2025年7月22日
「リジュランは効果がない」といわれる本当の理由とは?施術前に知っておきたいこと

「リジュランを受けたのに、思ったより変化がなかった…」
そんな声を耳にし、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
実際に、リジュランは即効性のある施術というより、肌の土台から整えるアプローチだからこそ、効果の感じ方には差が出やすい側面があります。
この記事では、「効果がない」と感じる背景や、効果を引き出すためのポイント、他の施術との組み合わせについて、分かりやすく解説していきます。
納得のいく治療選びのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
大阪・梅田でリジュランをご検討中の方は、梅田すずらんクリニックへ。あなたの肌状態に合わせた無理のないご提案を大切にしています。
目次
リジュランの効果をおさらい

リジュランは、肌そのものの再生力を高めることを目的とした注入治療です。主成分のポリヌクレオチド(PN)は、細胞の修復やコラーゲン生成をサポートし、肌質そのものを底上げするように働きかけます。
ちりめんジワの改善、毛穴の引き締め、肌のハリや弾力アップといった効果が期待されます。年齢による肌の衰えにアプローチできるため、「なんとなく肌の調子が悪い」と感じている方にも選ばれている施術です。
ただし、リジュランはヒアルロン酸やボトックスのような即効性のある変化を目的としたものではありません。肌の土台を整える性質上、効果の感じ方には個人差があることも、理解しておくと良いでしょう。
そのため、「効果がなかった」と感じる声があるのも事実です。ここからは、リジュランで効果を実感しづらいとされる主な理由について、順を追って解説していきます。
リジュランで「効果ない」と感じる人の5つの理由

人気のリジュランですが、「あまり変化を感じなかった」という声も少なくありません。その多くは、施術への誤解や期待とのズレによるもの。即効性を求めすぎていたり、自分の肌悩みに合っていなかったりといった理由が影響しています。
ここでは、効果を実感しにくくなる代表的な5つの理由を解説します。
即効性がない
リジュランは、施術直後に見た目が大きく変わるタイプの治療ではありません。コラーゲンの生成や細胞の修復を促す作用は、数週間〜数か月かけてじわじわと進んでいくものです。
そのため、すぐに効果を実感したい人にとっては、「変化がない」と感じやすくなってしまいます。ヒアルロン酸やボトックスのような即時的な改善を期待していた方は、期待外れのように感じられるかもしれません。
あらかじめ作用の出方を理解しておけば、施術後の期待値とのギャップを防げるでしょう。
効果は永続的でない
リジュランは、肌の土台を整えることでハリや弾力を取り戻す施術ですが、その効果がずっと続くわけではありません。肌は日々の生活習慣や加齢の影響を受け続けているため、定期的なメンテナンスが必要です。
「せっかく改善したのに、また戻ってきた気がする」と感じるのは、施術から一定期間が経過している可能性があります。
リジュランは、継続的なケアによって肌の状態を安定させていくタイプの治療だと捉えておくと良いでしょう。良い状態をキープするためには、初回のクール(3〜4回程度)を終えた後は、半年に1回、あるいは1年に1回といったペースで施術を受ける方もいます。
1回しか施術を受けていない
リジュランは1回の施術でも効果を実感できますが、より変化を感じやすくするには、2〜4週間ごとに3〜4回程度の施術が必要とされることが多いです。
梅田すずらんクリニックでは、1か月ごとに3回程度という施術間隔・回数を、ひとつの目安としてご案内しています。
1回のみで効果が薄いと判断してしまうと、本来得られるはずだった改善の機会を逃してしまうかもしれません。計画的に治療を完了させることが、リジュランの効果を最大限に引き出すための条件です。
肌悩みに合っていない
自分の肌悩みの原因と、リジュランが得意とすること(適応)が合致していないと、当然ながら効果は感じにくくなります。
リジュランは肌のハリや弾力を改善し、小ジワを目立たなくさせるのは得意ですが、深いほうれい線の溝を埋めたり、フェイスラインのたるみを引き上げたりする力はほとんどありません。もし後者のような悩みがある場合、選ぶべきはヒアルロン酸注入や糸リフト、ハイフ(HIFU)といった別の治療法になります。
「効果がなかった」という結果の多くは、この悩みと治療法のミスマッチから生じます。自分の肌悩みを解決するためには、まずその原因を正しく診断してもらい、数ある治療法の中から最適なものを選ぶことが大切です。
施術後のアフターケアをしていない
リジュランの施術は、クリニックを出た後も続いています。施術後の肌は、再生能力が高まっているゴールデンタイムであると同時に、外部からの刺激にデリケートになっている状態です。
この時期のアフターケアを怠ると、せっかくの効果が半減してしまう可能性があります。
特に重要なのが、保湿と紫外線対策です。肌が再生する過程では、十分な水分が必要です。また、施術後の肌は紫外線の影響を受けやすいため、対策を怠ると、かえってシミや色素沈着のリスクを高めてしまいます。
リジュランは、あくまで肌が自ら美しくなろうとする力をサポートする治療です。施術後のケアまでしっかり行うことで、リジュランは本来の効果を引き出せます。
リジュランの効果を引き出すポイント

