2023年7月23日更新日:2024年1月3日

ダイオードレーザーは白髪に効果ないって本当?仕組みや注意点を解説

ダイオードレーザー 白髪

ダイオードレーザーは、肌への負担が少なく幅広い毛質に対応できる医療レーザーです。一般的に用いられているダイオードレーザーであれば、白髪でも脱毛できそうと思う方は多いのではないでしょうか。

本記事では、ダイオードレーザーの白髪に対する効果・脱毛の仕組み・注意点・他の医療レーザーとの比較・白髪の脱毛方法などについて詳しく解説します。

ダイオードレーザーは白髪に効果なし?

ダイオードレーザーは肌質や毛質を選ばないものの、白髪には効果がないとされています。ダイオードレーザーによる、脱毛効果の仕組みは次のとおりです。

  1. レーザーが毛根のメラニンに反応して発熱する
  2. 熱が毛乳頭細胞やそのほかの発毛組織を破壊する
  3. 脱毛効果が現れる

白髪には、毛に色をつけるメラニン色素が存在しないため、レーザーが反応しません。熱が発生しないことで毛乳頭細胞やそのほかの発毛組織を破壊できないため、脱毛効果が現れないのです。白髪が生える年齢には個人差がありますが、一般的に35歳以降に増え始めます。

白髪まじりのムダ毛を脱毛すると白髪だけが残るため、結局は自己処理が必要になります。そのため、白髪が生える前に医療レーザー脱毛を受けるか、後述する医療針脱毛を検討しましょう。

ダイオードレーザーとは

ダイオードレーザー とは

ダイオードレーザーは、幅広い毛質や肌質に対応できる医療レーザーです。通常、脱毛機と言えば産毛への効果が期待できなかったり、日焼け肌への照射を断られたりします。ダイオードレーザーは、産毛から濃い毛まで幅広い毛質に対応しているうえに、日焼けしているところや色黒肌にも照射できます。

さらに、痛みが少ないうえに敏感肌やアトピー肌にも照射できるなど、肌への負担を抑えられる点も大きな特徴です。

ダイオードレーザーの種類

ダイオードレーザーには「熱破壊式」と「蓄熱式」があります。それぞれの仕組みや痛み、対応できる毛質・肌質は以下のとおりです。

熱破壊式蓄熱式
仕組みメラニンに反応して発熱し、毛乳頭細胞や毛母細胞を破壊する低出力のレーザーを連続照射することで、毛根を包む「毛包」に熱をため込ませ、毛乳頭よりも浅い層にあるバルジ領域を破壊する
痛み弱い熱破壊式よりも弱い
対応できる毛質産毛から濃い毛まで幅広い毛質に対応できる産毛から濃い毛まで幅広い毛質に対応できる
対応できる肌質敏感肌やアトピー肌のほか、日焼け肌にも対応できる

敏感肌やアトピー肌のほか、日焼け肌にも対応できる

熱破壊式と蓄熱式について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

熱破壊式

熱破壊式のダイオードレーザーは、その名のとおり熱によって発毛組織を破壊することで脱毛効果を実現する方式です。毛根のメラニン色素に反応したレーザーが熱を生み出し、毛乳頭細胞や毛母細胞などを破壊すると毛を生成できなくなります。

熱が発生するため、どうしても痛みが生じるものの、他のレーザーと比べて少ないといわれています。

蓄熱式

蓄熱式のダイオードレーザーは、発毛に関わるバルジ領域を破壊することで脱毛効果を実現する方式です。毛乳頭根ではなく、その周りを覆う毛包に低出力のレーザーを連続的に照射し、熱をため込ませます。その熱によってバルジ領域を破壊することで、毛を作る能力を消失させるのです。

