2024年3月2日更新日:2024年4月12日

フォトフェイシャルをやりすぎるとどうなる?最適な回数や注意点を解説

フォトフェイシャル やりすぎ

フォトフェイシャルは、ダウンタイムがほとんどなく、手軽に受けられる美肌治療として多くのクリニックで行われています。

しかし、やりすぎると肌トラブルが起こりやすくなったり色素沈着が起きたりするため、適切な回数や頻度を守ることが大切です。

本記事では、フォトフェイシャルをやりすぎたときの症状や最適な回数、注意点などについて詳しく解説します。

フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャル やりすぎ

フォトフェイシャルは、肌の悩みを改善するために光を顔全体に照射する治療法です。

浅く薄いシミやそばかすなど、メラニンが原因となる症状だけでなく、フォトフェイシャルはニキビ痕(ニキビ)の改善にも役立ちます。さらに、肌のハリや弾力の向上も期待できることから、総合的な美肌治療として知られています。

フォトフェイシャルの施術は15~20分ほどと短いうえに、痛みやダウンタイムもほぼないため、手軽に受けることが可能です。

フォトフェイシャルはIPL光治療を指す用語としてなじみのある言葉になりつつあるため、本記事では、フォトフェイシャル=IPL光治療として解説しています。

フォトフェイシャルの代表的な機器と、特徴は以下のとおりです。

名称特徴
セレックV表皮温度をモニターし温度管理できる
M22分割された光を均一化するシステムを採用
ステラM22肌を冷却しながら照射できる
ルメッカエネルギー効率が他機種に比べて高い
オーロラ(フォトRF)IPLと高周波を合わせた装置
ライムライト(フォトブライト)日本人の肌質や肌色に合う
BBLs皮膚の加齢を遅らせる可能性がある

フォトフェイシャルは複数回の施術が前提

フォトフェイシャル治療は、効果的な結果を得るためには通常、複数回の施術が必要です。一度の施術で顕著な変化が見られることもありますが、持続的で確実な改善を望む場合、定期的な施術が必要な場合がほとんどです。

参考:IPL光治療(セレックV)の詳細

例えば、シミやそばかすなどの色素沈着を改善したい場合、通常は3回以上の施術がすすめられます。これは、メラニンが皮膚の深い層から浮き上がり、段階的に除去されるためです。各施術の間隔は、通常は数週間から数か月程度となります。

複数回の施術を受ける必要があるのは、フォトフェイシャルのデメリットと捉えられることがありますが、必要な施術や頻度の詳細については、症状や肌質などで異なるため、まずは医師に相談しましょう。

フォトフェイシャルをやりすぎる問題点

フォトフェイシャル やりすぎ

フォトフェイシャルの施術を過剰に行うと、肌にストレスを与え、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。フォトフェイシャルをやりすぎる問題点について、詳しく見ていきましょう。

肌が荒れやすくなる

フォトフェイシャルは光エネルギーを使用して肌の深層に働きかけ、コラーゲンの生成を促進します。しかし、短期間で光を肌に繰り返し照射すると、肌のバリア機能が低下し、乾燥や敏感肌の原因となることがあります。

肌が乾燥しやすくなれば、かさつきや粉を吹いたような状態となるでしょう。

また、肌の修復能力が追いつかず、肌荒れやかぶれが起こる可能性も高まります。

色素沈着ができる

フォトフェイシャルのやりすぎによって肌が強いダメージを受けると、メラノサイトからメラニンが過剰に生成されます。通常、メラニンは肌のターンオーバーによって自然に排出されるものですが、過剰なメラニンは排出しきれず肌に沈着します。

また、フォトフェイシャルを受けた後は一時的に刺激に弱くなり、紫外線や摩擦の影響でメラニンが生成されやすくなります。

適切な頻度でフォトフェイシャルを受けるとともに、アフターケアを欠かさないことが重要です。

フォトフェイシャルのやりすぎのパターン

フォトフェイシャル やりすぎ

フォトフェイシャルをやりすぎるパターンとしては、次の3つがあります。

  • 施術の頻度を守らない
  • 高い出力で照射する
  • 悩みがないところに施術を受ける

ひとつずつ、紹介します。

施術の頻度を守らない

フォトフェイシャルは、連続して短い間隔で施術を繰り返すことは避けるべきです。

例えば、週に数回の施術を行うと、肌にダメージが蓄積され、逆に色素沈着や肌荒れのリスクが高まります。肌は施術後に回復するために時間が必要です。

施術の頻度を守らずに連続して施術を行うと、肌に十分な休息の機会が与えられず、肌のバリア機能が低下しやすくなります。

それぞれの肌質や状態によって、施術の頻度に適したペースは異なります。

高い出力で照射する

フォトフェイシャルは適切な出力で行われることが重要です。しかし、出力が過剰な場合、肌に対する刺激が強すぎて逆効果となり、さまざまなトラブルが引き起こされる可能性があります。

