2023年11月22日更新日:2024年1月3日

ポテンツァとダーマペンの違いは?悩みに合わせた選び方のポイント

ポテンツァ ダーマペン 違い

「ダーマペンを定期的に受けている先輩の肌は、年齢より若く見えて羨ましいなぁ…」

私もダーマペンを試してみたいけれど、ポテンツァも気になるのよね。

改良によって痛みが少なくなったというダーマペン、ダーマペン進化版とも称されるポテンツァ、どちらを選んだら良いのだろうと悩んだことはありませんか?似ている施術なので、何が違うのだろう?と思われるのも無理はありません。

この記事では、ポテンツァとダーマペンの違いを、わかりやすくお伝えします。また、肌の悩みごとにポテンツァとダーマペンの、どちらがおすすめかも紹介します。どちらの施術を選べばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ポテンツァとダーマペンの違いをわかりやすく解説

ポテンツァとダーマペンはどちらも、マイクロニードル治療です。極細の針を刺して、皮膚の創傷治癒力を引き出す点が似ています。しかし、それぞれに違う部分も存在します。ここからは、以下の5つの点におけるポテンツァとダーマペンの違いを解説します。

  • アプローチの方法が違う
  • 効果が異なる
  • ダウンタイムに差がある
  • 施術間隔が違う
  • 費用が異なる

アプローチの方法が違う

ポテンツァは極細の針を刺入すると、針先からラジオ波(RF:Radio Frequency)つまり高周波が流れます。高周波は熱エネルギーを発生させるため、真皮ではコラーゲン・エラスチン線維の生成が活発になります。

ポテンツァによる効果は、以下の3つが柱です。

  1. 針を刺すことで生じた創傷治癒力
  2. 高周波による熱破壊を修復しようとする治癒力
  3. 導入剤を均一に皮下に圧入するシステム

上記の3つの作用の相乗効果によって、ポテンツァは効果を発揮します。

一方、ダーマペンは肌に極細の針で小さな穴を開け、創傷治癒効果を引き出します。

当クリニックでも使用しているダーマペン4のチップには16本の針があり、1秒間に1,920個もの穴を開けることができます。肌の上を滑らせるようにチップを移動させるため、効率よく穴が開けられるのが特徴です。ポテンツァでは、ハンコ注射のようにチップを肌に当てて皮膚に穴を開けるため、スピードの面では劣ります。

ダーマペン4は既存のモデルより針を刺す速度が上がり、より痛みに配慮した設計へと改良されています。肌に薬剤を皮膚に塗布して無数の細かい穴を開け、有効成分を浸透させるのがダーマペンのアプローチ法です。

効果が異なる

ポテンツァには、バリエーション豊富なチップが用意されており、さまざまな症状に合わせてチップの選択が可能です。各種チップの中でも、ダーマペンと大きく異なるのが、ドラッグデリバリーシステムを搭載したチップです。

ドラッグデリバリーシステムを持つチップを肌に当てると、チップ内が陰圧になり肌が吸い上げられます。吸い上げ固定された皮膚に、針を正確に刺します。

針は皮膚に刺さると、瞬時に高周波を照射します。最後に針が抜ける際チップ内が陽圧に変化し、空気圧によって開けたばかりの穴に導入剤が圧入されるのが特徴です。チップの空気圧の力で、より深部に均一に有効成分を導入できるのは、ドラッグデリバリーシステムの魅力です。

ポテンツァにはダーマペンにはない、高周波による熱作用効果も期待できます。

真皮まで針を刺し、高周波を照射するとタンパク質が熱によって凝固します。タンパク質の変性に対して、組織を修復するための自然治癒力が働き、真皮のコラーゲン・エラスチン線維が活発に生成され、既存の組織と置きかわる「リモデリング」が生じるのです。

ポテンツァの高周波による温熱作用は、肌の引き締め・リフトアップ効果につながります。

ダーマペンも皮膚から針を刺し、真皮に刺激を与えるのが特徴です。組織の損傷を修復する創傷治癒の過程で、線維芽細胞が活性化されコラーゲン・エラスチン線維の生成が活発になります。

