2025年9月14日

ピコフラクショナルは効果なし?そう感じる原因と見直しポイントを解説

左に「効果なし?」と書かれた吹き出しとクエスチョンマーク、右には拡大された毛穴のイメージCG

ニキビ跡や毛穴改善の選択肢として注目されるピコフラクショナル。複数回の施術が前提となるため、費用も時間もかかり、「本当に効果が出るのだろうか」と不安に感じる人も少なくありません。

実際に「効果がなかった」と感じてしまうケースは存在しますが、それには一定の傾向があります。施術そのものが失敗というより、治療の進め方や受ける人の肌状態によって、満足度に差が出やすいのです。

この記事では、ピコフラクショナルを「効果なし」と感じやすい5つのパターンを整理し、後悔を減らすための視点を解説します。期待と現実のギャップを埋めることで、納得して治療を受けるための参考にしてください。

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そもそもピコフラクショナルってどんな治療?

ピコフラクショナルの概要を紹介するタイトル画像(鉛筆アイコン付き)

ピコフラクショナルとは、ピコレーザーという種類のレーザーをフラクショナル(点状)に照射する治療法です。肌の再生能力を引き出すことで、ニキビ跡の凹みや毛穴の開き、小ジワといった肌質の悩みを改善へと導きます。

ピコレーザーの「ピコ」とは?

ピコとは、1兆分の1秒という非常に短い時間の単位です。ピコレーザーは、このピコ秒という極めて短い時間でレーザーを照射します。

QスイッチYAGレーザーなど従来のレーザー(ナノ秒レーザー)に比べて照射時間が短いため、肌への熱ダメージを抑えながら、衝撃波でターゲットとなる色素を破壊したり、肌の内部にエネルギーを届けたりすることができるのが特徴です。

✅️ 合わせて読みたいQスイッチヤグレーザーとは?効果・ダウンタイム・通う頻度などを解説

フラクショナル照射の仕組み

ピコフラクショナルは、レーザーを点状に照射する治療です。シャワーのように、均一にエネルギーを届けるイメージを持つと分かりやすいでしょう。

肌の表面に直接ダメージを与えるのではなく、真皮層にごく小さな空洞をつくることで、傷を修復しようとする肌本来の再生力を引き出します。この過程でコラーゲンやエラスチンの産生が活発になり、内側から肌が新しく生まれ変わっていきます。

その結果、凹凸の目立つニキビ跡や毛穴の開きが改善し、肌全体のハリや弾力が向上。さらに熱による負担が少ないため、ダウンタイムが短いのも魅力のひとつです。

ピコフラクショナルが「効果なし」と感じる原因5つ

ピコフラクショナルの効果を感じにくい理由を紹介する画像(医師のイラスト付き)

中には、ピコフラクショナルの施術を受けても「効果がなかった」と感じる方がいます。その原因は、施術回数が足りていなかったり、肌質に設定が合っていなかったり、施術後のケアが不十分だったりとさまざまです。

ここでは、代表的な5つの原因を確認していきましょう。

施術回数が足りていない

ピコフラクショナルは、1回の施術で変化を感じる人もいますが、効果の出方には個人差があります。肌質やお悩みによっては、複数回の治療を重ねることが必要です。

特にニキビ跡や毛穴の開きといった症状は、コラーゲンの生成が進むまでに時間がかかるため、1回だけでは効果が物足りなく感じられることもあります。一般的には3〜5回以上を継続することで、より満足度の高い仕上がりが期待できます。

まずは1回受けてみて肌の反応を確かめ、その結果をもとに2回目以降の計画を立てるのがおすすめです。医師と相談しながら、自分に合った回数やペースで進めることで、無理なく効果を引き出せます。

マシンの出力設定が適切でない

ピコフラクショナルは、レーザーの出力を細かく調整しながら行う施術です。この設定が合っていないと、期待した効果が得られません。出力が弱すぎれば肌への刺激が足りず、コラーゲンやエラスチンの再生が不十分となり、シミや毛穴の改善も物足りなく感じられるでしょう。

逆に、出力が強すぎると余計なダメージが加わり、赤みや腫れが長引いたり、色素沈着につながるリスクが出てきます。効果と安全性を両立させるには、その人の肌質や症状に合ったバランスを見極めることが欠かせません。

通常は医師が肌の状態を確認して適切な出力を決めますが、経験が浅い施術者だと調整が不十分なこともあります。後悔しないためにも、クリニックは慎重に選びましょう。

色素沈着ができた

施術後に、一時的にシミが濃くなったように見える炎症後色素沈着が起こることがあります。これはレーザーの刺激に肌が反応してメラニンが過剰に生成される現象です。比較的よく見られる状態ではありますが、効果がなかった、あるいは悪化したと感じる大きな原因になるでしょう。

特に、肌のターンオーバーが乱れていたり、紫外線を浴びてしまったりすると、色素沈着のリスクは高まります。肌がデリケートな状態にあることを理解し、慎重にケアすることが必要です。

通常、この色素沈着は時間の経過とともに自然に薄れていきます。

肝斑があった

ピコフラクショナルは、肝斑を悪化させてしまうリスクがあります。もし肝斑がある肌に照射すると、その刺激によって色が濃くなり、治療が逆効果になったと感じることがあります。

肝斑は通常のシミと見分けるのが難しく、治療前には医師による正確な診断が不可欠です。

もし肝斑が疑われる場合は、フラクショナル照射ではなく、より刺激の少ないピコトーニングが適しています。事前のカウンセリングで、肌の状態をしっかりと診察してもらいましょう。

✅️ 合わせて読みたいピコフラクショナルとピコトーニングの違いを一覧表で比較!毛穴・シミ・肝斑、あなたに合うのはどっち?

