2024年3月9日更新日:2024年4月12日
脱毛前日の自己処理の方法や注意点は?施術当日に向けての準備を紹介
「レーザー脱毛で、ムダ毛をなくしてしまえば、自分でケアする必要がなくて、楽ちんそうよねぇ。でも、クリニックに行くたびに、毎回準備もして行かないといけないのかなぁ?」
レーザー脱毛をはじめるにあたって、いろいろな疑問がわきますよね。
脱毛前日には何をすればいいのか、どのようにすればいいのか、施術当日に向けて何か注意するべき点があるのかなど、脱毛がはじめての人には分かりづらいものです。
このコラムでは、脱毛前日の準備について、自己処理の方法・注意点を解説します。施術前日までに気をつけるべきことや、通院の準備についてもお伝えします。
レーザー脱毛が気になっているけど、どんな準備が必要なのか知りたいと考えておられる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
脱毛前日に施術部位の自己処理を
レーザー脱毛の施術前日には、施術部位のムダ毛を自己処理する必要があります。
自己処理とは、ムダ毛をシェービングしておくことです。
レーザー脱毛では、毛にレーザーを照射して、熱エネルギーの力を利用して脱毛効果を引き出します。レーザーは、黒い色素に反応して熱を発するため、肌から伸びているムダ毛が長いと、皮膚を火傷します。
皮膚へのダメージを抑えるために、肌から出ているムダ毛の長さを、短くしておく必要があるのです。
レーザー脱毛の前日には、施術部位のシェービングを忘れないようにしましょう。
万が一、自己処理を忘れると、施術が受けられなかったり、剃毛代がかかったりすることもあります。剃毛のために、レーザーの照射時間が短縮される可能性もあるので、自己処理は大事な準備です。
脱毛前日の自己処理は肌を傷つけないことが大切
脱毛前日の自己処理の際には、肌を傷つけないようにする必要があります。自己処理で傷ができると、レーザーを照射できない可能性があるからです。
自己処理をするときには、電動シェーバーを使用することをおすすめします。電動シェーバーなら、肌に刃が直接触れることがないからです。
一方で、カミソリは刃が肌に直接触れ、皮膚の角質を薄く削ってしまうこともあります。カミソリ負けを起こしていなくても、肌の表面に小さな傷ができていると、レーザーの照射によって皮膚に炎症が生じやすくなります。
脱毛の前日には、電気シェーバーで、肌を傷つけないように自己処理しましょう。
脱毛の施術部位ごとの自己処理の方法
脱毛前日の自己処理の具体的な方法を、一緒に確認しましょう。
レーザー脱毛時には、肌から毛が2mmほど出た状態が理想的です。それぞれの部位をシェービングしたあとには、保湿もセットで行います。
- 顔のシェービング
- 体・手足のシェービング
- VIOゾーンのシェービング
上記の3つの施術部位の自己処理の方法を、それぞれ解説します。
顔のシェービング
顔には、たくさんの産毛が生えています。産毛をシェービングしやすくするため、はじめに温かい濡れタオルで皮膚を温めます。
皮膚があたたまると同時に、産毛も柔らかくなりシェービングしやすくなります。
顔のシェービングは、肌の凹凸に合わせてシェーバーを当てることがポイントです。
目・鼻・口の周りは上から下に向かって、シェービングします。おでこ・頬・フェイスラインなどの面積の広い部位は、顔の外側に向けてシェーバーを滑らせると、うまくシェービングできます。
体・手足のシェービング
シェーバーに対して、大きな面積の部位をシェービングするときは、毛の流れに沿ってシェーバーを当てます。
同じ箇所に何度もシェーバーを滑らせると、肌に細かい傷がつきます。シェービングは落ち着いて、丁寧に進めましょう。
太ももの裏などの見にくい部分は、鏡を活用して剃り残しがないか確認しながらシェービングします。
VIOゾーンのシェービング
VIOゾーンの毛は、体の他の部位に生える毛よりも太く、毛量が多いのが特徴です。
VIOゾーンの自己処理では、いきなりシェーバーを当てると毛が絡むことがあります。シェービングの前にハサミで、ある程度短くカットすると剃りやすくなります。
また、温かい濡れタオルで肌を温めるか、入浴後の、肌が清潔で温かくなっているタイミングでシェービングするのがおすすめです。
シェービング直後に入浴すると、肌に傷ができている場合に感染する可能性があるため、先に入浴は済ませておきましょう。
Vゾーンをシェービングするときには、シェーバーを毛の流れに沿って、上から下へ滑らせます。毛質が硬いため、毛の流れに対向する向きに剃ると、肌を傷つけることがあるからです。
IゾーンとOゾーンのシェービングは、鏡で確認しながら進めます。毛の流れに沿って、シェーバーを動かします。毛の生えていない、粘膜の部分を傷つけないように注意が必要です。
両足を開いて立ち、鏡をIゾーン・Oゾーンが見えやすい床などの位置において、皮膚に手を添えながらシェービングします。通常のシェーバーで剃りにくい場合は、フェイスシェーバーを使用すると剃りやすくなります。
シェービング後は保湿ローションを塗って、肌をクールダウンさせましょう。
脱毛の前日までの注意点
脱毛の前日までは、どんな点に注意して過ごすとよいでしょうか?
