2025年5月31日
ゴルゴラインのヒアルロン酸注入で失敗しないために知っておきたいこと

「目の下から頬にかけて斜めに入るゴルゴライン。「疲れて見える」「年齢より老けて見られる」など、ひとりで悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そんなゴルゴラインを改善する方法のひとつが、ヒアルロン酸注入です。
手軽に受けられる施術ですが、「失敗したらどうしよう…」という不安の声も少なくありません。
この記事では、ゴルゴラインへのヒアルロン酸注入で実際に起こりうる失敗例や、避けるためのポイント、万が一の対処法まで詳しく解説していきます。
施術を検討している方が、自分に合った判断ができるよう、ぜひ参考にしてみてください。
大阪・梅田でヒアルロン酸注入をご検討中なら、ぜひ一度梅田すずらんクリニックにご相談ください。あなたの「もっとキレイになりたい」という気持ちを、経験豊富な医師が全力でサポート。自然で美しい仕上がりを一緒に目指しましょう。
目次
ゴルゴラインとは?ヒアルロン酸注入でどう改善できる?

「ゴルゴライン」という言葉、最近よく耳にするようになったけれど、一体どこのこと?と疑問に思う方もいるかもしれません。なんだか強そうな名前ですが、実は老けて見えたり、疲れた印象を与えてしまったりする顔のラインのひとつです。
ゴルゴラインとは、目頭の下から頬の中央あたりにかけて、斜め下方向に現れる線のことを指します。漫画のキャラクターの頬にある線に似ていることが、この名前の由来です。
ゴルゴラインがあると、顔に影ができてしまい、実年齢よりも上に見られたり、不機嫌そうに見えたりすることもあるため、気にされる方が多くなっています。
そんなゴルゴラインの改善方法のひとつとして注目されているのが、ヒアルロン酸注入です。
このラインができる主な原因は、加齢などによって頬の脂肪が減少したり、皮膚がたるんだりして、その部分がへこんでしまうことです。
ヒアルロン酸をこのへこんだ部分や、その周囲のボリュームが失われた箇所に適切に注入することで、皮膚を内側から持ち上げ、ふっくらとさせることができます。これにより、ゴルゴラインの溝が浅くなり、影が目立たなくなるため、顔全体が若々しく、明るい印象へと変わる効果が期待できるのです。
ゴルゴラインのヒアルロン酸注入でよくある失敗例

ゴルゴラインの改善効果が期待できるヒアルロン酸注入ですが、中には「こんなはずでは…」と感じる結果になってしまうこともあります。
ここでは、実際に起こりやすい失敗例を4つご紹介します。
膨らみすぎて不自然になる
ゴルゴラインを消したいという気持ちが強いあまり、ヒアルロン酸を注入しすぎてしまうと、その部分だけが不自然に膨らんでしまうことがあります。
ゴルゴラインは、表情によって動きが出やすい部分でもあるため、注入量が多すぎると、笑った時などに膨らみが強調され、かえって不自然な印象を与えてしまうことにもなりかねません。
「しっかり効果を出したい」という気持ちも大切ですが、あくまでも自然な仕上がりを目指し、医師と相談して注入量を調整しましょう。
左右非対称になる
もともと顔には左右差がありますが、注入によってその差が強調されてしまうケースもあります。
ゴルゴラインの出方や深さが左右で異なる場合、それぞれに合ったアプローチが必要になりますが、左右で同じように注入すると、結果としてアンバランスな仕上がりになることもありえます。
「左右差を整えたい」と感じていたら、あらかじめ医師にしっかり伝えておきましょう。経験が豊富な医師なら、こうした状態を適切に見極め、より自然な仕上がりを目指してくれるはずです。
しこりが残る
ヒアルロン酸を注入した部分が、後になって硬いしこりのように感じられることがあります。
これは、注入されたヒアルロン酸がうまく馴染まずに一箇所に固まってしまったり、ヒアルロン酸の周りに薄い膜(被膜)ができてしまったりすることが原因として考えられます。
小さなものであればあまり気にならないこともありますが、触ると明らかに硬かったり、見た目にも少し盛り上がって見えたりする場合は、失敗と感じてしまうかもしれません。
気になる場合は、早めに医師に相談してください。必要に応じてヒアルロン酸を分解する注射を行うなどの対処もできます。
注入部位がズレて効果が感じられない
ゴルゴラインそのものや、その周辺のへこみを的確に捉えてヒアルロン酸を注入しないと、期待したような効果が得られないことがあります。
例えば、ゴルゴラインの原因となっているへこみよりも少しズレた箇所に注入されてしまうと、ラインが浅くならなかったり、場合によっては注入した部分が不自然に膨らんで見えたりすることも想定されます。
ゴルゴラインの状態を正確に診断し、原因となっているへこみやボリュームロスに対して、適切な深さと位置にヒアルロン酸を届ける技術が求められます。
ヒアルロン酸で改善できないゴルゴライン

