2025年3月2日
ふくらはぎボトックスで後悔しないためには?トラブルと対策を解説

ふくらはぎを細くスッキリと見せるための施術として、ボトックス注射が人気を集めています。しかし、「思ったほど細くならなかった」「歩きにくくなった」「すぐに元に戻った」など、施術後に後悔してしまうケースも少なくありません。
ふくらはぎボトックスを検討している方にとって大切なのは、施術のメリットとリスクを正しく理解し、信頼できるクリニックを選ぶことです。本記事では、ふくらはぎボトックスで起こりうる失敗例やその原因、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
目次
ふくらはぎボトックスで後悔するケース

ふくらはぎボトックスを受けたことを後悔するケースは、下記の通りです。
思ったほど細くならなかった
注入するボトックスの量が少なすぎたり、筋肉の構造を考慮せずに施術を行ったりした場合、期待した細さにならないことがあります。
一例として、片脚あたり100単位(ユニット)以下では、筋肉が発達している人には効果が不十分であることが多いです。
効果に左右差が出てしまった
片脚だけ細くなりすぎたり、左右の差が目立ってしまったりすることがあります。これは、筋肉の発達具合や日常の歩き方のクセ、ボトックスの打ち方による影響が原因です。
例えば、片側だけ筋肉の発達が強い場合、同じ量を注入しても均等に細くなるとは限りません。また、施術者の技術によっては、ボトックスの注入が均一ではないために、左右差が生じることがあります。
筋力低下で歩行が不自然になった
ふくらはぎは立ち姿勢のバランスを支える筋肉のため、筋力の低下はふらつきや疲れやすさにつながります。
階段の上り下りや長時間の歩行で特に影響を感じることが多く、スポーツや日常生活に支障をきたす場合もあります。通常、数週間から数か月で回復することがほとんどですが、長期間影響が続くケースもあるため注意が必要です。
長引く痛みや違和感が起きた
ふくらはぎボトックスの施術は、片足あたり20〜30箇所に細い針で注射します。細い針を使用しているとしても、痛みを避けることはできません。
また、筋肉の奥深くに注入するため、施術後に鈍い痛みや違和感が長引くこともあります。まれに、神経に近い部分に注射された場合、軽いしびれや違和感を伴います。また、注射部位に内出血が生じ、数週間続くこともあります。
すぐに元に戻った
ボトックスの効果は通常3〜6か月で効果が薄れていきます。そのため、一度の施術で持続的な効果を期待すると、すぐに元に戻ったと感じて後悔するケースがあります。
また、筋肉の収縮が強い方や運動習慣がある方は、ボトックスの効果が短期間で消えやすい傾向があるため、持続的な効果を得るには、こまめな施術が必要なことを理解しておきましょう。
ふくらはぎボトックスの失敗の原因

ふくらはぎボトックスの「効果が出ない」「歩行に違和感がある」「左右差が目立つ」といった後悔の原因の多くは、施術者の判断ミスや技術不足によるものです。それでは、どのような点が問題となるのか、詳しく解説します。
注入量や注入位置が不適切だった
技術不足の医師が犯しやすいミスのひとつが、ボトックスの注入量や位置の誤りです。
ふくらはぎの筋肉は、個人によって発達度合いが異なります。そのため、適切な効果を得るには、筋肉のボリュームに応じた正確なボトックスの量と適切な注入ポイントを見極める必要があります。しかし、未熟な医師の場合、以下のような失敗を招くことがあります。
- 注入量が少なすぎる → 筋肉の収縮が十分に抑制されず、効果を実感できない
- 注入量が多すぎる → 筋肉が過度に萎縮し、歩行に支障が出る
- 間違った部位に注射する → 効果が部分的になり、左右差が生じる
体質や筋肉量への理解が足りていない
患者の体質や筋肉の特性を十分に理解せずに施術を行うと、期待した効果が得られない可能性があります。
ふくらはぎの筋肉量や硬さは個人差が大きく、同じ注入量でも人によって効果の出方が異なります。しかし、経験の浅い医師は、患者ごとの筋肉の特性を十分に考慮せずに、一般的な方法で施術を行ってしまうことがあります。その結果、下記のような問題が生じます。
- 筋肉が発達しすぎている人に少量のボトックスを打つ → 効果がほとんど出ない
- 筋肉がもともと細い人に多量のボトックスを打つ → 過度な筋力低下が生じ、歩行に支障が出る
- 脂肪の量を考慮せずに施術を行う → ふくらはぎの太さに変化がなく、期待外れとなる
ふくらはぎボトックスで後悔しないためのポイント

