2024年3月15日更新日:2024年4月12日
ハイドラフェイシャルで毛穴が広がる?嘘か真か真相はどちら?
「最近、今までのように洗顔しても、毛穴の汚れがスッキリとれていないのか、洗顔後も毛穴が気になる…」
「毛穴汚れを落とすには、ハイドラフェイシャルがいいとは聞いたけど、毛穴が広がるという噂も聞くし、本当のところどうなんだろう?」
年齢を重ねるにつれ、毛穴の周りの皮膚も変化するため、毛穴が目立つようになったと感じるのも無理はありません。毛穴の汚れを落とすハイドラフェイシャルで、毛穴が広がるのかという点も気になりますよね。
このコラムでは「ハイドラフェイシャルで毛穴が広がる」という噂の真相を解説します。ハイドラフェイシャルのメリット・デメリットについてもお伝えしますので、ハイドラフェイシャルを受けてみたいとお考えの方は、参考にしてくださいね。
目次
ハイドラフェイシャルで毛穴は広がるのか?
ずばり、ハイドラフェイシャルで、毛穴が広がるという噂は嘘です。ハイドラフェイシャルの施術によって、毛穴が広がることはありません。
ハイドラフェイシャルは、毛穴の詰まり・汚れを除去する施術です。
施術後にすっきり毛穴の詰まりが取れて、ぽっかりと毛穴が見えるために「ハイドラフェイシャルで毛穴が広がる」という噂につながっているようです。
ハイドラフェイシャルは毛穴が広がるのを予防する
ハイドラフェイシャルは、毛穴を広げるどころか、毛穴の広がり予防につながる施術です。
なぜハイドラフェイシャルに、毛穴の広がりの予防が期待できるのか、以下の2つの点から考えます。
- そもそもハイドラフェイシャルとは?
- ハイドラフェイシャルが毛穴の広がり予防になる理由
それぞれ解説します。
そもそもハイドラフェイシャルとは?
ハイドラフェイシャルは、渦巻き水流の力で肌に蓄積した角質や、毛穴に詰まった汚れ・余分な皮脂を除去する施術です。
3つのステップからなるハイドラフェイシャルのアプローチは以下のとおりです。
- クレンジングとピーリング
- 毛穴吸引と保湿
- 美容液導入と保護
1つ目のステップで、角質を柔らかくするピーリング剤を塗って、美容成分を含む渦巻き水流が流れるチップで角質や汚れを除去します。
2つ目のステップで、吸引しながら毛穴の詰まり・汚れ・皮脂などを取り除きます。渦巻き水流の力を利用して吸引するため、毛穴を無理やりこじ開けるような外力が加わることはありません。
3つ目のステップで、肌に低分子のヒアルロン酸・アミノ酸を導入し、保護します。
「ハイドラフェイシャルのダウンタイム」の記事も、ご覧ください。
ハイドラフェイシャルが毛穴の広がり予防になる理由
ハイドラフェイシャルで毛穴の詰まり・汚れを除去すれば、それ以上に毛穴が広がることはなくなります。
毛穴の中の容積には限界があるため、毛穴で分泌される皮脂が取り除かれなければ、次第に毛穴の中は皮脂で埋め尽くされます。さらに、毛穴の詰まりを放置していると、皮脂は毛穴を押し広げるのです。
結果として、皮脂を毛穴に溜め込む方が、毛穴の広がりにつながります。
加齢とともに、毛穴の周りの皮膚はハリが低下し、毛穴もたるんで広がりやすくなります。今以上に毛穴が広がらないよう、ハイドラフェイシャルで毛穴の詰まりを取り除きましょう。
ハイドラフェイシャルのメリット
ハイドラフェイシャルの施術には、いくつかのメリットがあります。
ここではそのうち、3つのメリットを取り上げます。
- 低刺激のピーリング剤と美容成分配合の水流
- ダウンタイムがほとんどない
- 同日に実施可能な施術が多い
ひとつずつ、紹介します。
低刺激のピーリング剤と美容成分配合の水流
ハイドラフェイシャルで使用するピーリング剤は、比較的低刺激の薬剤です。そのため、肌の負担が小さいというメリットがあります。
また、特許取得の技術を活かした、渦巻き水流が流れるチップで、ピーリングや毛穴吸引を実施します。水流のおかげで、肌への負担を軽減できるしくみです。
チップを流れる水流には、美容成分が配合されており、施術全体を通してアプローチとケアを同時に進めることができます。
ダウンタイムがほとんどない
ハイドラフェイシャルは渦巻き水流によって、ホームケアでは難しい毛穴の奥の汚れを除き去ります。皮膚に加わる刺激が水の力で緩和されるため、ダウンタイムはほとんどありません。