レーザーの出力が低いため、熱破壊式よりも痛みが少ないといわれています。対応できる毛質や肌質は熱破壊式と同じです。

ダイオードレーザーと他のレーザーの違い

ダイオードレーザーと他のレーザーの違い

ダイオードレーザーによる脱毛を受けるかどうか検討する際は、他のレーザーとの違いを確認しましょう。一般的に医療脱毛に用いられる「アレキサンドライトレーザー」と「ヤグレーザー」を対象に、効果や対応できる毛質などを比較します。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、ダイオードレーザーと比べて短い波長の医療レーザーです。ダイオードレーザーよりも毛根に効率的にダメージを与えることができます。それだけ肌への負担が大きいうえに、日焼けや色黒肌には照射できません。

そのため、脱毛の効率重視の方はアレキサンドライトレーザー、肌への負担や痛みを抑えたい方、幅広い肌質に対応できるレーザーを求めている方はダイオードレーザーを選ぶとよいでしょう。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは、ダイオードレーザーよりもレーザーの波長が長く、肌の奥深くまで届く医療レーザーです。ヒゲやVIOなど毛穴が深い部位にも優れた脱毛効果が期待できます。それでいてメラニン色素に反応しにくいため、日焼けしているところや色黒肌、色素沈着の部分にも照射できます。

その一方で、肌の奥深くまでレーザーが届くことで痛みが強いというデメリットもあります。ただし、冷却しながらレーザーを照射するタイプの機器であれば、痛みを抑えることができます。

ダイオードレーザーのメリット

ダイオードレーザー メリット

ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーよりも波長が長くて、ヤグレーザーよりは波長の短い医療レーザーです。中間的な位置づけであり、痛みと効果のバランスに優れています。ここで、ダイオードレーザーのメリットを改めて整理してみましょう。

痛みが少ない

ダイオードレーザーは、肌に大きなダメージを与えません。それでいて、メラニン色素にはしっかりと反応するため、十分な脱毛効果が期待できます。脱毛の施術では、連続的に照射することから、痛みは少しでも弱い方がよいと思う方も多いでしょう。

痛みを理由に脱毛をやめてしまうリスクも低いため、初めて受ける方や過去に痛みを理由に中止した方におすすめです。ただし、痛みが非常に小さいとまでは言えないため、痛みが苦手な方は麻酔クリームの使用も検討しましょう。

施術時間が短い

1回の照射で広範囲にアプローチできるダイオードレーザーは、施術が短時間で完了します。全身脱毛や背中など広範囲を脱毛するのであれば、なるべく1回の照射時間が短いレーザーを選ぶことが大切です。

医療レーザー脱毛はサロン脱毛よりは施術回数が少ないものの、5~8回程度の通院が必要なため、どの医療レーザーを選択するかはトータルの施術時間に大きな影響を与えます。

敏感肌にも照射できる

ダイオードレーザーは、敏感肌やアトピー肌にも対応できます。これまで、敏感肌やアトピー肌を理由に脱毛を諦めていた人にとっては、候補の1つとなるでしょう。ただし、ニキビや赤みのような肌トラブルが起きている箇所には照射できません。

また、敏感肌やアトピー肌に照射できるといっても限度があるため、医師の診察で判断する必要があります。このため敏感肌・アトピー肌の場合は、皮膚科のある美容クリニックがおすすめです。

施術を受けられるとしても、肌が敏感な方は肌トラブルが起こりやすいため、脱毛期間中はより入念にケアを続けることが大切です。

日焼けした肌にも照射できる

ダイオードレーザーは、日焼け肌にも照射できます。日焼けした肌にはメラニン色素が沈着しているため、医療レーザーが反応して熱が発生します。そのためダイオードレーザーが開発されるまでは、日焼けした肌には医療レーザー脱毛を行えないことが一般的でした。

ダイオードレーザーは、毛根のメラニン色素に十分に反応するものの、肌の表面に沈着したメラニン色素にはほとんど反応しません。そのため、肌の表面で熱が発生して、やけどを負うような心配はほとんどないといわれています。