以下の7つの点を、意識しましょう。
- 紫外線対策を徹底する
- 念入りに保湿ケアをする
- ワクチンの接種を避ける
- 必要なら内服薬を中断する
- 施術部位の毛を抜いたりワックスを使用しない
- 顔の脱毛に備えてパーマ・カラーリングは避ける
- 施術前日から飲酒は控え体調を万全に
ひとつずつ取り上げます。
紫外線対策を徹底する
脱毛前に日焼けをすると、施術が受けられない可能性があります。そのため、脱毛前の時期には、紫外線対策を徹底することが必要です。
施術前の2週間は、特に日焼けに注意しましょう。日焼けによって炎症を起こした肌にレーザーを照射すると、炎症が増悪しかねません。脱毛は施術を受けるタイミングが、効果を左右することもある施術です。
医療脱毛のあとに毛が生えてくるかについて、解説した記事もご覧ください。
日傘・日焼け止めクリーム・帽子・サングラス・マスク・ショールなどを活用して、肌を紫外線から守りましょう。
念入りに保湿ケアをする
レーザーの照射によって、肌はダメージを受けます。肌のダメージを最小限にとどめるため、保湿ケアを念入りに行なって、肌のバリア機能を高めておくことが役立ちます。
肌が乾燥していると、施術時の痛みを強く感じることがあるため、保湿ケアは脱毛の大切な事前準備のひとつです。
化粧水・乳液・美容クリームなど、自分の肌にあったスキンケアアイテムを使って、脱毛の施術に備えましょう。
ワクチンの接種を避ける
脱毛の施術前にワクチンを接種すると、施術を受けられない可能性があります。
予防接種などのワクチンの目的は、体の中に抗体を作ることです。体内で免疫機能が活発に働いているときにレーザーを照射すると、体への負担が大きくなり、肌トラブルを生じやすくなります。
当院では施術前と、施術後の1週間はワクチンの接種を控えていただくようお願いしています。
美容注射・献血・麻酔などの処置も、施術前には注意が必要です。それぞれ、どれぐらいの期間が施術までに必要かは、クリニックによって異なりますので、事前に確認しておくか電話で相談しましょう。
必要なら内服薬を中断する
美容クリニック以外の医療機関で、医師の処方による薬を内服している場合は、美容クリニックの医師と、医療機関の主治医に確認が必要です。
解熱鎮痛剤・抗アレルギー薬・抗不安薬など、内服している薬の種類によっては、脱毛の施術によって光過敏症を発症する可能性があるからです。
美容クリニックの医師の診察で、脱毛の施術前に薬を中断する必要があると判断された場合は、薬を処方している主治医に中断してよいか、必ず確認しましょう。
薬の種類によっては、継続的に内服する必要があります。自己判断で、薬の内服を中断するのは危険です。必ず主治医に確認を取って、薬を中断してくださいね。
もし、今は薬を中断するのは難しいといわれたら、服薬治療が終わってから脱毛を開始しましょう。
施術部位の毛を抜いたりワックスを使用しない
脱毛前に施術部位の毛を毛抜きやワックスで抜くと、脱毛の時に毛にレーザーを照射できません。
自分で脱毛前に毛を抜くと、レーザー脱毛の効果が得られなくなるため、毛抜き・ワックス・除毛クリームなどの使用は避けてください。
顔の脱毛に備えてパーマ・カラーリングは避ける
顔の脱毛前に、頭髪のパーマ・カラーリングを避けることは、肌トラブルを招かないために大切です。
パーマやヘアカラーの薬剤には、肌にとって刺激が強い成分が含まれていることがあります。薬剤が顔の皮膚に残った状態で、レーザーを照射すると、赤み・かゆみの原因になることも考えられます。
