2025年1月22日更新日:2025年1月23日
鼻ヒアルロン酸注射の失敗例とその対策とは?理想の仕上がりのために

手術をせずに理想の鼻を手に入れられる鼻ヒアルロン酸注射。しかし、その手軽さゆえに軽い気持ちで受けて後悔するケースもあります。「注入量が多すぎて不自然に」「低品質な製剤で予期せぬ副作用が…」など、思わぬ失敗例もあるのです。
この記事では、鼻ヒアルロン酸注射の失敗に関して、その事例や原因、対策について解説しているので、参考にしてください。
なお、当院では現時点で鼻へのヒアルロン酸注入は行っていませんが、その他の部位であれば可能です。大阪・梅田でヒアルロン酸注射をお考えなら、梅田すずらんクリニックまでお気軽にご相談ください。
目次
鼻ヒアルロン酸注射とは
「鼻をキレイに見せたいけれど手術は怖い.」..そんな方に人気なのが、ヒアルロン酸注射による鼻の整形です。メスを使わずに注射だけで鼻筋を通したり、高さを出したりできるため、手軽に顔の印象を変えられます。
特に魅力的なのは、施術後すぐに変化を実感できること。ヒアルロン酸は私たちの体にもともとある成分なので、安全性も高く、アレルギーの心配も比較的少ないのです。
ただ注意したいのは、この効果は永久的ではないということ。半年から1年(製剤によっては2年)ほどで徐々に元の状態に戻っていきます。しかし、これは逆に考えると、もし思っていた結果と違っても自然と元に戻るというメリットでもあります。
鼻ヒアルロン酸注射は手軽で安全な施術として知られていますが、注射の位置や量によっては不自然な仕上がりになってしまったり、理想とは違う形になってしまったりすることもあります。どんな失敗例があるのか、次は具体的にお話ししていきましょう。
鼻ヒアルロン酸注射で起こり得る失敗例
鼻ヒアルロン酸注射は手軽な美容施術として人気ですが、いくつかの失敗例やリスクもあります。「手術しないから安全」と思われがちですが、思わぬトラブルに遭遇することもあるのです。
ここでは、実際に起こり得る失敗例について、詳しく解説していきます。
理想の形にならなかった
「目元スッキリ、鼻筋シャープに!」
そんな広告を見て期待して受けたのに、思っていた通りの形にならないことがあります。「もう少し控えめでナチュラルな感じにしたかったのに、派手すぎる仕上がりになった」「左右の高さが違う」といったことも起こり得ます。
これは医師の技術や経験はもちろんですが、私たちの顔の左右差や、伝え方の問題で起こることも多いのです。特に鼻は顔の中心にあるため、少しの違いでも気になりやすい部位であるといえます。
ヒアルロン酸が流れてしまう
ヒアルロン酸が流れるというのは、実は思わぬところで起こるトラブルです。特に多いのが、鼻を高くしようと注入したヒアルロン酸が左右に流れ、広がってしまうケース。これが起きる主な原因として、使用するヒアルロン酸製剤の質や硬さが適切でなかったことが挙げられます。
ヒアルロン酸にもいくつかの種類があり、注入する部位に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。医師の技術や経験も大切なポイントで、注入する位置や量、使用するヒアルロン酸の選択まで、全てが結果を左右するのです。
このようなトラブルを避けるためには、施術前のカウンセリングをしっかり受けることが求められます。「どんな仕上がりにしたいか」「どんなヒアルロン酸を使用するのか」など、医師としっかり相談することで、理想的な仕上がりに近づけることができるでしょう。
しこりができる
ヒアルロン酸注入後に時々聞くのが「しこり」の問題です。触ると固いコリコリした部分ができてしまい、見た目や触った時の違和感が気になってしまうことがあります。
しこりは、ヒアルロン酸が注入部位で均一に広がらずに固まってしまったり、注入量が多すぎたり、また注入後のマッサージが足りなかったりすることで起こります。心配になりますが、多くの場合は時間とともに自然に解消されていくので、すぐに慌てる必要はありません。
もし気になる場合は、施術を受けたクリニックに相談してみましょう。状況に応じて、ヒアルロン酸を溶かす注射で解消することもできます。だからこそ、施術後もしっかりフォローしてくれるクリニックを選ぶことが大切なポイントになります。
