ポテンツァの効果とは？これまでの美容治療との違いをわかりやすく解説

最近、美容医療に興味を持ち始めたけれど、肝斑がネック。試してみたいなと思う治療があっても、肝斑があると悪化する可能性があったり、治療の不適応になったりしていることが多いのよね…。

加齢には抗えないからこそ、頼っていただきたいのが美容医療です。でも肝斑のせいで、受けられる治療に制限があると感じたことはありませんか？キレイになりたいのに、治療が受けられないと、がっかりしますよね。

そんなあなたに、朗報です！

「ポテンツァ」なら、肝斑の治療ができるんです。ポテンツァって何？って気になりますよね。この記事を読めば、ポテンツァとはどういう治療なのか、ポテンツァに期待できる効果とその仕組みについて理解が深まります。今、大注目のポテンツァについて知りたい方は、ぜひお役立てくださいね。

ポテンツァに期待できる効果

ポテンツァの特徴は、さまざまな悩みに対応できる点です。

ポテンツァは、以下のような症状に効果が期待できます。

ニキビの治療
毛穴の開き
肌のハリ・たるみ
小じわ
赤ら顔
肝斑

ひとつずつ、解説します。

ニキビの治療

ニキビはアクネ菌の増殖と、皮下で皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まって炎症が生じるのが原因です。

ポテンツァには、ニキビ専用のニードル（針）があります。ポテンツァのニキビ治療に特化したニードルを皮下に刺し、高周波（RF：radio frequency）を流し、熱エネルギーで皮脂腺を破壊します。皮脂腺が破壊されると、ニキビの原因となる過剰な皮脂が分泌されることはなくなり、ニキビの再発予防が可能です。

またポテンツァによる高周波は、皮下の自然治癒力を引き出しターンオーバーが促進されるため、ニキビがきれいに治癒するのに役立ちます。

毛穴の開き

毛穴の開きの原因は、過剰な皮脂・除ききれなかった汚れ・たるみなどです。

ポテンツァの高周波で皮脂腺が破壊されると、分泌される皮脂量が適量になり、毛穴の詰まりやメイク汚れなどと共に角栓が形成されるのを予防できます。皮脂量のコントロールで、毛穴の開きの改善が期待できるのです。

ポテンツァの針を真皮まで刺し高周波を流すと、熱エネルギーによって真皮の細胞が活性化されます。特に線維芽細胞が活性化されると、コラーゲン・エラスチン線維の生成が活発になります。コラーゲン・エラスチン線維の減少は、肌のたるみの原因です。コラーゲン・エラスチン線維が真皮で増えると肌のたるみが軽減され、たるみによる毛穴の開きが目立たなくなります。

このようにポテンツァは毛穴の開きの複合的な原因にアプローチし、肌の悩みを解決します。

肌のハリ・たるみ

肌のハリが低下する原因は、真皮の「網状層」といわれる部分の、コラーゲンやエラスチン線維の減少です。

網状層は、肌のハリ・弾性・皮下脂肪との位置バランスを保つ役割も果たしています。網状層のコラーゲン・エラスチン線維が減少すると、重力に対して皮膚の形状を保つことができなくなります。これがたるみです。

ポテンツァを真皮に刺し高周波が流れると、熱エネルギーで組織に微細な損傷ができます。この傷を治そうとする自然治癒力が働き、真皮の毛細血管の血流が促進され、線維芽細胞の働きも促進されるのです。

結果として、コラーゲン・エラスチン線維の生成が活発になり、徐々に真皮の網状層のハリが回復します。ポテンツァによる施術を繰り返していくと、網状層のハリが再生し、肌のたるみに対する効果も期待できます。肌のハリ・たるみに効果的な導入剤を使用すると、熱エネルギーとの相乗効果を期待できます。

小じわ

小じわの原因は、紫外線によるダメージ・加齢です。年齢を重ねながら浴びてきた紫外線により、知らず知らずのうちに真皮のコラーゲン・エラスチン線維が減少して、肌の弾性が失われて小ジワができます。

