2023年9月15日更新日:2024年4月1日
医療ハイフとは?効果・メリット・デメリット・ダウンタイムなどを解説
肌のたるみやしわからシミ、くすみ、キメの乱れまで、さまざまな肌トラブルを抱えている方には、医療ハイフがおすすめです。医療ハイフは、特定の症状だけではなく肌をトータル的にケアできるため、何度も美容治療を受ける必要がありません。それでいてダウンタイムが短く、肌への負担も少ない治療です。
医療ハイフを受けてみたいものの自分に合っているかどうかわからない、他の治療と比較したいと考えている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、医療ハイフの効果やメリット・デメリットからダウンタイム、効果が現れるタイミング、持続期間まで詳しく解説します。
目次
医療ハイフとは
医療ハイフ(HIFU)は、高密度焦点式超音波を症状がある肌に照射することで、メスを使わずにたるみやしわなどを改善する治療法です。似た治療にレーザー治療がありますが、照射部に強い熱エネルギーが加わることで赤みや痛みなどが生じるリスクがあります。
一方、医療ハイフは症状があるところにピンポイントで熱エネルギーを与えるため、周りの肌に大きなダメージを与えることなくリフトアップ効果を得られます。
医療ハイフと従来の美容治療との違いや、エステサロンのハイフとの違いについて詳しく見ていきましょう。
従来の美容治療との違い
従来の美容治療では、皮膚やSMAS筋膜を引き上げて余分な皮膚を切除する「フェイスリフト」、糸で皮膚を引き上げて留める「糸リフト」などが行われてきました。これらの治療には局所麻酔が必要なうえにダウンタイムが比較的長いため、気軽に受けられない方が少なくありません。
医療ハイフはダウンタイムが短く、手軽に受けることができる美容治療として大きな注目を浴びています。
エステサロンのハイフとの違い
エステサロンでもハイフによる治療を受けることができますが、医療ハイフと比べて出力が低いため、効果や効果の持続時間は医療ハイフに劣ります。
また、エステサロンでは無資格者が施術しますが、医療ハイフは医師か看護師が照射します。医療知識に基づき、肌の状態に合わせて出力を調整できるため、肌トラブルが起きる心配がほとんどありません。さらに、万一肌トラブルが起きたとしても、医療機関であるクリニックでは炎症を抑える薬の処方が可能です。一方、エステサロンは医療機関ではないため、薬の処方はできません。肌トラブルが起きたときは、エステサロンが提携しているクリニックを受診するか、自分でクリニックを探す必要があります。
梅田すずらんクリニックは医療ハイフを提供
梅田すずらんクリニックでは、医療ハイフ全顔1回400ショットを低価格で提供しています。医療ハイフの効果は永続的ではないため、効果を維持したい場合は定期的に受ける必要があります。このとき、予算の都合で施術頻度を大きく減らすことになるのは避けたいところでしょう。
梅田すずらんクリニックであれば、お求めやすい価格で医療ハイフを受けることができます。
使用している医療ハイフは、ウルトラセルQプラス(ULTRAcel Q+)」です。お悩みに合わせて熱エネルギーを届ける深さを変え、3つの層に効果的にアプローチします。
また、効果をさらに長く維持したい場合は、1回の施術で800ショット照射する「プレミアムHIFU」がおすすめです。
そのほか、医療ハイフで引き締めた肌に美容有効成分を浸透させる「エレクトロポレーション」との併用もできます。
医療ハイフの効果
医療ハイフとエステハイフのメカニズムは同じです。肌に高密度焦点式超音波を照射して皮膚の各層に熱を与えると、コラーゲンやエラスチンといった弾力成分の増加やターンオーバーの促進などが起こります。その結果、たるみやしわの改善、毛穴開きの改善、シミやくすみの改善などが期待できます。
医療ハイフはエステハイフよりも高出力の熱エネルギーを肌に与えるため、より高い効果が期待できるうえに、効果が現れるタイミングや持続期間に優れていることが特徴です。医療ハイフの効果を実感できるまでの期間と効果の持続期間について詳しく見ていきましょう。
効果を実感できるまでの期間
効果を実感できるまでの期間は医療ハイフの機種によって異なりますが、施術直後~1ヶ月以上と差があります。施術直後に効果を実感できなかったからといって、施術に失敗したわけではありません。最低、1ヶ月程度は様子を見た方がよいでしょう。