失明の恐れがある
美容医療で「失明」と聞くと、とても怖い話に思えます。しかしこれは、鼻のヒアルロン酸注入で、極めてまれですが実際に起こり得る重大なリスクです。なぜこんなことが起きるのかというと、ヒアルロン酸が誤って血管に注入されてしまうことで血流が遮られ、網膜細胞への栄養が滞ってしまうからです。
このような状況になると取り返しがつかない恐れもあるため、速やかにヒアルロン酸溶解注射を注入するなど、すぐに対処できる医師・クリニックを選びましょう。
お得な価格に惹かれて選んでしまいがちですが、このようなリスクをしっかり説明してくれて、万が一の対応もできる信頼できる医師を選ぶことが、安全な施術への近道といえます。
感染症の可能性
鼻のヒアルロン酸注射では、感染症のリスクもあります。鼻先は皮脂が多く、細菌が繁殖しやすい部位なのです。「まあ、ちょっとした注射だし…」と軽く考えがちですが、注入部位で感染症が起きてしまう可能性があることを知っておきましょう。
腫れや赤みは施術直後なら普通の症状ですが、それが長引いたり、痛みが強くなったり、熱が出たりしたら要注意です。特に怖いのは、そのまま放っておくこと。感染が進むと細胞が壊れたり、鼻の形が変形したりすることもあるのです。
このような症状が出たら、すぐにクリニックに相談して抗生剤などの適切な治療を受けるようにしてください。
鼻ヒアルロン酸注射の失敗の原因

鼻ヒアルロン酸注射は手軽な美容施術ですが、成功させるためには注意すべきポイントがいくつかあります。失敗の原因を知り、対策を取ることで理想的な結果に近づけることができます。
ヒアルロン酸の注入量が多い
注入量が多すぎるというのは、よくある失敗の原因です。「せっかくだからしっかり入れたほうが効果的」と思いがちですが、多すぎると不自然な仕上がりになってしまいます。
例えば、鼻筋が必要以上に高くなって顔全体とのバランスが崩れたり、鼻先が丸く膨らんでしまったりすることがあります。また、逆に注入量が少なすぎても十分な効果が発揮できません。
そのため、適切な注入量を見極めることが欠かせず、施術者の経験やセンスが求められます。
低品質なヒアルロン酸の使用
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、部位によって最適な製剤が異なります。形をしっかりキープするためには、ある程度硬めの製剤を選ぶ必要があります。適切な硬さの製剤を使うことで、注入した形が長持ちし、理想的な仕上がりを保ちやすくなるのです。
ところが残念なことに、中には適切でない製剤を使用するクリニックもあります。「お得な価格」で施術を提供するため、鼻に適していない柔らかすぎる製剤を使ったり、品質の保証が不明確なものを使ったりすることもあるのです。すると、せっかく注入しても形が崩れやすくなったり、予期せぬ副作用が起きたりするリスクが高まってしまいます。
だからこそ、施術前のカウンセリングでは「どんなヒアルロン酸を使用するのか」「なぜその製剤を選ぶのか」といった点もしっかり確認することが大切です。
施術者の技術が未熟
美容医療では、医師の腕が結果を大きく左右します。鼻のヒアルロン酸注入は、キレイな仕上がりを実現するだけでなく、安全に配慮しながら行う必要がある、高度な技術が必要な施術です。
ヒアルロン酸を注入する深さが適切でないと、表面がデコボコになったり、不自然な膨らみができたりすることもあります。注入する場所や角度、深さなど、細かな技術の違いで仕上がりが大きく変わってくるのです。
このように鼻のヒアルロン酸注入は、誰でもできる簡単な施術というわけではありません。多くの症例を持ち、解剖学的な知識も豊富な医師に施術してもらうことで、より安全で満足度の高い結果を期待できるでしょう。
カウンセリング時の確認不足
ウンセリングでは、医師とのコミュニケーションが何より大切です。「自然に」「キレイに」といった曖昧な表現だけでは、あなたの理想と医師のイメージにズレが生じやすいでしょう。「韓国アイドルみたいな鼻になりたい」という要望も、具体的な写真を見せながら説明することで、より正確に伝わります。
スマートフォンで保存している参考写真や、美容雑誌の切り抜きを見せながら「この角度からこんな感じに」「横顔はこのくらいの高さに」など、細かい希望を伝えていきましょう。また、「ここは気に入っているけど、ここまでは高くしたくない」といった注意点も共有すると効果的でしょう。
