2024年6月17日更新日:2024年7月27日
ダーマペンでよく見られる失敗とは?後悔しない対策も解説
肌の自然治癒力を引き出すことで肌のトータルケアを期待できるダーマペンは、近年多くの女性に人気の美容施術です。
ダーマペンは超極細の針で肌に穴を開ける施術であり、失敗を招く可能性を完全に否定できるわけではありません。
そこで、本記事ではダーマペンで良く見られる失敗例7つを紹介します。その後はこれらの失敗を避け、後悔しないための対策について説明しているので、参考にしてください。
目次
ダーマペンとは
ダーマペンとはペンタイプの医療機器で、その名前は「ダーマ(皮膚)」と「ペン」の組み合わせに由来しています。
ダーマペンは、ペン先についた髪の毛より細い超極細の針で肌表面に穴を開けることによって人間の自然治癒力を高め、その過程で分泌されるコラーゲンやエラスチンを活用してさまざまな肌の悩みを改善する美容施術です。
ニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き・小ジワ・毛穴のたるみなどが改善され、元々の肌より美しい状態になります。
ダーマペンでよく見られる失敗とは
ダーマペンは人間に備わった肌の自然治癒力を引き出し、総合的な肌トラブルの改善を促します。ダーマペンの針は細いため、一時的に赤みや腫れが出ても数か月以上長引くことはほとんどありません。
しかし、セルフで行ったり、技術が未熟な医師が治療したりすることで肌トラブルの悪化を招くことがあります。
ここでは、ダーマペンの失敗例でよく見られるものについて解説します。
効果が得られない
ダーマペンの効果があらわれるのは、施術後1週間ほど経過してからです。そのため、即効性があると期待していた人には、失敗したと感じられるかもしれません。
また、ダーマペンは肌の自然治癒力を高め、ターンオーバーを促すことによって肌トラブルの改善を目指すアプローチを取るため、外科的治療のように、1回の施術で劇的な効果が得られる類の美容施術ではありません。
さらに、ダーマペンの針の深さ調節や選択する薬剤によって効果が大きく変わり、患部に対して針の深さが合っていない場合、十分な効果が得られないことがあります。信頼できる確かな知識・技術を持った医師によって診断・施術がなされないと、本来の自然治癒力を引き出せないのです。
ダーマペンの効果がない人の特徴について記載した関連記事もご覧ください。
シミが増える
ダーマペンの施術後、紫外線対策を怠ったためにシミが増えるケースがあります。ダーマペンで肌に刺激を与えた直後は肌がダメージに対して敏感になっており、紫外線の影響を受けやすくなっています。
このようなときに紫外線対策をしないと色素沈着やシミの原因になってしまいます。そのため、ダーマペンの施術後は日傘や帽子、日焼け止めクリームなどのアイテムを活用し、普段より入念に紫外線対策をすることが大切です。
特に影響を受けやすいシミの種類として、肝斑が挙げられます。肝斑は女性に多く見られ、両頬などに左右対称にあらわれるシミの一種です。
肝斑は少しの刺激にも反応して増えてしまうため、施術を受ける前にシミがあれば肝斑かどうかの見分けが重要になります。
ニキビが悪化する
ダーマペンで炎症を起こしているニキビを潰してしまうと、患部の周辺にもアクネ菌を広げ、悪化してしまうことがあります。
ダーマペンはニキビ跡の治療には適していますが、炎症を起こしている最中のニキビにはあまり向いていません。
このようなニキビの悪化を防ぐには、炎症を起こしている箇所を避けながらダーマペンを刺すことが求められます。炎症が広範囲に及んでいる場合は、まず炎症が治まるまで待ってからダーマペンの施術を受けたほうが良いかもしれません。
腫れや赤みが長引く
ダーマペンの施術直後は、赤みや腫れが出やすくなります。通常は施術後3〜4日程度で症状は治まりますが、1週間以上経っても症状が改善しない場合は担当医師に相談しましょう。
また、施術当日は肌が炎症を起こしている状態になっているため、赤みや腫れが長引かないようにするには、適切なケアが必要です。
紫外線対策や保湿を行うとともに、激しい運動や飲酒などで過度に血流が促進しないように気をつけましょう。
傷跡やクレーターが残る
技術が未熟な施術者がダーマペンの針の深さや使用する薬剤を適切に選択できなかった結果、ダーマペンの針を刺した部分に傷跡が残ることがあります。
効果を出そうとするあまり深めに針を刺しすぎたり、ニキビを潰してしまったりしてクレーターが残ることもあります。
また、施術後のアフターケアが不十分な場合にも、本来ならダウンタイム中に治癒したはずの傷跡やクレーターが残ることも考えられるでしょう。
痛みが強い