また、結婚式や面接などイベントに合わせて医療ハイフを受ける場合は、なるべく余裕を持って施術日を決めることが大切です。ただし、医療ハイフの効果は永久ではないため、早すぎるタイミングで受けることはおすすめできません。
効果の持続期間
医療ハイフの効果の持続期間には個人差がありますが、1~3ヶ月ほどでコラーゲンやエラスチンが増加し、肌のハリやツヤなどの改善を実感できるでしょう。その後、リフトアップ効果が約6ヶ月程度持続します。効果を長く維持したい場合は、3~6ヶ月に1回程度の頻度で施術を受けることが大切です。
ただし、効果の持続期間には個人差があるうえに機種によっても異なるため、まずは信頼できる医師に相談することをおすすめします。肌の状態や過去の治療の経過などさまざまな情報をもとに、効果の持続期間の予測を説明してもらえます。
医療ハイフが向いている人
医療ハイフはダウンタイムが短くトータル的な美容効果が期待できるものの、全ての人に適した治療とは言えません。自身の悩みや治療に対する希望を踏まえ、医療ハイフに向いているかどうか考えることが大切です。次に該当する人は医療ハイフが向いているでしょう。
たるみが気になる方
医療ハイフは、顔や首のたるみを改善することを目的としています。たるみは、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少することで皮下脂肪を支えられなくなり、重力に従って垂れ下がることで生じます。
医療ハイフの熱エネルギーが肌の奥深くにある線維芽細胞を活性化させることでコラーゲンやエラスチンが増加し、肌の弾力が高まります。たるみを物理的に引き上げるのではなく、肌の弾力成分を増やしてたるみの解消を促すことが特徴です。
医療ハイフが適しているのは、軽度~中等度のたるみです。たるみのレベルは加齢だけではなく、生活習慣やスキンケア、紫外線ダメージ量などさまざまな要因で決まります。そのため、40代だからたるみは軽度~中等度、50代は重度といったように年齢で判断はできません。
メスを使った施術を避けたい方
医療ハイフは、超音波のエネルギーによって皮膚の深層へ熱を与えます。従来の美容治療では、皮膚を切開して引き上げて縫合するなど、身体への負担が大きいものが主流でした。医療ハイフは皮膚の切開が不要なため、身体に大きな負担がかかりません。また、メスで切開した場合は傷跡が残る場合がありますが、医療ハイフは肌の表面はもちろん内部にも傷が付かないため、見た目を気にせずに過ごすことができます。
たるみに悩んでいるものの、メスを使った施術は避けたい方に向いています。
ダウンタイムを長く取れない方
美容治療を受けることを検討する際は、ダウンタイムが気になる方が多いでしょう。ダウンタイムが長くなればなるほどに仕事や学校などへの影響が大きくなります。医療ハイフの治療後は、軽度の赤みや腫れが数日から数週間程度続く場合がありますが、社会生活や日常活動にすぐに戻れるケースがほとんどです。ダウンタイムを最小限に抑えながら、たるみを改善したい方に向いています。
トータル的にケアしたい方
医療ハイフは、皮膚のコラーゲンやエラスチンの生産を促進し、ハリや弾力を高める効果があります。さらに、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促すことでキメの整った肌へ導いたり、シミやくすみを改善したりできます。このことから、医療ハイフはトータル的に美容ケアをしたい方に向いていると言えるでしょう。
具体的には、超音波の熱エネルギーがメラニンの排出を促すことで、シミや肌のトーンの改善が期待できます。また、肌が温まるとターンオーバーが促され、健康な肌を維持しやすくなります。
医療ハイフが向いていない人
医療ハイフは、たるみやしわをはじめとするさまざまな年齢サインにアプローチできるうえに、ダウンタイムがほとんどない治療法です。一見、どのような方にも適しているように見えるかもしれませんが、次のような人には向いていません。
20代以下の方
一般的に20代以下の方は、皮膚の奥深くにあるSMASという薄い膜がそれほど緩んでいないため、医療ハイフによる引き締め効果を十分に実感できない可能性があります。そもそも医療ハイフは、細胞を作り換えるような治療法ではなく、肌に意図的にダメージを与えることで治癒力を高める仕組みです。
そのため、医療ハイフを行わなくても十分に肌の弾力が保たれている場合には、治療を受けても効果をそれほど実感できません。
