ニキビ

2024年5月6日

ニキビはどれくらいで治る?発生から治癒までの過程と日数を解説

ニキビ どれくらいで治る

ニキビができたときは、大切なイベントまでに治るかどうか、不安に感じる方が多いのではないでしょうか。ニキビが治るまでにかかる期間には、個人差があります。また、ニキビの進行状態によっても異なるため、まずはニキビの症状を確認することが大切です。

この記事では、ニキビがどれくらいで治るのかをテーマに、ニキビの発生から治癒までの過程と治癒にかかる日数について詳しく解説します。

ニキビが治るまでには数日~数週間かかる

ニキビ どれくらいで治る

ニキビが治るまでにかかる期間は、数日から数週間程度です。

白ニキビであれば、数日程度で治る可能性が高いでしょう。しかし、炎症が起きていたり膿が溜まっていたりする場合は、治癒に数週間かかることもあります。

白ニキビができた段階で適切な治療を施せば、症状は改善されますが、放置すると症状が悪化し、完治までの時間が長引く可能性もあるため、ニキビが発生したら早めに適切なケアを行うことが重要です。

ニキビの発生から治癒までの経過

ニキビの発生から治癒までの経過は個人やニキビの状態によって異なりますが、ひとつの目安は以下の通りです。

1~2日皮脂や角質が毛穴に詰まって白ニキビとして現れる
3~4日白ニキビが膨れてきて炎症が起き、赤ニキビになる
5~8日炎症が治まり、ニキビが小さくなっていく
9~12日ニキビが完全に消える

適切なケアや治療を行うことで、治癒期間が短縮される場合があります。反対に、間違ったケアを行うと治癒期間が長くなる可能性があるため、適切に対処することが大切です。

ニキビが進行すると治るまでの期間がさらに長くなる

ニキビが進行すると、治るまでの期間がさらに長くなることがあります。「黄ニキビ」と「紫ニキビ」はその傾向が顕著です。

黄ニキビは、化膿して膿をもったニキビです。ニキビの主な原因菌はアクネ菌ですが、黄色ブドウ球菌をはじめとするさまざまな細菌も患部で増殖している場合があります。

潰すと炎症が悪化し、治るまでの期間が長くなる可能性があることに注意が必要です。

紫ニキビは、膿を持ったニキビに血が溜まることで紫色に見えます。悪化すると大きく腫れたり盛り上がったりします。気になるかもしれませんが、むやみに触れると悪化する可能性があるため、触れないようにしつつ早めに治療を受けることが大切です。

ニキビが毛穴にできるのはなぜ」かについての記事も参考してください。

ニキビが悪化すると跡が残ることもある

ニキビ どれくらいで治る

ニキビが悪化すると、跡が残ることもあります。跡が消えるまでには、数か月から数年かかる場合もあるため、跡を残さないように炎症を早めに抑えることが重要です。

ニキビをひっかいたり潰したりすると、炎症が悪化し、メラニンが多量に生成されて肌に沈着し、ニキビ跡になる可能性があります。また、適切なスキンケアを怠ると、跡が残りやすくなります。

ニキビをできるだけ早く治すための対処法

ニキビ どれくらいで治る

ニキビをできるだけ早く治すために、次のように対処しましょう。

  • できるだけ触らない
  • 十分な睡眠をとる
  • 栄養バランスのとれた食事を継続する
  • 適切にスキンケアをする
  • 紫外線対策をする
  • 皮膚科で治療を受ける

ニキビをできるだけ早く治すための対処法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

できるだけ触らない

ニキビをできるだけ早く治し悪化を防ぐためには、手で触れないようにする必要があります。

ニキビに手で触れると、手に付着している雑菌によって感染が起こり、炎症が生じます。また、炎症が起きたところを手で触れると、摩擦による刺激で炎症が悪化することも考えられます。

十分な睡眠をとる

睡眠不足はストレスやホルモンバランスの乱れを引き起こし、ニキビの原因となることがあります。また、身体の修復には十分な睡眠が必要なため、ニキビを早く治すうえでも重要です。

必要な睡眠時間には個人差がありますが、毎日7〜8時間程度の睡眠を確保しましょう。また、睡眠の質を高めるために、就寝前に読書・ストレッチ・ヨガなどを行い、リラックスした状態を整えることも大切です。

栄養バランスのとれた食事を継続する

肌のターンオーバーを促すとともに治癒力を高めるために、栄養バランスのとれた食事を続けましょう。

栄養バランスのとれた食事は、体内のホルモンバランスを整え、皮脂分泌をコントロールするのに役立ちます。また、ターンオーバーに必要な栄養素を枯渇させないことにより、ニキビの治癒期間が長くなるのを防止できます。

肉や魚、野菜や果物などから、タンパク質やビタミン類などを十分にとりましょう。普段から糖質や脂質の摂取量が多い場合は、皮脂の過剰分泌を防ぐために糖質や脂質の摂取を抑えることが大切です。

適切にスキンケアをする

ニキビは、肌が不潔だからできると考え、洗浄力が強い洗顔料を用いて、ごしごしと洗顔する方もいます。洗顔は肌を清潔に保つために欠かせませんが、過剰な洗顔は結果的に皮脂の過剰分泌を招くため、ニキビの悪化につながります。

