2024年8月12日更新日:2024年9月1日

目の下のクマはなぜできる?クマの種類やセルフケア・美容医療について紹介

クマ なぜできる

目の下のクマがあると、実年齢より老けた印象を与えます。また、睡眠不足などで元気がなく、活力に欠けた印象となることもあるでしょう。

また、自分自身、そのような顔を鏡で見るたびにストレスを感じるようになるかもしれません。

そこで、本記事ではクマがなぜできるのかを解説するとともに、クマの種類に応じたセフルケア、美容医療について解説します。

美しい目元を取り戻し、自信を持って日々を過ごすための参考にしてください。

目の下のクマはなぜできる?クマの種類ごとに解説

クマ なぜできる

一口に「クマ」といってもいくつかの種類に分かれ、それぞれ原因や改善法も異なります。ここでは、クマの種類と原因について解説します。

自分のクマがどれに該当するのかを知るための参考にしてください。

茶クマ

茶クマは、目の周りの皮膚が色素沈着によって茶色くなる現象です。洗顔時にゴシゴシと擦るなどの摩擦や、紫外線によるダメージ、乾燥などが原因で、メラニン色素が過剰に生成されることによって発生します。

茶クマには、以下のような特徴があります。

  • 目の下の皮膚が茶色く見える
  • 皮膚を引っ張っても色が変わらない
  • 肌の色が均一でなく、まだらな感じになることがある

茶クマは色素沈着により皮膚自体の色が変わっているため、目尻を引っ張ると茶色い部分も一緒に引っ張られていきます。これは茶クマであると判断できるヒントになる特徴です。

メラニン色素は物理的な刺激によって分泌が促されるため、洗顔やクレンジング時は強い刺激を加えないことや、目元を擦りすぎないようにする注意が必要です。

青クマ

青クマは、目の下の血管が透けて青黒く見える現象です。目の下の皮膚は、頬など顔の他の部分に比べて薄く、血管が透けて見えやすいと考えられます。

青クマの原因は、血行不良や冷え、疲労、ストレス、睡眠不足などです。特に血液が酸素不足になると、血液が青黒く見えるため、青クマが目立つようになります。

青クマには、以下のような特徴があります。

  • 目の下が青黒く見える
  • 皮膚を引っ張ると色が薄くなる
  • 疲れやストレスが強くなると目立つ

青クマは皮膚そのものが変色しているわけではないため、目尻を引っ張っても青い部分が一緒に動いてくることはありません。

目の下をマッサージする、十分な睡眠をとるなど血行を促進させることが青クマ改善には効果的です。

黒クマ

黒クマは、目の周りの皮膚がたるんで影ができることによって黒く見える現象です。加齢によって目元の筋力が低下すると、目の下にある眼窩脂肪(がんかしぼう)が前方に押し出され、膨らみとなります。この膨らみが影を作ることで黒クマとなるのです。

黒クマには、以下のような特徴があります。

  • 目の下に影ができるように黒く見える
  • 皮膚を引っ張っても影が変わらない
  • 目の周りのたるみが目立つ

黒クマは皮膚が黒く変色しているわけではなく、目の下にできた膨らみが作る影であるため、目尻を引っ張るとクマが目立たなくなります。

また、黒クマは目の下が痩せて凹みができることによって生じるケースもあります。加齢によって目の周りの筋肉である眼輪筋が衰え、皮膚の下の皮下脂肪やコラーゲン、エラスチンなどが減少することが原因です。

目の下のクマを改善するセルフケア

クマ なぜできる

目の下のクマは種類ごとに異なる原因があるため、それぞれ別のアプローチが必要です。ここでは、クマの種類ごとに、自分でできる改善法を説明します。

茶クマの改善法

茶クマの原因は、メラニン色素の沈着です。そのため、色素沈着を招く要因を排除することで茶クマの改善が期待できます。

色素沈着の主な原因として、紫外線があります。紫外線のダメージから肌を守るために作られる物質がメラニン色素であり、メラニン色素が過剰に生成されるとシミ・そばかす、また目の下のクマの原因になります。

そのため、日焼け止めを使用して紫外線対策をすることで茶クマの改善が可能です。帽子やサングラスを着用し、直射日光を避けることも紫外線対策になります。

また、食生活の乱れや睡眠不足によりターンオーバーのサイクルが乱れると、紫外線などの影響で作られたメラニン色素がうまく排出されなくなるため、生活習慣を見直すことも大切です。