コラーゲン・エラスチン繊維が施術前より増加すると、真皮の網状層のハリ・弾性が向上し、皮膚のハリも変化します。ダーマペンでは、ポテンツァでは使用できないヴェルべットスキンなどの薬剤が使用可能なため、相乗効果を期待できます。

ダウンタイムに差がある

ポテンツァのダウンタイムはダーマペンと比較し、短い傾向にあります。針による穴の数がダーマペンに比べて少ない点と、針の刺し方がポイントです。ポテンツァではチップを肌に当てると肌が吸引され、引き上げられた肌に針を刺します。

ポテンツァのダウンタイムが短くなる別の要因は、皮下に照射する高周波です。高周波の熱エネルギーにより針を刺した部分のタンパク質が凝固し、止血作用が得られます。個人差はありますが、ダーマペンでは真皮まで針が達すると、出血するケースがほとんどです。

ポテンツァの施術後に赤み・腫れ・ほてり・肌のざらつくを感じることがありますが、メイクでカバー可能な程度です。真皮までアプローチするポテンツァのダウンタイムは、1週間程度ですが、早ければ3日ほどで済む場合もあります。

ダーマペンのダウンタイムは針を刺す深さ(深度)に比例します。針を深く刺せば刺すほど、ダウンタイムも長くなるということです。真皮まで刺した場合、ダウンタイムは1週間から10日ほどです。

施術間隔が違う

ポテンツァでは、治療内容により施術間隔が異なります。ポテンツァの施術間隔は、およそ以下のとおりです。

症状治療間隔
ニキビ・ニキビ痕・毛穴の開き・小じわ4~6週間ごと
たるみ・赤ら顔1ヵ月ごと
肝斑1~2週間ごと

施術間隔の違いは治療費用の総額にも関わるので、最初に医師に確認しておくことをおすすめします。

ダーマペンの施術間隔は、治療内容に関わりなく、1ヵ月程度です。

費用が異なる

ポテンツァの施術料金は、ダーマペンに比べると高額です。理由は治療機器が比較的新しいことにあります。またチップに特殊な機能が搭載されていて、使い捨てであることも影響します。

値段はクリニックによりますが、ポテンツァは1回の施術が約10~13万円、ダーマペンの施術は1回2~5万円が相場です。

梅田すずらんクリニックでは、なるべくお手軽な価格で、ポテンツァ・ダーマペンの施術を提供しています。ぜひホームページから、ご確認ください。

ポテンツァはどんな治療?

ポテンツァ ダーマペン 違い

ポテンツァは、韓国のJeisys(ジェイシス)社が開発した美容機器です。バリエーション豊富なチップが揃っており、さまざまな肌の悩みに対応できます。

ポテンツァのチップを肌に当てると、チップ内が陰圧になり肌が吸引されます。持ち上げた肌に針を刺すため、ただ針を押し込む方法に比べて周囲の肌の物理的ダメージを軽減し、正確に針を刺入することが可能です。

針が肌に入ると先端から高周波が流れます。高周波の照射により、熱エネルギーが発生しタンパク質の凝固が起こります。タンパク質の変性に対し、真皮では自然治癒の力が働くのです。真皮の主要細胞である線維芽細胞によって、コラーゲン・エラスチン線維・ヒアルロン酸といった成分が生成されます。

ポテンツァの高周波による熱エネルギーで凝固したタンパク質は、分解され排出されます。既存の組織が徐々に新しい細胞や成分に置き換わり、再構築されるのが「リモデリング」です。リモデリングにより、肌は内側から再生されます。

またドラッグデリバリーシステムによって、真皮に導入された有効成分はリモデリングを後押しし、より効果的に肌質を変える役目を果たします。

  1. 針を刺すことで生じた創傷治癒力
  2. 高周波による熱破壊から生じるリモデリング
  3. 導入剤を均一に皮下に圧入するドラッグデリバリーシステム

以上の3つの働きにより、下記のような症状に対して、ポテンツァの効果が期待できます。

  • ニキビ・ニキビ痕・クレーター
  • 毛穴の開き
  • 肌のハリ・たるみ
  • 小じわ
  • 肌のくすみ
  • 肝斑
  • 赤ら顔
  • 肌の引き締め・リフトアップ
  • 肌質改善・再生

美容医療において敬遠されがちな肝斑・赤ら顔の根本治療に役立つ点は、他の美容治療機にはないポテンツァの大きな魅力です。

ダーマペンはどんな治療?