朝と夜の2回、自分に合った洗顔料を使用して、正しい方法で洗顔しましょう。正しい洗顔方法は以下のとおりです。

  1. ぬるま湯で肌を濡らす
  2. 洗顔料を十分に泡立てる
  3. 爪を立てず、円を描くようにやさしく丁寧に洗う
  4. ぬるま湯で泡を十分に洗い流す
  5. 肌ざわりがよいタオルで水滴を拭き取る
  6. なるべく早く保湿ケアをする

ニキビの部分を、重点的に洗う必要はありません。TゾーンやUゾーンは皮脂の分泌が活発なため、より意識的に洗いましょう。

紫外線対策をする

紫外線は、肌のバリア機能の低下を招くため、ニキビが悪化する要因です。日中に外出する際は、日焼け止めを使用しましょう。SPFやPAの値が。高いものを選ぶことが大切です。また、日焼け止めは汗で流れ落ちるため、2〜3時間ごとに塗り直す必要があります。

その他にも、帽子やサングラス、UVカット加工の衣服を着用することも有効です。特に、広いつばのついた帽子は、顔の紫外線ダメージをより大きく軽減してくれます。

冬や曇りの日でも紫外線は肌に影響を与えるため、1年を通して紫外線対策を心がけましょう。

皮膚科で治療を受ける

皮膚科で治療を受けることで、ニキビの治癒期間が短くなる可能性があります。皮膚科では、薬物療法と面ぽう圧出、美容皮膚科では自費診療として、ケミカルピーリング・ダーマペン・ポテンツァなどを受けることができます。

クリニックによって選択できる治療法が異なるため、各クリニックの公式Webサイトで事前にチェックしておきましょう。

ニキビをできるだけ早く治すための治療法

ニキビ どれくらいで治る

ニキビをできるだけ早く治したい場合は、美容皮膚科・皮膚科で次のような治療を受けましょう。

  • ケミカルピーリング
  • ダーマペン
  • ハイドラフェイシャル
  • ポテンツァ
  • 薬物療法
  • 面ぽう圧出

特にニキビができやすい人は、これらの治療法の特徴をよく知っておいてください。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、肌にタンパク質を溶かす薬剤を塗り、角層の一部を取り除くことで皮膚の再生を促進し、ニキビやニキビ跡を改善へ導く治療法です。

使用する薬剤には、フルーツ酸(AHA)やサリチル酸(BHA)があります。

皮膚の表面の古い角質を除去すると毛穴が詰まりにくくなり、ニキビの発生を防ぐ効果が期待できます。肌質やニキビの状態に合わせて薬剤や濃度を選択し、適切な方法で施術を行う必要があるため、医師の管理のもとでなければ行えません。

市販されているピーリング剤は、ミカルピーリングとは成分や濃度が異なり、ニキビを改善する効果は期待できない点に注意が必要です。

ダーマペン

ダーマペンは、16本の極細針がついたペン状の医療機器です。針が皮膚を刺激することでターンオーバーを促し、ニキビやニキビ跡を改善に導きます。

針穴が残るものの非常に小さいうえに、翌日には自然に塞がります。

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、ジェット水流を利用して皮脂や角質を除去するピーリング手法です。美容成分を含む水流で肌を保湿しながら、皮脂や角質を吸引・除去します。

従来のピーリングでは、肌にダメージを与えることがありましたが、ハイドラフェイシャルは低刺激で肌へのダメージがほとんどありません。

ポテンツァ

ポテンツァは、微細な針を肌に刺し、皮下にRF(高周波)を照射することで、真皮層に熱を与える施術です。肌に刺激を与えることによるターンオーバーの促進作用と、真皮層に熱を与えることによるコラーゲンやエラスチンの増生作用が期待できます。

また、ドラッグデリバリー機能を搭載したチップと薬剤を併用することで、美肌に役立つ成分を肌内部に効率よく浸透させます。

薬物療法

ニキビの薬物療法では、炎症を引き起こしている細菌に効果が期待できる、抗生物質を使用します。また、毛穴の詰まりを改善する薬を使用する場合もあります。

赤ニキビや紫ニキビ、黄ニキビなどは、塗り薬や内服の抗生物質を使用したり、他の治療と組み合わせたりすることも検討します。

なお、梅田すずらんクリニックでは薬物療法の取扱いがございません。

面ぽう圧出

面ぽう圧出は、毛穴に針で穴をあけて皮脂を取り出す治療法です。炎症が起きていない白ニキビの場合に、適用できる可能性があります。自分で針を刺して皮脂を取り出す行為は、感染リスクを高めるため、必ず医療機関で受けることが大切です。

赤ニキビよりも悪化している場合は、針を刺すことで炎症が強くなるおそれがあるため、ほかの治療を行います。

梅田すずらんクリニックではニキビ・ニキビ跡治療を行っています

ニキビ どれくらいで治る

ニキビがどれくらいで治るかは、炎症の有無や進行の程度などで異なります。また、適切なケアを怠ると症状が悪化し、治癒期間が長くなる可能性があるため、今回解説した内容を参考に適切に対処しましょう。

梅田すずらんクリニックでは、ニキビの治癒期間の短縮や、再発予防などに役立つ治療を提供しております。症状や治療のご希望を踏まえて、ベストと考えられる治療法をご提案しますので、まずはお気軽に無料カウンセリングにお越しください。

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