穴が気になる人が少ない負担で受けられる施術です。ダウンタイムも少なく、すぐ普段通りの生活に戻れます。
顔のシワには、部位や症状によってヒアルロン酸のほうが適している場合もあります。
ヒアルロン酸注射とボトックス注射の違いについては、関連記事もご覧ください。
マイクロボトックスなら梅田すずらんクリニックまで
本記事では、マイクロボトックス注射とはどんな施術かについて解説しました。
通常のボトックス注射とどう違うのか疑問に思っていた人には、参考にしてもらえたのではないでしょうか。
マイクロボトックスはわずかな量のボツリヌストキシンを皮膚の浅い部分に注射し、小ジワの改善、汗や皮脂の抑制、毛穴の引き締めなどの効果が期待できる施術です。
顔のシワは、そのタイプによってマイクロボトックス以外にもさまざまな美容医療でアプローチできるため、あなたの症状に合わせた施術を適切に選ぶ必要があります。
お悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。梅田すずらんクリニックでは、ボトックス注射やマイクロボトックスを実施しております。
治療をご希望のかたは、LINEやお電話からご連絡ください。お待ちしております。