2023年12月1日更新日:2024年9月9日

ポテンツァに使用する 「マックーム」とは?効果・持続期間・ダウンタイムを解説

ポテンツァ マックーム

肌のターンオーバーを促すことで、美肌へと導く「ポテンツァ」。施術の際に「マックーム」と呼ばれる薬剤を導入できると聞いたものの、自身に合っているかどうかやダウンタイムへの影響などが気になり、判断しかねている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ポテンツァに使用するマックームの特徴・期待できる効果・持続期間・ダウンタイムなどについて詳しく解説します。

ポテンツァに使用する 「マックーム」とは

マックームは、ポテンツァで導入する薬剤として開発されたPLLA(ポリ乳酸)製剤です。PLLAは、皮膚の凹凸を改善する治療や糸リフトに使用されていましたが、大量に皮下へ注入することで肉芽腫を招くリスクが指摘されていました。

このようなリスクを抑えるために、粒子を非常に細かく分解したものがマックームです。

マックームに期待できる効果

ポテンツァ マックーム

マックームをポテンツァで導入することで、次の症状を改善できる可能性があります。

  • 小じわ
  • ニキビ跡
  • 毛穴の開き
  • くすみ

マックームは真皮のコラーゲンの生産を促すことで、小じわ・ニキビ跡・毛穴の開きなどの、弾力不足や皮膚の凹みなどによる症状を改善します。また、ポテンツァによるコラーゲンの生産を促す効果は長期的に続くため、美しい肌を維持しやすくなります。

さらに、マックームが皮膚の内側で分解された後も皮脂腺の働きを抑え、皮脂の過剰分泌などが原因のニキビや、肌のベタつきなどができにくい状態になるのです。

マックームは、ポテンツァ単体の施術では肌の悩みを十分に解決できなかった方、短期間で高い効果を求める方、ニキビが起こりにくい肌を手に入れたい方におすすめです。

マックームの効果の持続期間

ポテンツァ マックーム

マックームの効果は、2年程度続くといわれています。効果は少しずつ失われていくため、施術後すぐと数ヶ月経過してからでは肌の状態は異なります。効果を維持したい場合は、4~8週間に1回のペースで受けることがおすすめです。

施術を受けるごとに効果が長く続くようになるため、最初は約4週間に1回で、3回目ぐらいから6~8週間程度に1回と間隔を空けるとよいでしょう。

マックームだけではなく、他の美容治療も検討したうえで、自分にとって最適な治療の組み合わせとメンテナンスの頻度を考えてみてください。

ポテンツァマックームで使用するチップ

ポテンツァには、「チップ」と呼ばれるパーツを使用します。使用するチップによってRF(ラジオ波)を照射する範囲や深さなどが異なり、期待できる効果も変わります。

ポテンツァマックームでは、ポンピングチップを使用します。これは、肌に極細の針を刺してRF(ラジオ波)を照射し、針を抜くときにマックームを皮下へと注入するチップです。あらかじめ、皮膚にマックームを塗ってポテンツァの施術を行います。

ポテンツァマックームのダウンタイム

ポテンツァマックームのダウンタイムは、ポテンツァ単体での治療と比べて短く、副作用も現れにくいといわれています。そもそもポテンツァは、RF(ラジオ波)の止血作用によって出血が起こりにくい治療法です。

そこにマックームの作用や創傷治癒効果が重なることで、ダウンタイムがさらに抑えられます。ダウンタイムは肌質や施術内容などで異なるため一概には言えませんが、多くの場合は1週間程度です。

施術当日から約1週間後までのダウンタイムの経過について、詳しく見ていきましょう。

施術当日

施術を受けた後は、針を皮膚に挿した影響で、赤み・腫れ・軽い痛み・ほてりなどの症状が現れます。また、針によって毛細血管が傷つくことで、針を刺したところのまわりに内出血が起きる場合もあります。