ヒアルロン酸は、くぼみや影によるゴルゴラインに一定の効果が期待できる施術ですが、全てのケースに万能というわけではありません。
状態によっては、思うような変化が得られにくいこともあるため、自分の悩みに合っているかどうかを見極める必要があります。
ここでは、そうしたヒアルロン酸で改善できないゴルゴラインの代表的な例を見ていきましょう。
子どもの頃からあるもの
生まれつき、または子どもの頃からゴルゴラインが目立っているという方もいます。
これは、加齢によるたるみや脂肪の減少が主な原因ではなく、元々の骨格や顔の筋肉、脂肪のつき方など、生まれ持った構造的な特徴によるものである可能性が高いです。
このような場合、ヒアルロン酸を注入しても、ラインを完全に消したり、期待するほどの変化を得たりするのは難しくなります。
もちろん、多少浅く見せることはできるかもしれませんが、根本的な改善には繋がりにくいといえるでしょう。
シミと重なっているもの
ゴルゴラインが、シミとちょうど同じ位置に重なって存在している場合、ヒアルロン酸注入だけでは見た目の印象があまり変わらないことがあります。
ヒアルロン酸はあくまでへこみを持ち上げて影を目立たなくする治療であり、皮膚の色素沈着そのものを改善する効果はありません。
この場合、ゴルゴラインの溝が浅くなっても、シミの色が残っているために、ラインが依然として目立って見えてしまうのです。
シミの治療とヒアルロン酸注入を組み合わせるなど、複合的なアプローチが必要になります。
目の下にできるシミの種類や対策については、関連記事「目の下のシミは放置しないで!今すぐできる対策と治療法を紹介」も合わせてご覧ください。
皮膚のたるみが強いもの
加齢などにより、頬全体の皮膚が大きくたるんでしまっていると、ゴルゴラインもそのたるみの一部として深く目立っているケースがあります。
このような場合、ヒアルロン酸を注入してへこんだ部分をふっくらさせるだけでは、たるんだ皮膚そのものを十分に引き上げることが難しくなります。
皮膚のたるみに対しては、ハイフ(HIFU)のような照射系の治療で肌を引き締めたり、糸リフトやフェイスリフト手術といった、より強力なリフトアップ効果を持つ治療法を検討する必要があるかもしれません。
ハイフ(HIFU)は、超音波の熱エネルギーを利用して皮膚の土台となる筋膜にアプローチし、たるみを引き締める治療法です。
ハイフの効果については「ハイフで顔のたるみを改善できる?リフトアップ効果が持続する方法4選」も参考になります。
ゴルゴラインのヒアルロン酸注入で失敗しないための対策