セルフダーマペンやエステサロンで施術を行うと、強い痛みをともなうことがあります。これらの施術においては麻酔を使用することができないため、痛みを感じやすいのです。
ダーマペンの痛みが心配な人は医療機関で施術を受けるのがおすすめです。医療機関ではダーマペン施術の際に麻酔を使用するため、痛みをできる限り抑えることができます。
さらに、医療機関であれば施術後にダウンタイムが長引いたとしてもすぐに相談できるため、安心です。
出費がかさむ
ダーマペンは回数を重ねることで少しずつ肌トラブルを改善する施術です。そのため、複数回の通院が必要になるため、1回の施術で効果が得られると思っていた場合、予想以上に費用が大きくかさんでしまうと感じられるでしょう。
想定していた予算を超えて施術を断念せざるを得なくなり、効果を実感する前に施術をストップしなければならなくなることも考えられます。
そのような事態に陥らないよう、事前にダーマペンの施術について理解し、自分が望む効果を得るまでに何回くらい通院する必要があるのか、合計でいくらになるのかを把握しておくことが必要です。
不明な点があれば、施術を受けようと思っているクリニックに問い合わせて相談するのが良いでしょう。
ダーマペンで失敗して後悔しないための対策
ダーマペンの失敗を招かないためのポイントは、セルフダーマペンを避けて信頼できる医療機関で施術を受け、その後はアフターケアを忘れずにすることです。
セルフダーマペンを避ける
セルフダーマペンは個人でもインターネットなどで購入でき、5,000円程度と安価に手に入れられるものもあります。確かに医療機関で施術を受けるのと比べて費用や通院の手間を減らせますが、皮膚に関する専門知識を持たない素人が扱うには難しく、失敗のリスクが大きくなります。
医療機関である美容クリニックでは、まず施術前のカウンセリングで肌の状態を確かめ、その上でダーマペンの針を適切な深さに設定し、症状に合わせた薬剤を使用します。
しかし、セルフダーマペンを個人で使用する場合、望ましい針の深さが分かりません。また、使用する美容液や麻酔も市販のものでは効果に限界があります。さらに、セルフダーマペンで肌トラブルが悪化しても自分で対処することは難しく、結局医療機関を受診することになるでしょう。
このように、セルフダーマペンは失敗のリスクを抱えてしまうことに加え、肌トラブルを招いて皮膚の状態が悪化した結果、かえって費用がかさむことにもなりかねません。
肌の自然治癒力を高めるダーマペンの美容効果を最大限に引き出すには、医療機関で施術を受けるのがおすすめです。
アフターケアを怠らない
美しい肌を手に入れるためには、ダーマペン施術後のアフターケアが成功のカギとなります。施術だけで終わりではありません。具体的には、以下のような点に気をつけてください。
- 紫外線対策をする
- 保湿をする
- 激しい運動をしない
- 肌への刺激を避ける
ダーマペンの施術直後は針の刺入により肌がダメージに敏感な状態となっているため、アフターケアを疎かにするとダウンタイムが長引いてしまうことがあります。
施術の効果を存分に発揮させるために、アフターケアを行うようにしましょう。
信頼できるクリニックを選ぶ
ダーマペンは症状に合わせて針の深度を決め、適切な薬剤を選択して肌の再生能力を引き出す施術であるため、医師の技術が問われます。
そのため、クリニックの公式サイトで医師の経歴を確認したり、口コミでクリニックの評判をチェックしたりして信頼できそうなクリニックかどうかを確かめましょう。
ただし、口コミはユーザーの主観的な意見であるため鵜呑みにせず、ひとつの参考材料として捉えるのが望ましいです。
また、公式サイトや口コミの情報だけで良いクリニックかどうかを完全に見極めることは難しいため、実際に問い合わせてみることも大切です。
まずは自宅や職場から通いやすい範囲でクリニックを探し、気になる症状についてLINEやメール、電話で相談してみると良いでしょう。そうすれば、インターネットの情報だけでは分からなかったスタッフの対応やクリニックの雰囲気なども、なんとなく理解できてくるはずです。
まとめ
本記事ではダーマペンの失敗パターン7つを紹介しました。こうした失敗を避けるには、施術後のフォローをしっかり行うことが大切です。
アフターケアを怠るとせっかくの美容施術が逆効果となることもあるため、忘れずに実施しましょう。
また、セルフダーマペンは費用を抑えられるかもしれませんが、肌トラブルを招いて治療を受けることになったとしたら、かえってコストパフォーマンスが悪くなります。
そのため最初から美容クリニックで施術を受けるのがおすすめです。大阪でダーマペンをお考えなら、梅田すずらんクリニックにお任せください。
ダーマペンで失敗するリスクを考慮しながら、肌トラブル改善のお手伝いをいたします。どうぞ、お気軽にご相談ください。