顔の脱毛を予定している場合は、パーマ・カラーリングは脱毛の1週間前までには済ませておきましょう。
施術前日から飲酒は控え体調を万全に
施術の前日からは脱毛に向けて、飲酒や血流が良くなる活動は控え、体調を万全に整えます。
体に熱がこもった状態でレーザーを照射すると、照射によって発生した熱エネルギーが体外に放出されにくくなる可能性があるからです。
脱毛前日の入浴時には体を清潔にし、制汗剤など毛穴の汚れ・詰まりの原因を意識的に落とします。入浴後の汗は、よく乾いた衛生的なタオルで拭き取り、肌に雑菌が増えないようにしましょう。
施術部位を清潔に保つことは、施術後の肌の感染リスクを軽減するために役立つからです。
施術数日前から睡眠を十分に取り、体調と肌のコンディションを万全に整えて、脱毛の日を迎えてくださいね。
脱毛当日の施術前に気をつける点
いよいよ脱毛当日を迎えたら、施術までにどのような点に気をつけて準備をすればいいでしょうか?
以下の、5つの点を紹介します。
- スキンケアは化粧水のみでOK
- 制汗剤・UVクリームは避ける
- 生理が来たら予約の変更を
- 血流を促進する活動はしない
- 来院時は施術部位を考慮した服装で
ひとつずつ、解説します。
スキンケアは化粧水のみでOK
脱毛の施術当日、スキンケアは化粧水のみにとどめます。
乳液やクリームなどの油分は毛穴をふさぎ、レーザーが毛根まで届かない原因になりかねないからです。レーザーの照射が不十分になると、脱毛の効果が低下する可能性があります。
「保湿に力を入れるのは前日まで」と、心得ておきましょう。
制汗剤・UVクリームは避ける
施術当日は施術部位への、制汗剤・UVクリームの使用も避けます。前述の乳液・クリームと同じように、毛穴に制汗剤・UVクリームが詰まり、十分にレーザーを照射できなくなる可能性があるからです。
クリニックへの来院時は、帽子・日傘・アームカバーなどで、施術部位の紫外線対策をします。
生理が来たら予約の変更を
生理中に脱毛の施術を受けると、痛みの増加・肌トラブルにつながるケースがあります。
また、VIOゾーンの脱毛は、生理中は施術できません。
強い痛みや肌トラブルを避けるためにも、予約日の当日に生理が来たら、遠慮せずキャンセルの連絡を入れましょう。
血流を促進する活動はしない
血流が促進された状態で脱毛の施術を受けると、レーザー照射後の炎症が沈静化しにくくなる恐れがあります。
汗をかくような運動・入浴・サウナ・マッサージ・飲酒などは、避けます。
脱毛当日の施術前は、赤み・熱感・かゆみ・腫れといった炎症症状や、火傷の影響を少なくするため、血流を促進する活動を控えます。
来院時は施術部位を考慮した服装で
施術を受けるクリニックに行く際は、施術部位を考えた服装を選ぶのがおすすめです。
施術部位によっては服を着替えるため、基本的にはどんな服装でも構いません。
考慮が必要なのは、帰宅時です。
施術後の肌は、赤み・痛み・ひりつきを感じることがあります。施術部位の肌に触れても刺激にならない、柔らかい素材でできた服を選んだり、締めつけがない服装を選ぶとよいでしょう。
脱毛当日の施術後の注意点
無事に脱毛の施術を終えたら、施術後は以下の3つの点に注意して過ごします。
- 帰宅時に備えた紫外線対策アイテムを持参する
- 血行が良くなる行為は避ける
- 無理に毛を抜かない
それぞれ紹介します。