個人差があるため、施術後にピーリングによるひりつきや、吸引によって肌に赤みを生じる場合がありますが、翌日には解消されるケースがほとんどです。
同日に実施可能な施術が多い
ハイドラフェイシャルは、さまざまな美容治療との同日実施が可能な施術です。
例えば、ハイドラフェイシャルを先に行ってから、顔のレーザー脱毛を行うと、よりレーザーが毛根に届きやすくなり、施術が効果的になるといったメリットもあります。
梅田すずらんクリニックでは、ハイドラフェイシャルの施術のあとに、以下の施術を同日に受けることが可能です。
- レーザー脱毛(顔)
- シミ取り
- レーザートーニング
- IPL光治療
- エレクトロポレーション
- ダーマペン(ヒアルロン酸・ヴェルベットスキン)
- ポテンツァ(ダイヤモンドチップ)
- マッサージピール
- ハイフ
- ヒアルロン酸注射
- ボトックス注射
当院の施術間隔表からも、ご確認いただけます。
ハイドラフェイシャルの施術を受けたいと考えているクリニックで、併用が可能な施術については、各クリニックのホームページや問い合わせで確認してください。
ハイドラフェイシャルのデメリット
美容施術の中でも、肌への負担が小さいハイドラフェイシャルですが、デメリットもあります。
主に、以下の3つのデメリットを取り上げます。
- 炎症のあるニキビは悪化する可能性がある
- 肝斑が悪化する場合がある
- 施術後の肌は乾燥しやすくなる
ひとつずつ、解説します。
炎症のあるニキビは悪化する可能性がある
炎症がひどく、化膿しているニキビがある場合は、その部位を避けてハイドラフェイシャルを実施するか、ニキビの炎症がおさまってから施術を受けるほうがよいでしょう。
ひどい炎症のあるニキビにハイドラフェイシャルを実施すると、症状が悪化する可能性があるからです。
化膿するニキビがいくつもできる場合は、皮膚科を受診するのもひとつです。
肝斑が悪化する場合がある
肝斑のある部位にハイドラフェイシャルを実施すると、肝斑が悪化するかもしれないというデメリットもあります。
ハイドラフェイシャルが刺激となって、メラノサイト細胞がメラニンを過剰に生成すると、肝斑の色が濃くなります。
肝斑が気になる場合は、先にポテンツァやレーザートーニングで治療するのも手です。診察の際に医師に相談し、自分に合った治療方針を検討することをおすすめします。
施術後の肌は乾燥しやすくなる
ハイドラフェイシャルではピーリング・皮脂の除去を行うため、施術後に肌が乾燥しやすくなるというデメリットがあります。
ハイドラフェイシャルの3ステップで、最後に美容液の導入を行いますが、施術後はしっかり保湿ケアを行うようにしましょう。
ハイドラフェイシャル後のセルフケアで毛穴を広げるリスク
せっかくハイドラフェイシャルで毛穴の汚れをスッキリ取り除いても、そのあとのセルフケアによっては、毛穴が広がりかねません。
たまに、いちご鼻が気になるからと、市販の毛穴パックで角栓を剥がし取るケースがありますが、毛穴パックによって毛穴が広がる可能性があるため、注意が必要です。
毛穴の角栓が気になるからといって、爪で押し出したり、皮膚をつまんで取り出したりしないようにしてくださいね。
ハイドラフェイシャルとの併用で毛穴を引き締める美容治療
ハイドラフェイシャルで毛穴の詰まりが解消されると、汚れのなくなった毛穴が気になる場合もあります。そんなときは、毛穴を引き締めて目立たなくする、美容治療を組み合わせるのがおすすめです。
ハイドラフェイシャルは毛穴の詰まり・汚れの除去に特化しているため、施術によって毛穴が大きくなることはなくても、開いた毛穴を引き締める効果は薄いからです。
毛穴の引き締めに効果が期待できる、以下の4つの美容治療を解説します。
- マッサージピール
- ダーマペン
- ポテンツァ
- エレクトロポレーション
順に取り上げます。
マッサージピール
ハイドラフェイシャルの施術ステップにもピーリングは含まれていますが、マッサージピールを併用することで、毛穴の引き締め効果が期待できます。
マッサージピールで使用する「PRX-T 33」という薬剤は、真皮の深層まで作用がとどきます。肌のハリを改善する効果が期待できるため、毛穴の引き締めに役立ちます。