ただし、あまりにも強い日焼け肌は、メラニン色素が沈着している以前に赤みが生じているため、施術を断られる可能性があります。スケジュールどおりに施術を受けるためにも、最低限の日焼け対策はしておいた方がよいでしょう。

産毛の脱毛も可能

ダイオードレーザーは、産毛や細い毛の毛根にもしっかりと反応して脱毛効果を発揮します。通常、産毛や細い毛は毛根が小さくメラニンが少ないため、医療レーザーが十分に反応しません。ダイオードレーザーは効率的なアプローチが可能なため、産毛や細い毛も脱毛できます。

過去に脱毛を受けたものの産毛や細い毛が残ってしまった方は、ダイオードレーザーで仕上げるとよいでしょう。

ダイオードレーザーのデメリット

ダイオードレーザー デメリット

ダイオードレーザーは、優れた効果を持ちながら痛みが少なく、幅広い肌質や毛質に対応できます。その一方で、次のようなデメリットもあります。

白髪まじりの部分には効果がない

ダイオードレーザーは、白髪まじりのムダ毛には脱毛効果がありません。例えば、黒い毛が300本、白髪が60本生えているところに照射すると、60本のムダ毛(白髪)が残ります。脱毛の目的が自己処理の負担を減らしつつ、ムダ毛がない肌を実現することであれば、目的を達成できません。

しかしながら、白髪が残ったとしても大部分のムダ毛はなくなるため、自己処理が楽になることに違いはありません。ツルすべ肌を希望する場合は、なるべく白髪が増える前に医療レーザー脱毛を受けることを検討しましょう。

太くて濃い毛の効果は他のレーザーに劣る

ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーと比べて、濃くて太い毛に対する効果が低いため、ヒゲやVIOなどの脱毛には不向きです。不向きとは言っても脱毛できないわけではありません。

アレキサンドライトレーザーは、メラニンに反応しやすいため、太くて濃い毛の脱毛に適しています。ヤグレーザーは、皮膚の深くまでレーザーを照射できるため、根深い毛の脱毛が得意です。しかしヤグレーザーは高出力でレーザーを照射するため、ダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーよりも痛みが強くなります。

太くて濃い毛を効率的に脱毛したい場合は、ヤグレーザーやアレキサンドライトレーザーを選ぶ方がよいでしょう。ただし、クリニックは医療脱毛機の種類だけではなく対応の質や予約の取りやすさなどを総合的に見て決めることが大切です。

ダイオードレーザーを採用している脱毛機

ダイオードレーザーを採用している医療レーザー機器は複数あります。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

ソプラノアイスプラチナム

ソプラノアイスプラチナムは、ダイオードレーザーだけではなく、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの合計3種類のレーザーを切り替えられる医療レーザー機器です。

例えば、産毛や細い毛にはダイオードレーザー、太くて濃い毛にはアレキサンドライトレーザーかヤグレーザーといった使い分けができます。ダイオードレーザーは蓄熱式のため、肌への痛みが少ない点も魅力です。

ソプラノチタニウム

ソプラノチタニウムはソプラノアイスプラチナムと同系列であり、比較的新しい医療レーザー機器です。ダイオードレーザーは蓄熱式のため痛みが少ないうえに、冷却機能を搭載しているため、痛みが苦手な方に適しています。また、照射スピードが速いため、1回の施術時間が短いことも特徴です。

ソプラノアイスプラチナムと同じく、ダイオードレーザーとヤグレーザー、アレキサンドライトレーザーを使い分けることができます。

メディオスター

メディオスターは、肌への負担が少ない蓄熱式の医療レーザー機器です。1回の照射で広範囲に熱を与えられるため、短時間で施術が完了します。また、肌への負担が少ないうえに、日焼け肌や色黒肌にも照射できます。

ライトシェアデュエット

ライトシェアデュエットは、2種類のハンドピースを使い分けることで部位ごとに適した方法でアプローチできる医療レーザー機器です。熱破壊式のダイオードレーザーによって、毛乳頭細胞を含む発毛組織を破壊します。

