2025年8月31日
ジュベルックの効果はいつから実感できる?効果の持続期間や経過を解説

ニキビ跡の凹みや、肌のハリ不足を改善する肌育治療として人気のジュベルック。
コラーゲンを増やして肌を根本から立て直すことを目指しますが、「効果はいつから実感できるの?」「どのくらい持続するの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ジュベルックの効果が現れる時期から、その持続期間、施術後の経過までを分かりやすく解説します。効果を高めるためのポイントや、効果がないと感じる原因についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
そもそもジュベルックとは?簡単におさらい

ジュベルック(Juvelook)とは、主成分であるポリ乳酸(PDLLA)を用いた注入治療の一種で、スキンブースターやコラーゲンブースターとも呼ばれています。
植物由来の成分で構成されており、米国FDAや韓国MFDSでも承認を受けており、安全性が認められている薬剤です。適応としては、ニキビ跡の凹みや毛穴の開き、肌のハリ不足など、幅広い肌悩みに用いられています。
ヒアルロン酸が物理的に凹みを埋めるのに対し、ジュベルックはコラーゲン生成を引き出すことで内側から肌質改善を図ります。注入されたポリ乳酸が真皮層の線維芽細胞に働きかけ、時間をかけて新しいコラーゲンが作られていく仕組みです。
その結果、肌が内側からふっくらと持ち上がり、自然なハリと弾力が戻ってきます。
このように、ジュベルックは即効性ではなく、肌の土台を再構築していく「育てる治療」に位置づけられます。ゆっくりと変化を重ねるという特性を理解しておくことが、効果を正しく捉えるための大切なポイントといえるでしょう。
では、具体的にその効果はいつから現れ、どのくらいの期間持続するのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
ジュベルックの効果が現れる時期と持続期間

ジュベルックは、肌質そのものを底上げできる点から注目を集めています。とはいえ、「効果はいつから現れるのか」「どのくらい続くのか」は、施術を検討する多くの方が気になるポイントでしょう。
そこでここでは、ジュベルックの効果がどのような流れで始まり、どれくらい持続するのかを解説していきます。
効果が現れる時期:段階的に変化する肌質
ジュベルックの効果は、段階的に現れます。施術直後〜24時間ほどは、ジュベルックに配合された非架橋ヒアルロン酸による保湿作用で、うるおいやツヤ感の高まりを実感できます。1週間ほど経ち、赤みなどが落ち着くと、潤いによる初期のハリを感じられるでしょう。
本格的な変化が始まるのは、3〜4週間後です。主成分であるポリ乳酸(PDLLA)の働きが本格化し、線維芽細胞が刺激されることでコラーゲンが活発に生成され、内側から弾力が備わっていきます。
さらに1〜3か月後には、コラーゲンに加えてエラスチンの生成も進み、肌の厚みが増して小ジワが和らいでいきます。そして、1か月おきに複数回施術を重ねることで、3〜6か月後にはコラーゲンとエラスチンの生成がピークを迎え、肌質改善の効果を最も強く感じられる段階へと到達します。
効果の持続期間:1〜2年以上の長期的な改善
ジュベルックの特長のひとつは、効果が長期にわたって続く点にあります。主成分であるポリ乳酸は体内で1〜2年かけてゆっくりと分解され、その過程でコラーゲン生成を持続的に後押しします。こうした働きによって、一度の施術で得られた変化が長く保たれるのです。
安定した効果を実感するためには、計画的な施術が欠かせません。まずは初期段階として、1か月ごとに3回程度の施術を行い、肌の土台を整えることが推奨されます。この期間にコラーゲン生成が加速し、改善が定着しやすくなります。
さらに、その後は6〜12か月ごとにメンテナンスを加えることで、良好な状態を長く維持できます。ジュベルックは、継続的にケアを重ねることで2年以上にわたり、ハリと弾力のある肌を育てていける治療といえるでしょう。
ジュベルックの施術後の経過

ジュベルックはダウンタイムが比較的短い治療ですが、施術後の経過を理解しておくと、安心して回復期間を過ごせます。どんな症状が出やすいのか、どのくらいで落ち着くのか、そして注意すべき点を把握しておくことは大切です。
ここでは、施術直後の症状、ダウンタイムの目安、施術後の注意点の3つに分けて解説していきます。
施術直後の症状
ジュベルックは注入治療であるため、施術直後は注射針による赤み、腫れ、点状の内出血といった症状が見られることがあります。これらは多くの場合、数日で自然に軽快する一時的な反応です。
また、薬剤がコラーゲン生成を促す過程で、肌の表面にしこりが生じる可能性も指摘されています。 注入量が多すぎたり、皮膚の浅い層に注入されたりすることで、しこりになるケースがあります。
もし、しこりが長期間続いたり、悪化したりするような場合は、自己判断で様子を見ずに、速やかに施術を受けたクリニックへ相談してください。
ダウンタイム期間の目安
個人差はありますが、強い副作用は稀であり、数日〜1週間で通常の肌状態に戻るのがほとんどです。赤みや腫れ、内出血といった症状は、通常は数日間で自然に落ち着いていきます。多くの場合、翌日からメイクでカバーできる程度です。
ダウンタイムの長さには個人差がありますが、日常生活に大きな支障が出ることは珍しいです。通常の生活は施術当日から問題なく送ることができますが、肌に負担をかける行為は避けるようにしましょう。
施術後の注意点・過ごし方
ダウンタイムを長引かせないために、施術当日は激しい運動や飲酒、長時間の入浴やサウナといった血行を促進する行為は控えてください。血行が良くなると、赤みや腫れ、内出血の症状が悪化したり、長引いたりする可能性があります。
施術部位はデリケートな状態になっているため、強くこすったりマッサージしたりせず、優しく触れるようにしてください。保湿と紫外線対策をいつも以上に丁寧に行うことも、肌の回復をサポートする上で重要です。
その他、詳細な注意点については、必ず施術を受けたクリニックの指示に従い、気になる症状があれば、速やかに相談するようにしましょう。
ジュベルックの効果を高めるためのポイント

