2024年11月26日
みかん肌改善!自宅ケアから専門施術まで、なめらか肌を手に入れる方法
メイクや洗顔で鏡を見るたびに、肌の凹凸が気になってしまう「みかん肌」。
ファンデーションで隠そうとしても、毛穴の開きやざらつきが目立ち、なめらかな仕上がりにならず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
みかん肌は、肌の乾燥や皮脂の過剰分泌、さらには生活習慣の乱れなど、さまざまな原因が関係して生じるものです。しかし、適切なケアと専門的な治療を取り入れることで、みかん肌は改善できます。
本記事では、みかん肌の原因から、セルフケアでできる対策、美容医療での改善方法まで詳しく解説しています。つるんとしたなめらかな肌を取り戻したい人は、ぜひ参考にしてください。
また、もし疑問や不安が出てきたら、ささいなものでもかまわないのでお気軽に梅田すずらんクリニックまでご相談ください。
目次
みかん肌とは
みかん肌とは、その名の通り、肌の表面がみかんの皮のようにでこぼこして毛穴が目立つ状態を指します。キメが整わず、触るとざらざらとした感触があります。肌全体に凹凸が見えるため、遠目からでも毛穴が目立ちやすいのが特徴です。
ファンデーションでカバーしようとしても、凹凸が浮き出てしまうことが多く、なめらかな仕上がりを実現するのが難しい場合があります。
みかん肌の主な原因
みかん肌の直接の原因は、毛穴の開きです。この状態がなぜ起こるのか、5つの観点から説明します。
肌の乾燥
みかん肌には、肌の乾燥が関係しています。乾燥した肌ではバリア機能が弱くなり、潤いを補うために皮脂が過剰分泌されます。過剰に分泌された皮脂は毛穴を押し広げ、みかん肌のような毛穴開きが起こるのです。
また、肌の乾燥はターンオーバーの乱れにも繫がります。皮膚の新陳代謝であるターンオーバーに乱れが生じると、古い角質がスムーズに排出されず、毛穴に溜まりやすくなり、角栓を形成します。
角栓は毛穴を押し広げ、また詰まっていた角栓が取れた後も、毛穴がぽっかりと開いたままの状態になることもあるのです。その結果、みかん肌のように、でこぼこした肌になってしまいます。
加齢による毛穴のたるみ
加齢による肌のたるみもまた、みかん肌の原因です。年齢を重ねると、肌の弾力やハリを保つ役割のあるコラーゲンやエラスチンが減少します。これらの美容成分の減少により肌全体、および毛穴から弾力が失われ、たるみが生じやすくなります。
結果として毛穴が広がり、これがみかん肌と呼ぶべき見た目に繋がるのです。
ニキビ跡のクレーター
ニキビ跡のクレーターも、みかん肌の原因となります。ニキビの炎症が肌深層の真皮層にまで及ぶと、真皮層にある細胞が破壊され、組織が適切に修復できなくなります。その結果、本来生成されるはずだったコラーゲンなどが作られなくなることもあり、その結果、肌表面がクレーターのようにボコボコした状態になるのです。
このようなニキビ跡のクレーターが増えると滑らかな肌から遠ざかり、デコボコしたみかん肌の印象を強めることになります。
ニキビについて詳しくは、ニキビと毛穴について説明した関連記事が参考になります。
不適切なスキンケア
不適切なスキンケアもみかん肌を招きます。これは既に「肌の乾燥」で説明した肌のバリア機能を考えると分かりやすいです。つまり、不適切なスキンケアは、肌にとってかえってダメージとなってバリア機能を低下させるため、過剰な皮脂分泌などを引き起こし、その結果、みかん肌になるということです。
過剰な洗顔や強い刺激のある化粧品の使用、逆に十分な保湿が行われていない場合、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に対して敏感になり、キメが乱れてしまいます。こうして毛穴が目立ち、みかん肌となります。
生活習慣の乱れ
最後に、生活習慣の乱れも無視できない原因です。不規則な睡眠や食生活の乱れ、ストレスの蓄積が続くと、ホルモンバランスが崩れて肌のターンオーバーが乱れます。ターンオーバーの乱れにより皮脂分泌が増えたり、乾燥が進んだりします。