ここでは、リジュランの効果をしっかり引き出すために、押さえておきたいポイントを説明します。他の施術と組み合わせることで、より実感しやすくなるケースもあるため、目的に合わせて検討してみるのも良いでしょう。
推奨される施術回数・間隔にしたがう
前述の通り、リジュランはハリやキメを整える治療ですが、その効果が永続するわけではありません。肌は日々ダメージを受け続けるため、時間の経過とともに再び調子を崩していくこともあります。
そのため、一定の効果を実感できたとしても、適切な間隔で施術を継続していくことが重要です。特に初期段階では、肌を整えるペースを安定させるためにも、定期的な通院が推奨されます。
当院では、まず肌の土台をしっかりと作るために、1か月に1回のペースで3回程度の施術をご提案しています。その後について詳しくは、医師と相談しながらメンテナンスを行っていきましょう。
肌悩みへの適応を確認する
リジュランの効果を引き出すための最初のステップは、この治療が本当に適しているかを確認することです。既に説明した通り、リジュランは肌のハリや小ジワといった肌質の改善を得意としていますが、万能ではありません。
この適応の確認は、医師によるカウンセリングで行われます。医師は、あなたの肌の状態を丁寧に診察し、悩みの原因が何なのかを突き止めます。
それがリジュランで改善できるものなのか、あるいはヒアルロン酸やハイフといった別の治療がより効果的なのかを、的確に判断します。
カウンセリングの目的は、あなたの悩みに対して最も効果的な治療法を見つけ出すことです。リジュランありきで話を進めるのではなく、あなたの理想を共有し、最適なプランを一緒に考える。このプロセスこそが、「効果がなかった」という結果を避けるための最も確実な方法です。
アフターケアをしっかりと行う
リジュランの効果を高めるには、自宅でのケアを、治療の総仕上げと捉えることが大切です。施術後の肌は一時的に乾燥しやすく、敏感な状態となっていることを理解しておきましょう。
そのため、繰り返しになりますが、保湿と紫外線対策は徹底してください。肌の再生を助け、外部のダメージからデリケートな肌を守ることが、効果を実感するためのポイントです。
また、当日の長時間の入浴や飲酒、激しい運動はダウンタイムを長引かせるため避けましょう。こうした丁寧なケアが、より早く、そしてより良い結果へとつながります。
他の施術と組み合わせる
リジュランは単体でも効果が期待できますが、肌悩みに応じて他の施術と組み合わせることで、より高い効果を引き出せます。
例えば、ひとくちに目の下のクマといっても皮膚の薄さや血行不良、くぼみなど、複数の要因が絡み合っています。ニキビ跡や肌全体のハリ・ツヤといった悩みも同様に、一つのアプローチだけでは十分な改善が難しいことがあります。
そこで、複数の治療を組み合わせることで、単一の治療だけでは届かなかった領域までアプローチできるのです。
次は、こうした代表的な悩み別に、リジュランと他の施術がそれぞれどのような役割を果たすのか、その違いを詳しく見ていきましょう。
【症状別】リジュランと他の施術との違いを比較