ポテンツァの針を真皮に刺し、熱エネルギーで皮下に小さな傷を作ると、自然治癒力が働きます。線維芽細胞は活発になり、コラーゲン・エラスチン線維が増加します。増加したコラーゲンやエラスチン線維は網状層を再構築し、肌の弾性が回復します。

肌の弾性が回復すると皮膚にハリが出て、小じわの改善が期待できるという仕組みです。またポテンツァの針先から流れる高周波によりタンパク質が変性し、引き締め効果（タイトニング効果）を期待できます。コラーゲンやエラスチン線維の生成を促す導入剤も、真皮の線維芽細胞を活性化するのに役立ちます。

赤ら顔

赤ら顔の原因は、いくつかあります。表皮の乾燥などによる皮膚トラブル、皮下の毛細血管の増生などです。

ポテンツァは皮下の毛細血管が原因で生じる、赤ら顔の治療を得意とします。真皮の乳頭層には毛細血管が張り巡らされていますが、赤ら顔の場合は、毛細血管が拡張したり、新しく血管が増生されやすい状態です。

ポテンツァの針を真皮に刺し、高周波によって生じる熱エネルギーで、新しい血管の増生を抑制します。新しい血管の増生が正常化されると、見た目の赤みは薄くなり、赤ら顔は目立たなくなるという仕組みです。

肝斑

肝斑が生じる詳しい原因は、分かっていません。妊娠中や更年期に生じることが多いため、ホルモンバランスの乱れによってメラノサイト細胞が活性化し、メラニンが過剰に生成されるという説が有力視されています。

肝斑はシミの一種でありながら、一般的なシミ治療によって悪化しやすく、治療が難しい症状です。また肝斑がある部位には、レーザー脱毛・医療ハイフ・IPL光治療・ダーマペンなどの施術を避ける場合があります。受けたい美容医療のネックとなるのが、肝斑です。

しかし、ポテンツァなら効果的に、肝斑にアプローチできます。ポテンツァは表皮の基底膜に存在するメラノサイト細胞に働きかけ、メラニンの生成を抑制するからです。ポテンツァの針先からの高周波による熱で、メラノサイト細胞をリセットします。

メラノサイト細胞が正常に機能するようになると、メラニンが過剰に生成されることはなくなり、肝斑の原因となる過剰なメラニンの蓄積を避けられます。ポテンツァは、肝斑につながるメラノサイト細胞の活性化を抑制するという意味で、根本的な治療です。ポテンツァは、これまでの治療機器にはなかった、画期的な機能を持つ美容機器ですね。

ポテンツァってどんな治療？

ポテンツァは韓国のJeisys（ジェイシス）社によって開発された、美肌医療機器です。超極細の針（マイクロニードル）を皮膚に刺し、針先からラジオ波（RF：radio frequency）つまり高周波を照射し、熱エネルギーを発生させます。

簡単にポテンツァの作用をまとめると、以下の3つです。

マイクロニードルを刺すことで生じた傷の創傷治癒
高周波の熱エネルギーによって生じた組織の損傷を修復するリモデリング
皮下の再生を促進する有効成分の真皮への注入（ドラッグデリバリー）

超極細のマイクロニードルを刺入すると、皮下に小さな傷ができます。その傷を修復しようとして、創傷治癒作用が働くのです。表皮ではターンオーバーが促され、真皮でも自然治癒作用が起こります。

マイクロニードルの先から出る高周波による熱エネルギーは、主に真皮層のタンパク質を変性させ、組織を微細に損傷させます。熱によって生じた損傷を修復する作用が起こり、組織の再生を促します。自然治癒力によって真皮の線維芽細胞が活性化され、コラーゲン・エラスチン線維・ヒアルロン酸などの生成が盛んになるという仕組みです。

既存の真皮層の構造物が、新しく生成されたコラーゲンやエラスチン線維などに置きかわることを「リモデリング（再構成）」と呼びます。リモデリングが真皮の弾性を引き出し、ニキビ・毛穴の開き・肌のハリの低下・小じわなどの悩みを解決します。