アフターケアを怠っていた

ピコフラクショナルの効果をしっかり引き出すには、施術後のアフターケアがとても大切です。特に保湿と紫外線対策を怠ると効果が薄れるだけでなく、肌トラブルにつながることもあります。

レーザー照射後の肌は、軽い日焼けをしたように乾燥しやすく、外部刺激にも敏感な状態です。このタイミングで十分な保湿をしないと、回復が遅れたり赤みが長引いたりする原因になりかねません。

さらに、紫外線は色素沈着の大きなリスク要因です。外出時はもちろん、窓から光が入る室内でも日焼け止めを塗る習慣を徹底することが、美しい仕上がりを保つ近道といえるでしょう。

ピコフラクショナルの効果を高めるために

ピコフラクショナルの効果を高めるためのポイントを示す画像(クエスチョンマーク付き)

ピコフラクショナルの施術効果をより確実に引き出すには、まず適切な回数と間隔を守ることが基本です。また、アフターケアを丁寧に行うことに加え、必要に応じて他の美容医療を組み合わせるとより効果が期待できます。

推奨される施術回数と間隔の目安

ピコフラクショナルの効果を高め、肌質改善といった根本的な変化を目指すには、複数回の治療が必要です。多くのクリニックでは、1か月に1回程度で3〜5回以上の施術ペースをひとつの目安としています。

このサイクルで継続することで、肌の再生力が安定的に働き、毛穴や小ジワ、ニキビ跡の改善が期待しやすくなります。

間隔が空きすぎると、前回得られた効果が薄れてしまい、効果が積み重なりにくくなる可能性も否定できません。クリニックから提案された治療プランに沿って、計画的に通うようにしましょう。

アフターケアを徹底する

施術後の肌は、レーザーによって軽いダメージを受けたと同時に、再生しようと活発に働き始めています。このデリケートな時期のアフターケアが、治療の効果を大きく左右します。

特に重要なのが、繰り返しになりますが、保湿と紫外線対策です。施術後の肌は乾燥しやすいため、いつも以上に念入りに保湿を行い、肌のバリア機能をサポートしましょう。潤いのある環境は、肌の再生をスムーズにします。

季節や天候にかかわらず日焼け止めを必ず使用し、帽子や日傘も活用して、肌を徹底的に守りましょう。

他の美容医療と組み合わせる

ピコフラクショナルは、単独でも肌質改善に有効ですが、他の美容医療と組み合わせることで相乗効果が期待できます。それぞれの施術が持つ特長を掛け合わせることで、より幅広い肌悩みに総合的にアプローチできます。

例えば、シミやくすみが気になるなら、ピコトーニングを組み合わせる選択肢が考えられるでしょう。また、乾燥対策や美容成分の浸透を高めたい方には、エレクトロポレーション(イオン導入)との併用が効果的です。

✅️ 合わせて読みたいエレクトロポレーションの効果は?持続期間や効果を高める方法も解説

ただし、最適な組み合わせは肌の状態や目的によって異なります。どの治療をどのタイミングで取り入れるべきかは、必ず医師と相談してプランを立てましょう。

ピコフラクショナルがおすすめな人

ピコフラクショナルが適している人を紹介する画像(女性医療従事者のイラスト付き)

ピコフラクショナルは、肌の凹凸や質感といった肌質改善を目指しながらも、ダウンタイムはなるべく短く抑えたい、という方に特におすすめです。

ニキビが治った後に残るクレーター状の跡や、加齢によって目立つようになる毛穴の開き、さらには日々のケアではなかなか整えられない肌のキメの乱れ。こうしたセルフケアでは限界を感じやすい悩みに対して、ピコフラクショナルは内側から働きかけます。

このような肌質改善効果が期待できる一方で、日常生活への影響が少ない点もメリットです。仕事などで長期の休みが取りにくい方でも、現実的に治療を受けやすいでしょう。

ピコフラクショナルに関するよくある質問

ピコフラクショナルの施術を検討する際に、多くの方が疑問に思う点について整理しておきます。

痛みはどのくらいありますか?

「ゴムで弾かれるようなパチパチとした刺激」と表現されることが多く、従来のレーザーに比べて痛みは軽度です。

ダウンタイムの期間は?

ピコフラクショナルは、ダウンタイムが短いのが特徴です。施術後の赤みは数時間〜3日程度でほとんど治まります。個人差はありますが、翌日からメイク可能な場合が多く、日常生活への支障は少ない治療です。

✅️ 合わせて読みたいピコフラクショナルのダウンタイムはどれくらい続く?症状と悪化させないための対処法

料金相場はどれくらいですか?

自由診療のためクリニックにより異なりますが、顔全体の1回あたりの料金は1〜3万円程度が目安です。ピコフラクショナルとピコトーニングの違いに関する記事にて、料金相場についても説明しているので参考にしてください。

まとめ

本記事では、ピコフラクショナルの仕組みから、「効果がない」と感じる原因、効果を高める方法までを解説しました。回数、出力、肌診断…結果はこれらの組み合わせで決まります。

あなたの肌悩みにピコフラクショナルは効果的なのか、まずは専門家に相談してみませんか。梅田すずらんクリニックでは、医師が一人ひとりの肌を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案します。

大阪・梅田でピコレーザー(ピコフラクショナル)をお考えなら、どうぞお気軽にご相談ください。

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