1~3日

赤みや腫れ、ほてりなどの症状が少しずつ和らいでいきます。3日も経てば症状は完全になくなっていることが多いでしょう。

また、針穴にかさぶたが生じます。この段階では皮膚の表面にざらつきを感じるため気になるかもしれませんが、かさぶたを剥がさないようにしましょう。

4日~1週間

かさぶたが自然に剥がれて、肌がなめらかになります。内出血が起きていた場合は少しずつ黄色に変化していき、1~2週間かけて消失します。内出血が起きた場合は、ダウンタイムが長くなることを想定しておきましょう。

ポテンツァで使用できるマックーム以外の薬剤

ポテンツァ マックーム

ポテンツァで使用できる薬剤は、マックームだけではありません。他にもさまざまな薬剤があるため、それぞれの効果を確認したうえで自分に適したものを選ぶことが大切です。

ポテンツァで皮下に導入できる薬剤の種類と、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

ジュベルック

ジュベルックは、マックームと同じくPLAA製剤です。皮下に注入するとコラーゲンの生産をゆっくりと増やし、ニキビ跡・毛穴開き・小じわなどを改善に導きます。ポテンツァと相性がよく、マックームと同等かそれ以上の効果が期待できるとされています。

サイトプロMD

サイトプロMDは、ヒト骨髄幹細胞の培養上清液が配合された導入剤です。さまざまな細胞のもとになる幹細胞を培養する際にできた上澄み液を指します。

数ある幹細胞培養上清液の中でも、皮膚の再生を促すサイトカインや成長因子などが多く含まれており、優れた肌質改善やニキビ跡の改善効果、毛穴の引き締め効果などが期待できます。

また、即効性に優れているため、なるべく早く効果を得たい方におすすめです。

ボトックス

ボトックスは、ボツリヌス菌が生成する毒素を安全な形に処理することで、医薬品として使用できるようにしたものです。筋肉の過度な緊張を抑える作用があるため、エラ張りや表情じわなどの治療に用いられています。

ポテンツァでボトックスを皮膚の下に導入すると、表皮から真皮までの浅い層に作用するため、筋肉には影響がありません。皮脂腺や汗腺などに関わる神経の働きを抑え、皮脂や汗の分泌を抑えます。その結果、肌のベタつきやニキビなどができにくい肌へと導くことができるのです。

また、小じわや毛穴を引き締めて、キメの整った肌を実現します。

エクソソーム

エクソソームは、細胞と細胞の間の情報伝達において重要な役割を果たす物質です。ターンオーバーに関わる表皮細胞、コラーゲンやエラスチンなどの弾力成分を生成する線維芽細胞などの間を移動し、肌の再生や抗酸化に関わる成分が細胞に届くようにサポートします。

ポテンツァでエクソソームを導入すると細胞の分裂や傷の治癒など、組織の機能修復を促す作用があるといわれています。エクソソームの導入でターンオーバーが促されるほか、皮膚のバリア機能の改善、炎症の鎮静などが期待できます。

スネコス

スネコスは、ヒアルロン酸とアミノ酸を特殊な比率で配合することにより、コラーゲンとエラスチンの生産を同時に促し、肌に弾力を与える作用を持つ薬剤です。

また、ターンオーバーを促すことで、美肌へと導きます。シンプルな成分で構成されているため、アレルギーや血管閉塞のリスクが少なく、安全性が高い薬剤とされています。

ポテンツァマックームは梅田すずらんクリニックまでご相談ください

ポテンツァ マックーム

梅田すずらんクリニックのポテンツァでは、マックームのほかにスネコスやエクソソームも取り扱っています。症状や効果の即効性などのご希望を踏まえ、最適と考えられる薬剤をご提案いたします。

また、なるべく痛みを抑えるために、針を刺す速度や間隔、RF(ラジオ波)の出力などもオーダーメイドで調整しておりますので、効果や痛み、安全性などにこだわりを持つ方もご相談ください。

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