2023年11月1日更新日:2024年1月3日

医療ダイエットで痩せないといわれるGLP-1について理解を深める

医療ダイエット 痩せない

「これまで話題になるダイエットをいろいろ試してみたけれど、思ったように痩せなかったり、痩せてもしばらくしたらリバウンドしてしまったり…」

「なかなか自分に合うダイエット法が見つからないのよね…。GLP-1ダイエットが注目されているけど、どうなんだろう?」

自分に合う健康的なダイエット法を見つけるのは、難しいですよね。

この記事では、最近注目されている「GLP-1」という薬剤を使用した医療ダイエットについて解説します。

GLP-1ダイエットが痩せないといわれるのはなぜなのか、GLP-1ダイエットで効果を引き出す方法・注意点、より健康的に痩せられるおすすめダイエットについてもお伝えしますので、自分にあったダイエット法をお探しの方は、参考になさってくださいね。

医療ダイエットで痩せないといわれるGLP-1とは?

「GLP-1(ジーエルピーワン)」は、本来わたしたちの体内に存在するホルモンのひとつです。食べ物が消化管の中に入ると、小腸からGLP-1が分泌されます。分泌されたGLP-1の一部がインスリンを分泌する膵臓に届き、インスリンの分泌を促します。

膵臓から分泌されたインスリンが、血中の血糖値を下げる仕組みです。つまり、GLP-1は食事によって小腸から分泌が誘発されるホルモンで、血糖値を下げる働きを持ちます。

GLP-1の作用は、インスリンの分泌を促すだけではありません。血糖値を上げる「グルカゴン」の分泌を抑えるのも、作用のひとつです。さらに食べたものが胃から腸へと排出されるのを遅らせる作用、食欲を減退させる作用も持ち合わせています。

医療ダイエットの「GLP-1ダイエット」とは、GLP-1受容体作動薬を内服して、GLP-1を補うダイエット法です。GLP-1受動体作動薬は、体内でGLP-1と同じ作用を起こす薬です。体内で血糖値の上昇を抑え、食欲を減退させます。

なぜGLP-1ダイエットは痩せないといわれるのか?

医療ダイエット 痩せない

GLP-1ダイエットが、話題になると同時に「GLP-1ダイエットは痩せない」という意見も聞かれます。GLP-1ダイエットが痩せないといわれる理由には、以下のような原因があります。

  • 食習慣が偏っている
  • 摂取カロリーが多い
  • 運動の機会が少ない

それぞれ、解説します。

食習慣が偏っている

GLP-1ダイエットでは薬の効果によって、食欲が抑えられます。しかし、食べる量が減っても、揚げ物・ジャンクフード・糖分が多いスイーツなど、栄養バランスが偏っていては、薬の効果が得にくくなります。

GLP-1受動体作動薬は、栄養サプリメントではありません。食事量が減っても、体に必要な栄養をバランスよく摂取する必要があります。タンパク質・ビタミン・ミネラル・糖質・脂質は、健康的な体を維持するのに必要な栄養素です。意識して、摂取しましょう。

摂取カロリーが多い

GLP-1受動体作動薬を内服しても、摂取カロリーが多すぎれば太ります。薬には、食欲抑制の効果が期待できても、食べても太らないという効果はないからです。

摂取カロリーが多い・間食が減らないなど、ダイエット前と同じように、必要以上のカロリーを摂取していると、減量効果は期待できません。薬の食欲を抑える作用を利用して、食事量を調整するようにしましょう。

運動の機会が少ない

GLP-1ダイエットは、薬の作用で無理なく痩せられるといわれていますが、運動の機会が少なければ、ダイエットの効果を感じにくくなります。

食欲が落ちて食べる量が減れば、ダイエット開始前より徐々に体重が減少します。あわせてウォーキングなどの有酸素運動を取り入れることで、摂取カロリーの減少と、消費カロリーの増大により、ダイエットが効率的になるでしょう。

GLP-1ダイエットで効果を引き出す方法

医療ダイエット 痩せない

「GLP-1ダイエットに挑戦したけれど、効果が感じられなかった!」という事態を避けるために、GLP-1ダイエットで効果を引き出す方法について紹介します。

以下の4つが、効果を引き出すポイントです。

  • 栄養バランスを意識する
  • ゆっくり食べる
  • アルコールの量は控えめに
  • 有酸素運動も合わせて

栄養バランスを意識する

GLP-1ダイエットの効果を引き出す、1つ目のポイントは「栄養バランスを意識する」です。GLP-1ダイエットに挑戦するにあたって、現在自分がどのような食事を摂っているか、見直すことが役立ちます。以下の表を見ながら、足りている栄養素・不足しがちな栄養素を分析しましょう。