青クマの改善法

青クマは、血行不良で目の下の静脈が透けて見えることにより生じるものでした。そのため、血行促進が青クマ改善のポイントです。

血行不良の主な原因としては、体の冷えや運動不足、水分不足、ストレス、喫煙などが挙げられます。長時間のデスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢をとり続けることでも筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。

これらを改善するには、適度な運動とこまめな水分補給が重要です。運動やトレーニングでは筋肉量が増えて基礎代謝が上がるため、体を温かく保てるようになります。そのため運動不足の解消だけでなく、体の冷えにも効果が期待できます。また、ストレス解消にも効果があるでしょう。

おすすめな運動のひとつとしてランニングがあり、ランニングは美肌にとって望ましいさまざまな効果が期待できます。

また水分補給は、お茶やジュース、コーヒーなどではなく常温の水が望ましいです。体の水分は尿や汗、呼吸などにより常に体から失われていくため、意識的に補給することが大切です。

黒クマの改善法

黒クマは、目の下の影によって黒く見えてしまうクマのことでした。加齢などにより目の周りの筋肉が衰え、たるみや凹みが生じることで黒くなります。

黒クマの改善には、眼輪筋トレーニングやマッサージが効果的です。眼輪筋トレーニングは、例えば、眼球を上下左右に動かせる、右回りや左回りにゆっくり動かせるなどの方法があります。

マッサージは目の周りの老廃物を押し出してむくみを取るだけでなく、血流を促進し、皮膚の弾力を高める効果が期待できます。

セルフケアだけで改善が難しい場合、次に紹介するような美容医療を視野に入れるのも良い選択となるでしょう。

目の下のクマを改善する美容医療

クマ なぜできる

目の下のクマはさまざまな要因が絡んでいることもあり、なかなか自分ひとりで解決できないことも少なくありません。ここでは、クマの改善が期待できる美容医療のアプローチについて紹介します。

茶クマの改善が期待できる美容医療

色素沈着によって生じる茶クマを改善するには、メラニン色素にダメージを与える光治療やトーニング治療などが考えられます。

光治療とは、IPL(Intense Pulsed Light)という複数の波長の光を肌に照射する治療であり、メラニンやヘモグロビンにダメージを与えます。薄いシミやくすみ、毛穴の開きなど幅広い肌の悩みにアプローチできます。

トーニングとは、低出力のレーザーを利用した治療法で、マイルドなレーザーを肌に照射することで少しずつメラニンを破壊し、排出します。

青クマの改善が期待できる美容医療

青クマが繰り返し見られる場合、目の下の皮膚が薄くなり、血行不良によって静脈が目立ちやすい状態になっていると考えられます。このような青クマに有効な美容医療として、皮膚の代謝を高める光治療や目元への脂肪注入があります。

光治療では、先に説明したとおりメラニンにダメージを与えて色素沈着にアプローチできると同時に、熱エネルギーによってターンオーバーが促進される効果も期待できるのです。

また、肌のハリや弾力に関わるコラーゲン・エラスチンの生成を促す効果もあるため、目の下の皮膚が分厚くなることで簡単に血管が透けて見えることはなくなるでしょう。

もうひとつのアプローチとして、薄くなった目の下の皮膚に脂肪を注入する方法があります。脂肪注入は当院では実施しておりません。

黒クマの改善が期待できる美容医療

目の下に影ができた状態である黒クマには、涙袋ヒアルロン酸注射やスネコス注射などの美容医療が考えられます。

黒クマは目の下の膨らみによって生じた影が原因であるため、ヒアルロン酸を凹み部分に注入してボリュームを足すことによって平らな状態にすると、影ができにくくなり、その結果クマが改善します。

スネコス注射は、架橋されていないヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を配合した製剤を注入する施術であり、目の下のクマに効果が期待できます。黒クマ以外に、青クマにも効果的です。

まとめ:目の下のクマは種類に応じた適切な治療を

本記事では、目の下のクマがなぜできるのかや、その対処法としてのセルフケアや美容医療について説明しました。

クマには茶クマ、青クマ、黒クマなどさまざまな種類がありますが、それぞれに原因が異なります。各クマの改善にはそれぞれ異なるアプローチが必要です。

しかし、ひとつの原因だけではなく複数の原因にまたがっている場合も考えられます。そのような場合、セルフケアで改善しないことも多く、専門家の力が必要になることもあります。

梅田すずらんクリニックでは、記事の中で説明したIPL光治療などの施術を行なっております。目の下のクマでお悩みならお気軽にご相談ください。

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