ポテンツァ ダーマペン 違い

2023年時点で最新機種であるダーマペン4は、ペン型の比較的小さな治療機の先に16本の極細針がついています。ダーマペン4のチップを肌に滑らせると、1秒間に1,920個の小さな穴を開けられます。

ダーマペンによってできた小さな傷を治そうと、創傷治癒力が働き肌の症状も軽減する仕組みです。また肌に塗布していた有効成分が、ダーマペンの小さな穴から浸透し、自然治癒力をサポートします。

針が真皮に達すると、ポテンツァの針が刺さったときと同様に、傷を治そうとする自然治癒力が働きます。線維芽細胞が活性化されて、コラーゲン・エラスチン線維の生成が活発になる点はポテンツァと同じです。

ダーマペンの魅力は、ポテンツァよりも細かく針の深度を調整できる点です。ダーマペンの針を刺す深さ(深度)を調整することによって、以下のような肌の悩みを解消するのに役立ちます。

  • ニキビ・ニキビ痕
  • 毛穴の開き
  • 肌のハリ・ツヤ
  • 小じわ
  • 肌質改善・再生・美白

ダーマペンは毛穴の治療を得意としており、縦長にたるんだ毛穴・開いた毛穴などの治療に役立ちます。顔の部位によって針の深度を調整し、深度を浅くすれば目元までアプローチできるのは、ダーマペンならではです。

ポテンツァとダーマペンのどちらを選ぶ?

ポテンツァ ダーマペン 違い

ここまで、ポテンツァとダーマペンの違い、それぞれの得意分野についてお伝えしました。では、具体的に改善したい症状の治療には、どちらが向いているのでしょうか?症状別にポテンツァ・ダーマペンのどちらが向いているか解説します。

  • 肝斑
  • 肌のくすみ
  • ニキビ
  • 毛穴の開き
  • 赤ら顔
  • 小ジワ・肌のハリ
  • アンチエイジング
  • ニキビ痕・傷痕

順に解説します。

肝斑

肝斑の治療は、ポテンツァです。残念ながら、肝斑がある部位にダーマペンの施術を行うと、メラノサイト細胞を刺激し、肝斑が悪化する可能性があります。

ポテンツァの針先から流れる高周波は、表皮の基底膜に存在するメラノサイト細胞の働きを弱めます。過剰にメラニンを生成していたメラノサイト細胞がリセットされ、メラニンの生成が正常化されます。肝斑のもとになっていたメラノサイト細胞に働きかけ、根本的にアプローチする仕組みです。

肝斑があるとレーザーによるシミ取り・脱毛などの施術に制限がありますが、ポテンツァでまず肝斑を治療すれば、選択できる美容医療のバリエーションは広がります。肝斑に悩んでいるなら、ポテンツァがおすすめです。

肌のくすみ

肌のくすみには、ポテンツァ・ダーマペンのどちらも対応可能です。

くすみの原因となるのは、血流低下・肌の凹凸・メラニンの沈着などです。ポテンツァ・ダーマペンのどちらも、針でできた傷を治そうとする自然治癒力によって、表皮のターンオーバーを促進します。

真皮の浅い位置にある乳頭層に張り巡らされている、毛細血管の血流の改善も期待できます。そして真皮の線維芽細胞が活性化され、コラーゲン・エラスチン線維の生成が進むにつれ、肌のハリに大きな影響を及ぼす真皮の網状層の弾力が向上します。

ポテンツァ・ダーマペンともに、くすみの原因となる血流低下・肌の凹凸・表皮に滞積しているメラニンにアプローチが可能です。ダウンタイムや痛みを考慮し、自分にあった治療法を選択すると良いでしょう。

ニキビ

炎症が起こっているニキビに対しては、ポテンツァがおすすめです。ポテンツァのチップにはニキビ治療に特化したニードル(針)があり、「ワンニードル」という専用のハンドピースも準備されています。

ポテンツァの針からの高周波で発生した熱エネルギーが、皮脂腺を破壊します。破壊された組織は、ターンオーバーに伴って体外に排出されるため、きれいにニキビが治癒するのに効果的です。