ポテンツァにはバリエーション豊富なチップが用意されているので、赤ら顔・肝斑といった症状にも対応が可能です。また独特のシステムで、真皮に有効成分の含まれた導入剤を注入できます。

ポテンツァのメリット

ポテンツァはマイクロニードル治療のひとつですが、他のダーマペンやダーマローラーにはないメリットがあります。2つのメリットを、以下で紹介します。

ダウンタイムが短め
効果を実感しやすい

順に解説します。

ダウンタイムが短め

ポテンツァは針をさすと同時に高周波が流れるため、止血作用があります。真皮の乳頭層には毛細血管が集中しているため、針を刺せば出血するのが通常です。しかし、ポテンツァは高周波による止血作用のおかげで、出血することはほとんどありません。

熱エネルギーによってタンパク質を凝固させるため、傷によるダメージは他のマイクロニードル治療に比べて小さいのが特徴です。

またポテンツァの針は、針先以外は熱を通さない絶縁加工が施されています。針先のみ熱を生じる高周波が流れるので、肌の表面に熱が伝わってやけどを起こすことはありません。表皮が熱エネルギーによって、色素沈着を起こすリスクが低くなります。熱エネルギーの組織への損傷が局所的だという点も、ポテンツァのダウンタイムを短くできる要因のひとつです。

ポテンツァのダウンタイムは1週間程度です。早ければ3日ほどで、症状はなくなります。ダウンタイムには個人差があるとはいえ、施術後に違和感を感じる期間を、大幅に短縮できるのは大きな魅力でしょう。

効果を実感しやすい

ポテンツァには肌の悩みに合わせた、バリエーション豊富なチップが用意されています。症状に合わせたチップが選択できるため、狙った効果を引き出しやすいというメリットがあります。

まだドラッグデリバリーシステムを持つチップで有効成分を注入すると、ダーマペンや水光注射と比較し、薬剤を真皮に均一に注入することが可能です。真皮に確実に導入剤が届き、高周波の熱エネルギーに対する自然治癒力の相乗効果で、効率的に肌の悩みにアプローチできます。

施術後5日目以降に、肌の調子の良さを感じたり、肝斑が薄くなったと感じることが多いです。真皮でのリモデリングが進み、新しく生成されたコラーゲンやエラスチン線維に置きかわるにつれ、施術後1ヵ月ほどで肌のコンディションの変化を実感できるでしょう。

ポテンツァのデメリット

ポテンツァのデメリットは、施術料金が高い点です。最新の治療機器、導入している医療機関が少ないこともあり、高めに料金設定されているケースがほとんどです。

別のデメリットは、導入できる薬剤が限定されている点です。ポテンツァのために開発された薬剤や幹細胞由来の成分を含む導入剤など、有効成分を多く含む薬剤が準備されています。しかし、ダーマペンで人気のベルベットスキン・ヴァンパイアフェイシャルといった薬剤は使用できません。

ポテンツァは痛みがあるため、麻酔クリームが必要という点もデメリットです。ポテンツァは皮下で高周波を照射し、熱エネルギーを発生させます。真皮には痛みを感じる、感覚神経のセンサーが存在します。

痛みを感知して脳に伝達する神経と、熱さ（温覚）を伝える神経は同じ経路を通るため、皮下で生じた熱を痛みとして感じるというのが理由です。ポテンツァの施術がすすむにつれ、皮下で受ける熱エネルギー量が増え、痛みを感じやすくなるというデメリットがあります。

ポテンツァのドラッグデリバリー効果とは？

ポテンツァの、ポンピングチップには「ドラクッデリバリーシステム」があります。ドラッグデリバリーシステムとは、以下のような仕組みです。

チップが肌に添えられるとチップ内が陰圧になり、肌がチップ内に吸い上げられる
吸い上げられた皮膚に針が刺入される（高周波を皮下で照射）
針を抜く瞬間に陽圧になり、皮膚に塗った薬剤が皮下に浸透するよう圧がかかる