白髪まじりの毛を脱毛したい場合は医療針脱毛

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白髪まじりのムダ毛を脱毛できる医療レーザー機器は存在しないといわれています。メラニン色素に反応するレーザーを照射するという仕組みである以上は、メラニン色素が存在しない白髪は脱毛できないでしょう。

また、蓄熱式の医療レーザー機器も毛包のメラニン色素に反応させなければならないため、こちらも白髪には効果がありません。

白髪まじりのムダ毛を脱毛したい場合は、医療針脱毛を検討しましょう。

医療針脱毛は、毛穴1本単位で針を刺して通電し、発毛細胞を破壊することで脱毛効果を実現する方法です。医療針脱毛の特徴について詳しく見ていきましょう。

電熱で毛を焼き切るため白髪にも効果あり

医療針脱毛は、毛穴に刺した針に電気を流し、その熱によって発毛組織を破壊します。メラニン色素に反応させる必要がないため、白髪にも効果が期待できます。また、周囲に熱が広がらないため、肌の表面にやけどを負うこともありません。

痛みが非常に強い

毛穴に針を刺して電気を流すという仕組み上、医療レーザー脱毛よりも強い痛みが生じます。中には我慢できない方もいるため、痛みが苦手な方には向きません。また、1本単位で施術することから、痛みを感じる回数も多いことに注意が必要です。

高度な技術が必要

医療針脱毛には、高度な技術力が求められます。1本単位で施術するため、施術漏れのリスクがあります。痛い思いをして施術を受けたにもかかわらず、中途半端にムダ毛が残ってしまうこともあるでしょう。

そのため、医療針脱毛を受けるクリニックは、技術力や経歴、口コミなどをより入念にチェックして選ぶことが大切です。

施術に時間がかかる

医療針脱毛は毛穴を1本ずつ施術するため、どうしても時間がかかります。また、医療レーザー脱毛と同じく毛周期に合わせて2~3ヶ月に1回のペースで受けるため、トータルの施術時間が短くなることもありません。

サロン脱毛でも白髪まじりの毛は脱毛できない

サロン脱毛とは、光脱毛器を使用した脱毛のことです。光脱毛器は、エステや脱毛サロンで使われています。医療レーザーと比べて出力が低いため、毛乳頭細胞を含む発毛組織を破壊することができません。ダメージを与えて毛の再生力を低下させる効果にとどまります。発毛組織を破壊することができないため、数年経ってから再びムダ毛が生えます。

光脱毛器は、医療レーザー機器と同じくメラニン色素に反応するエネルギーを照射して熱を発生させる仕組みのため、白髪まじりのムダ毛は脱毛できません。

家庭用脱毛器では白髪まじりの毛は脱毛できない

家庭用脱毛器は、実はサロン脱毛で使用する光脱毛器と同じものです。医療レーザー脱毛は医療機関でしか行えないため、サロンや家庭では出力が低い光脱毛器を使用するしかありません。つまり、サロン脱毛でできないことは、家庭用脱毛器でもできないのです。

白髪まじりになる前に医療脱毛を受けよう

医療脱毛 白髪

白髪まじりのムダ毛を脱毛したい場合は、白髪がなるべく少ないうちに医療脱毛を受けることが大切です。まだ白髪が生えていないのであれば、今のうちに脱毛しましょう。サロン脱毛は脱毛を完了することができませんが、医療脱毛は脱毛完了が可能なため、白髪が生える前に脱毛を終わらせたい方におすすめです。

梅田すずらんクリニックでは、毛質に合わせて「熱破壊式」と「蓄熱式」の2つのモードを切り替え可能なダイオードレーザーを採用しております。また、なるべく痛みの少ない施術を目指しておりますので、痛みを懸念されている方もお気軽にご相談ください。

施術は1回ごとの都度払いのため、コース契約やコースを途中でやめる場合のキャンセル料などは一切考える必要がありませんのでお手軽にご利用いただけます。
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