肌悩みによって他の施術がより適していることや、組み合わせが効果的なケースもあります。ここでは代表的な症状別に、リジュランの役割と他の治療法との違いを比較していきます。
目の下のクマ
目の下のクマには、血行不良による「青クマ」、色素沈着の「茶クマ」、くぼみが影を作る「黒クマ」といった種類があり、原因はさまざまです。リジュランは、これら全てのクマを一度に解消するものではありません。
リジュランが効果を発揮するのは、皮膚の薄さが原因の青クマです。肌の再生を促して皮膚に厚みとハリを持たせることで、クマや小ジワを目立ちにくくします。
くぼみが原因の黒クマにはヒアルロン酸注入、色素沈着の茶クマには光治療などが適しています。目の下のクマについては、下記の記事も参考になるでしょう。
✅️ 合わせて読みたい:目の下のクマはなぜできる?クマの種類やセルフケア・美容医療について紹介
ニキビ跡・クレーター
ニキビ跡やクレーターは、炎症で皮膚組織が破壊され、陥没してしまった状態です。リジュランは肌の自己修復を促すことで、なめらかさの回復に役立つ可能性があります。
ただし、陥没の程度が深い場合や繰り返し炎症があった部位では、ダーマペンやレーザーといった方法で肌再生を促すほうが向いていることもあります。
肌質改善を目的としながら、他の施術と段階的に組み合わせていく方法も検討できます。
✅️ 合わせて読みたい:ポテンツァはクレーターやニキビ跡にも効果がある?
ほうれい線
ほうれい線には、皮膚のたるみ・脂肪の下垂など、複数の要因が絡んでいます。その中でも、肌のハリ不足や乾燥によって浅く刻まれたタイプのほうれい線には、リジュランで一定の効果が期待できます。
リジュランは、肌の再生力を高めて内側からハリを出す作用があるため、シワを埋めるというよりも、線が入りにくい状態に整える役割を担うと考えると分かりやすいでしょう。
一方で、深く刻まれている場合はヒアルロン酸注入によってボリュームを補う治療や、リフトアップ系の施術が適しており、組み合わせが推奨されるケースもあります。
✅️ 合わせて読みたい:ほうれい線にはヒアルロン酸とボトックスのどっちがおすすめ?
リジュランでよくある質問

リジュランの施術について、多く寄せられる質問に回答します。
痛みやダウンタイムはどれくらいですか?
針を使う施術のため、多少のチクッとした痛みを感じることがあります。当院では、手打ちのときには麻酔クリームと局所麻酔を併用し、ポテンツァで導入する際は麻酔クリームを使用します。
ダウンタイムとしては、赤みや腫れが1〜2日出ることがありますが、数日以内に落ち着き、日常生活に大きな支障はありません。
1回だけで効果を実感できますか?
1回の施術でも肌のうるおいやなめらかさを実感する方はいますが、より確かな変化を求めるなら、複数回の施術がおすすめです。当院では、1か月おきに3回程度をおすすめしています。
リスクはありますか?
内出血や腫れ、赤みが一時的に出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。極めて稀にアレルギー反応が出ることもあります。そのため、信頼できる医師のもとで施術を受けることが重要です。
施術を受けられない人はいますか?
妊娠中・授乳中の方や、皮膚にヘルペスがある場合は施術を控える必要があります。安全のため、カウンセリングで必ず医師に相談してください。
まとめ
今回は、リジュランの効果と、「効果がない」といわれる理由について詳しく解説しました。リジュランは、即効性やボリュームアップを目的とするのではなく、肌が本来持つ再生能力を高める治療です。
しかし、「自分に合う施術か不安」「他の治療と迷っている」という方もいるでしょう。
大阪・梅田でリジュランにご興味があるなら、梅田すずらんクリニックまでお問い合わせください。丁寧にお話を伺いながら、あなたの肌に合った最適な選択肢をご提案いたします。