施術後のアフターケアを怠った
術後のケアは、自然な仕上がりに大きく影響します。特に気をつけたいのは、施術直後から数日間の過ごし方です。この期間のケアを怠ると、腫れや赤みが長引いてしまい、日常生活に支障が出ることもあります。
例えば、施術当日の入浴で熱いお湯に浸かったり、サウナに入ったりすると、腫れが悪化する、あるいは赤みが長引く可能性があります。また、激しい運動や飲酒のしすぎも要注意です。さらに、ヒアルロン酸が安定していない時期に患部に強い刺激を与えると、ヒアルロン酸が周囲に広がるリスクがあるため、マッサージなども控えるようにするのが良いでしょう。
このようなケアを丁寧に行うことで、ダウンタイムを最小限に抑え、早めに通常の生活に戻ることができます。もし気になる症状が続く場合は、我慢せずにクリニックに相談することをおすすめします。
鼻ヒアルロン酸注射で失敗しないための対策

鼻のヒアルロン酸注射を受けようと思ったら、失敗しないためにできることはやりましょう。手軽な施術に見えますが、実は準備や心構えが結果を大きく左右します。
カウンセリングをしっかりと受ける
施術前のカウンセリングは、あなたの理想を実現するための大切な時間です。この時間を十分に取ることで、より満足度の高い結果に繋がります。
カウンセリングでは、施術の具体的な内容について詳しく確認していきましょう。どのくらいの時間で施術が終わるのか、痛みはどの程度なのか、腫れや内出血はいつまで続くのか、メイクや洗顔はいつから可能なのかといった質問をすることで、施術後の生活をイメージしやすくなります。
また、使用するヒアルロン酸の特徴や、なぜその製剤を選ぶのかについても説明を求めましょう。「もし理想の形にならなかった場合のフォロー」や「予期せぬトラブルが起きた時の対応」についても、この段階で確認しておくと安心です。不安な点は後回しにせず、その場でしっかり解消することが大切です。
信頼できるクリニックを選ぶ
理想の仕上がりを実現するには、クリニック選びが何より大切です。「お得な価格」に惹かれがちですが、それだけを基準にするのは避けましょう。
特に注目したいのが、カウンセリングでの対応です。信頼できるクリニックでは、施術の説明に十分な時間を取り、一人ひとりの希望や不安に丁寧に向き合ってくれます。使用するヒアルロン酸の特徴や選んだ理由、考えられるリスクなどにも、詳しく説明してくれるはずです。
また、施術後のフォローも大事なポイントです。「術後の腫れが気になる」「思っていた通りの仕上がりではない」といった悩みにも、迅速に対応してくれる体制が整っているかどうかをチェックしましょう。
最近は情報も豊富なので、実際に施術を受けた方の口コミなども参考になりますが、口コミだけでなく、実際にカウンセリングに行って、クリニックの雰囲気や対応を直接確かめることをおすすめします。
持病があれば必ず伝える
「美容医療だから関係ない」と思って持病を隠してしまう方もいますが、これは大変危険です。例えば、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合は内出血のリスクが高まったり、アレルギー体質の方は予期せぬ反応が出たりする可能性があります。
特に以下のような情報は、必ず事前に伝えましょう。
- 現在服用している薬
- アレルギー歴
- 過去の美容医療での副作用経験
- 普段からなりやすい体調の変化
このように、失敗しないためには事前の準備と正しい情報共有が大切です。不安なことがあれば、遠慮せずに医師に相談してください。結果に大きく関わる大切なポイントなので、一つひとつしっかりと確認していきましょう。
ヒアルロン酸注射のご相談なら梅田すずらんクリニックまで
鼻ヒアルロン酸注射は、手軽に鼻筋を整えられる人気の施術です。ただし、失敗を避け、理想の仕上がりを実現するためには、信頼できるクリニック選びが欠かせません。
当院では、現時点においては鼻へのヒアルロン酸注入を行っておりませんが、その他の部位に対しては施術可能です。
大阪・梅田でヒアルロン酸注射を検討されているなら、ぜひ当院にお任せください。お問い合わせを心よりお待ちしております。