炎症が落ち着きつつあるニキビに対しては、ダーマペンも役立ちます。ダーマペンの針で開けた穴を修復するための創傷治癒効果が、ニキビの発生部位にも働きます。ニキビの治療が目的であれば、比較的安価なダーマペンがおすすめです。

毛穴の開き

毛穴の開きを得意とするのは、ダーマペンです。もちろんポテンツァも毛穴の働きに効果が期待できます。

毛穴の開きの原因は、皮脂の過剰な分泌や毛穴が漏斗状に広がってしまうことなどです。ダーマペンやポテンツァの針による微細な損傷がもたらす創傷治癒の働きで、表皮のターンオーバーを促し、真皮のコラーゲン・エラスチン線維の生成を活発にすることが役立ちます。

ポテンツァ・ダーマペンともに毛穴の開きに効果が期待できるので、予算・施術中の痛み・ダウンタイムを考慮して選択すると良いでしょう。

赤ら顔

赤ら顔の治療には、ポテンツァです。赤ら顔の原因は皮下の毛細血管の拡張や、なんらかの理由で新しい血管が必要以上に増生されてしまうことです。

ポテンツァの針で真皮に高周波を照射すると、熱エネルギーで新しい血管の増生が抑制されます。赤ら顔の根本原因にアプローチしつつ、再発防止にも効果が期待できる治療です。

小ジワ・肌のハリ

ポテンツァ・ダーマペンのどちらも、小ジワ・肌のハリに対する効果が期待できます。しかし、より大きな効果を1回の施術で期待するなら、ポテンツァをおすすめです。

ポテンツァは皮膚の真皮に傷を作るだけでなく高周波の熱エネルギーで、より大きな創傷治癒作用を引き出せます。線維芽細胞が刺激されて、コラーゲン・エラスチン線維・ヒアルロン酸などの細胞外成分の生成が活発になるからです。

ダーマペンも真皮に届きますが、より深い位置まで効果的にアプローチできるのは、高周波の照射機能を持つポテンツァです。

アンチエイジング

アンチエイジングには、ポテンツァが有利です。「エイジング」の原因、つまり顔が老けて見えてしまう理由がいくつかあります。例えば、以下のような状態です。

  • おでこ・眉間・目尻・口元などの表情ジワ
  • 乾燥した肌
  • ほうれい線がくっきりしている

若いうちは笑ってできた表情ジワは、真顔に戻れば消えていたものです。しかし、加齢や紫外線の影響を受け続けたことが原因で、真皮のコラーゲンやエラスチン線維が減少します。コラーゲン・エラスチン線維が減少すると、肌のハリが低下し少しずつ表情ジワになります。

肌の乾燥は、表皮細胞のターンオーバーの乱れや、細胞間を連結しているセラミドの減少が原因です。加齢とともにターンオーバーは、遅れやすくなります。ターンオーバーが遅れると余分な角質が肌に滞積し、くすみの原因となったり肌トーンが暗く感じたりします。

ほうれい線は、皮膚のハリや弾性で維持できていた皮下脂肪などの組織が、皮膚の老化によってハリ・弾性が失われ、重力によって下がることが原因です。肌のハリの低下によって小鼻の横から、口の横・フェイスラインに向かって伸び、少しずつシワに定着します。

エイジングサインに抵抗するために必要なのは、ターンオーバーが維持されバリア機能が保たれた表皮と、コラーゲンやエラスチン線維、細胞外のヒアルロン酸などの成分が十分整った真皮です。

表皮と真皮、つまりトータルで皮膚の問題を解決するのがポテンツァです。ポテンツァの針による微細な損傷は、表皮と真皮での創傷治癒力を引き出し肌を再生させます。

高周波による熱エネルギーはタンパク質を凝固させ、皮下のリモデリングを促すため、肌の引き締め・リフトアップアップ効果が期待できます。

ドラッグデリバリーシステムで有効成分を皮下に確実に圧入すると、肌の自然治癒力は後押しされ、細胞の働きをより活性化することが可能です。

アンチエイジング目的で、ポテンツァかダーマペンかを迷っているなら、ぜひポテンツァをお試しください。

ニキビ痕・傷痕

ニキビ痕・傷痕に対して、ポテンツァ・ダーマペンはどちらも創傷治癒力を引き出して改善する効果を期待できます。しかし、より少ない治療回数で効果を期待するなら、ポテンツァをおすすめします。