肌が引き上げられた状態に針が刺入されるため、ただ針を刺すよりも周囲の皮膚にかかる物理的なストレスを軽減できます。針を肌に確実に刺入することも可能です。

ポテンツァのドラッグデリバリー効果とは、空気圧を利用して針を刺し、薬剤を均一に効率よく皮下に導入することで得られる効果を指します。

ポテンツァの効果を引き出すチップ

ポテンツァには、症状に合わせたチップが用意されています。以下に、チップの種類と適応を紹介します。

チップの種類	適応
P1-08・A1-12・A1-15	ニキビ
CP-16・CP-21・CP-25	ニキビ痕
S-16・S-25・SFA	毛穴の開き・赤ら顔・肌のハリ
CP-25・ダイアモンド	肌のハリ・たるみ
CP-25・I-16・I-25・I-49・ダイアモンド・SFA	小じわ
S-16・S-25・S-49	肝斑

ニキビの治療に使われるP1-08・A1-12・A1-15は「ワンニードル」という専用のハンドピースが用意されており、ピンポイントでアプローチできる設計になっています。

ドラッグデリバリーシステムを持っているのは、CP-16・CP-21・CP-25です。

ダイヤモンドチップは針のないチップで、2種類の高周波を肌の表面から連続照射します。効率よく肌の深部に熱エネルギーを届ける設計で、肌の引き締め・たるみに対する効果が期待できます。針を刺入しないため、痛みが少なくダウンタイムもほとんどありません。

SFAチップは肌に薬剤を塗布せず、チップを当てて高周波の熱エネルギーを加えるタイプです。表皮にアプローチし、毛穴の開き・小じわに対する効果が期待できます。

ポテンツァの効果をアップさせる導入剤

ポテンツァのドラッグデリバリー効果に欠かせないのが、導入剤です。

マックーム
スネコス
エクソソーム

ポテンツァの施術で人気の、上記の3つの導入剤を紹介します。

マックーム

マックーム（McCoom）は、ポテンツァ専用として開発された薬剤です。粒子を細かくした、ポリ乳酸（PLLA）製剤が成分です。ポリ乳酸製剤は美容医療の分野だけでなく、外科手術後の縫合糸・骨折部の接合ネジなどに利用されています。

マックームをドラッグデリバリーシステムで真皮に導入すると、ポリ乳酸が分解されると同時に線維芽細胞に刺激を与え、コラーゲンの生成が促進されます。6週間ほどで真皮のコラーゲンが増加した状態になり、ニキビ痕・毛穴の開き・肌のハリ・たるみに効果が期待できます。

ポリ乳酸は数ヶ月から2年ほどかけて、水と二酸化炭素に分解され排出されます。

スネコス

スネコス（SUNEKOS）は「非架橋ヒアルロン酸」とアミノ酸を6種類、特別な比率で配合した導入剤です。非架橋ヒアルロン酸とは「架橋」の処理がされていない、より自然な形態のヒアルロン酸です。

通常ヒアルロン酸は、その形態のまま導入しようとすると、効果を発揮する前に吸収されてしまいます。吸収を遅らせるために「架橋」という添加剤で、シワやたるみに効果を発揮するよう加工しています。

スネコスは真皮の潤い成分となり、コラーゲン・エラスチン線維の生成を誘発し、肌の弾力・ハリ・たるみに対する効果が期待できます。

エクソソーム

エクソソームは、幹細胞から分泌される成分です。エクソソームはドラッグデリバリーシステムで真皮に導入されると、線維芽細胞に取り込まれます。エクソソームに刺激された線維芽細胞はコラーゲン・エラスチン線維を活発に生成します。

エクソソームは細胞間を移動し、情報伝達するのも特徴のひとつです。表皮細胞に対してターンオーバーを促し、皮膚細胞の再生を促します。自然治癒力を促進する働きもあるため、ポテンツァの針の刺入・高周波による真皮の創傷回復機能を高めて、内側から肌の再生をサポートします。