このような状態が続くことで、肌は本来の滑らかさを失い、みかん肌が目立つようになるのです。
みかん肌の改善方法:セルフケア
セルフケアでみかん肌の改善を目指すには、以下の対策を検討しましょう。
- 正しい洗顔を行う
- ビタミン入りのスキンケア商品を使う
- 紫外線対策を習慣化する
- バランスの良い食事と十分な睡眠をとる
では、詳しく解説します。
正しい洗顔を行う
正しい洗顔は、みかん肌改善の基本です。みかん肌の原因となる余分な皮脂や汚れをしっかりと取り除きつつ、肌の乾燥を防ぐために、洗顔料は肌に優しいものを選ぶと良いでしょう。
ゴシゴシと強く擦らず、泡をしっかり立てて優しく洗い、洗い流した後はすぐに保湿ケアを行うことがポイントです。特に、メイクを完全に落とし、毛穴に詰まった角栓を除去するように心がけます。
適切な洗顔で肌のキメを整え、毛穴の目立ちを抑えることが期待できます。
ビタミン入りのスキンケア商品を使う
ビタミンCやビタミンEを含むスキンケア商品を取り入れると効果的です。ビタミンCには抗酸化作用があり、皮脂の過剰分泌を抑える働きがあるため、毛穴の引き締めや肌の凹凸改善に役立ちます。
また、ビタミンEは肌のターンオーバーをサポートする作用があるため、、古い角質を排出して毛穴づまりを防ぎ、また肌のバリア機能を正常に保ちます。
これらの成分を含む美容液やクリームを日々のケアに取り入れれば肌にハリやツヤを与え、みかん肌の改善が期待できるでしょう。
紫外線対策を習慣化する
紫外線対策は、みかん肌の予防と改善に欠かせません。紫外線は肌のコラーゲンを破壊し、毛穴の状態を悪化させるため、入念な対策が必要です。コラーゲンが減少すると肌の弾力が低下し、毛穴が開きやすくなることでみかん肌を悪化させます。
そのため日常生活の中で、日焼け止めを毎日使い、帽子やサングラスで肌を守るといった対策を取りましょう。季節にかかわらず紫外線対策を徹底することで、肌の弾力を保ち、凹凸の目立たない肌に近づけます。
バランスの良い食事と十分な睡眠をとる
バランスの良い食事と十分な睡眠は、肌の健康を根本から支えます。食事では、ビタミンやミネラル、タンパク質を意識的に摂り入れ、肌に必要な栄養をしっかりと補給します。とりわけ、ビタミンCを含む果物や抗酸化作用のある野菜を多く摂ることで健康的な肌作りに大きくアプローチできるでしょう。
さらに、十分な睡眠は、肌細胞の修復や成長を助け、肌の調子を整えるのに必須の時間です。質の良い睡眠を確保することで、肌の調子が整い、みかん肌の改善に役立ちます。
みかん肌の改善方法:美容医療
みかん肌を綺麗に治すためには、セルフケアに加えて美容医療の力を借りるのがおすすめです。ここでは、みかん肌に効果が期待できるものとして、以下の治療を紹介します。
- ダーマペン
- ハイフ(HIFU)
- エレクトロポレーション
- ケミカルピーリング
いずれも美容医療として代表的なものばかりです。これらがどのような治療なのか理解し、自分に合った方法を選べるようにしましょう。
ダーマペン
ダーマペンは、微細な針で肌に小さな穴を開けることで肌の自己再生力を高める施術です。微細な針が肌の表面にごく浅い傷をつけることで肌本来の自然治癒力が高まり、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。こうして、肌が新しく生まれ変わる効果を期待できるのが、ダーマペンです。
ダーマペンにより、毛穴の開きや肌の凹凸が目立たなくなり、ハリのあるなめらかな肌質へと導かれます。ダウンタイムが比較的短いのも魅力のひとつで、定期的に施術を受けることで改善が実感できます。
ダーマペンの効果がない人の特徴に関する記事も役立つでしょう。
ハイフ(HIFU)
ハイフ(HIFU)は、超音波エネルギーを利用して肌の奥深くにある層に直接働きかける治療法です。超音波が真皮層や筋膜層に作用することによってコラーゲン生成が活性化され、たるみが引き締まります。手術することなく顔のリフトアップ・引き締め効果が期待できる治療として人気です。