ポテンツァの高周波が真皮に働くと、熱エネルギーによる引き締め効果が期待できるからです。肌の再生力もポテンツァのほうがダーマペンより優れており、効果を実感しやすいのもメリットです。

ポテンツァ・ダーマペンはこんな方におすすめ

ポテンツァは、肌の悩みを幅広く治療したい方におすすめです。特に肝斑・赤ら顔に悩まされている方にとって、ポテンツァは再発の可能性が低い根本治療となります。

アンチエイジング作用を期待する方にも、ポテンツァがおすすめです。ダーマペンより深い層に効果的にアプローチし、肌を内側から再生させられるからです。

一方、ダーマペンはポテンツァと同じような症状に対応しながら、より安価なため、継続して治療を受けやすいというメリットがあります。

また針の深度もチップを交換することなく、容易に調整可能なため、アプローチしたい症状・部位によって自由自在に選ぶことができます。

ダーマペンは深度が浅ければ、麻酔をしなくても施術が可能です。一方で、ポテンツァは皮下で高周波による熱エネルギーが発生するため、麻酔が必要です。治療が進むにつれて皮下で発生する熱量も増え、痛みが強くなると感じるケースもあります。

自分か悩んでいる症状を解決するのに、どれぐらいの治療回数が必要か医師に相談し、総費用を計算してポテンツァにするか、ダーマペンにするか選ぶこともできます。痛みに弱い場合も、医師に相談することをおすすめします。

梅田すずらんクリニックのように、コース契約ではなく都度払いであればポテンツァとダーマペンを組み合わせて、交互に施術することも可能です。同じ日にポテンツァとダーマペンを実施することはできませんので、ご注意ください。

ポテンツァ・ダーマペンが受けられないケース

ポテンツァ ダーマペン 違い

ポテンツァ・ダーマペンには、施術を受けられない場合があります。治療中の疾患や持病をお持ちの場合は、診察の際に医師に必ずご相談ください。また、下記に記載されていないケースでも医師の判断により、施術ができない場合もあることをご了承ください。

ポテンツァが受けられないケース

以下のようなケースでは、ポテンツァを受けられない場合があります。

  • ペースメーカー・内部除細動器の埋め込みをしている
  • 治療箇所に金属が入っている場合(金の糸リフト・金属プレート・インプラントなど)
  • 重篤な皮膚疾患・口唇ヘルペスがある場合
  • 妊娠の可能性・妊娠中・授乳中の場合
  • 重度の糖尿病・心疾患・皮膚に腫瘍がある場合
  • ケロイド体質・出血性疾患・自己免疫疾患のある場合
  • タトゥー・アートメイク上の施術
  • 金属アレルギーがある場合
  • てんかん・てんかんの既往歴のある場合

ダーマペンが受けられないケース

以下のようなケースでは、ダーマペンを受けられない場合があります。

  • 妊娠の可能性がある場合
  • 妊娠中・授乳中の場合
  • 今後6ヵ月以内に妊娠の可能性がある場合
  • 施術部位に傷・炎症がある場合
  • 重度の金属アレルギーの場合
  • ケロイド体質の場合

気になること・疑問・不安な点があれば、カウンセリングや診察の際に、遠慮なくご相談ください。

ポテンツァ・ダーマペンの施術後の注意点

ポテンツァ ダーマペン 違い

ポテンツァ・ダーマペンの施術後には、以下の点に注意が必要です。

  • 施術当日は飲酒・入浴・サウナ・激しい運動を避ける(シャワーはOK)
  • 施術後から半日程度は洗顔料・化粧水を使用しない
  • メイクは施術後24時間経ってから
  • 施術後の肌は感染しやすいため、汚れた手で触らない
  • 乾燥を防ぐため十分に保湿する(ヒルドイドローション・ヘパリン類似物質ローションがおすすめ)
  • 施術後1週間程度はピーリング剤・スクラブ成分の含まれた洗顔料を避ける
  • 施術直後から治療期間全体にわたって紫外線対策を怠らない
  • 小さなかさぶたができた際には無理に剥がしたり触らない
  • 体を温めることでかゆみが出る場合は保冷剤で冷やし掻きむしらない

ポテンツァ・ダーマペンは、わたしたちの体の持つ自然治癒力を引き出す治療法です。そのため、体のコンディションを整えることが治療効果を十分実感するのに役立ちます。

栄養バランスの取れた食事・十分な睡眠・定期的な運動によって、生活のリズムを整えましょう。また過度の飲酒や喫煙は、体の健康を損なう可能性があるため、控えるのが賢明です。自分の体の持つ再生力を引き出して、若々しさを保つために、健康的な生活習慣を意識しましょう。

ポテンツァ・ダーマペンの違いを一挙比較!

