2024年5月6日
ニキビができやすい人の特徴は?予防のための生活習慣やスキンケアを解説
ニキビが再発をくり返す場合は、ニキビができやすい状態になっている可能性があります。ニキビができにくい肌を維持することで、再発を予防できるかもしれません。肌の健康には、睡眠・食生活・ストレス・スキンケアなど、さまざまなことが関与しているため、ひとつずつチェックしていきましょう。
この記事では、ニキビができやすい人の特徴や再発を防ぐための生活習慣、スキンケアなどについて詳しく解説します。洗顔や保湿ケアを続けているにも関わらず、ニキビの再発をくり返す方は、最後までぜひチェックしてください。
目次
ニキビができやすい人の特徴
ニキビができやすい人には、以下のような特徴があります。
- 慢性的な睡眠不足になっている
- 栄養バランスが悪い
- ストレスが溜まりがち
- 顔を触る癖がある
- 洗浄力が強すぎる洗顔料を使用している
- 洗顔の方法が間違っている
- 保湿ケアを十分にしない
- 紫外線対策をしない
ニキビができやすい人の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
慢性的な睡眠不足になっている
慢性的な睡眠不足は、肌のターンオーバーに悪影響を及ぼします。肌のターンオーバーが乱れることで、乾燥やキメの乱れ、古い角質の蓄積などが生じ、ニキビができやすくなります。
さらに、ホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌が増加することも、慢性的な睡眠不足の注意点です。古い角質や皮脂は、毛穴に詰まることで白ニキビを引き起こし、そこに炎症が起きると赤ニキビに進行します。
夜更かしや夜遅くまで残業している方は、睡眠時間の確保と睡眠の質の向上を意識しましょう。
栄養バランスが悪い
栄養バランスが悪い食生活は、ニキビの発生に悪影響を及ぼします。
例えば、糖分や脂質を過剰に摂取することは、皮膚からの皮脂分泌を増加させる原因となります。皮脂分泌が増えると、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの発生を促進します。ファストフードやジャンクフード、砂糖や脂肪が多く含まれる加工食品などは、糖質や脂質の過剰摂取につながるため、適度な量に控えることが大切です。
また、肌のターンオーバーに欠かせないタンパク質やビタミン類などの不足も、結果的にニキビのリスクを高めます。自炊をしている場合でも、栄養バランスが偏っていると肌の健康が損なわれやすいため、日々の献立を見直すことが大切です。
ストレスが溜まりがち
慢性的なストレスも、ニキビが発生しやすくなる要因の1つです。
仕事や学業、人間関係などでストレスを感じると、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されます。コルチゾールの分泌が過剰になると、皮脂分泌が増加して毛穴が詰まりやすくなり、結果的にニキビが発生しやすくなります。
顔を触る癖がある
顔を触る癖がある人は、ニキビができやすい傾向にあります。ストレスを感じたときや、暇なとき、集中力が低下したときに無意識に顔を触る癖がある人は注意が必要です。
手に付いた細菌や汚れが肌に付着すると、白ニキビに感染が生じて赤ニキビに進行する可能性があります。
また、顔に触れることで摩擦が生じ、皮脂分泌が促されることでニキビができやすくなります。
洗浄力が強すぎる洗顔料を使用している
洗浄力が強すぎる洗顔料を使っている人は、ニキビができやすい傾向にあります。
洗顔料に含まれる強力な洗浄成分や刺激物質が、皮脂を過剰に取り除き、皮膚のバリア機能を低下させます。そうすると、肌を守ろうとして皮脂の分泌が増加し、毛穴に詰まりやすくなります。
洗顔後に肌のつっぱり感や乾燥感がある場合は、洗浄力が強すぎるのかもしれません。また、肌の赤みやピリピリ感がある場合は、洗浄成分そのものが肌に合っていない可能性もあるため、異なる成分の洗顔料への変更を検討することが大切です。
洗顔の方法が間違っている
適切な洗顔料を使用していても、洗顔方法が間違っていると、ニキビができる可能性が高まります。洗顔時に強く擦ると、皮脂が過剰に洗い流されたり皮膚が傷ついたりします。さらに、熱すぎる湯で洗うことも、皮脂が不足する原因です。
また、洗顔料を十分に洗い流さなければ、洗顔料の影響で肌が乾燥し、皮脂の分泌が促されます。
保湿ケアを十分にしない
保湿ケアを怠ると、肌の乾燥が進み、ニキビができやすくなる可能性があります。洗顔後に適切な保湿ケアを怠ると、肌の水分が奪われ、乾燥しやすくなります。
また、外部刺激や空気の乾燥、紫外線なども肌の水分が奪われる要因です。
紫外線対策をしない
紫外線対策を怠ると、肌がダメージを受けることで、ニキビができやすくなる可能性があります。
例えば、紫外線によって肌がダメージを受けると、肌の表面が乾燥し、皮脂の分泌が過剰になる可能性があります。過剰な皮脂の分泌によって毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが発生しやすくなります。
また、紫外線は肌の炎症を引き起こすことがあり、既存のニキビを悪化させる可能性もあります。さらに、紫外線によってメラニン色素が過剰に生成されると、シミやそばかすが増加し、肌のトーンが不均一になることもあります。
ニキビを予防するための対策
ニキビができにくい状態へ整えるために、次のように対策しましょう。
- 十分かつ良質な睡眠をとる
- 栄養バランスのとれた食事を習慣づける
- ストレスをこまめに解消する
- 正しく洗顔する
- 保湿ケアを十分に行う