ダーマペン
ダーマペンは皮膚に極細の針を刺し、傷の創傷治癒の働きを引き出す治療法です。
皮膚に小さな傷がつくと、真皮の線維芽細胞が刺激され、コラーゲン・エラスチン繊維・ヒアルロン酸の生成が活発になります。コラーゲンやエラスチンは、肌のハリを維持するのに必要な成分です。
ハイドラフェイシャルで外側から肌に磨きをかけ、ダーマペンで内側から再生を促すことで、毛穴の引き締め効果が期待できます。
「ハイドラフェイシャルとダーマペン」に関する記事も、ご参照ください。
ポテンツァ
ポテンツァはダーマーペンと同様に、皮膚に針を刺して創傷治癒の働きを引き出す治療法です。ポテンツァとダーマペンの大きな違いは、ポテンツァは針を刺すとラジオ波(RF波)を照射できるところです。
ラジオ波の照射により、皮膚に熱エネルギーが加えられ、ダーマペンよりも効果的に創傷治癒作用を引き出すことができます。
加えて、ドラッグデリバリーシステム搭載のチップを使用すれば、薬剤の有効成分を皮膚により確実に導入することが可能です。
ハイドラフェイシャルとポテンツァを組み合わせて、外側と内側から毛穴の引き締め、肌のハリを引き出すのもおすすめです。
エレクトロポレーション
ハイドラフェイシャルとの組み合わせて毛穴を引き締めるために、エレクトロポレーションという選択肢もあります。
エレクトロポレーションは、ダーマペンやポテンツァに比べて皮膚への負担が小さく、ダウンタイムがほとんどないというメリットを持っています。
梅田すずらんクリニックでは、エレクトロポレーションのメニューとして、毛穴の引き締めを重視した「毛穴セット」をご用意しています。コラーゲン・プロテオグリカン・ビタミンCを導入し、毛穴周りの皮膚のハリの向上、毛穴の引き締め効果が期待できます。
ハイドラフェイシャルの毛穴の掃除効果を高めるために
ハイドラフェイシャルで毛穴をすっきりさせたら、その掃除効果を十分引き出したいものです。
ハイドラフェイシャルの効果を高めるのに役立つ、3つのポイントをご紹介します。
- アフターケアを大切に
- 複数回の施術で定期的に毛穴汚れを除去
- 他の美容治療と併用して毛穴を縮める
それぞれ、お伝えします。
アフターケアを大切に
毎日のスキンケアで、メイクを十分にクレンジングし、洗顔で皮脂を落とすようにします。ハイドラフェイシャルで毛穴の皮脂を除去しても、日頃のスキンケアをおろそかにしていると、毛穴が詰まりやすくなるからです。
保湿も欠かせないケアです。自分の肌に合った化粧水・乳液・美容液などで、水分や油分を補給しましょう。
皮膚にダメージを与える紫外線の影響は、毛穴の開きにつながります。日焼け止めクリーム・日傘・帽子・サングラスなどを活用して、紫外線対策にも力を入れます。
複数回の施術で定期的に毛穴汚れを除去
ハイドラフェイシャルの掃除効果は、1回でも実感できますが、定期的に施術を受けることで毛穴に皮脂が詰まりにくくなり、肌のターンオーバーも整います。
特に、オイリー肌の場合は、肌のコンディションを維持しやすくなるでしょう。
定期的に毛穴汚れ・余分な角質をハイドラフェイシャルで除去して、ホームケアでは難しい肌のメンテナンスをするのがおすすめです。
他の美容治療と併用して毛穴を縮める
健康的な皮膚には、毛穴の皮脂を排出する能力が備わっていますが、年齢を重ねるにしたがってターンオーバーが遅れ、皮脂の排出力も低下します。
ハイドラフェイシャルで毛穴をすっきり掃除したあとは、毛穴を引き締める美容アプローチを併用すると、毛穴が少しずつ目立ちにくくなる効果が期待できます。
ハイドラフェイシャルの効果を、より実感したいならコンビネーション治療を検討しましょう。
ハイドラフェイシャルで毛穴ケアするなら梅田すずらんクリニック
梅田すずらんクリニックではハイドラフェイシャルに加え、同日実施できる複数の施術メニューをご用意しています。
ハイドラフェイシャルによる毛穴の広がりを心配する必要はありません。まずは、一度ハイドラフェイシャルを試してみませんか?
すっきりした毛穴が目立つのが気になるようであれば、次回からは同日実施できる毛穴引き締めアプローチを併用するとよいでしょう。
ぜひお気軽に、梅田すずらんクリニックにご相談ください。