2024年10月5日

肩ボトックス注射にデメリットはある?メリットと合わせて詳しく紹介

肩ボトックス デメリット

「肩こりに悩んでいるけれど、どんな対策をしてもなかなか改善しない…」そんなお悩みを抱えている人に注目してほしいのが、肩ボトックス注射です。

肩こりの原因となる筋肉の緊張をやわらげることで痛みを少なくし、快適な日常生活を取り戻す手助けをしてくれるこの施術。

さらに、肩のラインを整えたり、姿勢の改善にも効果が期待できるため、美容と健康の両面で注目されています。

本記事では、肩ボトックス注射のデメリットとメリットを詳しく解説し、肩こりや姿勢に悩む人が施術前に知っておくべき注意点や、肩ボトックス注射に期待できる効果をお伝えします。

肩こりに対する新しい解決策である肩ボトックス注射について、一緒に見ていきましょう。

肩ボトックス注射のデメリット

肩ボトックス デメリット

肩ボトックス注射は手軽に受けられ、肩こりや肩のラインを整えるのに有効な美容施術です。ダウンタイムも短いことからも、人気があります。

しかし、デメリットや注意点を確認しておくことで、より満足度の高い施術を受けられるようになるでしょう。

  • 腕が上がりにくくなる可能性
  • 副作用のリスク
  • 効果の持続期間が限られている
  • 痛みをともなうことがある
  • 妊娠や授乳中には施術が制限される
  • 保険適用外で費用がかかる
  • 術後の制限事項がある
  • 効果に限界がある

ここでは、肩ボトックスのデメリット8つを詳しく説明します。

腕が上がりにくくなる可能性

肩ボトックス注射により、稀に肩がだるく感じ、腕が上げたり動かしたりしづらくなることがあります。これは、ボトックスが筋肉の動きを一時的に抑制する作用を持つためです。

ただし、多くの場合、このような動かしにくさは数日〜10日間ほどで落ち着いてきます。そのため、大きな心配は必要ありませんが、2週間以上経っても治まらないときは医師に相談してください。

また、仕事やスポーツなどで腕を上げる動作を頻繁にする人は、施術前のカウンセリングで伝えておくと良いでしょう。

副作用のリスク

肩ボトックス注射の施術部位に赤みや腫れ、内出血などの副作用が生じることがあります。ボトックスは安全性の高い薬剤であることから副作用が出ることは多くありませんが、可能性がゼロではありません。

このような副作用は、比較的軽度で一時的なもので、数日程度で消失するため、通常は心配する必要はありませんが、稀に注射後の炎症が長引いたり、痛みが強くなったりする場合もあります。

こうした場合には、早めに施術を行った医師に相談することが大切です。

効果の持続期間が限られている

肩ボトックス注射の効果は一時的であり、一般的には3〜4か月程度持続しますが、永続するものではありません。効果を持続させたい場合は、一定の期間ごとに施術を繰り返す必要があります。

持続期間には個人差がありますが、定期的な施術を行うことで、慢性的な肩こりや筋肉の緊張を効果的にコントロールできるようになります。

ボトックス注射を打ち続けてもリスクはないか心配になる人もいますが、むしろ施術を重ねるごとに効き目は良くなるものです。ただし、短期間に複数回の注射をすると抗体ができて効果が感じにくくなることもあるため、注意してください。

痛みをともなうことがある

肩ボトックス注射では、皮膚に針を刺すため、痛みを感じることがあります。ボトックス注射で使用する針は極細であり、通常の予防接種で用いられるものよりも細く、痛みを感じづらくなっています。

そのため、予防接種の痛みに耐えられる人は、ボトックス注射の痛みを強く感じる可能性は低いでしょう。

しかし、人によっては痛みに対する感受性が高く、注射時に強い痛みを感じたり、または針を刺すときの痛みに不安を覚えたりします。もし、どうしても肩の注射に強い不安がある場合は、医師とのカウンセリング時に麻酔の相談をしてみると良いでしょう。

妊娠や授乳中には施術が制限される

ボトックスの成分が母体から胎児や授乳中の乳児に及ぼす影響を考慮して、妊娠や授乳中にはボトックス注射の施術ができません。

ボトックスの主成分であるA型ボツリヌス毒素は、神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑制することで筋肉の動きを一時的に抑える作用があります。

美容や医療の分野では、肩こりの改善や筋肉の緊張を緩和するために使われることが多いですが、この毒素から精製された製剤が妊娠中の母体や胎児にどのような影響を与えるかについては、十分な研究データがありません。

そもそも、倫理的観点から検証実験そのものができないのです。そのため、100%安全であるとは言い切れず、慎重を期して妊娠・授乳中の施術は制限されています。

保険適用外で費用がかかる

ボトックス注射は保険適用外であるため、費用は全額自己負担となります。肩ボトックス注射が美容目的や、比較的軽度の症状改善を目的として行われることが多く、保険の適用範囲外の「自由診療」に該当するためです。