ヒアルロン酸注入は比較的手軽な施術とはいえ、失敗してしまうと修正が難しかったり、満足のいかない仕上がりに悩まされることもあります。
ここでは、失敗のリスクを減らすために押さえておきたいポイントを紹介します。
経験豊富な医師を選ぶ
ゴルゴラインの施術は、注入量だけでなく「どこに、どの層に入れるか」という判断が求められます。わずかなズレでも、左右差や不自然な膨らみにつながることがあります。
そのため、ゴルゴラインを含む顔全体の構造に精通した医師に施術を担当してもうようにしてください。
クリニックのウェブサイトで医師の経歴や症例写真を確認したり、口コミを参考にしたりするのも良いでしょう。Googleマップの「クチコミ」などで、実際に施術を受けた患者の評価を確認すると、医師の技術や対応の質が見えてきます。
カウンセリング時の対応も、チェックポイントです。施術内容やリスクを詳しく説明してくれるかどうかはもちろん、人柄や自分に合うかどうかなども考慮すると、より納得のいく結果を得られやすくなるでしょう。
写真などで仕上がりイメージを共有する
カウンセリングの際には、「こんな感じになりたい」という仕上がりのイメージを、できるだけ具体的に医師と共有することが大切です。
曖昧な要望では医師も困ってしまいます。理想とする芸能人やモデルの写真、あるいはご自身の若い頃の写真などを持参して見せるのも、イメージを伝えるのに役立ちます。
「どの程度までゴルゴラインを目立たなくしたいのか」「不自然にはなりたくない」など、細かな希望や不安も遠慮なく伝え、医師としっかりゴールを共有しましょう。そうすることで、「思っていたのと違う…」という事態を防ぎやすくなります。
安さだけで選ばない
ヒアルロン酸注入は自由診療のため、クリニックによって料金設定が異なります。もちろん、費用は気になるポイントの一つですが、安さだけを基準にクリニックを選んでしまうのは少し注意が必要です。
あまりにも安価な場合は、経験の浅い医師が担当したり、使用するヒアルロン酸製剤の品質が十分でなかったりすることも考えられます。
ヒアルロン酸製剤にはいくつかの種類があり、これによって料金や仕上がりが変わってくるので、どんな製剤を使用するかも確認すると良いでしょう。
失敗したときの対処法はある?

万が一、ゴルゴラインのヒアルロン酸注入で思ったような仕上がりにならなかったとき、「このまま我慢するしかないのかな…」と不安になる方もいるかもしれません。
でも、施術内容や状態に応じて、やり直しや修正ができるケースもあります。ここでは、よくとられる対処法について紹介します。
まずは施術を受けたクリニックに相談する
違和感を覚えたり、不自然さが気になるときは、まず最初に施術を受けたクリニックに連絡を入れましょう。
そして、経過を見ながら改善が見込めるのか、それとも修正が必要なのか、状態に応じた判断をしてもらってください。
「相談しづらい」と感じてしまうクリニックよりも、
万が一のフォローまで対応してくれる場所を選ぶことが、施術前の見極めポイントにもなります。
ヒアルロン酸を追加注入する
仕上がりの状態によっては、ヒアルロン酸を少量追加注入することで、バランスを整えたり、凹凸(おうとつ)を目立たなくしたりもできます。
「もう少しボリュームが欲しい」「左右の微妙な差が気になる」といったケースでは、追加注入が有効な手段となることがあります。
ただし、やみくもに追加すれば良いというわけではありません。入れすぎてしまうと、かえって不自然になってしまうこともあるため、注意してください。
医師とよく相談し、本当に必要なのか、どの程度の量を追加するのが適切なのかを慎重に判断してもらうようにしましょう。
ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)で溶解する
仕上がりが不自然だったり、しこりや違和感が強く残る場合には、ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼという薬剤を使って溶かすという方法があります。
ヒアルロニダーゼを注入すると、1〜2日ほどで効果を感じられますが、早い方では注射直後でもはっきりした効果が現れることもあります。
このように、万が一失敗したとしても、リセットができる選択肢が残されているのが、ヒアルロン酸注射の大きなメリットです。
まとめ

今回は、ゴルゴラインのヒアルロン酸注入について、効果から失敗例、対策までをお届けしました。
気になるゴルゴライン、施術には期待と不安がつきものですよね。この記事が、あなたの疑問を少しでも解消できれば幸いです。
大切なのは、正しい知識を持ち、信頼できる医師のもとで納得して施術を受けることだと、私たちは考えています。
大阪・梅田でヒアルロン酸注入をご検討でしたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください。あなたらしい自然な笑顔のためのお手伝いをいたします。