- 短時間の外出でも紫外線対策をする
ニキビができにくい状態を作るための方法について、詳しく見ていきましょう。
また、できてしまった「ニキビはどれくらいで治る」のかについてもご覧ください。
十分かつ良質な睡眠をとる
ニキビを予防するためには、十分かつ良質な睡眠をとることが重要です。
十分な睡眠をとることで、体内のホルモンバランスが整い、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制されます。これにより、ストレスが軽減され、ニキビの発生を抑えることができます。
また、肌のターンオーバーも正常化し、ニキビだけではなくシミやシワなどもできにくくなります。
十分かつ良質な睡眠を取るために、まずは、毎日同じ時間に寝る習慣を身につけましょう。体内時計が整うことで、睡眠の質の向上が期待できます。
また、寝るときは照明を暗くして、静かな環境を整えることで入眠しやすくなります。さらに、寝る前に軽いストレッチやヨガなどを行うと、リラックスが促されて睡眠の質が向上するでしょう。
栄養バランスのとれた食事を習慣づける
ニキビを予防するためには、栄養バランスのとれた食事を習慣づけることが重要です。
栄養バランスのとれた食事とは、主食・主菜・副菜をバランスよく摂取することを指します。野菜や果物、たんぱく質を豊富に含む食品、良質な脂質や炭水化物をバランスよくとりましょう。
例えば、朝食には野菜や果物を摂り入れたサラダやスムージー、たんぱく質源として卵や豆腐などを食べます。昼食や夕食には、野菜をメインにした煮物や焼き物、魚・肉・豆類を組み合わせた料理などがよいでしょう。
ストレスをこまめに解消する
ストレスをこまめに解消することは、ニキビ予防に効果的な対策のひとつです。ストレスを解消する方法は人それぞれですが、以下のような方法があります。
方法 | 例 |
---|---|
定期的な運動 | ウォーキング・ヨガ・ジョギングなど |
趣味 | 読書・料理・ガーデニング・音楽鑑賞など |
ストレス管理のためのテクニック | 深呼吸・瞑想など |
忙しくて趣味を楽しむ時間がない場合は、1日30分でも好きに過ごす時間を確保するだけでも、ストレスを軽減できます。
正しく洗顔する
自分の肌質に合った洗顔料を使用し、正しい方法で洗顔することで、ニキビができにくい肌を維持できます。
肌が敏感な場合は、低刺激で洗浄力がマイルドな洗顔料を選びましょう。
- 手をしっかりと洗い、清潔にすることで手に付着した雑菌による影響を防ぐ
- ぬるま湯で顔を十分に濡らす。熱すぎるお湯は肌を乾燥させる原因になるため、ぬるま湯を使う
- 洗顔料を手に取り、十分に泡立てる。泡立てネットを使うと、簡単にきめ細かな泡を作ることができる。
- 指の腹や手のひらなどで顔全体を円を描くように洗う。このとき、爪を立てないようにする
- ぬるま湯で洗顔料や汚れをしっかりと落とす
- 清潔なタオルで顔に付着した水滴をやさしく拭き取る
- 洗顔後はすぐに保湿ケアを行う
洗顔は毎日行うため、肌の健康に大きな影響を与えます。上記の流れで適切に洗顔しましょう。
保湿ケアを十分に行う
自分の肌質や状態に合った保湿アイテムを選ぶことが重要です。乾燥肌の場合はクリームタイプの保湿剤が適していますが、脂性肌の場合は軽いテクスチャーのものを選びましょう。
また、ヒアルロン酸やセラミドなどの、保湿成分が配合された化粧水や乳液を使用すると効果的です。
保湿ケアは1回だけでなく、複数回行うこともひとつの方法です。特に乾燥が気になるときは、化粧水や乳液を2〜3回に分けて重ね塗りするとよいでしょう。
また、 保湿ケアは外からだけでなく、体内からも行うことが重要です。
水分を十分に摂取し、体内の水分バランスを保ちましょう。必要な水分量は体質や年齢、体型などで異なりますが、厚生労働省後援の「健康のため水を飲もう」推進委員会によると、1日2.5リットルが必要といわれています。
そのうち、飲み水が占めるのは1.2リットルです。ただし、運動で汗をかいたときはそれ以上の水分が必要です。
短時間の外出でも紫外線対策をする
短時間の外出でも紫外線対策を怠らないことが重要です。
外出する際には必ず日焼け止めを塗りましょう。SPFとPAが高いものを選び、顔や首、手や腕など露出部分をしっかりと保護しましょう。朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗ることで、日中に外出した際に紫外線の影響を受けにくくなります。
また、帽子やサングラスをかぶることで、顔や目の周りの肌を直接紫外線から守ることができます。特に、広いつばのある帽子やUVカット加工されたサングラスを選ぶと効果的です。
外出時には日傘を持って行くことも有効です。日傘をさして歩くことで、直射日光を避けることができます。
また、できるだけ日陰を利用しましょう。木陰や建物の陰など、直射日光を避けることで肌への紫外線の影響を軽減できます。
ニキビにお悩みの方は梅田すずらんクリニックへご相談ください
ニキビができやすい人は、睡眠・食事・ストレス・スキンケア・紫外線対策などをひとつずつ見直すことが大切です。ニキビができにくい肌は、シミやシワもできにくい傾向があります。
くり返すニキビに悩む方は、クリニックで治療を受けることも検討しましょう。
梅田すずらんクリニックでは、ニキビ治療に特化したさまざまな施術を提供しています。特殊な水流で余分な角質や皮脂の詰まりを洗浄・吸引する「ハイドラフェイシャル」、肌の再生を促進させる「ケミカルピーリング」など、悩みに合わせた治療が可能です。
ニキビにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。