栄養素働き栄養素を多く含む食品
タンパク質体をつくる肉・魚・大豆・大豆加工食品など
ミネラル調子を整える野菜・果物・海藻・乳・乳製品など
ビタミン調子を整える野菜・果物など(水溶性・脂溶性がある)
糖質エネルギー源穀類・芋類などの炭水化物・砂糖・果物など
脂質エネルギー源バター・オリーブオイルなど(植物性・動物性がある)

栄養バランスが偏ると、貧血・便秘・低血糖などの症状につながりかねません。栄養バランスで欠けているものがあれば、サプリメントなどで補うのもひとつの手です。

ゆっくり食べる

GLP-1ダイエットの効果を引き出す、2つ目のポイントは「ゆっくり食べる」です。GLP-1ダイエットの薬には、食欲を抑える作用が期待できます。これは口から食べたものが胃の中で長くとどまるよう働きかけるからです。

人は食事を開始してから、約20分後に満腹感を感じ始めます。これは食事を摂ることにより、脳の視床下部にある「満腹中枢」が働くまでに必要な時間です。つまり、20分以内で食事を食べ終えてしまうと、満腹感を得にくいという意味です。

ゆっくりよく噛んで食べることは、脳を満足させる役割を果たします。ダイエットの薬を内服しているからといって、食事を早食いしていては満腹感を感じる前に食べ終えてしまい、満足できずにさらに食べる量が増える可能性もあります。ゆっくり味わって食事をとりましょう。

アルコールの量は控えめに

GLP-1ダイエットの効果を引き出す、3つ目のポイントは「アルコールの量は控えめに」です。GLP-1ダイエット中も、適度な飲酒は可能です。

しかし、GLP-1は膵臓にインスリンを分泌するよう働きかけるホルモンです。お酒を飲む量が多いと、アルコールを代謝するために、膵臓にさらなる負荷がかかります。アルコールによって、GLP-1の効果が低下する可能性があることを、念頭に置いて飲酒量に気をつけます。

また、お酒類にも糖質が含まれている点にも、注意が必要です。

種類100mlあたりの糖質(単位:g)
白ワイン2.0
赤ワイン1.5
ビール3.1~4.6
日本酒3.6~4.5

甘めの酎ハイなどを選ぶ際には、糖質の含有量も比較すると、知らず知らずのうちに糖質過多になるといった状況を避けられます。

有酸素運動も合わせて

GLP-1ダイエットの効果を引き出す、4つ目のポイントは「有酸素運動も合わせて」ダイエットを行うことです。運動が苦手な方でも取り組みやすいエクササイズには、以下のような例があります。

  • ウォーキング
  • 踏み台昇降
  • 階段昇降
  • なわとび
  • サイクリング

運動のための時間を確保することが難しい場合は、通勤の行き帰りに目的地の一駅手前で降りて歩く距離を伸ばしたり、交通機関を使用するかわりに自転車で通勤するなどの方法があります。日常生活の中で、継続できそうな有酸素運動を選ぶのがおすすめです。

GLP-1ダイエットの注意点

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GLP-1ダイエットは、薬物療法を使用した減量方法です。食事療法や運動療法のみのダイエットより即効性があり、思わぬ作用により体調を崩す可能性も否定できません。GLP-1ダイエットを行う際は、以下の点に注意して実施します。

  • 副作用に気をつける
  • 厳しい糖質制限のリスク
  • 無酸素運動ではなく有酸素運動を

ひとつずつ、解説します。

副作用に気をつける

GLP-1受動体作動薬は、飲み始めに副作用を生じるケースが多いとされています。よくある副作用は、以下のような症状です。

  • 嘔気
  • 嘔吐
  • 便秘
  • 下痢
  • 胃腸の不快感
  • 頭痛
  • 倦怠感

さらにGLP-1受動体作動薬の重篤な副作用に、腸閉塞があります。腸の中を消化物が通らなくなり、停留する病気です。長引く便秘・持続性の腹痛・腹部膨満(お腹の張り)・嘔吐などの症状が認められた場合は、すぐに薬を処方してもらった医療機関を受診して下さい。

GLP-1ダイエットで注意すべき別の副作用は、低血糖です。低血糖に陥ると、以下のような症状が表れます。

  • 倦怠感・疲労感
  • 冷や汗・ふるえ
  • 異常な空腹感
  • 眠気
  • めまい
  • 集中力の低下

低血糖の症状が表れた場合は、すぐに砂糖や清涼飲料水などの、ブドウ糖を含む食品を摂取し、回復するまで安静にして過ごします。

厳しい糖質制限のリスク

GLPダイエットはGLP-1受動体作動薬の、血糖値を下げる効果を利用したダイエットです。GLP-1受動体作動薬には、血糖値の上昇を抑制する働きもあります。

「ダイエットの効果を早く実感したい」と、薬の内服と厳しい糖質制限を併用してしまうと、低血糖を起こす可能性が高くなります。低血糖を起こして体を壊しては、元も子もありません。薬を処方された際に、糖質制限をどの程度にすべきか確認しましょう。