ふくらはぎボトックスで後悔しないために、次のポイントを押さえましょう。
信頼できるクリニック・医師を選ぶ
ふくらはぎボトックスは、適切に施術すれば美脚効果を得られる一方で、技術不足の医師が施術すると「効果がなかった」「歩行が不自然になった」といった後悔につながることがあります。こうした失敗を避けるためには、信頼できるクリニックや医師を選ぶことが重要です。
判断基準のひとつとして、症例数の多さや実績を確認することが挙げられます。ふくらはぎボトックスの症例数や過去の施術写真を確認し、豊富な実績があるかを見極めることが大切です。
また、施術を受けた人の口コミや評判も、クリニックや医師の技術力を判断するための情報です。「施術後にしっかり効果を感じられた」「歩行に支障がなかった」などの評価が多いクリニックを選びましょう。
また、「私の筋肉量に対して、どの程度の量を注入するのが適切か?」「注入する位置や回数の決め方は?」「施術後の歩行への影響はどのくらい?」「効果を長持ちさせる方法は?」といった具体的な質問を投げかけた際、明確かつ論理的な説明をしてくれる医師を選ぶのがおすすめです。
ふくらはぎボトックスが自分に適した施術か見極める
ふくらはぎボトックスが自分に適した施術かを見極めるためには、事前に自身の筋肉量や脂肪の付き方を正しく把握することが重要です。
クリニックでは、ふくらはぎを実際に診察し、「どのくらい脂肪がついているか」「どのくらい筋肉が発達しているか」を見極めた上で、施術の適応を判断します。十分に確認せず施術を始めようとするクリニックは避けた方がよいでしょう。
ふくらはぎボトックスの効果を維持するためのアフターケアを行う
ふくらはぎボトックスの効果を維持するためには、施術後のアフターケアを適切に行う必要があります。ボトックスは注入後3日ほどで効果が出始め、約1週間で最大化され、その後3〜5か月持続するとされています。施術後のケアを怠ると、効果の持続期間が短くなったり、期待通りの結果が得られなかったりします。
施術当日はアルコールの摂取を控えましょう。アルコールは血流を促進するため、ボトックスの拡散を早めたり、腫れや内出血のリスクを高めたりする可能性があります。激しい運動や入浴なども同様に避けましょう。ただし、シャワー程度であれば血流を大きく促すことはないため、問題ありません。
ふくらはぎボトックスの効果とリスクを正しく理解する
ふくらはぎボトックスの効果とリスクを正しく理解することは、施術を検討するうえで重要です。ふくらはぎボトックスの仕組みや副作用、効果の維持などについて詳しく見ていきましょう。
ふくらはぎボトックスの仕組み
ボトックスは筋肉の動きを抑制することで、ふくらはぎのボリュームを減少させ、すっきりとしたラインを作る治療法です。神経と筋肉の間の信号をブロックすることで、筋肉の収縮を抑え、徐々に筋肉が萎縮することで細見え効果が得られます。
ふくらはぎボトックスの副作用
クリニックでは極力内出血を防ぐために細心の注意を払って注入を行っていますが、血管の位置や体質によっては軽度の内出血が起こることもあります。内出血が起きた場合でも通常1〜2週間で消失し、跡が残るようなことはありません。
効果を維持するには定期的な施術が必要
ふくらはぎボトックスの効果を維持するには、定期的な施術が必要です。効果の持続期間はおおよそ3〜5か月とされています。
アレルギー反応が出る可能性がゼロではない
ボトックスの施術は一般的に安全性が高いとされていますが、アレルギー反応が出る可能性がゼロではありません。そのため、信頼できる製剤を使用することが重要です。
厚生労働省の認可を受けているアラガン社製の「ボトックスビスタ(BOTOX VISTA®)」は、安全性と効果が確立されており、多くのクリニックで採用されています。
信頼性の高い製剤を使用しているクリニックを選ぶことで、副作用のリスクを最小限に抑えられます。
大阪・梅田にある「梅田すずらんクリニック」では、ボトックスビスタを使用したふくらはぎボトックスを使用しております。カウンセリング時に個々の筋肉量や脂肪の付き方を確認し、適切な注入量を調整することで、自然でバランスの取れた仕上がりを目指します。
✅️ 合わせて読みたい:ボトックスビスタ(アラガン社製)とボツラックス(ヒューゲル社製)の違いは?成分・効果などを比較
ふくらはぎボトックスで後悔しないためのQ&A
ふくらはぎボトックスについて、よくある質問に回答します。
Q.ボトックスは元に戻せるの?
ボトックスの注入後、即座に元に戻すことはできません。ボトックスの効果は一般的に3〜5か月持続し、神経伝達が徐々に回復することで筋肉の動きが戻ります。
施術後すぐに違和感を感じた場合は、医師に相談し、リスクを最小限に抑えるための対策を取ることが重要です。
Q.失敗した場合の対処法は?
ふくらはぎボトックスの失敗には、「効果が弱すぎた」「左右差が出た」「歩行に違和感がある」といったケースがあります。効果が弱すぎた場合は、追加注入によって調整できる可能性があります。逆に、過剰に注入された場合や歩行に影響が出た場合は、時間の経過とともに自然に回復するのを待つことが一般的な対処法です。
Q.長期的な健康リスクはある?
美容医療の分野ではボトックスを長期間使用することによる重大な健康リスクは報告されていません。ボトックスは、もともと医療の現場で眼瞼けいれんや片頭痛の治療などにも使用されており、安全性の高い治療法として認められています。
ただし、適切な頻度や用量を守らずに施術を受けることは避けるべきです。一度に大量のボトックスを注入したり、短期間に繰り返し施術を行ったりすると、体がボトックスに対する抗体を作り、耐性がついてしまう可能性があります。耐性がつくと、ボトックスの効果が徐々に弱くなり、同じ量を注入しても十分な効果を得られなくなります。
✅️ 合わせて読みたい:ボトックス注射を打ち続けると良くない?ベストな施術頻度を紹介
後悔しないためにも信頼できるクリニックを選ぼう

ふくらはぎボトックスは、適切な方法で施術を受ければ、細く美しいふくらはぎを手に入れることができる治療法です。しかし、医師の技術や施術プランによっては、期待した効果が得られず、後悔することもあります。そのため、施術を検討する際は、事前にクリニックの実績や口コミを確認し、自分の体に適した施術を提案してくれる医師を選ぶことが大切です。
大阪・梅田にある「梅田すずらんクリニック」では、厚生労働省認可のボトックスビスタ(BOTOX VISTA®)を使用し、一人ひとりの筋肉の状態に合わせた施術を行います。
ふくらはぎボトックスを検討中の方は、ぜひ梅田すずらんクリニックの無料カウンセリングで納得のいく施術プランを相談してみてください。