肩ボトックス注射の費用は薬剤の種類や薬剤の注入量によって変わり、1回1〜10万円程度が相場です。決して安くはない施術であるため、しっかり費用について確認し、予算や支出計画を立てることが必要になります。

クリニックでのカウンセリングを受け、費用やリスクについて十分に理解した上で判断することが望ましいです。

術後の制限事項がある

肩ボトックス注射の施術後には、いくつかの制限があります。まず施術直後には、筋トレやマッサージを行うことが禁止されています。

これは、注入されたボトックスが安定する前に筋トレやマッサージなどで筋肉を強く動かしたり、圧力をかけたりすると、薬剤が予期せず分散してしまう可能性があるためです。

また、施術後数日間は激しい運動、アルコール摂取、サウナなども控える必要があります。このような行動は、血行を促進させる効果があり、ダウンタイムに悪影響を及ぼす可能性があるからです。

こうした施術後のケアが不十分だと、期待通りの効果が得られないだけでなく、予期せぬトラブルが発生する可能性もあるため、医師から指示された注意事項や制限をしっかり守りましょう。

効果に限界がある

肩ボトックス注射は、肩こりの一時的な症状緩和に効果的であるものの、根本的な肩こりの根本的な解決にはなりません。

ボトックスは筋肉の収縮を抑える作用があり、肩の筋肉の緊張を一時的に緩和することで肩こりの症状を軽減しますが、肩こりの原因そのものを解消するわけではないのです。

肩こりの原因には、姿勢の悪さ、長時間のデスクワーク、ストレス、筋肉の使いすぎ、血行不良など、さまざまな要因があります。こうした根本的な原因が改善されない限り、肩こりは再発する可能性が高いのです。

肩こりの長期的な改善には、姿勢を正す、生活習慣を見直す、適度な運動を取り入れる、ストレッチや筋力トレーニングを行うなど、原因に対処するための継続的な取り組みが重要となります。

肩ボトックス注射のメリット

肩ボトックス デメリット

肩ボトックス注射のデメリットを理解できたら、メリットもよく理解しておきましょう。

  • 肩こりの解消
  • 巻き肩の改善
  • 肩のラインを整える
  • ダウンタイムが短い
  • 効果に即効性と持続性がある
  • 手軽な施術である
  • 安全性が高い

肩ボトックス注射には、肩こりの解消や姿勢改善といった多くのメリットがあります。これらのメリットを知ることで、施術がどのように日常生活の質を向上させるか、また、どのように効果的に活用できるかが見えてきます。

肩こりの解消

肩こりの主な原因のひとつは、肩周辺の筋肉が緊張し、硬くなってしまうことです。特に肩の上部から首、背中にかけて広がる、大きな筋肉である僧帽筋が肩こりに大きく影響していると考えられています。

筋肉の緊張が続くと、血行が悪化し、疲労物質が蓄積するとともに酸素や栄養が十分に届かず、痛みや不快感が引き起こされます。

このような肩こりに有効なのが、肩ボトックス注射です。ボトックスのボツリヌス毒素は、神経伝達物質の働きを抑える作用があるため、筋肉に神経からの信号が伝わらなくすることができます。その結果、筋肉の過剰な収縮が緩和され、肩こりの痛みやこわばりが軽減されるのです。

ボトックスの効果は数か月間持続するため、その間、肩の筋肉が過度に緊張するのを防ぎ、肩こりの症状が緩和される期間が続きます。

巻き肩の改善

肩ボトックス注射は巻き肩にも有効です。巻き肩とは、肩が内側に巻き込まれた状態で、肩が前に突き出し、背中が丸まったような姿勢になります。巻き肩になると、首や肩の筋肉に余計な負担がかかり、慢性的な肩こりの原因になります。

巻き肩と似た状態に猫背がありますが、猫背は肩ではなく背中が丸くなっている状態を指します。

巻き肩は、デスクワークやスマートフォンの使用などにより、前かがみになった状態で長時間過ごすことが大きな原因です。そのため、肩ボトックス注射と並行して根本的な生活習慣を見直すとともに、ストレッチや姿勢改善のエクササイズを行うとより効果的です。

肩のラインを整える

肩こりなどによって僧帽筋が硬くなったり、過剰に緊張したりすると、肩が盛り上がり、丸みを帯びた印象になることがあります。

そこで、肩にボトックスを注入すれば、肩の筋肉がリラックスし、肩のラインが自然に整いやすくなります。肩の幅が狭く見え、肩から首にかけてのラインがよりスッキリとした形になるのです。首が長く見えたり、鎖骨が美しく見えるなどの効果も期待できるでしょう。

肩周りががっちりしていることを気にしている人や、肩の張りが目立ちやすいファッションを好む人にとっては、肩ボトックス注射は効果的な方法です。

ダウンタイムが短い

肩ボトックス注射は、ダウンタイムが短いです。そのため、施術後すぐに元通りの日常生活が送れるようになります。ボトックス注射は、針を穿刺するだけという低侵襲な施術であり、大きな切開をともなう手術などと異なり、身体への負担が少ないのです。