ただし、シミやくすみの改善やターンオーバーの促進は年齢を問わず効果を実感しやすいでしょう。
加齢による大きなたるみが生じている人
加齢による重度のたるみは、医療ハイフでは十分な効果を実感できない可能性があります。この場合は、メスを使った方法や糸で引き上げる方法などの方が向いているでしょう。ただし、重度のたるみでも医療ハイフで改善するに違いはないため、メスや糸を使った方法を避けたい場合は検討してもよいかもしれません。当院では、たるみの程度を踏まえて適切な治療法をご提案しております。
顔の脂肪が少ない方
顔の脂肪が少ない方が医療ハイフを受けると、頬がこけて見える場合があります。顔の脂肪が多いか少ないかはご自身で判断することは難しいため、まずはお気軽にご相談ください。
医療ハイフのメリット
医療ハイフを受けることを検討する際は、そのメリットについて理解しましょう。メリットからは、自身が求める治療の条件を満たしているかどうかがわかります。医療ハイフのメリットは次のとおりです。
ダウンタイムが少ない
医療ハイフはメスを使用しないため、肌に大きなダメージが及びません。そのため、切開や縫合が不要であり、傷跡や痛みを伴うダウンタイムを抑えることができます。
軽度の腫れや赤みが数日から数週間程度続くことがありますが、ほとんどの人は数日程度で普段の生活に戻れるでしょう。仕事や日常生活への復帰が早く、ダウンタイムが少ないため、忙しい方も受けやすい治療と言えます。
痛みが少ない
医療ハイフは、肌に大きなダメージが及ばないため、痛みもそれほど強くありません。痛みや熱感がありますが、多くの方は麻酔をせずに受けることができます。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。
医療ハイフのデメリット
医療ハイフは、さまざまな効果が期待できるうえに肌へのダメージが少ないため、万能な治療に思えるかもしれません。しかし、次のようなデメリットもあることを理解したうえで、自身に適しているかどうかを判断する必要があります。
若干の痛みがある
医療ハイフは、肌の奥深くに熱エネルギーを与えるため、どうしても痛みや熱感が生じます。痛みは少ないものの個人差があるため、中には痛くて受けられないと感じる方もいるかもしれません。一般的には、「チクチクとした痛み」と表現されます。また、フェイスラインのように骨に近い部位については、響くような痛みを感じる場合があります。
痛みが苦手な方に対して、塗るタイプの麻酔を使用できるクリニックもあるため、事前に確認しておきましょう。
施術後は肌が敏感になる
医療ハイフを受けた後は、肌が熱エネルギーによって乾燥したり熱を持ったりしています。一時的に刺激に対して敏感になるため、入念に保湿ケアをして肌トラブルを防ぐことが大切です。また、洗顔の際は十分に泡立ててからやさしく丁寧に洗い、ぬるま湯で刺激を与えないようにすすぎましょう。
このようなケアは普段のスキンケアの基本ではありますが、医療ハイフの施術後は普段以上に意識する必要があります。
医療ハイフの施術の流れ
医療ハイフの施術の流れは、クリニックによって若干異なります。ここでは、梅田すずらんクリニックの医療ハイフの施術の流れを紹介します。
1.診察・カウンセリング
施術する部位の状態を医師が診察し、医療ハイフを受けていただけるかどうかを判断いたします。医療ハイフの効果や仕組み、メリット・デメリット、リスクなどについても詳しくご説明いたします。不明点や疑問点などは、遠慮なくお申し出ください。
2.洗顔
医療ハイフを照射する部位は清潔な状態にする必要があります。そのため、施術前にメイクを落としていただきます。
3.ヘアバンド
医療ハイフでは、照射部位にジェルを塗ってから照射します。ジェルで髪が汚れないようにヘアバンドでまとめていただきます。
4.施術
たるみやしわなどが気になる部位に医療ハイフを照射します。照射後は、アフターケアや生活上の注意点などをご説明いたします。
医療ハイフのダウンタイム
医療ハイフにダウンタイムはほとんどありません。ただし、術後1週間ほどは肌が敏感になるほか、赤みや痛み、むくみなどが生じる場合があります。重要なイベントの直前には受けない方がよいでしょう。
また、ダウンタイム中に身体を温める行為は肌を刺激する行為などがあると、ダウンタイムが長引く恐れがあります。
医療ハイフの副作用・リスク