みかん肌の場合、この引き締め効果によって毛穴が小さくなり、全体的な肌の凹凸が改善されます。ハイフの効果は施術直後から現れ始め、最長6か月ほど持続します。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、電気の力を利用して肌に微弱な電流を流し、一時的に皮膚の細胞膜に孔(あな)を開けて美容成分を浸透させる施術です。
エレクトロポレーションにより、ビタミンCやビタミンE、ヒアルロン酸といった美容成分を肌の奥まで届けることができ、乾燥によるみかん肌や、ハリ不足による毛穴の目立ちが改善されます。
針を使わないため痛みが少なく、肌に優しい方法でケアをしたい方に適しています。エレクトロポレーションの効果についての詳細は関連記事をご覧ください。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、薬剤を顔全体に塗布し、肌表面の古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する施術です。古くなった角質が取り除かれると、毛穴の詰まりが解消され、表面が滑らかになります。
また、新しい肌が出てくることで肌のトーンが明るくなり、みかん肌の原因である凹凸が軽減されます。適切な頻度で行うことで、段階的にみかん肌が改善されるでしょう。
関連記事では、ケミカルピーリングの効果がないと感じたときの原因についても説明しています。必要に応じて参考にしてください。
みかん肌の改善でよくある質問
みかん肌の改善で多くの人が疑問を持ちやすい項目について紹介します。
セルフケアで完全に治りますか?
セルフケアでみかん肌をある程度改善することは可能ですが、完全に治すのは難しい場合が多いです。
既に深い凹凸ができている場合、セルフケアだけでは十分に滑らかな肌には戻らないことがあるため、美容皮膚科での専門的な治療を受けるのがおすすめです。
メイクで隠せますか?
メイクで完全に隠すのは難しいですが、一定の対策は可能です。みかん肌の凹凸をカバーするには、まず下地を使って肌の凹凸を埋め、滑らかなベースを作ることから始めます。その上で、ファンデーションを軽く重ねることで目立ちにくくなります。
パウダーファンデーションよりもリキッドタイプのファンデーションを使うと、より均一にカバーしやすくなるでしょう。ただし、過剰に重ねると逆に毛穴が目立つこともあるため、適量を心がけることがポイントです。
男性でも改善できますか?
もちろん可能です。みかん肌の改善方法は男女関係なく有効であり、男性もセルフケアや専門的な治療を行うことでみかん肌を改善できます。
特に男性の場合、皮脂分泌が活発なため、適切な洗顔と保湿ケアが求められます。
日常生活でどんなことに気をつけたら良いですか?
まずは肌の乾燥を防ぐための保湿ケアが欠かせません。特に入浴後は肌が乾燥しやすいため、すぐに保湿することが大切です。
また、食事や睡眠などの生活習慣にも気を配ることで肌の状態が安定し、みかん肌の予防や改善に繫がります。ビタミンやミネラルを含むバランスの良い食事を心がけ、ターンオーバーを正常化させるために質の良い睡眠をとりましょう。
さらに、紫外線は肌の弾力を失わせ、みかん肌を悪化させる原因となるため、外出時の紫外線対策も日常的に意識してください。
みかん肌の改善なら梅田すずらんクリニックにご相談ください
梅田すずらんクリニックでは、みかん肌の改善が期待できる美容医療を提供しており、一人ひとりの肌質に最適なアプローチを選べます。
ダーマペン、ハイフ、エレクトロポレーション、ケミカルピーリングなどの治療法からベストな方法を提案し、肌の根本的な改善をサポートします。
初めての方でも安心して相談できる環境が整っているため、セルフケアに限界を感じた場合や、より効果的な改善を求める方はぜひ一度ご相談ください。