ポテンツァとダーマペンの違いをまとめたので、ぜひ治療選択の参考にしてください。

ポテンツァダーマペン
施術内容マイクロニードル+高周波チップによってはドラッグデリバリーシステムマイクロニードル+薬剤塗布
個々に合わせた治療チップの多さで対応針をさす深度で調整
痛みチクチクした中等度の痛み(高周波の強さ・深度による)チクチクした低~中等度の痛み(針の深度による)
ダウンタイム1週間程度1週間程度
針の刺入チップ内で陰圧になるため正確施術者の技術による
針による穴の数ダーマペンより少ない1,920個/秒
導入剤の浸透量正確かつ均一導入の深さはポテンツァに及ばず
使用できる導入剤マックーム・スネコス・エクソソーム・ボトックス・成長因子などヴェルベットスキン・ウーバーピール・ヴァンパイアフェイシャル・エクソソーム・成長因子など
治療対象炎症期のニキビ・肝斑も可。毛穴の開き・肌のハリ・たるみ・小ジワ・肌のトーンアップ・くすみ・肌質改善・再生・ニキビ痕・傷痕・引き締め・リフトアップなど炎症期のニキビ・肝斑は難しい。毛穴の開き・肌のハリ・たるみ・小ジワ・肌のトーンアップ・くすみ・肌質改善・再生・ニキビ痕・傷痕など
麻酔の必要必要深度によっては必要
治療中の出血量高周波の止血作用によりほとんどなし個人差はあるが深度が真皮に達すると出血あり
治療中の機械音ソフト持続して音が出続ける
治療の最大深度ドラッグデリバリーを使用時は2.5mm。非使用時は4.0mm。3.0mmまで(2.5mmを越えると出血量が増加)
1回の施術効果高いポテンツァには劣る
施術料金高い比較的安価

どちらもマイクロニードル治療ですが、あえて得意分野を分けるとすれば、ポテンツァは皮膚深層でのコラーゲン・エラスチン線維・ヒアルロン酸などの生成を促す働きに長けています。一方のダーマペンは、皮膚の浅い層への治療効果が期待できます。

自分の肌の悩みに合わせて、ポテンツァかダーマペンかを選択できます。クリニックの無料カウンセリングなどを活用して、どの治療があなたにぴったりか検討するのもひとつの方法ですね。

ポテンツァ・ダーマペンの施術クリニックの選び方

ポテンツァ ダーマペン 違い

ポテンツァ・ダーマペンの施術クリニックを選ぶ時には、以下のようなポイントを確認するのがおすすめです。

  • 医師の専門科・経験
  • 施術の豊富さ・評判
  • 施術料金
  • 施術内容・効果・副作用についてホームページに明記されているか
  • 施術回数・施術頻度が他のクリニックと比較して大きく違わないか
  • 施術後のケアについてホームページに記載されているか

以上のようなポイントを意識して、数あるクリニックの中からあなたに合うクリニックを探すのはいかがでしょうか。

ポテンツァ・ダーマペンを試すなら梅田すずらんクリニック

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梅田すずらんクリニックは、美容皮膚科を標榜しています。つまり、皮膚の悩みを解決するのが専門です。

ポテンツァ・ダーマペンは、医療機関であれば機器を導入し、施術を提供できます。しかしご来院者様の皮膚の状態を正確に診察し、最適な治療方針をご提案できるのは、皮膚科医です。

梅田すずらんクリニックでは、すべての施術を都度払いで実施しています。コース契約はありません。都度払いのため、ポテンツァとダーマペンの治療を組み合わせて、交互に施術を受けるといった選択が可能です。

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