エクソソームは、毛穴の開き・肌のハリ・たるみ・小じわの改善が期待できます。また表皮細胞に対する働きにより、ターンオーバーの正常化も期待できる薬剤です。

ポテンツァの効果が持続する期間

ポテンツァの効果は、治療内容によって持続期間が変わります。

ニキビに対する効果はターンオーバーによるため、1ヵ月ほどで効果を実感できますが、効果の持続期間も1ヵ月ほどです。

毛穴の開き・肌のハリ・たるみ・小じわなどに対するポテンツァの効果は、1〜3ヵ月持続します。個人差・使用した薬剤によっても、効果の持続期間は左右されます。

肝斑の治療効果の持続期間は、メラノサイト細胞が過剰にメラニンを生成するのを抑制するため、持続効果は半永久的といえます。ただし、肝斑は徐々に薄くなるため、複数回の治療によって、治療効果の期間を伸ばすことが必要です。

ポテンツァの効果が現れるのは施術後しばらく経ってから

ポテンツァは真皮に熱エネルギーを生じさせ、傷の自然治癒力あるいは導入剤の働きにより、皮下の構造が再構築されることで効果が現れる施術です。そのため、治療内容にもよりますが効果が実感できるのは、施術後2〜4週間後です。

施術から2～4週経つと、ターンオーバーに伴い肌のキメが整い、にきび・赤ら顔・肝斑などの治療効果が実感できます。施術から3ヵ月の期間に小じわ・毛穴の開き・肌のハリ・たるみに対する効果を実感できます。

1回の施術で、長く効果を実感できるのがポテンツァの魅力です。

ポテンツァの効果をより実感するために

ポテンツァの効果は回数を重ねることで、より実感しやすくなります。具体的には3回治療を行うと、1年ほど効果が持続します。効果の持続期間が他のマイクロニードル治療より長いのは、高周波とドラッグデリバリー効果の影響が大きいです。

以下に、症状ごとに目安となる治療頻度と回数を表にしますので、参考になさってください。

症状	治療頻度	回数
ニキビ	4～6週ごと	3～5回
毛穴の開き	4～6週ごと	3回
肌のハリ・たるみ	1ヵ月ごと	3～5回
小じわ	4～6週ごと	3回
赤ら顔	1ヶ月ごと	3回
肝斑	1～2週ごと	5～10回

症状の重症度や体質によって、最適な治療頻度・回数は変わります。医師と相談し、自分にあった治療頻度と回数を見極めることをおすすめします。

ポテンツァの効果を引き出すための施術後の注意点

決して安いとはいえないポテンツァの施術を受けたら、その効果をしっかり引き出したいものです。ポテンツァの施術後は、以下のような点に注意します。

施術当日は飲酒・入浴・サウナ・激しい運動を避ける（シャワーはOK）
メイクは施術後24時間経ってから
施術後の肌は感染しやすいため、汚れた手で触らない
乾燥を防ぐため十分に保湿する
施術後1週間程度はピーリング剤・スクラブ成分の含まれた洗顔料を避ける
施術直後から治療期間全体にわたって紫外線対策を怠らない
小さなかさぶたができた際には無理にはがしたり触らない

ポテンツァの効果には、わたしたちの体の持つ自然治癒力による再生が大きく関係しています。体のコンディションを整えることがポイントです。喫煙を避け、バランスの取れた食事・十分な睡眠・運動の習慣を取り入れるようにすると効果的です。

ポテンツァの効果とダーマペンの違い

ポテンツァとダーマペンは、どちらもマイクロニードル治療です。ダーマペンは針で肌に穴を開け、手動で薬剤を塗布する治療法です。これに対し、ポテンツァでは肌に穴を開け、真皮に高周波の熱エネルギーを与え、針を抜く際に空気圧で薬剤を圧入します。

薬剤が皮下に浸透する量は、ダーマペンよりもポテンツァのほうが圧倒的に多いのが特徴です。高周波とドラッグデリバリーシステムの活用により、効果の持続期間が長いのもポテンツァのメリットです。