無酸素運動ではなく有酸素運動を

無酸素運動よりも有酸素運動を行うべき1つ目の理由は、運動強度の高い無酸素運動は、低血糖を起こしやすくなるからです。

無酸素運動とは、全速力で走る・瞬発力を発揮する動作を繰り返すなどの、息切れするような運動です。無酸素運動をすると、体内では筋肉からエネルギーが供給されます。対象的に有酸素運動では運動時間の長さに応じて、脂肪からエネルギーが供給されます。

無酸素運動により筋肉が糖を消費し、有酸素運動よりも低血糖のリスクが高くなるため、注意が必要です。

無酸素運動を避けるべき2つ目の理由は、無酸素運動が血液中のグルカゴン・カテコールアミンなどの、血糖上昇ホルモンの分泌を促進するからです。

せっかくGLP-1受動体作動薬を内服していても、GLP-1の働きに対抗するホルモンの分泌を活性化しては、GLP-1の血糖値上昇を抑制する作用が半減します。薬の効果と合わせて効率よくダイエットするためには、有酸素運動をおこないましょう。

医療ダイエットで気軽に痩せたいなら「ニューロン」!

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医療ダイエットは、GLP-1ダイエットだけではありません。医療機器として承認されたダイエット機器を用いる方法や脂肪融解注射、脂肪吸引などがあります。

薬物療法や外科手術には、副作用・ダウンタイムがつきものです。できれば低リスクで、日常生活に支障をきたすことなく、ダイエットを成功させたいと思うのは当然です。健康的に痩せたいという希望を叶える、おすすめダイエットがあります。

ここからは梅田すずらんクリニックで導入している医療ダイエット機「ニューロン」について紹介します。

「ニューロン」なら運動が苦手でも大丈夫

「ニューロン」は、uVu-la合同会社が開発した医療機器です。ニューロンはEMS(Electrical Muscle Stimulation)のひとつですが、他のEMS機器とは大きく違う特徴があります。

通常のEMS機器は交流電流(AC)を利用していますが、ニューロンは直流電流(DC)を使用する点です。

直流電流は皮膚にやけどを起こすリスクがあり敬遠されますが、ニューロンはVIDC(Visceral muscle Direct Current)という特殊技術により、直流電流の使用が可能になっています。

ニューロンは引き締めたい部位にパッドを貼り、電流を流すだけで皮膚に近い筋肉からインナーマッスルまで、しっかり収縮を起こせます。運動が苦手な方に、ぜひお試しいただきたいダイエットマシーンです。

施術中は横になっているだけ

ニューロンの施術は、パッドを貼って横になったら、終わるまで待つだけです。最大8つのパッドで、全身の筋力強化運動を行えます。20分間で、およそ75,000回の筋収縮を起こします。

効率よく筋肉の収縮力をアップし、筋肉量を増やすことが可能です。筋肉量は体の基礎代謝と関連しており、基礎代謝量が増えると痩せやすい体になります。

ニューロンはインナーマッスルの深さまでアプローチできるので、座り姿勢・立ち姿勢まで変わるのもメリットです。ダイエットで体重を落とせても、立ち姿が崩れていては美しさは今ひとつです。

スッキリと引き締まった体で、はつらつとした印象を与える姿勢に整えたいですね。

「ニューロン」で腸の動きも活発に

ニューロンは特殊技術のVIDCの作用で、腸を刺激し蠕動運動を促進することが可能です。腸の蠕動運動が活発になると、排便リズムが整いやすくなり、便秘解消・予防効果が期待できます。

以前に比べて下腹部がぽっこりしているように感じる原因は、お腹周りの筋力低下・腸内容物の排出がうまくいっていないことかもしれません。

ニューロンなら、お腹周りの腹直筋・腹斜筋といった比較的浅い位置にある筋肉だけでなく、インナーマッスルの代表格である腹横筋(ふくおうきん)にまでアプローチできます。

ポヨンとたるんだ下腹部を引き締めると、骨盤にうまく乗り切れず、前にせり出していた腸があるべき位置に収まります。

さらに腸の蠕動運動が促され、排出がスムーズになるとおならや便秘の悩みも解消されるので、一石二鳥です。ぽっこりお腹にニューロン、おすすめです。

医療ダイエットなら梅田すずらんクリニックへ

梅田すずらんクリニックではニューロンを使用した医療ダイエットのお試しを、おひとり様初回1回のみ2,200円(税込)で体験していただけます。

GLP-1ダイエットは運動と併用することで、効果が得られるダイエットですが、副作用などのデメリットもあります。健康的に体を引き締めたいなら、筋肉を引き締め基礎代謝をアップさせる、EMSによる医療ダイエットがおすすめです。

ニューロンの筋力増強・腸へのアプローチで、リバウンドしにくく、健康的なダイエットを成功させましょう!

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