施術から数時間から数日間、激しい運動やマッサージ、サウナなどを避けることが必要ですが、一般的に日常生活に大きな支障をきたすことはありません。

効果に即効性と持続性がある

肩ボトックス注射の効果は、施術後、1週間間から数週間ほどで効果があらわれ、それから3〜4か月ほど持続します。比較的短時間で肩の緊張がやわらぎ、肩こりを早い段階で改善することが可能です。

効果が持続している間は、肩の緊張状態が緩和された状態が保たれるため、肩こりの再発を防ぎ、症状の改善を感じ続けられます。そのため、頻繁に施術を受ける必要がなく、一定の期間、快適な状態を維持できます。

肩の痛みがやわらいでいる間に生活習慣を見直すなど、肩こりの根本的な原因を解消すると、より効果的です。

手軽な施術である

肩ボトックス注射の施術は、早ければ5分程度など短時間で完了します。クリニックでの準備やカウンセリングを含めても、全体の所要時間は30分から1時間程度でしょう。

特別な処置や長い準備期間が必要ないため、忙しい日常生活の中でも気軽に受けられるのは嬉しいポイントです。先述の通り、ダウンタイムが短いことも、気兼ねなく施術を受けられる理由のひとつになります。

施術後に腫れや赤みが出る場合もありますが、ほとんどの場合は軽度で、数時間から数日以内に自然に消えます。注射後すぐに日常生活に戻れるため、休暇を取る必要がなく、仕事や家事などを普段通りに続けられます。

安全性が高い

ボツリヌス「毒素」を使用することに対して、不安を感じる人もいるかもしれませんが、ボトックス注射は非常に安全な施術です。美容医療だけでなく、医療分野でも幅広く使用されています。

実際、ボトックスは30年以上にわたって世界中で使用されてきており、日本、アメリカ、イギリスなどを含む世界100か国以上で承認されており、その安全性が多くの臨床試験と医療データによって支持されています。

ボツリヌス「毒素」を使用することに対して、不安を感じる人もいるかもしれませんが、ボトックス注射は非常に安全な施術です。美容医療だけでなく、医療分野でも幅広く使用されています。

このように、ボトックス注射は、適切な医療機関で、資格を持った医師のもとで行われる限り、安全性が非常に高いとされています。

ボツリヌス毒素という言葉に不安を感じるかもしれませんが、使用される量と方法が適切であれば、効果的に肩こりの緩和や美容目的での使用が可能です。

肩ボトックス注射の効果を長引かせるポイント

肩ボトックス デメリット

最後に、肩ボトックス注射の効果をより長く保つポイントをまとめておきます。

定期的に施術を受ける

ボトックスの効果は、3〜4か月ほど持続するとされています。効果が薄れ始める前に再度施術を受けることで、肩の筋肉が再び緊張するのを防ぎ、効果を維持できます。

定期的な施術により、筋肉の状態を安定させ、肩こりの再発を防ぐのに役立つでしょう。医師と相談しながら、自分に合った施術の頻度を見つけることが大切です。

患部を刺激しない

肩ボトックス注射の直後は、注入したボトックスが筋肉内で安定するまで、患部への過度な刺激を避けましょう。

強いマッサージやストレッチ、筋トレなどの物理的な刺激は、ボトックスの分散を引き起こす可能性があるため、施術後すぐの時期は避けるようにします。患部への刺激を控えることで、ボトックスが狙った筋肉にしっかりと効果を発揮し続けることができます。

血行を促進する行動を控える

血流が急激に増えると、薬剤が体内に吸収されやすくなり、ボトックスの持続期間が短くなる可能性があります。血流が増える活動には、例えば、激しい運動やサウナ、熱いお風呂、アルコールの摂取などが挙げられます。

また、血行が促進されることで、注射部位の回復が遅れ、通常であれば数日で収まる軽い副作用が長引く場合も考えられます。

そのため、血行が促進される行為は施術後、3日間程度は控えるようにしましょう。

肩ボトックス注射なら梅田すずらんクリニックにご相談ください

肩ボトックス注射を検討している人は、ぜひ梅田すずらんクリニックにご相談ください。当クリニックは、大阪の中心地に位置し、経験豊富な医師が一人ひとりの患者様に丁寧なカウンセリングを行い、最適な治療プランを提案いたします。

初めての人でも安心して施術を受けられるよう、事前にしっかりとご説明を行い、リスクや注意点についても丁寧にお伝えします。お客様のライフスタイルに合わせた治療計画を一緒に立てることができますので、肩こりや肩のラインにお悩みの人は、お気軽にお問い合わせください。

大阪で肩ボトックス注射をお考えなら、ぜひ梅田すずらんクリニックにお越しください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。

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