以下にポテンツァとダーマペンの違いを紹介しますので、治療選択の参考にしてください。

	ポテンツァ	ダーマペン
施術内容	マイクロニードル+高周波	マイクロニードル
個々に合わせた治療	チップの多さで対応	針をさす深度で調整
痛み	中等度（高周波の強さ・深度による）	低～中等度（針の深度による）
ダウンタイム	1週間程度	1週間程度
導入剤の浸透量	正確かつ均一	導入の深さはポテンツァに及ばず
治療対象	炎症期のニキビ・肝斑も可	炎症期のニキビ・肝斑は難しい
麻酔の必要	必要	深度によっては必要
治療中の出血量	高周波の止血作用によりほとんどなし	個人差はあるが深度が真皮に達すると出血あり
治療中の機械音	ソフト	持続して音が出続ける
治療の最大深度	ドラッグデリバリーを使用時は2.5mm。非使用時は4.0mm。	3.0mｍまで（2.5mmを越えると出血量が増加）
施術料金	高い	比較的安価

施術効果・効果の持続期間・自分にあった治療内容・費用を考えながら、カウンセリングや医師の診察時に相談することもできます。

ポテンツァについてよくある質問

ここではポテンツァについて、よくある質問にお答えします。

痛みはありますか？

ポテンツァの針を刺入し高周波を照射するため、皮下で生じる熱エネルギーを痛みと感じるケースがあります。

施術前に麻酔クリームを使用しますが、施術中にも痛みが強ければ、遠慮なくお伝えください。高周波の強さを調整します。

施術後にメイク・洗顔はできますか？

施術当日は、メイクはできません。洗顔は当日から可能ですが、低刺激の洗顔料を使用し、こすらないようご注意ください。

メイクは翌日より可能です。肌が紫外線に弱い状態のため、SPF30以上の日焼け止めクリームの使用をおすすめします。

日焼け直後に施術は受けられますか？

肌に針を刺す治療のため、日焼けによる炎症が落ち着いてからの施術がおすすめです。

ポテンツァの施術が受けられないのはどんなケースですか？

以下のようなケースは、ポテンツァの施術を受けられない場合があります。

ペースメーカー・内部除細動器の埋め込みをしている
治療箇所に金属が入っている（金の糸リフト・インプラントなど）
重篤な皮膚疾患・口唇ヘルペスがある
妊娠の可能性・妊娠中・授乳中の方
重度の糖尿病・心疾患・皮膚に腫瘍がある場合
ケロイド体質・出血性疾患・自己免疫疾患のある場合

治療中の疾患やアレルギーなどがある場合は、医師の診察時にご相談ください。

施術時間はどのぐらいかかりますか？

施術前に麻酔クリームを塗布し、30分ほど待ちます。

施術内容によって治療時間は変わりますが、ニキビであれば10分ほど、全顔であれば30分ほどで終了します。

ポテンツァには副作用がありますか？

施術後、赤み・熱感・むくみが生じる場合がありますが、2日ほどでおさまります。赤みや熱感が強い場合は、保冷剤などで軽く冷やしてください。乾燥を感じる場合はマスクパックの使用がおすすめします。

針を刺した肌に、かさぶたが生じることがあります。1週間程度で自然にはがれ落ちますので、無理にはがさないようにしてください。

個人差がありますが、施術後に皮脂の分泌量が増え、ニキビや毛包炎を生じることがあります。気になる場合は、遠慮なくご相談ください。

ポテンツァの効果を試すなら梅田すずらんクリニックへ

梅田すずらんクリニックでは、痛みに配慮しながらのポテンツァ治療が可能です。

ニキビ・毛穴の開き・肌のハリ・たるみ・小じわ・赤ら顔・肝斑にお悩みの方はぜひ一度、ご相談ください。

ポテンツァの施術について、さらに詳しくお知りになりたい方はすずらんクリニックのポテンツァメニューもご覧ください。

肝斑の治療ができれば、これまで挑戦できなかったさまざまな美容医療を試すことが可能になります。まずは梅田すずらんクリニックのお手頃価格の料金で、ポテンツァ治療を試してみませんか？LINE登録から、お気軽にご相談くださいね。