ジュベルックは、肌が本来持つ力を引き出してコラーゲン生成を促す治療です。そのため、施術を受けるだけでなく、施術後の過ごし方や生活習慣を少し意識することで、その効果をさらに高められます。
推奨された回数の施術を受ける
ジュベルックは、回数を重ねることで効果が定着していきます。既に触れたとおり、1か月おきに3回程度を行うことでコラーゲン生成が活性化し、肌の土台が整います。
ここで重要なのは、自己判断で中断せず、医師が示すスケジュールを守ることです。予定どおりに施術を重ねることで、最大限の効果を引き出すことができます。
施術後は保湿・紫外線対策を心がける
施術後の肌は、針の刺激によってデリケートな状態になっています。肌のバリア機能が一時的に低下しやすいため、いつも以上に丁寧な保湿ケアを心がけ、肌の回復をサポートしましょう。
また、紫外線はコラーゲンを破壊し、肌の老化を促進する最大の要因です。せっかくジュベルックでコラーゲンを育んでいる最中に紫外線を浴びてしまうと、その効果を半減させかねません。
季節を問わず、日焼け止めなどで紫外線対策を徹底することが、効果を高める鍵となることを忘れないでください。
健康的な生活習慣を意識する
ジュベルックは、体全体のコンディションが治療結果に影響を与えます。肌の材料となるタンパク質やビタミンCなど、栄養バランスの取れた食事を摂取すれば、良質なコラーゲン生成を内側から支えられます。
また、肌の修復と再生が最も活発に行われるのは睡眠中です。質の良い睡眠を十分にとることも、肌育のプロセスを有利に進める上でとても大切になります。
逆に、睡眠不足や喫煙、過度な飲酒は肌の再生力を下げるため避けたい習慣です。健康的な生活を送ることが、ジュベルックの効果を最大限に引き出すための土台となります。
ジュベルックの効果がないと感じられる原因

ジュベルックの施術を受けた後、期待したほどの変化を感じられず不安になることがあるかもしれません。しかし、それは必ずしも治療が失敗したわけではありません。考えられる主な原因を3つ見ていきましょう。
施術から一定時間が経過していない
ジュベルックは、注入直後から変化が出る治療ではありません。コラーゲン生成を通じて効果を発揮するため、即効性はなく、数週間から数か月かけてゆっくりと変化が現れます。
既に説明している通り、多くの方が最初の変化を感じ始めるのは3〜4週間後からで、肌質の改善が最大化されるのは、複数回の施術を経て3〜6か月後になると考えられます。
まずは焦らず、肌が育っていくための時間が必要であることを理解し、経過を見守るよう心がけましょう。
施術回数が不足している
ジュベルックは、複数回の施術を重ねることでコラーゲンの土台を築き、効果を安定させていく治療です。そのため、1回だけでは十分な結果に結びつかず、「効果が感じられない」と思ってしまう方もいます。
特に、ニキビ跡のような肌の凹凸に対しては、コラーゲンをしっかりと再構築させる必要があり、継続的な治療が欠かせません。
まずはクリニックから推奨された初期治療の回数(1か月間隔で3回程度)を完了させることが、確かな効果を実感するためのポイントとなります。
注入量が不十分
ジュベルックの効果は、注入する薬剤の量によっても左右されます。特に、深いニキビ跡や広い範囲の肌質改善を目指すのに対して注入量が不足していると、十分なコラーゲン生成が得られず、見た目の変化に結びつきにくいことがあります。
必要となる注入量は、肌の状態や悩みの深さ、治療範囲によってそれぞれ異なるものです。だからこそ、施術前のカウンセリングで医師が診断し、最適なプランを組み立てることが求められます。
安心して治療を進めるためには、信頼できるクリニックを選び、自分の肌に合った施術を受けましょう。
ジュベルックの効果に関するよくある質問

ジュベルックの効果に関して、よくある質問を分かりやすくまとめています。
1回でも効果はありますか?
1回の施術でもコラーゲン生成のプロセスは始まります。ただし、十分な効果を実感するには、1か月間隔で3回程度の施術が必要になると考えてください。
リジュランと比べて効果の出方は早いですか?
いいえ、リジュランのほうが効果を早く感じやすい傾向があります。リジュランは数日〜数週間で肌のハリやツヤの変化を感じ始める方が多いのに対し、ジュベルックの効果が出始めるのは3〜4週間後です。
早い実感を求めるならリジュランが向いているといえるでしょう。リジュランとジュベルックの違いについて詳しくは、下記の記事を参照してください。
✅️ 合わせて読みたい:ジュベルックとリジュランの違いを比較!あなたに合うのはどっち?
2回目はいつ頃受けるのが良いですか?
基本的には1か月後に2回目を行うのが一般的です。初期の3回を計画的に受けることで、効果が安定しやすくなります。
まとめ
ジュベルックは即効性よりも、数週間〜数か月をかけて肌の土台を立て直すことで、ハリや弾力を長期間維持できる治療です。効果を実感するまでの時間や施術回数の必要性を理解して臨めば、期待とのギャップも少なく、納得度の高い結果につながるでしょう。
大阪・梅田でジュベルックを検討中の方は、丁寧なカウンセリングと実績を持つ梅田すずらんクリニックにご相談ください。