帰宅時に備えた紫外線対策アイテムを持参する
施術後、帰宅時には持参した紫外線対策アイテムで、日焼けに注意して移動しましょう。
施術直後、肌に痛み・かゆみがある場合は、UVクリームの使用を避けたほうが肌の負担を軽減できます。
日傘など、持参した紫外線対策アイテムを活用しましょう。
血行が良くなる行為は避ける
施術後に血行がよくなる活動を行うと、皮膚の炎症症状が強くなる恐れがあります。
施術前にも避けていた、汗をかくような運動・入浴・サウナ・マッサージ・飲酒などの血行が良くなる行為は控えましょう。
逆に、しっかり化粧水や乳液で保湿することは、肌の乾燥を防ぎ、レーザー照射によるダメージからの回復の助けになります。
施術部位の熱感が強い場合は、保冷剤で冷やすことが、症状を軽減するために役立ちます。
無理に毛を抜かない
脱毛の施術後、施術部位が気になって毛を抜きたくなりますが、無理に抜くのは避けてください。
無理に抜こうとすると、埋没毛(まいぼつもう)という、毛包に毛根が残る可能性があります。
施術によって毛根が破壊された毛は、自然に抜け落ちます。気になっても、むやみに毛を抜かないことが大切です。
脱毛前日から当日の準備は施術の効果を引き出すために役立つ
ここまで、脱毛の施術前・当日の自己処理・施術後の注意点について取り上げました。レーザー脱毛の施術を受けるには、いろいろと気をつけることが多いと感じたかもしれません。
しかし、脱毛前の自己処理を適切に行うことは、施術時の痛みを軽減し、効果的に脱毛を進めるために役立ちます。
施術前後の注意点を守ることは、ダウンタイムの短縮・症状の軽減につながります。
このコラムで得た知識を実践し、脱毛の施術の効果性や痛みの軽減のために、ぜひ役立ててくださいね。
脱毛に関してよくある質問
ここでは、脱毛に関して、当院でよく聞かれる質問にお答えします。
うなじや背中のシェービングはどうしたらいいですか?
当院では、手の届かないうなじ・背中のシェービングは、スタッフがお手伝いさせていただきます。手の届かないうなじ・背部に限って、剃毛料は無料です。
その他の部位は、有料です。基本的には、ご自身で事前のシェービングをお願いしています。
日焼けしてしまったら施術はできませんか?
日焼け直後に炎症がある場合は、施術ができません。
肌トラブルを避けるためにも、日焼け対策をお願いします。
施術当日に持参するものはありますか?
成人されている方は、特に持参が必要なものはありません。
顔の脱毛を予定されている場合は、メイクを落としていただきますので、メイク用品を必要に応じてご持参ください。
施術を受けられる方が未成年の場合は、親御さんの同伴と、親の同意書が必要です。未成年の方は、こちらのページから同意書についてご覧ください。
妊娠の可能性に気づいたらどうしたらいいですか?
妊娠の可能性に気づかれた時点で、遠慮なくお電話ください。
妊娠中は施術を受けていただくことができません。
レーザー脱毛にトライするなら梅田すずらんクリニックへ
脱毛前日に必要な自己処理の方法や、施術前後の注意点について解説しました。
施術に向けての準備は、施術時の痛みの軽減や脱毛効果を引き出すために役立ちます。自己処理を適切に行うことで、皮膚の火傷のリスクを下げられます。
施術期間は、少し気をつける必要がありますが、脱毛が完了すれば、ムダ毛のお手入れとはお別れです!
レーザー脱毛にトライしてみたいなぁと思われたら、ぜひ梅田すずらんクリニックへご相談ください。