これが繰り返されると、炎症や肌荒れといった問題が生じます。

だからといって低出力では十分な効果を得られないため、肌の状態や肌質に合わせて適切な出力に調整することが重要です。

悩みがないところに施術を受ける

悩みがない部分に施術を行うと、その部分の肌に無駄な負担をかけることになります。

健康な肌に対して刺激が加わることで、かえって肌トラブルを引き起こす可能性があります。

フォトフェイシャルは特定の肌悩みに対して、効果が期待できる治療法です。悩みがない部分に対しては、施術による効果がほとんど期待できません。

フォトフェイシャルの回数の目安

フォトフェイシャルの回数は個々の肌の状態や治療目的によって異なりますが、目安としては月に1回程度の頻度で、悩みが解消されるまで受けることが推奨されています。

肌に刺激を与えるため、肌の状態が回復する時間が必要です。2~3週間以上の間隔を開けることで、肌が十分に回復し、次回の施術に備えることができます。

ただし、肌質によって施術間隔も異なるため、医師と話し合って決めることが大切です。

フォトフェイシャルの効果を維持したい場合は、適切な頻度で継続的に受けましょう。

フォトフェイシャルを受けるときの注意点

フォトフェイシャル やりすぎ

フォトフェイシャルのやりすぎによって肌トラブルが起きるのを防ぐために、次の注意点を押さえましょう。

  • 悩みがない箇所を繰り返し受けない
  • 肌トラブルがある箇所への施術は避ける
  • 施術後は摩擦を避ける
  • 十分に紫外線対策をする
  • 低刺激のスキンケアをする

ひとつずつ解説します。

悩みがない箇所を繰り返し受けない

悩みがない箇所にフォトフェイシャルを行うことは、その部分の肌に無駄な刺激を与えることになります。

特に、健康な肌にはエネルギーや光線を照射する必要はなく、余計な負担となるため推奨できません。

また、余計なコストと時間を費やすことにもなります。

肌トラブルがある箇所への施術は避ける

肌にトラブルがある箇所に無理にフォトフェイシャルを行うと、逆にトラブルの悪化を招く可能性があります。

また、肌が敏感な状態の場合、施術によって刺激が加わることで炎症やかぶれが起こり、肌トラブルが悪化する可能性が高いでしょう。

施術が可能か気になる症状がある場合は、医師や施術者に伝えましょう。

施術後は摩擦を避ける

フォトフェイシャルは光線を用いた施術であり、施術後は皮膚が一時的に敏感になります。普段なら問題にならない少しの摩擦でも刺激になり、炎症を引き起こす可能性があります。

施術後はできるだけ、皮膚に対する刺激を抑えることが重要です。

十分に紫外線対策をする

フォトフェイシャルの施術後は、紫外線による刺激も受けやすくなります。

十分な紫外線対策をせずに強い紫外線を受けると、メラニンが大量に生成されて、くすみやシミのリスクが高まります。

施術後は、日焼け止めで肌を紫外線から守りましょう。SPF(Sun Protection Factor)やPA(Protection Grade of UVA)値が高めの製品を選び、こまめに塗り直すことが大切です。

また、帽子やサングラス、日傘などを活用することも効果的です。

低刺激のスキンケアをする

施術後の数日間は肌への刺激を避け、低刺激のスキンケアアイテムを使用することが肌の回復の促進につながります。

必ずしも刺激になるとは限りませんが、香料・アルコール・ピーリング成分・スクラブなどが含まれていないものを使用した方がよいでしょう。

また、洗顔の際はぬるま湯を使うことが大切です。熱すぎる湯は皮脂を過剰に落とし、バリア機能の低下を招きます。

また、いつも以上にスキンケアの際の摩擦に注意しましょう。

フォトフェイシャルのやりすぎを防ぐためのポイント

フォトフェイシャル やりすぎ

フォトフェイシャルのやりすぎを防ぐために、次のポイントを押さえましょう。

カウンセリングで悩みや疑問を解決しておく

カウンセリングでは、施術を受ける目的や期待する効果、自身の肌質や特有の悩みを詳しく伝えましょう。

医師や看護師はこれらの情報をもとに、最適な施術プランや回数を提案してくれます。

例えば、肌のトーンを均一にしたい、シミやそばかすを薄くしたい、肌の質感を改善したいなど、具体的な目標を伝えることが大切です。

医師の指示に従って施術を受ける

医師は肌の状態や目標にもとづいて、適切なフォトフェイシャルの施術回数を提案します。医師の指示や施術者の看護師のアドバイスに従い、無理なく計画的に施術を受けるよう心がけましょう。

また、施術後のアフターケアの方法についても詳しい説明を受けて、指示どおりに行うことが大切です。

梅田すずらんクリニックではセレックVを使用しています

フォトフェイシャル(IPL光治療)は、適切な出力と施術頻度を守ることで、総合的な美肌効果を得られる治療法です。

梅田すずらんクリニックでは、フォトフェイシャルの1つであるCellecV(セレックV)を使用しております。

9種類の異なる波長幅を持つフィルターを搭載し、シミやくすみ、赤ら顔、毛穴開きなどさまざまな肌の悩みにアプローチできます。

また、肌へのダメージが少なく、ダウンタイムはほとんどありません。トータル的な美肌を目指したい方は、まずはお気軽にご相談ください。

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