医療ハイフは肌への影響が少ない治療法ですが、いくつかの副作用やリスクがあります。施術を受けてから副作用やリスクを知ってしまうと、医療ハイフを受けたことを後悔するかもしれません。次の副作用やリスクについて十分に理解したうえで、治療を受けるかどうかを決めましょう。
赤み・腫れ・むくみ
医療ハイフは超音波による熱エネルギーを肌に照射するため、赤みや腫れ、むくみなどが現れる場合があります。いずれも軽度なことがほとんどで、メイクで簡単に隠せるでしょう。また、数日もすれば症状が改善することが一般的ですが、中には1ヶ月ほど赤みが続く方もいます。
もともと敏感肌の方は施術後に赤みが長引く可能性があるため注意しましょう。また、入浴や激しい運動といった身体を温める行為は、血行を促すことで赤みが長引く原因になります。医師の指示に従って過ごすとともに、入念な保湿ケアや紫外線対策で肌のダメージを抑えることが大切です。
やけど
医療ハイフはエステサロンのハイフと比べて高出力であるものの、やけどをするほどに強い熱エネルギーではありません。しかし、施術者の技量の問題や出力の上げすぎなどによって、強い赤みや痛み、水ぶくれなどが現れる場合があります。特に、骨に近い部位には水ぶくれが現れやすいため注意が必要です。
神経への影響
非常に稀なケースですが、高すぎる出力での照射や誤った部位への照射によって、神経が損傷を受けることがあります。例えば、額に照射した際は、頭皮に違和感やしびれが生じる恐れがあるため、十分に注意が必要です。なお、多くの場合は数ヶ月程度で症状が和らぎ、後遺症が残るケースもほとんどありません。
しかし、何らかの対応が必要な場合もあるため、万一症状が出た場合はお早めにご相談ください。
医療ハイフの施術後の注意点
医療ハイフを受ける際は、施術後の注意点について理解しておくことが大切です。注意点を守らない場合、施術後の赤みや痛みなどが強く現れる恐れがあります。医療ハイフの施術後は次の注意点を守りましょう。
照射部位を刺激しない
施術後は、照射部位を刺激しないように洗顔や保湿などに注意が必要です。ゴシゴシと洗顔すると照射部位が刺激を受けて、メラニン色素の生成が増加します。その結果、シミやくすみのリスクが高まったり、赤みや痛みが強くなったりする恐れがあります。
洗顔の際は、洗顔料を十分に泡立てて優しく丁寧に洗いましょう。化粧水や乳液を使用する際も、肌にすり込むのではなく浸透させるイメージでやさしく肌に塗ることがポイントです。
入念に保湿する
医療ハイフの施術後は肌が敏感な状態です。肌のヒアルロン酸や水分が失われているため、入念に保湿しましょう。保湿ケアが不十分だと紫外線が肌の奥深くへと届き、線維芽細胞が変性したり壊れたりするリスクが高まります。適切な保湿ケアは、摩擦や紫外線から肌を守り、医療ハイフの効果を引き出すことにつながります。
保湿ケアは洗顔後や入浴後など顔の汚れを落とした状態で行いましょう。ただし、時間が経ちすぎると肌の水分が失われてしまうため、洗顔料や入浴後になるべく早く保湿ケアをすることが大切です。
紫外線対策を徹底する
施術後は肌のバリア機能が低下しているため、普段以上に紫外線による影響を受けやすくなります。なるべく直射日光を避けるとともに、日焼け止めクリームや帽子、サングラスなどで紫外線から肌を守りましょう。紫外線と言えば夏に強く降り注いでいるイメージかもしれませんが、実は年中通して地上に降り注いでいます。また、春先から夏にかけて特に強くなるものの、秋や冬でも肌に悪影響を与えるほどの紫外線が降り注いでいるため、外出時には必ず紫外線対策をしましょう。
身体を温める運動や飲酒を避ける
身体を温める激しい運動や飲酒などは、血行を促すことで赤みの悪化を招く場合があります。医師の指示に従って、施術後数日は身体を温める行為を避けましょう。ただし、医療ハイフはメスを使った治療と比べて赤みも少ないため、制限はそれほど厳しくありません。
梅田すずらんクリニックのご予約・お問い合わせについて
梅田すずらんクリニックでは、医療ハイフ全顔1回400ショットをリーズナブルな価格で提供しています。また、当院では1回ごとの都度払いを採用しています。
また、医療ハイフは1回である程度の効果が期待できるため、2回は受けずに他の治療に予算を使いたい方も少なくありません。医療ハイフでたるみやしわなどを改善しつつ、必要に応じてシミやそばかすなどのレーザー治療を受けることも検討してみてください。
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